The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2010 ヴィノット カーゼ・コリーニ 1500ml

2014-06-12 15:58:38 | ワイン
水曜日の仕事が終わって、バス乗り継いでバスセンターで降り、
その日は川端ではなく、お不動さん前をテクテクと歩いた。

実は小1から高3まで、ワタクシこの辺が根城(笑)
懐かしさも手伝って、歩くスピードも緩やかに、
なるほど住むにゃイイ街だよな!などと一人ごと言いながらの帰還です。

上の橋の通りに出て、少しすると何時ものお店が見えてくる。
今日はカウンター空いているのかしらん?と覗いてみれば、
運よく、まるで来るのを待っていたかのように、カウンターだけ空いているではないか!

じゃあってことで、『ドゥエ・マーニ』さんで夜食をとることにしたわけだ。

日中ガッツリとカツなどを食べていたので、魚料理でお願いね!と前置きをしつつ、
まずはアペリティフが出てきて、湿気の多いその日は、とりあえずビール!ときて、
メインには『スズキのグリル、バルサミコのソース』が登場した。



まずもって、ココの魚料理の下ごしらえと焼き加減は絶妙で、
写真を見ての通りで、写真だと分かっていても、食らいつきたくなる様相です!

で、これに合わせてってことで、アレを出して!とシェフの指示があったかどうか?はともかくとして、
何れキッチン奥での、ソムリエ女史との少しばかりの密談の後に、表題のワインが出てきたわけだ♪





『ヴィニョット』もちろん仕掛けは太田社長です。
100%フリーランで造られていた『ラ・ヴァルラ』に、どの割合かは定かではないが、
プレスワインを入れてもらったと言う・・・

でもこれって、他ではフツーの事なんだけれど、
ここの造り手には、相当な口説きがひつようだったらしい・・・

飲んでみますと、あのバルベラのベーレンアウスレーゼのような甘さや濃密さは無いけれど、
綺麗な骨格と果実の凪のような中庸さが心地よく、むしろ料理に合わせるにはこっちがイイだろう。

じっさい『スズキのグリル・・・』からパスタへの流れで、じつに見事なマリアージュを魅せてくれた。

何度も言ってしまうが、ココのインポーターさんのワインには、
認めざるを得ない素晴らしさがあるということ・・・

ただしこれも、気の利いた料理があってのこと。
まずはお店とワインにご馳走様と言いたい・・・