Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

JBL A820 ヴェッキオの改造後の試聴

2015年05月03日 | ピュアオーディオ


D208システムと入れ替えてA820ヴェッキオの試聴をしています。先日の「床置き」の時は音の拡がり方に驚きました。SPを置いた位置が膝下にもかかわらず、定位がカセットデッキの処に有りました。かなり上の方に拡がって聴こえました。



今日はこんな感じで聴いています。20cmウーハーですが、専用ウーハーだけあって、かなり低音が充実しています。JBLオリジナルでは出ない音数やエネルギー感が出て来ています。



SPのセッティングはピンポイントでSP底面の四隅を受けています。出来るだけ響きを殺さない様にする事と、こうしないと「生きた低音」にならないからです。



「何故20cmウーハークラスか?」と云うのは、都市部では住宅が密集していて、大きな音では鳴らせない環境にいらっしゃる方が多いからです。そんな処に38cmクラスの大型SPを置いても宝の持ち腐れ状態になります。その点20cmウーハークラスなら置き場所にも有利で、8畳くらいの部屋なら十分な音量が得られます。小型で音質の良いSPを作る事は沢山の方に福音をもたらす事が出来るからです。

「20cmウーハーシステムだと侮るなかれ」。山椒は小粒でもピリリと辛い。SPの世界にもこれが有って良いと思います。