The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

Zooアンリ・ジャイエ追悼ワイン会

2006-10-13 00:27:45 | ワイン
皆さんのたっての希望で、イトウゾ神父が一肌脱ぎました!
『ワインの神様』と呼ばれた、ブルゴーニュの伝説的な造り手・・・
アンリ・ジャイエの追悼ワイン会が厳かに執り行われました。

出展ワインは以下の通りであります↓

1993 Bourgogne Passetout Grain Henri Jayer

1999 Isabelle Aut Bon Climat-Blind-

2004 Echezeaux Cecile Tremblay

1969 Chassagne Montrachet Gagnard Draglanges -Blind-

1994 Echezeaux Emanuel Rouget

1994 Echezeaux Henri Jayer

2003 Echezeaux Cuvee George Jayer Emanuel Rouget

1984 Vosne Romanee Cros Parantoux Henri Jayer

1995 Clos de Tard-Blind-

1988 Savigny Les Beaune Les Dominode Bruno Clair-Blind-

アンリ・ジャイエゆかりのワイン10銘柄が並びました!
(ガニャール・ドラグランジェは関係ないか?)

壮観ですよね!

繊細で、鋭敏で、微妙な一面を持ち、
しかしながらテクスチャーは堅牢なクロ・パラントゥー!!

ひょっとしたら、これを拝めるのは最後かもしれません・・・

違うか?

アンリ・ジャイエへのレクイエム

2006-10-12 21:51:30 | ワイン
ブルゴーニュのピノ・ノワールは、こうあって欲しいと思わずにはいられないと・・・

我、10.11Zoo特別会『アンリ・ジャイエ追悼ワイン会』に想う・・・

心を温めてくれる、芳醇で複雑なブケ、
決してその生気が失われる事などないと思われる、輝くばかりの果実味、
舌触りはまるでシルクを連想させ、あくまでも滑らか、
しかしそのテクスチャーは堅固で、長い熟成を約束させる・・・

そんな、ブルゴーニュ・ピノ・ノワール!!

アンリ・ジャイエ曰く

『私のワインはいつも人を面食らわすのさ。
若いときは、熟成した物と間違われるし、
古い物は必ず若いワインと勘違いされる!』

なるほど・・・
オテル・ド・ヤマダ100回記念の86’クロ・パラントゥーMGもそうでした!

ミネラリーに閉じた外観、凝縮したレッドフルーツのコンポートのアローマ、
エキゾティックなオリエンタルな香料、ムスクやシャンピニオンなどなど・・・
しかし86’にして鮮烈なフルーツ、尚且つシルクタッチの面接触、
そして、余韻は際立って長い!

今回の84’クロ・パラントゥーもそう、
典型的な熟成香が立ち昇り、心が癒されます!
確かに84’のヴィンテージの傷痕でしょうか?
繊細で、微妙な果実味と不安が過ぎります・・・
しかし、妖しの香りの霧が晴れた後は、また再び果実が前面に主張し始めます!
壮麗な酸味の調和のクロ・パラントゥー間違いなし!

静かに詠ったレクイエム・・・

立案・企画のイトウゾ神父に感謝です!
(写真は左84’クロ・パラントゥーと右95’クロ・ド・タール)

ハロウィン⇒ヌーヴォー狂奏曲!

2006-10-11 05:51:41 | ライフ
10月31日がハロウィンだなんて、全く無縁のことでした。
でもいつのまにか、こんな風に玄関をディスプレイで飾る習慣になっております。

まあ、こんな事をするのも、
我が家はワイン会やらで人が出入りをする家だからですが・・・

さて今年も11.16へ向けてヌーヴォー狂奏曲が高まりつつある様です!
でも、相変わらず高いですな~~
ルロアに至っては3600円代~最高値(T嶋Y)4200円ですよ・・・

これじゃ、控えめな造り手のプルミエクラスのブルピノを買えますもんね!
とにかく、ブルゴーニュ全般に高くて困ります!!
ネット上では、まだまだ売れ残っているようですね(特にビオ流運国斎の流れの物)

個人の消費はそうなんですが、
この時期、甘酸っぱい香りに誘われて、
繁華街(魔の△地帯)に繰り出すのを我慢するのは、
相当な忍耐を必要とします!

また、ヌッフで各銘柄を飲み比べするでしょうが、
新着のルー・デュモンなんてのも、楽しみです。

おそらく皆さんもそうでしょ!

お陰様で、松茸ご飯!

2006-10-10 23:39:02 | キュイジーヌ
フェザンの駅地下で、大きな松茸を横目で眺めつつ、
素通りしたのは4,5日前でしょうか?

日本人の琴線に触れる、食感と香り・・・
エリンギで我慢せいと言われても、やはり松茸でしょう!
松茸ご飯たべたいな~~!と欲求ヴォルテージが最高潮に達した、
この絶妙のタイミングで・・・なんと!!

週末の来客さまのお土産の中に松茸が入っておりました!
これにはビックリです!!

おそらくS&Tのハッピー・カップルのお土産かと思われますが・・・
とにかく、この温かい気遣いに、感謝する次第であります。

さっそく松茸ご飯となりました!
三分の一はご飯と炊き込み、残りは生で蒸かしの上にのせ、
松茸の風味は家中に広がります!
そこへ、白菜と帆立のラグーンとツル紫のお浸しを添えて・・・

ご馳走様!

ドュレイ・フレールのクロ・デ・マルク・ドールのレモン風味のシャルドネ、
けっこう合いました!

ロダンの彫刻のように・・・

2006-10-10 00:09:56 | ライフ
誰かの歌の歌詞にありましたよね、
弘田ME子さんでしたでしょうか?

台風並の低気圧が去った、気持ちの良い秋日和の今日、
県立美術館のロダン展を見てきました。

東和町の萬鉄五郎美術館で、ロダン展が行なわれたのは96年、
もう10年経ったんですね・・・

今回は豪快なロダン彫刻の粋『考える人』や『カレーの人々』などはなく、
中心はバルザックや『地獄の門』の中の数点・・・
見終わった後に、少し物足りなさを感じたのは、わたくしだけでしょうか?

ところで、昨晩はヌッフ行脚・・・
イトウゾ氏、何となく軽快なステップ・・・元気でした!

季節の変わり目で、喘息ぎみのわたしとは好対照!

04’のサンタ・バーバラの濃厚な『タンタラ』なるピノ・ノワールでジャブをかまし、
大ぶりのバルーンタイプのワイングラスで、うやうやしく差し出したそのワイン!

同じく濃密です!
焦げたニュアンスの妖しのデカダンス・・・
アニマルのエロス混じってます。
熟れ切ったレッドフルーツのしな垂れるエキゾティックな香り!
甘い、よく練れた、旨味のたっぷりな味わいは、
ここでわたくし、相当な造り手のジュブレイと見ました!!

ヴィンテージは96’
ジュブレイは正解・・・

さて、その造り手は・・・???
一瞬モルテと思ったが、96’あるわけないでしょ!
セラファンは空振りし、
やっとクロード・デュガに辿り付きました!

お主!まるで、ロダンの彫刻のようなワインと言っては言い過ぎか?
イトウゾ神父に大感謝であります。