徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

固い結束の下/第28節広島戦

2009-10-05 05:34:39 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10

健太「やることというのは、あと6試合で変えるつもりもないし、選手たちも何をすべきかというのはわかっていると思う。(中略)運もあるのかもしれないが(中略)どのチームも、あと6試合苦しい戦いになると思っているが、そういう中でどこまでチームが団結して、ひとつの固い結束の下に戦えるかどうかというところがポイントになると思っている」」(J'sGOAL 10月3日付

土曜日。
アウスタで清水対広島。10月に入ったのにとにかく日差しが強く暑い。復帰、休み明けのプレーヤーがいる広島にとってはそれほどいいコンディションではないのは間違いなく、ホームゲームというだけではなくこの日が清水のゲームになることは始まる前から予感できた。
広島戦は今シーズンの中でも特に楽しみにしていた対戦のひとつで、だからこそ勝てたゲームであったし、勝たなければならないゲームだった。ただロースコアになったものの内容についてはほとんど文句なしに面白いゲームになった。両チームのエースストライカーのいかにも彼ららしいゴールが決まった前半、戦前に予想されていた守備の清水、攻撃の広島という構図が完全にひっくり返された後半。広島は後半足が止まったということもあるのだが、思った以上に慎重な戦い方を選択していた。広島らしいパスワークで崩されそうになった場面は数えるほどではなかったか。逆に言えば出しどころがなければ最終ライン付近で恥知らずな横パスを我慢強く繰り返すことができる広島というのは、やはり自分たちのスタイルに自信を持っているとも言える。まあその点に関しては観ていてあまり面白いものではないのだが。
残り10数分の怒涛の攻撃でゲームを決めたかったところではある。

青山(広島)「出し所がないというか、相手がそんなに前から来なかった分、別に回していれば良いという意識だった。そこでボールを取られて失点したわけでもないし、焦りはなかった」

テル「そうですね。ボール回しはうまいと思うし、ボールを動かしながら僕とか中盤の選手が取りに来たところで、その背中を狙うというか、そのへんは狙っているというのがわかっていた」
(以上J'sGOAL 10月3日付

しかしこれで暫定ながらも、ついに首位に立つ。さらに日曜日のゲームで鹿島が負けたために、ほとんど確定ながらも暫定1位は守った(あとは7日の鹿島対川崎の15分間+αの再試合の結果次第)。これで自力優勝の可能性も出てきたわけである。
ただし鹿島が大失速したように当然のように上位に立てば立つほど対戦相手のマークは厳しくなる(鹿島の失速は疲労だけではなく鹿島の選手層とメンバーの固定に問題があることは明らかなわけだが)。清水も鹿島が経験したような他クラブからのスカウティングの目と厳しいマークをかいくぐりながら辛抱強く戦い続けることができるか。これからは固い結束の下、プレーヤーだけではなく健太とスタッフの手腕がより一層試されるわけである。
代表戦、天皇杯を挟んで、リーグ再開は二週間後。残り6ゲーム。次は18日、アウエイで最下位大分戦。負けられない戦いは続く。

ついに(暫定だが)首位に立ったということで静岡で呑む。
で、おでん街に行ったところで財布を落とす。最悪。
しかし、なぜかポケットの中に新幹線代ぴったりの金が残っていた。
最悪でもないか…。

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