Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

真空管の確保

2009年05月06日 | ピュアオーディオ

現在使用中の管球アンプは

1)自宅用 STC 3B252B シングルステレオアンプ(約7W/ch)・・・RCA・XLR仕様

2)専務宅用 ムラード EL34ppモノラル×2台(18W/ch)・・・RCA・XLR仕様

3)オリンパス中音用 6L6Gppステレオアンプ(18W/ch)・・・RCA・XLR仕様

4)オリンパス高音用 KT66(6L6G)シングルアンプ(5W/ch)・・・RCA・XLR仕様

5)D130 3ウェイ用 6L6Gppステレオアンプ(18W/ch)・・・RCA・XLR仕様

6)BC-Ⅱ用 6L6Gシングルステレオアンプ(5W/ch)・・・RCA・XLR仕様

7)予備機1 6L6Gppステレオアンプ(18W/ch)・・・RCA・XLR仕様

8)予備機2 6RA8ppステレオアンプ(KMT8 10W/ch)・・・RCA仕様

の8セットを現在所有しています。

これらの機器は「Trail仕様」の管球アンプで 8)の6RA8ppアンプのみスペースの関係でXLR仕様に出来ていません。

これらのアンプの「予備球」の確保が目下の課題です。出来るだけ良質で安価な球に的を絞るようにしていますが、これだけアンプの数が有りますと準備するだけでも一苦労です。

以外なのがSTC3B252Bの球です。この球を使って有る方が少ないのとUFソケットの古い球なのであまり知られていないので結構安価に手に入ります。6RA8のppのアンプですと4本/セットと変わらない価格で入手できます。

EL34や6L6G、KT66の球も安価な方でしょうが4本/セットのマッチドクワッドとなると総額では3B252Bシングルのセットの価格を1.5倍程上回ります。

日本製やロシア・中国製は私にはほとんど使い物になりません。色々試しに購入して見ましたが「ゴミ」を買ってしまったようです。こう云う失敗を重ねないと本当の球の良し悪しは実感できません。

上述の話に300Bや211(845)等の話が無いのは、今後20年使う分だけ確保するのが難しいと判断したからです。数だけなら有りますが「音質」や「バルブノイズなし」を考えると踏み切れません。300Bのアンプも4セットほどトライしましたが最後は「良い球」の確保が問題でした。有っても高価すぎて数を揃える自信が有りません。

パワー管だけではアンプは維持できません。初段管や次段管、整流管も良質のものが要ります。整流管の良し悪しで音質はゴロゴログレードが変化します。音色の差ぐらいの差では有りません。分解能も含めた総合的な音質が大幅に変化します。

初段管や次段管も大きな影響力を持っています。小さい球だから・・・等と手を抜いたが最後手ひどいしっぺ返しを受けます。

アンプに使ってある「球」は全てのグレードを揃えないといけないことを身に染みて実感しました。

私の場合1940年~1960年代までの球に絞って集めるようにしています。それも「この球はこのメーカーのこの型番・・・」と言う風に的を絞っています。そうなると当然該当する「球」数が少ないし、良い球なので競争も激しくなかなか思うように集まりません。予備球の在庫の金額も増えるばかりで悩んでしまいます。