The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2011 こころみノートン ココファーム&ワイナリー 栃木県足利市

2014-02-16 11:50:57 | ワイン
当方としては、初めての葡萄品種に挑戦です。

ココファームさんとしては、ノートンという特別な品種への挑戦と言う意味において、
『こころみ』という名を付けたとのこと・・・

ところでこの『ノートン』という品種は、
ヴァージニア州やミズーリ州などの米国東海岸で栽培されており、
なにしろ果皮真っ黒の、高温多湿に強い品種だという・・・

で、ココファームさんが地元で栽培したところ、これが良く育ったということなんですね。

そこで2010年から、この品種100%で仕込んだとのことで、
今回ワタクシは2011年ものをご相伴に預かったということなんですわ。



飲んでみますと、ヴィテス・エスティバリス特有のフォクシーはあまり感ぜず、
木樽とスミレとスパイス感があって、濃密ベリーへとアロマティックに続きます。

果実は真っ黒で、濃密なタッチですが、舌の横腹に強烈な酸味がアタックし、
飲み込んでみると、底味の濃厚さは無く、むしろサッパリとしたフィニッシュを迎えます。

特徴的な果実感は今までのどんな品種とも違い、
もしブラインドで登場させれば、参加者は戸惑うこと必至!

面白い品種だなーと感じました。

で、好きなタイプか?と聞かれれば、答えはノー!ですが、
このワインを3日間放置して、再び飲んでみますと、
舌の横腹を刺激した、あの酸味は優しくなっており、
この感じはOK!となったんですね・・・

ポリフェノールがいかにも多そうで、健康によさそう♪
酸味好きで、ローヌ系の大好き人間は興味を持ちそうかな?とも思っております。

ともかく、もう一年置いてみよっと♪

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