The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

89’メオにジャイエの幻を見た!

2008-09-08 23:18:25 | ワイン
『コート・ドール』はすなわち『黄金の丘』・・・
全ての人が認める世界随一のピノ・ノワールの聖地の事です!

さて今回の『オテル・ド・ヤマダ』は、そこの北部の『ニュイ』の中でも、とびきり堅固な果実味と濃厚な味わいを持っているアペラシオンにチャレンジしてみました。

そのアペラシオンは『ニュイ・サン・ジョルジュ』・・・
ひとたび熟成の行き渡らないそこのワインに当たってしまいますと、
分厚いタンニンとイササカ調和の欠いた味わいに辟易することが間々あります!

ということで、若いプレモー・プリセー地区のビオ系でスタートさせ、
以後は10年~20年の熟成期間を経たものを並べました。

まずはその日のライン・ナップをご覧下さい↓

1.2002 Nuit Saint George Clos des L'Arlot Blanc Domaine L'Arlot

2.1987 Meursault Clos des Cromin Roger Caillot-Blind-

3.2004 Nuit Saint George Clos des L'Arlot Domaine L'Arlot MG

4.1999 Domaine Serene Grace Vineyard Pinot Noir Willamatte Valley Oregon
-Blind-
5.1989 Nuit Saint George Les Allots Henri & Gilles Remorique

6.1989 Nuit Saint George Meo Camuzet-Blind-

7.1990 Nuit Saint George Les Saint George Tibor Liger Belair

8.1998 Nuit Saint George Les Damode Maison Leroy

9.1988 Nuit Saint George Aut Boudot Domaine Leroy

10.1988 Clos des Lambray -Blind-

いかがでしょうか?
相当な熟成期間を以ってしても、なお解けないピノ・ノワールです!
このヴィンテージの並びでどうでした?でしょうか・・・

個別のワインのコメントは後ほど!

でもここで一つだけ・・・
メオ・カミュゼの89’NSG村名は素晴らしく美味しかった

その味わいは洗練にして秀逸、そして薫り高し・・・
エキゾティックでエロスのムーディー♪
すなわち濡れ場も十分にこなしております!
村名にしてこの艶やかさ・・・かつてのメオ・カミュゼを懐かしく思い出します

どうでしょう?赤い液体の向こうに、そっと微笑む在りし日のジャイエの姿を見たのは、私だけでしょうか?

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ページできました。 (管理人)
2008-09-09 23:54:34
ニュイのワインをこれだけまとめて飲んだのは初めてではないでしょうか。何かつかめたような気がしますが。。。

さて、当日のページができました。管理人のところをクリックしてください。
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また会えるとは・・ (Neuf)
2008-09-10 02:06:15
'89メオのNSGに再び会えるとは思いもしませんでした・・それこそNeuf開店当時に出会ったこのNSGにずっぱりハマったものでした。その当時は鼻毛を焦がす勢いの樽香にクラクラとなり、強引とも言えるドライブ感に、まだ若かった私は虜になってしまいました。あれから十数年・・荒々しさは和らぎ、樽香は溶け込み、品良く熟したその姿は一目ではわからなかったのですが、なめらかなその肌合いは記憶に残っていました。この果実の風合いの奥にかいま見えるニュアンスこそが巨匠の痕跡?手癖?芸風? ですね。素晴らしい巡り会いをありがとうございますた。 
今回はとてもエレガントなラインナップでした。個人的にはもっとドロっちい・・シェヴィヨンなんかも好みです。
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NSG祭り♪ (オテル・ド・ヤマダ)
2008-09-10 05:59:25
それぞれのコメントかたじけない!
悩み多いNSGですが、どうにかエレガントに頂けたようです。

チョウか?ハンか?のメオですが、これだけ旨熟成をとげてくれるとは・・・
これには驚きでした!

もちろん、シュヴィヨンもリュシュノーも古酒あります!
是非次のNSG祭りの機会に・・・
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