健太「やっぱり初めて……なんか熱くなるようなゲームができたのかなと。やっぱりなかなか……それまでは何となくというような戦いが続いてたという風に思うんですけど、それがやっぱり厳しい状況というのも選手も……当然にわかってる中で(中略)その辺の気持ちの部分が相手より若干上回ったのかなと。それが結果につながったという風には思ってます」(Sの極み 5月11日付)
スカパーで「清水対鹿島」戦。
鹿島相手に5年ぶりの勝利。特に健太就任後は節目節目で鹿島に痛い目に遭わされて来た……というか、ですね。トニーニョ・セレーゾ、パウロ・アウトゥオリ、オズワルド・オリヴェイラという鹿島歴代の名監督たちに痛い目に遭わされて来たと表現した方が正確かもしれない。これまでもゲームの内容として手も足も出ないと感じたことはなかったが、ゲーム中の的確な指示・修整、きっちりモチベーションを上げたプレーヤー個々の球際の強さ(そしてスーパープレー)といった彼らのマネージメントは、他サポながら感嘆を挙げるしかなく、新人監督だった健太にとっても強く印象に残っていることだろう。
しかし正直言って、今回のゲームではこれまでのようなマネージメントの冴えが感じられなかった。確かにマルキはいないし、ACLの疲労もあるだろう。しかし、前々から書いているように、まあそんなことは総力戦で戦うリーグ戦ではどのクラブでもあり得ることで、そのための選手層なのだ(開幕前から今季の鹿島と川崎の選手層には疑問がある)。
今回はヤジと西澤に替わって、前線はフェルとオカの2トップに枝村のトップ下とフレッシュなメンバーになった。技術的な面ではともかく、気持ちを出して献身的に走り続けるオカの存在は今のチームには必要なもので、ポストとしても十分機能したのは意外だったが、このチョイスは正解だった。あんまし言いたくはないが、現状のようにチームの調子が上がらない時には、いろんな意味でリクエストが多いヤジよりも、いろんな意味でシンプルなオカの方が機能しやすい(おそらくチーム状態が上がったときにヤジ本来の実力も発揮されるはずだ)。で、ピッチ内の人間関係もいろいろあるようだが、フェルに関しても淳吾に加えて枝村が入ったことで連携は非常にスムーズになった。もうね、こういうときは人間関係もシンプルな方がいい。
シンプルってのは、まあ要するに対症療法的で、早晩行き詰るけれども。
そして恐らく乗り切れない現状で鹿島と対戦することについて、期するものがあったであろう健太が、後半40分過ぎに淳吾に代えて山ちゃんを投入したことにも明確なメッセージを感じた。もちろん守備的な戦術的交代ということもあるだろうが、それ以上に苦しい時間帯に耐えて声を出せるプレーヤーということが大きいのではないか。ナビスコ予選を戦う上で、決勝トーナメント初戦の相手に鹿島を想定しているように、健太の今季鹿島戦に対する思いはこれまで以上に強い。期待している。
ここ7ゲームで4勝2分1敗ならば責められるような内容ではないのだけれども、決して、いまだに乗り切れているとも言えない。それでも自分たちの力を証明するためには、自分の力を信じて戦い続けなきゃならんのよ。
次はようやく一週間空けて、日曜日(19日)不発弾処理でキックオフ時間変更の味スタで東京ヴェルディ戦。中断前最後のリーグ戦。
スカパーで「清水対鹿島」戦。
鹿島相手に5年ぶりの勝利。特に健太就任後は節目節目で鹿島に痛い目に遭わされて来た……というか、ですね。トニーニョ・セレーゾ、パウロ・アウトゥオリ、オズワルド・オリヴェイラという鹿島歴代の名監督たちに痛い目に遭わされて来たと表現した方が正確かもしれない。これまでもゲームの内容として手も足も出ないと感じたことはなかったが、ゲーム中の的確な指示・修整、きっちりモチベーションを上げたプレーヤー個々の球際の強さ(そしてスーパープレー)といった彼らのマネージメントは、他サポながら感嘆を挙げるしかなく、新人監督だった健太にとっても強く印象に残っていることだろう。
しかし正直言って、今回のゲームではこれまでのようなマネージメントの冴えが感じられなかった。確かにマルキはいないし、ACLの疲労もあるだろう。しかし、前々から書いているように、まあそんなことは総力戦で戦うリーグ戦ではどのクラブでもあり得ることで、そのための選手層なのだ(開幕前から今季の鹿島と川崎の選手層には疑問がある)。
今回はヤジと西澤に替わって、前線はフェルとオカの2トップに枝村のトップ下とフレッシュなメンバーになった。技術的な面ではともかく、気持ちを出して献身的に走り続けるオカの存在は今のチームには必要なもので、ポストとしても十分機能したのは意外だったが、このチョイスは正解だった。あんまし言いたくはないが、現状のようにチームの調子が上がらない時には、いろんな意味でリクエストが多いヤジよりも、いろんな意味でシンプルなオカの方が機能しやすい(おそらくチーム状態が上がったときにヤジ本来の実力も発揮されるはずだ)。で、ピッチ内の人間関係もいろいろあるようだが、フェルに関しても淳吾に加えて枝村が入ったことで連携は非常にスムーズになった。もうね、こういうときは人間関係もシンプルな方がいい。
シンプルってのは、まあ要するに対症療法的で、早晩行き詰るけれども。
そして恐らく乗り切れない現状で鹿島と対戦することについて、期するものがあったであろう健太が、後半40分過ぎに淳吾に代えて山ちゃんを投入したことにも明確なメッセージを感じた。もちろん守備的な戦術的交代ということもあるだろうが、それ以上に苦しい時間帯に耐えて声を出せるプレーヤーということが大きいのではないか。ナビスコ予選を戦う上で、決勝トーナメント初戦の相手に鹿島を想定しているように、健太の今季鹿島戦に対する思いはこれまで以上に強い。期待している。
ここ7ゲームで4勝2分1敗ならば責められるような内容ではないのだけれども、決して、いまだに乗り切れているとも言えない。それでも自分たちの力を証明するためには、自分の力を信じて戦い続けなきゃならんのよ。
次はようやく一週間空けて、日曜日(19日)不発弾処理でキックオフ時間変更の味スタで東京ヴェルディ戦。中断前最後のリーグ戦。
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