米軍への協力が世界平和への貢献なのか、拉致問題は解決できないことになっているのではないか

太平洋戦争の戦没者に対する慰霊のため、
天皇・皇后両陛下がパラオに訪問しましたね。

恥ずかしながら自分は日本人のくせに太平洋戦争のことは詳しくないので、
このニュースに触れるまでパラオでの戦闘のことは知らなかったのですが。

本当に陛下は、戦争のない世界、戦争に巻き込まれない日本というのを、
望んでおられるのだなと思うのですが。


一方、なんなら戦争だってするよと、武器輸出も可能にしちゃうわ、
集団的自衛権の解釈だって変えちゃうわ、歴史認識だって変えちゃうわ、
自衛隊法だって憲法だって改正しちゃうよと前のめりなアベちゃん政権ですが。

陛下の行動の真逆を行くかのように、アベちゃんと防衛省の中谷センセーは
相次いでアメリカの防衛長官と会談です。

で、言うには、普天間基地の辺野古への移設は継続する。
そして、日米防衛ガイドライン策定を進めることにより、


　自衛隊と米軍の協力が世界規模で拡大する
　アメリカとともに世界の平和に貢献する


んですってね。

あのう、中谷センセー。

アメリカがいつ、世界の平和に貢献したって言うのでしょうか。
むしろ世界中で紛争を撒き散らしてるように思うのですが。

そして、自衛隊が米軍に協力して貢献するってことは、
日本がそうした紛争・戦闘に加わるってことですね。

それが世界の平和に貢献ですか、いやはや。
正確にはアメリカの利益に貢献、ってところでしょうよ。

まったく、陛下に当てつけするかのようなアベちゃん政権です。


当てつけといえばアベちゃん、国会の答弁で辺野古問題に関し、
ミスター「粛々」菅センセーが今後は使わないとした言葉、
「粛々」を使ってみせましたね。これ、確信犯でしょうね？

「粛々」の何が悪い、官房長官が使えないなら俺が使ってやるみたいな、
幼稚な対抗心が、「粛々」と言わせたんじゃないでしょうかね。
やれやれ。


さて、天皇陛下の行事というと、春の園遊会がありまして、
先日、招待者が発表されましたね。

ノーベル賞を受賞した赤崎教授や中村教授らに交じり、
俳優の津川雅彦氏も招かれるとのことですが。

ノーベル賞受賞者はわかりますが、なんで俳優の津川氏がこのニュースで
フォーカスされるのか、ちょいと邪推をしてしまうのですが。


津川氏といえば、北朝鮮による拉致問題ポスターに起用されてますね。

そして氏自身は、かなり右寄りの思想をお持ちのご様子なんですけども。
ま、個人の思想についてとやかくというのはありません。


が、こうしてニュースでフォーカスされてるってことは？

園遊会当日は陛下と言葉を交わすシーンがあったりして？
それを大マスコミは大々的に報じたりして？

その意味するところは、以前、拉致問題で北朝鮮が徹底調査をすると突如、
メディアのぶら下がり会見でアベちゃんが大見得切ったわりには現状、
大した進展がないという体たらくであり、今じゃ北朝鮮側も調査いったん休むね、
的な姿勢を示していたりで、こうした状況への批判をやわらげ、
むしろこの問題について政府はマジで取り組んでいますよと印象づける、
といった狙いでもあるのかというね。どうでしょうか。


ところでこの拉致問題って、果たして解決するのでしょうか。
言い方を変えると、日朝両政府とも、解決させる意思はあるのでしょうか。

ひょっとして、解決しないで済まそうとしてはいないのでしょうか。

つまり、解決というか明らかになっては都合の悪い事実があるとかですね。
明らかになると、とんでもないことになってしまうんじゃないかというね。

実際にそれがあるとして、おそらく北朝鮮だけでなく日本政府もわかっていて、
だからこそ明かせない、未解決のままでやり過ごそう、なんてことだったり？

だからかえって政府は、拉致問題に強硬な姿勢を見せる必要がある、
ってことだったりするんじゃないかなと妄想するのですけども。。


その怖ろしい事実というのは例えば、、、
横田めぐみさんがキムジョンウンの母親だった、とかですね。。

例えばですよ例えば！　妄想妄想！