The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

97’ジュブレイの流れ!

2006-10-09 20:49:08 | ワイン
3種の白の後に、ピノ・ノワールが続きます。

97’物のジュブレイ・アン・シャン ドニ・モルテとシャペル・シャンベルタン ドルーアン・ラローズを並べました。

アン・シャンはもちろん村名ですが、素晴らしい仕上がり!
焦げの強い焙煎コーヒーやアニマルのニュアンス・・・
更に妖しげなオリエンタルな香気に包まれた、ブラッキーな果実のアローマです!
よく熟した濃密なフルーツは、噛めるほどの質感で、
これがプルミエでもグランクリュでもないのには、驚きを禁じ得ません!
今から少なくとも5年間は第一次賞味期間と言えるでしょう!!

一方ドルーアン・ラローズのシャペル・シャンベルタンは完全に逝ってました。
これが、造り手のミスか?流通経路に問題があったのか?わかりません!
97’にして茶褐色のエッジです。
このような熟成香はありえますが、果実味の欠如は隠し様もありませんでした!

すかさず02’クロ・ド・ヴージョで名誉回復を致しましたが、
90年代のドルーアン・ラローズは少し見守るべきでしょう!

それにしても急逝したドニ・モルテには、残念で堪りません!!

アミューズに変り寿司

2006-10-09 08:00:01 | キュイジーヌ
この日(10.7次世代交流会)は、プティ・トマトとサーモンをマリネしたものと、
二種の変り寿司でスタートいたしました。

オクラのにぎりと、茗荷、キュウリの刻みにちょっとですが中村屋のカゼを乗せたにぎりを、バルサミコを垂らした醤油で食します。
ご飯は米酢とリンゴ酢を調合し、爽やかな味付け・・・

次の自家製ピクルスの流れに沿って、
75’のリースリング・シュペートレーゼが見事にマリアージュしてくれました!
これはナーエ地区のパウル・アンホイザー家のもの・・・
壮麗な酸味に心地よい甘さ加減であります。

ウェルカムに泡も考えましたが、北風の吹く外からの歓迎の意味を込めて、
敢えて熟成したドイツワインを据えました。

いかがでしたでしょうか?

週末にワインあり!

2006-10-09 00:26:08 | ワイン
『キュイジーヌ・・・』が21日になり、
ぼんやりの連休を過ごすのかな~と思っていたら、
いTご氏からのオファーがあり、ワイン会となりました。

次世代交流会と銘打ってみたものの、聞いてみればなんと、
干支で言えば一回りの違いじゃあないですか・・・

一回りじゃ、ずいぶん違うか?へへ!

塩の道、山岸の奥深く・・・
三連休の初日のお休みの所、皆さんよくぞいらっしゃいました!
また今回は、ハッピーな二組がホットな気分で参加して頂き、
わたくしとしても気分は上々・・・

ワインで幸せ・・・
良い事です!

まずはラインナップを紹介しますと以下の通りであります↓

1975 Kreuznacher Kahlenberg Paul Anheuzer Riesling Spatelese

2002 Puligny Montrachet Les Champ Canet Etienne Sauzet

1995 Les Plantieres du Haut Brion -Blind-

1997 Gevrey Chambertin En Champs Denis Mortet

1997 Chapelle Chambertin Drouhin Larose

2002 Clos de Vougeot Drouhin Larose

1999 Rosso di Montalcino Salvioni -Blind-

1983 Ch. Cannon St-Emilion

1987 Ch. Haut Brion Pessac Leognan

1987 Gevrey Chambertin Comb aut Moines Rene Lecrerc -Blind-

こんな感じでありました!
チョット控えめなヴィンテージですが、オー・ブリオンいかがでしたでしょうか?
あの独特な薫香・・・タールやハバナの良質なシガーのトップ、
森の土、シャンピニオーン、アイラ特有のヨードの風味などなど・・・
このヴィンテージで凝縮感を求めるのは酷ですが、
複雑な香気は十分に楽しめると思います。

97’シャペルは残念な状態でした・・・
最近押してますドルーアン・ラローズとした事が、どうしたんでしょう?
雑菌ですか?流通経路ですか?
ヴィンテージの傷痕ではないでしょう!
02’クロ・ド・ヴージョで穴埋めいたしました。

それから、追伸ですが02’ソゼのシャン・カネは最高でした・・・
やはり、白のピリニーの追い求めるべきワインの姿でしょう!

それでは、10.11ジャイエ追悼のミサまで・・・
ごきげんよう!