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人を喰らう鬼は誰

2020-10-30 20:46:08 | 日記
今年もハロウィンですね。
いつもなら渋谷などに大勢の仮装した若者らが繰り出し、迷惑千万な馬鹿騒ぎを繰り広げるところですが、
今年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で、外出を控えるよう呼びかけられています。

日本におけるハロウィンの元祖・川崎ハロウィンも今年はオンライン開催だそうですが、
さて、どんな週末になりますのやら。

ハロウィンで仮装のネタになるキャラクターやモンスターはさまざまですが、
日本にももともと、とあるモンスターに化ける風習がありますね。

節分の鬼なんですけども、ハロウィンは欧米由来なものだからか、
モンスターといっても鬼よりはゾンビや吸血鬼などが多く見られるのですが、
本来なら今年のネタはなんと言っても鬼でしょうね。


「鬼滅の刃」が大人気です。
映画が公開されたこともあり(ハロウィンを狙ったんですかねえ)、
もう世の中、新コロの閉塞もあってヒット商品にも乏しかったからか、
鬼滅がそういうのを全部かっさらったブームになってるのでしょうか。

興行収入も既に莫大なものになっているようですし、
なんといっても漫画のキャラクター達はコスプレのネタにもうってつけ。

メディアも商業や経済も芸能人もみんな鬼滅に乗っかっちゃってますが、
いくらなんでも節操なく乗っかり過ぎな気もします。


さて、鬼滅の刃で人間の敵にあたる「鬼」は、人間を喰らうことによってパワーを得る、
邪悪な生命体なのでありますが。

自分なんかは、ああ、そういう類の連中って、実社会にもいるよな。。
と、つい連想してしまうのですが、みなさんはいかがでしょうか。

まー、アベちゃん時代から続く政府なんて、そうだったりしませんか。

森友学園疑獄、加計学園疑獄、桜を見る会などでも見られる、
オトモダチにはせっせと税金を使って儲けさせる不正、
それを究明しようとすると公文書を改ざん、隠ぺい、廃棄。

この事件においては近畿財務局の職員が自殺したり、
森友学園の建設に関わった工事業者が自殺したりと、
まさに人の生き血を吸うような事業、そんな側面を見せています。
そもそも我々の血税が無駄に使われてますからねコレ。


総理大臣のスガセンセーというと、日本の携帯電話料金を下げる、っていう、
民間に圧力をかけて自分の手柄にしようっていうのが目玉の政策ですが、
そりゃ携帯電話料金が下がったらうれしいですが、だったら民間に頼るのでなく、
政府の努力でできそうな、税金は下がりませんの?消費税は下がりませんの? 
ってことにならないのですかねえ?

でも減税なんてする気ナシでしょう?
消費税は社会保障のためだと嘘ついて分捕るだけですよ。
そして、第3のビールの酒税も上げましたでしょ。
まあ、庶民から血を吸い取ることばかりです。

そしたら、電気料金は下がりませんの?
電力会社の特権である総括原価方式なんて見直して、
健全に経営効率化を図り消費者の便宜になる電気料金を提供する電力会社改革とか、
それこそ政府主導でできそうなもんですが、むしろ原発に係る経費は消費者に
押し付けるのを容認するだけです。

スガ政権は2050年を目処に温室効果ガスのゼロを目指すと言いましたが、
コレも結局は原発を押し進めるってことでしょ。

女川原発が再稼働に向けて動いてたりとか、
福島第一原発事故で貯まった汚染水(処理水っていわなきゃいけないらしいですが)を、
地元の反対を押し切って海洋放出すると決めたりってのは、そういうことなんでしょう。

やっぱり、こういうときって原発なのですねえ。
各国は再生エネルギーに舵を切ってるってときに、福島第一原発事故の反省もなく、
いまだ核のゴミの最終処分も見通せない、原発なのですよ。

ソレこそ事故処理や安全対策や地元対策などにかかる原発の莫大な費用も、
利用者からむしり取ることで原発ムラは潤っています。
こいつらをオニと言わずになんと言いますか。


さらにスガ政権には竹中へーちゃんがブレーンとして入ってるらしいですが、
こやつこそオニ連中の親玉みたいなもんでしょ。
労働者の賃金を上げさせず、自身の事業に政府のお金を還流させる手腕は見事ですが、
こういうのをいつまでものさばらせておいて大丈夫なのでしょうか日本は。

新コロ関連のGo To事業のカネの使い方だっておかしいでしょ。
給付金の事務局では電通や竹中へーちゃんのパソナらばかりが妙に儲けられたり、
GO TOの事業では事務局員にべらぼうな日当があてがわれたりとか。

その新コロ関連事業では、給付金を不正に受給したり、
GO TOでもインチキに恩恵を受けられるなど、もう制度設計が杜撰すぎ。
なのにGO TOに追加予算をつぎ込むとか言ってます。
その予算はきっと、増税かナニかで庶民に跳ね返ってくるのでしょうね?

一部の大企業や上級国民が得するだけの政策が横行してるってのは、
鬼が謳歌する世の中ってなものじゃないでしょうかね。

鬼滅の刃を見て、そういう想像力は働きませんか。
そんな連想をする自分が天邪鬼なだけでしょうか。


そういやもうすぐ大阪都構想を問う住民投票が行われますが、
大阪市を消滅させる大阪都構想は「市滅の刃」なんて揶揄されちゃっているようで。

ま、自分は大阪にはたまに出張に行ったりするくらいで大して縁もゆかりもないですし、
都構想については大阪の人が決めるんならソレでいいじゃないの、くらいの態度ですが。

それにしても大阪維新らが言う、府と市の二重行政があるから無駄が多いのだ!
だから都にするのだ!なんていう主張には違和感を覚えますけどね。

別に政令指定都市を抱えるのは大阪だけじゃないってこともありますがソレより、
仮に二重行政なるものが存在し、無駄が大きいとするならば、
都などにしなくても、今のままで効率化することはできないものでしょうか。

そういうことができないでいる人達が、都にして一挙に解決、なんて言っても、
あまり信用できんと思うのですがねえ。

大阪の人達はどうなんでしょうか。