土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

銭司聖天、金運向上のご利益大! 本名光明山聖法院。

2018年08月06日 | 京都の古寺巡り





(2018.08.04訪問)


木津川沿いには面白いお寺が点在しています。今日は特に金運向上の御利益で有名な銭司聖天を訪ねてみます。お金に縁のあるお寺
として金運向上の御利益で有名なお寺で、歓喜天ガネーシャをお祀りしています。ガネーシャは七代の財を一代で集める程、金運向
上に対して御利益があるといいます。「御利益あり」と聞くと居ても立ってもおれない性格の私め、それではとそのご利益を求めて
大和路号の代車はR163号を東に向かって失踪じゃなかった疾走するのでありました。

※大和路号は目下入院中、ディーラーから大和路号よりはるかにイイ代車を提供してもらっています。いいクルマはいいなァ!





▼参道正面に建つ本堂。        







[ 聖法院 ]
●山号 光明山 (こうみょうさん)
●寺号 聖法院 (しょうほういん) 通称 銭司聖天 (ぜずしょうてん)
●宗派 真言宗醍醐派 (しんごんしゅうだいごは)
●開基 宮野英順 (みやのえいじゅん) 尼僧
●開創 昭和58年 (1983年)
●本尊 如来三尊 大日如来坐像 釈迦如来 阿弥陀如来
▲拝観 境内自由 朱印 300円
▲http://www.z-shoten.or.jp 
▲京都府木津川市加茂町銭司美ノ畑26 電話0774-76-4956
▲JR大和路線「加茂駅」より タクシー約5分
 第二阪奈「宝来」よりR24号を京都方面へ、泉大橋右折R163号を上野方面へ約10分





▼本堂。重層、桁裄5間、入母屋造、銅板葺、戸口は正面3間。







聖法院縁起 (聖法院パンフから抄出)
現住職宮野英順が霊告を受け、京都醍醐寺にて得度。伝法灌頂を受け昭和58年 (1983年) 大阪府八尾市に寺院を開基。その後、現在
地に本堂はじめ諸堂を開堂した。別名銭司聖天と呼ばれているのは、銭司聖天の建つ木津川市加茂町銭司は、奈良時代初頭に流通し
た和同開珎の鋳造所の一つ鋳銭司があった処であり、それに因んで銭司聖天と呼ばれている。





▼本堂戸口。

        





▼本堂内陣に架かる山号扁額。見えるでしょうか、外陣と内陣の境は全面ネットで仕切られています。







▼本尊の如来三尊。 中尊大日如来坐像、右釈迦如来坐像、左阿弥陀如来坐像。
 三尊いずれも木造、松久朋琳、宗琳の親子仏師作。







▼中尊大日如来坐像。総高3.4m。                            













▼右尊釈迦如来坐像。総高3.4m。







▼左尊阿弥陀如来坐像。総高3.4m。



三本尊のお躯と光背が同色というのは何か意味があるのでしょうか。
光背はやはりキンピカがいいように思うのはボクだけでしょうか。





▼聖天堂。方3間、銅板葺、一間向拝付。本尊 銭司聖天(秘仏)、十一面観音立像、薬師如来坐像。







▼聖天堂扁額。







▼聖天堂正面。内陣の仕切りはガラス格子戸。







▼聖天堂内陣。本尊聖天さん(秘仏)はもちろんいません。どこに居られるかも判りません。
 中央には十一面さんがお立ちで、極々新しい像立でしょう、法衣の美しいこと。        













▼境内の一角に大きな和同開珎。1枚500円の金箔を買って和同開珎に貼り、金運向上をお祈りしましょう。               

       

祈り方も色々あるもんですワ。





▼お稲荷さんが沢山お祀りされてます。
 ちなみにこんなお稲荷さんです。光明稲荷大明 神蘭学稲荷大神 麗法稲荷大神 石上布留大神 白聖龍王 高山権現大神。







▼大師堂。真言宗開祖弘法大師空海さんをお祀りしています。







▼大師堂扁額。







▼大師堂内陣須弥壇中央にお大師さん。                           













▼閻魔社。冥界の王として君臨する閻魔大王をお祀りしています。それにしては少々弱々しいお社ですネ。







▼閻魔大王、さすがに顔はコワイです。







▼鐘楼。







            ▼水掛けお不動さん。







▼護摩堂。六角円堂、銅板葺、屋根の宝珠受けも六角基壇に宝珠が乗っています。
 本尊大日大聖不動明王坐像。月四回護摩焚法要が行われるそうです。







▼護摩堂本尊大日大聖不動明王坐像。
 前に立つ眷属像の左は矜羯羅童子か制多迦童子、右の方が判りませんネ、女性神に見えます、どなたでしょう。







▼正面を見据える眼力はさすが。              













▼僧侶の方もなんだか判らないモニュメント。本坊の前に有ります。







▼六地蔵。







▼わらべのさと。池の中に立つ観音様に見守られるわらべの石像を池の周りに安置して水子供養を行います。     







            ▼わらべのさとの聖観音。                 













▼安息の地という庭園、毘葉羅園(ビハーラ園)。
 神仙思想、仏教、密教、陰陽道の思想が取り込まれた枯山水庭園です。   

























▼ご朱印です。聖天さんの正体はこの方です。







このお寺、R163号沿いにあるので足の便は抜群、周囲を茶畑や緑に囲まれたきれいなお寺、長閑な環境は申し分ありません。
なんでもありのお寺で、本堂よりも聖天堂が重要と思われる寺院、聖天さんとはいわゆる歓喜天本名ガネーシャ、ヒンズー教の主神
シバの子神が祀られているお堂です。絶対秘仏のためスガタカタチはありません。ガネーシャは象の顔を持ち身体は人間という姿、
こんな本尊に是非一度会ってみたいもんです。金運向上、商売繁盛、良縁成就、病気平癒の祈願に功徳ご利益があるそうですヨ。

銭司聖天これにて オ シ マ イ 。

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