eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

食糧危機ー五重苦

2012-04-06 12:05:02 | 読書/新聞/映画など
人類や日本にとって、重大な食糧危機がさしせまっている。その背景には、いくつもの要因が重なっている。

1、水不足。とくに米国中央の大穀倉地帯など、世界の主要な穀倉地帯で深刻な水不足が忍び寄っている。たとえば、米国の穀倉地帯は、地下水に頼っているが、膨大な埋蔵水の半分ほどすでにつかっており、使い果たす時期が予想され始めた。
2、世界人口は70億人をこえ、2020年には80億人となる。地球は何人までささえることができるのか。すでに、10億人の飢餓人口があり、今後人口が増えるだけ飢餓人口がふえると予想されている。穀物生産などが順調に拡大すれば最大83億人までという研究機関の予想もある。
3、地球温暖化は、食糧危機を加速させる。たとえば、ヒマラヤの氷河は2035年に消滅すると予想されており、その水にたよる13億人の食糧問題が懸念される。また、1.5メートルほどの海面上昇は、世界の多くの農業地帯をうばう。温暖化は、洪水と干ばつを多発させており、農産物の安定供給を困難にし、投機もよんでいる。
4、新興国の急速な経済成長が、世界の農産物の奪い合いに発展しつつある。農産品の価格はどんどん高騰していく。
5、日本の場合、さらに、今後予想される円安が輸入価格の高騰に直結する。現在すでにはじまっている高騰は円高で吸収できている面もあるが、円安は、食糧輸入を直撃する。

日本は、本格的に食糧増産にとりくむべきときがきている。いつでも、潜在する危機が表面化するのは突然だ。突然、主要な食糧の輸入が困難になり、また、すさまじい高騰に直面することもありうる。世界的な気候不順がひきがねになるかもしれない。

食糧生産の倍増は、地方の活力を生み出すだろう。人口減少のなかで、地域の再生の基盤になる。

****追記
もうひとつありました。TPP! 日本の食糧危機を致命的なものにする。


不敗のポジションをとる

2012-04-06 08:33:59 | 読書/新聞/映画など
ヤフーやブラックベリーの敗退が明白になっている。

IT分野の競争は激烈であり、技術のはげしい進化やおもわぬ角度からの競合の登場によって簡単に基盤をうばわれることがある。

かんたんには敗退しないビジネス構造をつくることも重要だ。

ネットラーニングは、いくつかの事業分野をもっている。それぞれ単なる分野のちがいにみえながら、ビジネス構造には大きな違いがある。それにともなって、収益性や顧客構造、到達事業規模などさまざまなちがいがある。

その事業分野と事業構造の選択において、不敗の構造をもつ分野の組み込みも大切にしている。