裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

災害ボランティア

2016年06月06日 10時23分58秒 | 被災地ルポルタージュ
熊本で災害ボランティアをしてきた。
今回は、駅前のホテルに泊まって(移動も宿泊ももちろん自前)、熊本市が設営したボランティアセンターに出向き、仕事のマッチングをしてもらい、現場に派遣されるって形。
それにしても、自治体(公的な)運営のボランティア活動は、のんびりしてる。
基地内に人員がふんだんに配されてて、どう見ても人余りなんだけど、手持ち無沙汰な彼らはなにをしてるんだろ?
それに、時間はきっかりから、安全を最重視、もいいけど、柔軟さがない。
待ち時間とか、長すぎ。
長蛇の列ができてんだから、さっさと開門すればいいのに。
各地に配される人員も、なんとかの確認、かんとかの確認、で仕事量を相当にロスしてる印象。
も少しフレキシブルに動けんかね。
装備、器具や、食料、飲料などの物資はふんだんに用意されてて、まさにボランティアさんたちに対するサービスが行き届いてるけど、こっちとしてはもっとキビキビ動きたいんだけどな。
しかし確かに、ボランティア参加の敷居は下がって、誰もが飛び込める環境にはなってる。
小学生から、女性、ご老体まで、気軽に参加できる。
こうしてボランティア経験者が増えてくといいと思う。
一方、一面を荒野にされた東北で経験したのは、NPOや非営利の団体が運営する、民間のボランティア団体だった。
ここはすべてが自主性と自己判断に任されてて、そのおかげでものすごい機動力があった。
即断、即決、即行動。
装備や安全性に関しても自己責任。
一匹狼たちの集まりで、公営チームみたいなほんわか和やかムードとは大違いのギスギス感があったけど、きわめて高い充実感があった。
どっちがいいとは、もちろん言いきれない。
どっちも、被災地、被災者を想って、押しとどめようのない気持ちで活動してるんだった。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
コメント
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