The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2006 ヴォーヌ・ロマネ VV ドメーヌ・ペローミノ

2012-04-02 06:29:52 | ワイン
さて例の和食屋さんに持ち込ませていただいた『ドメーヌ・ペローミノ』の『ヴォーヌ・ロマネ』は、
畑面積1.02haで年産約1700本の希少なワインなんですね・・・

ココの葡萄の実は相当なヴィエ・ヴィーニュ(古木)とのことで、
それをクリストフ氏は、化学肥料を一切止め、グリーンハーベストを徹底的に行い、
一つの木から6~7房の低収量、22hl/haという凄さとのこと。

加えてこれは逸話といわれていることで、サダカではないのですが、
収穫時期に雨でも降ろうものなら、ヘリコプターで葡萄表面の水分を吹き飛ばしてから、
収穫を行うという徹底振りとのことなんですね・・・

で、出来たワインがこのワイン↓



これを和食屋さんのこんな食事のあとに、開けて飲みました↓



このワインが見事だったんだわ!

かつては、濃厚系の3本指に入った『ペローミノ』ですが、
テロワールの体現にはとことん突き詰めてはいるものの、
濃けりゃイイというスタイルからは脱却しているようです!

特にも、この『ヴォーヌ・ロマネ VV』に関しては、正しくその通りでして、
塩辛いほどのミネラルを吸い込み、濃厚なブラックフルーツの香りをたたえ、
そしてスパイス感を鏤めている様相です!

味わいは濃密の果実でありながら、細やかでソフトなタンニンを持ち、
旨味タップリのエキスを、適切な酸度で複雑精密に絡めとるわけなんですね・・・

今や2006年は第一次賞味期間を向かえ、固さも少しずつホグレがち!
僅かに30分ほどの待ちで、グラスの中で『蛾が蝶になる・・・』

濃厚派ブルゴーニュのメインストリームを堪能いたしました!

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