世論をあまくみている 2012-04-10 20:48:56 | 読書/新聞/映画など 野田内閣は、世論をあまくみている。民衆をみくびったしっぺがえしをうけるだろう。 みえすいた原発再開は、最終的には命取りになるだろう。崩壊のきっかけであったとのちにはみられるにちがいない。 震災と原発事故が、どれほど大きく深い傷を人々にのこしているのかに、かれらは気がついていない。
「先例」の拘束力 2012-04-10 08:33:10 | 読書/新聞/映画など 中世の判決書(裁許状)には、「先例に任せてその沙汰をいたすべし」というような文章が定型文としてはいることが多いそうだ。 「例によって」「旧例に任せて」・・・・ 「先例に任せて新儀におよぶべからず」ともいう。新儀とは、前例がない新しいことだ。先例にない新しいことを勝手にやるなと。「そういう例はない」という言葉は、却下する簡単な根拠となる。 「新儀をやめて旧例に任すべし」「新儀の非法」「新義の無道」「新儀の狼藉」・・・・ 前例にないことは、さんざんに言われてきた。 このような文化のなかで、つぎのように言い放った人がいる。 「今の例は、昔の新儀なり。朕の新儀は未来の先例なるべし」後醍醐天皇だ。 一方で、先例となり拘束力となるのをさけるために、「例外」の工夫もうまれた。先例にならないなら、許容範囲だろうというわけだ。 「前例がない」といって葬られる社会。ベンチャーは、このような文化をうちやぶり、未来の先例をつくりだしていく。 「非法、無道、狼藉」の「新儀」をおこなう新興勢力は、悪党だ。