The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

西麻布『レフェルヴェソンス』その2

2014-07-27 14:56:27 | ワイン
『願いと光』と名づけられた、その日のコースのスタートです。

上杉先生ご夫妻が到着するまでは、ウェルカムで『レクラパール』を飲んでお待ちしていたのですが、
到着してすぐに、岸田ソムリエがセレクトしましたワインは・・・

2002 ミレジム シャンパーニュ アンドレ・クルエ



このシャンパーニュがのっけから素晴らしかった!
といいますか、『レフェルヴェソンス』の空間のニュアンスを良く連想させた。



その味わいは、デリケートで、エレガントな酸に支えられており、
ブージィーらしい堂々とした果実がそこにはあって、
よくこなれた、細やかで、奥ゆかしい泡がそうさせたのだと思う・・・

そして最初の一品は・・・

『毛蟹、コールラビ、パイナップル、パッションフルーツを2口で』



一方の背の高いグラスには、毛蟹とコールラビのアンサンブルを濃厚な味わいに仕立て上げ、
それをパッションフルーツのエスプーマで包み込み、独特の爽やかさを加えている。

もう一方のグラスにはパインナップルのグラニテが入っており、
最後は一緒にスプーンでほじって、濃厚さと爽やかさを一挙に楽しむ算段だ・・・

これには『アンドレ・クルエ』のシャンパーニュに潜む、
どこか熟成感のある、まったりとした味わいが抜群の相性を見せてくれた。

とにかく、最初からこれだから堪らないわけだ・・・