The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ベルナール・デュガーピィ考

2005-12-20 00:13:06 | ワイン
なんとZoo記念会で、ラス前すなわち01’グリオ クロード・デュガの前に、00’ベルナール・デュガーピィのラヴォーが出てきました。

精緻なタッチの、上手く抑制の効いたグリオの前だけに、今回のデュガーピィのラヴォーは、いかにも古典的な、筋肉質の、生真面目な質感のフルーツが強調された様な気がします。とにかく今飲んで直ぐに感激させられる事はないのですが、そのワインに果てしない将来性を感じてしまうのは私だけでしょうか?

ワイン王国『日本』では、どうも開放的で、むしろ若くして享楽性まで見せてくれるクロードに手が挙がるようですが、どうもヨーロッパでの評判はその通りではない様です!例えば『ル・クラスマン』では、デュガーピィは三ツ星で、クロードの星はありません!
それも極端な評価と思いますが、でも飲み込めば飲み込むほど良さがわかる・・・
それがデュガーピィの真骨頂と言えるでしょう。大人のピノ・ノワールなんですね!
甘いとろけるようなピノを御所望の御仁は、別の物を選ぶべきでしょう!

わたくしも実は、本当の実力を発揮するまで熟成したデュガーピィを飲んだ経験がないのですよ!とにかくロング・ストロークなピノ・ノワールであります。

6.5ヘクタールほどの所有畑に、シャンベルタン、マジ、シャルム、マゾワイエールの4つの特級畑を含みます。

96’のマジ、いつか開けましょう!!では!!

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