今自宅でD732の「鳴らし込み」をやっていますが定期的に「確認CD」でチェックをしています。
そのCDは「ジェットストリーム」の「碧空」をはじめとする10枚組。中でもこの「碧空」のCDを使う事が多いです。
まず最初の「ミスターロンリー」の出だし。ここの弦楽器のストリングスの高域の再生音が「スカッと抜けているか?」・・・耳障りなサウンドが出やすい処。次に「ナレーション」の声の太さと前後の位置関係・・・線が細かったり、声が奥に引っ込んだり、出過ぎたりしていないか?声の質が「リアルか?」・・・等をまず確認します。大概のシステムはここで「傾向」がほぼ判断できます。
次の曲の「愛のテーマ」はストリングスですので「嫌な音」が出ない事が大切で、まろやかに広がる様に曲が進んでくれないと「試聴中止」になります。
「スーパーマン」と「スターウォーズ」では「電子楽器」が沢山入っていますのでそれらが「安っぽく」ならないで他の曲と違和感が無い様に再生できないといけません。
メインに試聴するのは「サントワマミー」と「碧空」の部分。他にギターソロの「禁じられた遊び」等々・・・。
この「ジェットストリーム」と云うCDは、「システムの完成度」が低いと「聴くに耐えないさびしい音楽」に聴こえ、「お蔵入り」し易いCDです。私のシステムではこれが「録音の良いCD」と変わらない様な感覚で楽しめます。
このCDが「最新録音と互角」に聴こえるようなシステムならあなたのシステムは相当グレードが高いと思います。
D732の仕上がり具合も「最終局面」=「活眼/覚醒」の一歩手前まで来ているようです。やはり1ヶ月はかかりますね。
これは「電源ケーブル」に負う処が大きいです。SCE-45Sを使っていますので今まで扱った事のない「電気」がD732の中に入っています。機器がこの電源ケーブルに対応できた時に「潜在能力」が出て来ます。
信号ケーブル(RCA・XLR・SPケーブル)よりも「電源ケーブル」の方が「ふん詰まり」の傾向が強いです。それだけ機器に与える影響が強いのでしょう。
SCS-45Sを「オリンパスシステム」で一気に導入した時は「半年」かかりました。今回はCDPのみですのでもっと短く出来ると思います。巨大アンプが最も抜けるのに時間がかかります。