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「未来志向」ってなんかうさんくさい言葉だなと

2015-08-15 11:20:59 | 国際・政治
14日、戦後70年談話を発表したアベちゃんですが。
13日には地元・山口の花火大会で挨拶したそうですね。


 安倍首相、花火大会で笑顔=「経済もどんどん上がれ」

 夏休み中の安倍晋三首相は13日夜、地元の山口県下関市で、
 昭恵夫人とともに関門海峡花火大会を楽しんだ。
 首相は「私の経済政策で、この花火のように日本の経済がどんどん上がり、
 皆さんの収入も上がっていくように頑張りたい」とあいさつ。
 真夏の夜空に打ち上がる大輪を笑顔で見上げていた。
 首相は同日朝から、支援者宅を訪問するなどして過ごした。
 安全保障関連法案の国会審議などの影響で内閣支持率が下落する中、
 最近は厳しい表情を見せることが多い首相だが、この日はリラックスした様子で、
 気さくに握手や写真撮影に応じていた。


なんでこれから美しい夜景を楽しもうという花火大会のような場で、
わざわざカネのハナシをしなきゃいけないのでしょう。

花火のように経済も上がれ給料も上がれ、ですってよ。
なんておぞましい。

夏休みとのことですが、しっかりアベノミクス(笑)やら自身の業績をアピールです。


さて、戦後70年談話ですが。

何ヶ月も前からナニを話す、どんな言葉が入る入らないで空騒ぎしていたのですが、
そんなに大切なことだったんですかね。


そもそも、戦後70年談話なるものが必要だったんでしょうか。
あ、必要なんですか。

村山首相時に50年談話があり、小泉純ちゃん首相時に60年談話がありましたから、
70年談話がないってワケにもいかなかったのでしょうね。
むしろそれだけでしかないのでしょう。


中身としてはキーワードを散りばめてお茶を濁したってカンジなんですかね。
まぁあまり差し障りないというか、批判するヒトは批判する余地があるでしょうけど。

全体の印象としては、おわびの気持ちもあるよ、歴代内閣の認識を引き継いでいるよ、
オレじゃないけど、みたいな、なるべくアベちゃん本人の言葉にならないようにしてるような。

ある報道では、今回は全文で3400文字を使っていて50年・60年談話より長い、
なんてことを言っているのですが、そんなことどうだっていいんですけど。


談話内容についてはいろいろ分析して評価するまでの力は自分にないのですが、
気になっているのは「未来志向」なるコンセプトです。

なんですか、「未来志向」ってのは。

過去ばかり見つめるだけでなく未来へ目標を持って進もう、ってことなんでしょうけど、
どうも自分はこの言葉にあまりいい印象を持っていません。
政治の場で使われるとなると特にです。

なんかね、都合の悪い過去に蓋をしようかというような、そんな意図を感じるのですよ。


日本ってのは唯一の被爆国だということで敗者であるとともに
戦争の被害者である意識ばかりが強くて、加害者の意識って薄いじゃないですか。

そんな日本が未来志向で!なんて言うのは、ムシのいい気がするのです。


例えばですよ、過去にナチスに政権をゆだねたドイツがポーランドやフランスなどに、
未来志向で!なんて、なかなか能天気に言えることじゃないように思うのです。

また例えば、広島と長崎に核爆弾を投下したアメリカが日本に対して、
それについては未来志向で!なんて言ったときに、どう感じるでしょうか。


「積極的平和主義」もそうなんですけど、こうした一見ポジティブな言葉を繰り出すのは、
実は後ろめたいことがあるという事実をカモフラージュしてるんじゃないかと疑うのですよ。


あ、ここまで書いたところで戦没者追悼式が始まるようです。

ここでもアベちゃんの挨拶があるのですかね。
ちょっと見ておこうと思います、ではでは。
 
コメント
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