The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1985 エルミタージュ ラ・シゼランヌ シャプティエ

2014-02-12 22:55:23 | ワイン
当初記念日なので、東京では2人で食事をするつもりであったのですが、
そっちへ行くよ!などと連絡をしているうちに、流れで合流することになった。

で、東京組みの娘二人とワタクシ達合わせて4人となっては、
飲み食いするところは限られてくる・・・

しかも、飛び石連休の中日なので、知らないところへの飛び込みも怖いわけだ・・・
そんなことで『祥瑞』さんにアポとっての食事となりました。

ここでも美味しい肉を食らっては、ワインも飲み散らかして、
しかも実に見事な展開だったのですが、まずは少し置いといて、
西麻布で飲んだ表題のワインが、あまりに見事だったので、
まずは先に報告いたします。





『マーク・シャプティエ』と言えば、『エルミタージュ』の最高の造り手!
と言われて久しいわけですが、この『ラ・シゼランヌ』はその中でも、
『パヴィヨン』や『レルミット』や『メアル』などの下位に来る畑と言えるでしょう。

しかしながら、この85年ものは凄かった♪
『エルミタージュ』のティピシテの、優しく、そして実に旨みの乗った、
正しく甘露の熟成果実が、ものの見事に大化けする姿を見せてくれたわけなんですね♪

香りときたら、スミレの花にヴァニリンが交叉し、これがノーブル極まりないと来る!
待っていると、黒い果実に練れた甘いプラムが立ち上がり、それがネットリと絡み合うわけだ・・・
モカの風味にチョコレートが心地よし!

果実は洗練されて、スタイリッシュで、イイ酸味の下支えがあって、
それに加えて、後ろ髪引かれる、豪勢な余韻がともなっているわけなんですね♪

なるほど『シラー』ほど、早飲みされてしまっている品種もない!というのも、
こんなワインを飲むチャンスがあれば良くわかる!

それにしても『ヱレヴァージュ』さん・・・
いい状態だわ!

またよろしく!