eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

八丈島の庭に春の花

2012-04-15 11:01:38 | 島の生活
きょうは晴れています。

昨日の八丈島は、夕方から夜にかけて最大瞬間風速が23メートルをこえる春の嵐でした。

庭には、春の花がいっぱい咲き始めています。ウグイスや名を知らない小鳥の鳴き声が楽しげです。




年収と読書傾向

2012-04-14 08:08:45 | 読書/新聞/映画など
年収と読書傾向を分析した雑誌の特集がある。

なかなかおもしろい。

誰もが予想するとおり、読書時間は、年収に強く比例している。本当に比例している。
1日30分以上読書する人の比率は、年収1,500万円の人は800万円の人のほぼ2倍、500万円の人のほぼ3倍になる。

かせぐ人の53%は、読書が習慣になっている。6割は、いつもかばんに本が入っている。かせぐ人の7割がすきま時間に本を読んでいる。

低年収ほど、「本を読む時間がない」「読書がきらい」

低収入の人ほど、自己啓発書をこのむ。かせぐ人は、学術書を読む。

かせぐ人の3割が洋書を読んでいる。「自伝、伝記」から教訓を得ている。

かせぐ人の4割は、「同時並行読み」、3割が本について話す相手がいる。かせぐ人の読書の範囲はひろい分野にわたる。



eラーニング市場ーー矢野経済

2012-04-13 23:01:16 | eラーニング市場
eラーニング市場の状況について、矢野経済研究所が調査結果を発表した。

 「2011年度の国内eラーニング市場全体の市場規模は、前年度比5.0%減の1,044億円となる見込みである。一方、2011年度の国内ネットワーク利用eラーニング市場の規模は前年度比1.8%増の672億円と堅調に推移する見込みである。」

さらに、2012年度については、
「2012年度もネットワーク利用eラーニング市場は前年度比1.8%増の684億円と、わずかながら拡大すると予測する。うちB to Bは、eラーニング普及でユーザーが増加している一方、競争の激化で値崩れ傾向が強まっているため562億円と前年度比横ばい見込みだが、B to Cは、参入事業者やサービスのバリエーションの増、語学ライブレッスンの提供事業者及び利用者増等から、前年度比10.9%増の122億円と、更に伸びると予測する。」
という。

eラーニング市場の状況は、把握がむずかしい。小規模の事業者がほとんどであることにもよるだろう。矢野経済がいう「ネットワーク利用のeラーニング」というのが、ほぼわれわれがいうeラーニングにあたる。

684億円という市場規模は、ただしいのかどうか、最大手といわれるわれわれにも見当がつかない。ただ、2012年度の市場規模の伸びが1.8%増というのはちがうかなと思う。もっともっと市場のダイナミックな伸びがあるのはまちがいない。

「値崩れ傾向が強まっている」という実感もまったくない。矢野経済は、eラーニング事業者にたんねんにインタビューしている。そこから判断すると、eラーニング市場は多様化し、コモディティ化した一部では競争が激化して値崩れしているのだろう。そういう競争に巻き込まれないというのは、大切な事業戦略だ。




自給自足企業

2012-04-11 12:07:10 | NetLearning Group
自給自足企業もあっていいと思う。

食料やエネルギーなど、事業展開と社員と家族のための自給自足体制をもっている企業だ。

もし、ネットラーニンググループで考えるなら、まず、八丈島に首都直下型地震などの災害時にそなえるバックアップオフィスと社員の避難施設を準備する。原発事故や首都壊滅などの想像をこえるような大災害でも、社員と家族の生活基盤を確保し、事業を継続する社会的な責任をはたしたい。

また、グループに農業会社があってもいいと思う。発電くらいの設備もほしい。

自給自足といっても、もちろん基幹部分だけだが、これからの高齢化社会、人口減少、食料危機、エネルギー危機などをかんがえると、新しい発想の企業がうまれてくることもありうるだろう。

ただ、それが自社の社員のことばかり考える企業になってしまうと、排他的なものになる。あくまでも、徹底的に社会的な存在でなければならない。


恋愛よりエキサイティング

2012-04-11 08:39:52 | NetLearning Group
ビジネスは、恋愛よりエキサイティングと、以前にも書いたことがある。

とくに、新しいビジネスをたちあげた初期の頃の躍動感と期待感は、たしかに、恋愛よりエキサイティングだ。

いま、ネットラーニンググループは、おなじようなエキサイティングな局面をもかえている。

これほど新しい技術がダイナミックに発展し、あらゆる可能性がいっきに拡大する時期はめったにない。

どんなにラーニングデザインをかんがえぬいても、それを実現する基盤がよわい時代もあるだろう。しかし、いまは、マルチデバイス・マルチチャネルやHTML5、ウエブアプリなど可能性はいっきにひろがり、むしろそれを駆使するラーニングデザインのほうが置いてきぼりをくらっている。

こんなわくわくするときはない。大恋愛より無我夢中になる。

経営のトップグループのとびぬけた経験と能力と実績をもった人材のおどろくほどの豊富さは、数百億円規模の企業のトップグループにひけをとらない。

時代の要請にこたえていきたい。

世論をあまくみている

2012-04-10 20:48:56 | 読書/新聞/映画など
野田内閣は、世論をあまくみている。民衆をみくびったしっぺがえしをうけるだろう。

みえすいた原発再開は、最終的には命取りになるだろう。崩壊のきっかけであったとのちにはみられるにちがいない。

震災と原発事故が、どれほど大きく深い傷を人々にのこしているのかに、かれらは気がついていない。

「先例」の拘束力

2012-04-10 08:33:10 | 読書/新聞/映画など
中世の判決書(裁許状)には、「先例に任せてその沙汰をいたすべし」というような文章が定型文としてはいることが多いそうだ。

「例によって」「旧例に任せて」・・・・

「先例に任せて新儀におよぶべからず」ともいう。新儀とは、前例がない新しいことだ。先例にない新しいことを勝手にやるなと。「そういう例はない」という言葉は、却下する簡単な根拠となる。

「新儀をやめて旧例に任すべし」「新儀の非法」「新義の無道」「新儀の狼藉」・・・・
前例にないことは、さんざんに言われてきた。

このような文化のなかで、つぎのように言い放った人がいる。
「今の例は、昔の新儀なり。朕の新儀は未来の先例なるべし」後醍醐天皇だ。

一方で、先例となり拘束力となるのをさけるために、「例外」の工夫もうまれた。先例にならないなら、許容範囲だろうというわけだ。

「前例がない」といって葬られる社会。ベンチャーは、このような文化をうちやぶり、未来の先例をつくりだしていく。

「非法、無道、狼藉」の「新儀」をおこなう新興勢力は、悪党だ。