(2014.01.25訪問)
御寺泉涌寺の塔頭寺院と云うことで、少しばかり身構えて訪ねてみたのですが、なかなかどうして、非常に
オープンなお寺です。
「蓮華の間色紙の障子」がメディア取材などで超有名になり、色付きシーズンには大人気と聞きます。
「蓮華の間」に一人で座り、お抹茶一服いただきながら、色紙の世界を愛でる、よろしいなァ。
今は残念ながら華やか、鮮やかな色はありません。
▼「蓮華の間」色紙の障子。
[ 雲龍院 ]
●山号 瑠璃山(るりさん)
●寺号 雲龍院(うんりゅういん)泉涌寺塔頭
●開基 後光厳天皇
●開山 竹巌聖皐上人 (ちくがんしょうこう)
●創建 応安五年(1372年)
●宗派 真言宗泉涌寺派 別格本山
●本尊 薬師三尊像
▲京都市東山区泉涌寺山内町36 TEL.075-533-7125
▲拝観料 一般400円 お抹茶付き900円 御朱印300円
▲拝観時間 9:00~17:00
▲http://www.unryuin.jp/
▲JR京都駅、京阪七条駅市バス208号系統で「泉涌寺道」下車徒歩10分
京阪四条駅から市バス207号系統で「泉涌寺道」下車徒歩10分
JR奈良線東福寺駅、京阪東福寺駅から徒歩15分
雲龍院縁起(雲龍院HPから抄出)
雲龍院は応安五年(1372年)後光厳天皇の御建立。同所に後円融天皇、康応元年(1389年)龍華殿を御建
立。応仁の乱で文明二年(1470年)全山焦土化、僅かに後光厳、後円融天皇の尊像を残すのみとなった。
桃山時代を経て、江戸初期中興の祖、如周宗師が雲龍、龍華両院を合併し雲龍院のする。御水尾天皇から造
営費御下賜、写経の道場を現在の位置に再建。江戸時代、本願天皇から御下賜金を賜りて諸堂修理、鎮守堂、
鐘楼等の建立。皇室との御縁で玄関、方丈、勅使門を賜り歴代の御尊牌を奉安する霊明殿は明治二年現存の
様に再建された。
▼泉涌寺参道総門の山内案内イラストマップ。今日訪ねたのは赤丸の塔頭です。
▼泉涌寺大門の前を右に行くと雲龍院の参道です。
▼上ること少々、山門に着きます。
▼山門右に勅使門。皇族専用です。
▼禅門に必ずある石碑と思うんですが、ここは真言宗、なんと書いてるんでしょうか。
▼庫裡まで一直線に続く参道の左右は手入れが行き届いています。
▼二本柱の屋根付き井戸です。
▼袴腰の鐘楼。
▼相当リラックスしている観音さん、石像でイイお顔です。
▼庫裡です。右の書院玄関が拝観口です。
▼書院玄関の衝立。作家はわかりませんが、龍です。
▼書院蓮華の間の「色紙の景色」
雪見障子のガラス四枚にそれぞれ違うお庭の表情を見ることが。色のシーズン、花のシーズンには是非どう
ぞと云われました。報道ステーションでもやってましたネ。
▼蓮華の間縁側からの庭園。
▼書院大輪の間。
▼大輪の間から庭園。
▼大輪の間縁側からお庭。
▼大輪の間。
▼霊明殿。明治元年建立の皇族位牌堂。
▼霊明殿前庭に徳川慶喜寄進の燈籠。白砂の菊の御紋が珍しいです。
▼霊明殿前庭の勅使門。
▼庭園。
▼龍華殿(重文)。雲龍院の本堂です。桁行五間、梁間五間、入母屋造、サワラ杮葺。一間の向拝付。
写真はウイキから借用。
▼龍華殿扁額。
▼内陣。
▼内陣後ろに仏殿があり、本尊薬師三尊が祀られています。向かって右日光菩薩、左月光菩薩。
▼本尊薬師如来坐像。木造、作者は不明ですが鎌倉期の造像。
▼本堂側面を参道から。
▼庭園。
▼書院悟之間。
▼庭園。
▼ご存知「迷いの窓」
▼ご存知「悟りの窓」
▼白砂の菊の御紋。
▼御朱印です。
悟之間では一人だったので、悟丸窓の前でしばらく瞑想いや迷想、外の楓のグニャ裸木を見ていると曲がり
くねった根性を見透かされているようで、あ あ イ ヤ だ 。
と云うことで雲龍院 オ シ マ イ !
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