Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オリンパスシステムのチャンデバのアッテネーターレベル

2009年05月23日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムは3ウェイマルチアンプ方式ですので「チャンデバ」を使っています。

クロスは500Hzと8000Hzです。使っているアンプは低域にアキュフェーズM-100、中域に6L6GppTrail仕様アンプ、高域にKT66シングルTrail仕様アンプです。

F25

アッテネーターレベルを見ていただくと判ると思いますが、「低域」、「中域」、「高域」のレベルは「すべて9時の方向」になっています。珍しい状態だと思います。

以前中高域にアキュフェーズのA20Vを使っていた時は低域は9時、中高域は3時の方向でした。低域をTr型、中高域を管球にした為、偶然ゲインが揃った様です。

ゲインが揃っているので非常に調整がやり易く、12時の方向が0dBですので、9時の方向だと-6dBで使えています。(調整幅は-20dBまで有ります)


自宅試聴確認CD

2009年05月23日 | ピュアオーディオ

今自宅でD732の「鳴らし込み」をやっていますが定期的に「確認CD」でチェックをしています。

Jet_storem

そのCDは「ジェットストリーム」の「碧空」をはじめとする10枚組。中でもこの「碧空」のCDを使う事が多いです。

まず最初の「ミスターロンリー」の出だし。ここの弦楽器のストリングスの高域の再生音が「スカッと抜けているか?」・・・耳障りなサウンドが出やすい処。次に「ナレーション」の声の太さと前後の位置関係・・・線が細かったり、声が奥に引っ込んだり、出過ぎたりしていないか?声の質が「リアルか?」・・・等をまず確認します。大概のシステムはここで「傾向」がほぼ判断できます。

次の曲の「愛のテーマ」はストリングスですので「嫌な音」が出ない事が大切で、まろやかに広がる様に曲が進んでくれないと「試聴中止」になります。

「スーパーマン」と「スターウォーズ」では「電子楽器」が沢山入っていますのでそれらが「安っぽく」ならないで他の曲と違和感が無い様に再生できないといけません。

メインに試聴するのは「サントワマミー」と「碧空」の部分。他にギターソロの「禁じられた遊び」等々・・・。

この「ジェットストリーム」と云うCDは、「システムの完成度」が低いと「聴くに耐えないさびしい音楽」に聴こえ、「お蔵入り」し易いCDです。私のシステムではこれが「録音の良いCD」と変わらない様な感覚で楽しめます。

このCDが「最新録音と互角」に聴こえるようなシステムならあなたのシステムは相当グレードが高いと思います。

D732の仕上がり具合も「最終局面」=「活眼/覚醒」の一歩手前まで来ているようです。やはり1ヶ月はかかりますね。

これは「電源ケーブル」に負う処が大きいです。SCE-45Sを使っていますので今まで扱った事のない「電気」がD732の中に入っています。機器がこの電源ケーブルに対応できた時に「潜在能力」が出て来ます。

信号ケーブル(RCA・XLR・SPケーブル)よりも「電源ケーブル」の方が「ふん詰まり」の傾向が強いです。それだけ機器に与える影響が強いのでしょう。

SCS-45Sを「オリンパスシステム」で一気に導入した時は「半年」かかりました。今回はCDPのみですのでもっと短く出来ると思います。巨大アンプが最も抜けるのに時間がかかります。