オリンピックからロシア「排除いたします」

アメリカがエルサレムをイスラエルの首都と認めたことで世界的に同様が走ってますね。
イスラム社会は一斉に反発し、中東情勢への不安から日経平均も一時500円の下げとなりました。

これで、中東のイスラム社会・アラブ社会とイスラエルの緊張が高まりかねないようですが、
たかだかアメリカ1国が「認めた」くらいで、こんな大騒ぎになるものなんですか。
よくわかりませんが、そんなにもアメリカの「認定」なるものが、権威を持つのですか。

まあ、このイスラエルの首都エルサレム認定については、
以前からアメリカでは法案があったらしいので、
ユダヤロビーがずっと画策していたのでしょうけども。

しかし、ここでなんでこんな混乱を招く決断をトランプはしたのかということになりますと、
そりゃやっぱりユダヤ教徒の娘と娘婿にねだられただけ、だったりしませんかねえ。
わかりませんが。


トランプ大統領といえば先日は、イスラム教徒を批判するようなツィッター投稿を
リツィートしたってことで、世界各国から批判されたばかりでしたが、
そもそもがやっぱり、イスラム排除の思想を隠してないのでしょうか。

トランプがリツィートした動画はイスラム教徒による暴力の場面だったようで、
投稿の主はイギリスの極右団体で、投稿はイスラムへのヘイトに満ちた内容だったようです。

ちなみにこの団体名は「ブリテン・ファースト」とのことで、
やっぱり、「ナントカ・ファースト」なんて名称は、
排他的で差別的な思想があると考えるべきでしょうね。


こんなカンジでトランプは極右団体のリツィートで批判を浴びてますが、
日本ではアベちゃんが朝日新聞を批判する投稿に「いいね！」しても、
ほったらかしなんでありますが。


ところでエルサレムはユダヤ教だけでなくイスラム教やキリスト教の聖地でもありますから、
イスラム世界の反発は当然わかるとして、キリスト教世界はこの認定をどう思ってるのですかね？


そんな世界に危機を招きかねないアメリカの判断があれば、
平和の祭典（笑）オリンピックでは、これまた世界の分断を招きかねない、
国ぐるみのドーピングの疑いを理由に、ロシアを「排除いたします」としました。

なんかこの決定、IOC側の一方的なカンジがするのですが、
ロシアへの警告とか猶予とかいう段階はちゃんと踏んだのでしょうか。

ソレはともかく、過去にロシア選手団に関わった人物の証言など証拠があるとのことですが、
ソレが具体的にどんな内容なのか、ほとんど明かされないまま証拠があるから排除！
ってのは、なんか解せないところですしホントに証拠たり得る証拠があるのかについても、
疑心暗鬼にならざるを得ません。

意図的にロシアを標的にしたカンジも否めず、自分はどうにも居心地悪くて、
平和の祭典（笑）なるものがますます胡散臭いと思いましたし、
コレで平昌オリンピックなんか観る気をなくしました。

まあ、もともとオリンピックなんて大して興味はなかったのですがね。


そもそも、いかにもオリンピックが純粋で崇高で平和で正義、
みたいな印象・認識は、そろそろ改めてもいいのではないですか。

こんな偽善とカネと汚職まみれのみならず、世界を分断させるようなら、
作られた美談と感動のオリンピックなんかやめちまえと、
いうのは自分が以前から思うところであります。


もう、こうなったらアレですよ。
ロシアには、ドーピング全然OK！の国際スポーツ大会を開催してもらいたいモノですね。

ドーピング検査しません！って言えばいいだけですよね。

　

ロシア・ワールドカップの組み合わせが決まったのでとりあえず予想

サッカーのワールドカップ・ロシア大会の抽選会が行われ、
グループステージの組み合わせが決まりましたね。

全体的にはいつもより、強豪とその他が上手くバラけてバランスが取れたと思います。
イタリアやオランダ、アメリカやカメルーンなどお馴染みの強豪がいないせいもあるでしょうか。

ということで、おきまりのグループ勝ち抜け予想をしてみますが、
自分が普段応援しているチームはイングランド・プレミアリーグのリヴァプールなので、
そこに所属する選手がいるチームを贔屓目に見る傾向がありますので予め。
（○がグループ通過）

　■グループA：○ロシア、サウジアラビア、○エジプト、ウルグアイ

スアレス、カバーニのFW2枚看板を擁するウルグアイが抜けてる印象もありますが、今回はコケると予想。
他の3カ国は大差ないと思いますが、開催国のロシアは地元のアドバンテージとプーチンさんの謀略で通過、
もう1チームはウチのモハメド・サラーがいるエジプト。


　■グループB：○ポルトガル、○スペイン、モロッコ、イラン

ポルトガルとスペインの2チームは初戦で対戦するので、その結果で両者の1,2位が決まりますか。
引き分けなら得失点差によりますが、チームとしての攻撃力はスペインが上かも。
ただしC.ロナウドの爆発力でポルトガルが点を荒稼ぎすることもあるでしょう。
モロッコもイランもいいチームだと思いますが相手が悪いです。


　■グループC：○フランス、オーストラリア、ペルー、○デンマーク

今大会でも屈指のタレント層があり、デシャン監督がチームを引き締められれば優勝も狙えるフランスと、
現在ヨーロッパで屈指の10番エリクセンを擁するデンマークが勝ち抜け順当か。
ただペルーがよくわからない。南米らしいうまさと根性はあると思うので、
ロシアの地でヨーロッパの強豪相手にどこまで通用するか。


　■グループD：○アルゼンチン、○アイスランド、クロアチア、ナイジェリア

このグループが一番おもしろそう。どの2チームが通過してもおかしくありません。
技術やタレントで劣ると思われるアイスランドも、その団結力と勤勉さは侮れませんし、
ロシア開催というのも北欧のチームに利になることもあるのでないかと。
ナイジェリアはカヌ、オコチャがいた当時以来の面白いチームになっていると思います。
アーセナルのイヲビはオコチャの甥なんですね。


　■グループE：○ブラジル、○スイス、コスタリカ、セルビア

ブラジルが抜けていて当確として、他の3チームについては甲乙つけがたいところ。
初戦の相手がブラジルというのがネガティブですが、ここは手堅いスイスが通過かなと。
コスタリカもセルビアもスイスに負けない力はあると思いますので、厳しいグループです。


　■グループF：○ドイツ、○メキシコ、スウェーデン、韓国

グループDのように難しいグループですが、ドイツがコケることはないでしょう。
残念ながらこの中で韓国は劣ると思われ、残りはメキシコとスウェーデン。
脱イブラヒモビッチのスウェーデンも捨てがたいし北欧有利？と言っててなんですが、
メキシコがうまく立ち回るんじゃないですかねえ。


　■グループG：○ベルギー、パナマ、チュニジア、○イングランド

ベルギーは今や世界屈指のタレント陣を誇りながら、それにチーム力が追いついてないカンジでしたが、
それも熟成されれば優勝候補にもなりえます。
イングランドは前回大会と欧州選手権の体たらくから脱したでしょうか。
今ではルーニーやジェラードのようなビッグネームこそいないものの、ケインやアリらが台頭し、
チームとしては良くなっているように見えますが、ベルギーとともに相変わらず不安定さも抱えます。
とはいえ、難のある両チームを出し抜くには、パナマとチュニジアでは力不足ではと。


　■グループH：ポーランド、○セネガル、○コロンビア、日本

ポーランドは強いです。ヨーロッパ予選得点王のレバンドフスキらがいて、でも、
ヨーロッパ相手では強いですが南米やアフリカを相手をしたときにどうか、という印象。
セネガルはウチのサディオ・マネなど攻守のタレントはいますんで、精神的に崩れなければ通過。
コロンビアはFWファルカオが復帰しますかね？このグループで最も可能性は高そうです。


はい。ま、とりあえず。

え、ニホン？
んー、やっぱり厳しいですよ。

コロンビアには前回のW杯で惨敗して、その力関係はさほど変わってないと思いますが、
その印象でコロンビアが日本をくみやすしと見てくれれば、つけいる隙があるかもしれません。

セネガルのようなブラックアフリカ勢を日本は苦手としている印象があります。
彼らは瞬発力や跳躍力といった身体能力と曲芸みたいなボールコントロールに、
日本人が予測しづらいリズムを兼ね備えています。

ポーランドは今めっちゃ強いチームで、大エースの存在もあります。
スピードとパワーと決定力では適わないのですが、東アジアらしいアジリティで対抗できれば、
スタイル的にこの中ではそれなりに戦える相手ではあると思います。

ってことで、もちろん厳しいグループだけど、他と比べたらマシ、ってカンジでしょうか。

マシって言っても、突破できそう、ってんじゃないですからね。
可能性はないとは言いませんが、組み合わせを喜ぶほどではありません。

　韓国と違ってマシなグループだから、俺たちラッキー！いけるかも！
　韓国ざまあ！

みたいな論調は相変わらず見られるようですが、そういうことではありませんのでね。

むしろ、グループFで敗退すればしょうがねえなと思ってもらえますが、
マシなグループHだと小躍りして敗退した方が惨めですからね。
選手やチームはよりプレッシャーがかかるのではないでしょうか。


さて、そんな日本のグループHも含めて、どうなりますやらね。
勝ち負けもそうですが、新しい選手の発見など期待したいと思います。


え、優勝予想？

あんまりどことも思いませんが、あるとしたら、ドイツかブラジル。普通です。
続くのはフランス、スペイン、ベルギー。普通ですね。

個人的な注目は、久しぶりにサプライズになるかもしれないセネガルと、
ビッグネームが抜けた後のイングランド、スウェーデンですかね。