徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

生き残るためにすべきこと/2nd第3節 名古屋戦

2015-07-20 12:32:14 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス2015

昨夜は日本平で名古屋戦。
テレビで中継を観ているとストレスだけが溜まっていただろうけども、多くの観戦者が抱いているストレス込みで、実は熱くて面白かった。鹿島戦に続いて、やはりゲームはスタンドで観るべきだと実感したわけだ。わすか勝ち点1しか取れず、またもや最下位に沈んでしまったとはいえ。

久しぶりにいつものシートに座ると、車椅子スペースで付き添いの男が名古屋のゲーフラを上げていた。さすがにそりゃねえだろ(メインスタンド最前列のど真ん中である)と思ったので抗議。自分とこのスタジアムのど真ん中で相手チームのデカいゲーフラを掲げられて黙っていられるのか。そこまでお人好しでいいわけがない。まあメイン(バック)スタンドでの段幕問題は以前浦和戦で炎上した。名古屋の彼には気の毒だし、心の狭い奴と思われるかもしれないが、これもあの時と同じように手続きとしてはクラブのアナウンス不足の問題で、清水エスパルスの「ホームの真剣」が問われているわけだ。

喫煙所に行くと、下の階にある関係者用の喫煙所に竹内前社長が現れた。当然黙ってるわけにはいかないので大声で原強化部長の責任を問う。この辺、個人的に訊いても仕方がないし、竹内さんだっていちいち付き合っていられないのは、それはそれなりに理解できるので、公式にメディアがきっちり突っ込んでもらえんかのう…。竹内さんは正面玄関へは戻らず、別の入口に姿を消したようだ。
ホームは本当に気が休まらない。何しに来ているのかわからんが。

しかしゲームは久々に熱くて「面白かった」。カッコ付きにしたのは、当然これはポジティブな意味を持っていないからである。
なぜ交替が後手後手を踏み続けるのか。10人相手のゲームマネジメントは徹底されていたのか。枝村、犬飼の守備の「軽さ」に危機感を持たなかったのか。大榎克己の問題はいつまで経っても解消されない。
ピーターの突破力と決定力、デュークの推進力、そして鹿島戦に続いて孤軍奮闘としか言いようがないほど身体を張ってゴールを守り続けた杉山。光明、というべきか、反転の萌芽は見えてきた。闘う姿勢が見えればスタンドは熱くなる。
野次でも怒号でも悲鳴でも構わない。「面白かった」というのは、ひとつひとつのプレイに真剣に反応する、ゲーム中のスタンドの熱さに救われたことにある。
何てったって生き残るためには何が何でも勝ち点を稼がなければならない。そのためにはスタンドだって真剣に、必死になる姿を全身で表現すべきだ。

勿論ゲーム後(そして次のゲームまで)の批評は必要だ。激烈な大榎批判やフロント、チーム批判は続けられるべきだろうと思う。今シーズンの結果がどのようなものになろうとも、去年のゴトビ更迭に遡って「結果責任」は問われなければならない。それは絶対、である。
今必要なのは清水に関わる人たちが全力で大騒ぎすることで、注目を集め、フロントにプレッシャーをかけることである。スタンドだけでなく、ブログやSNSを使っている人は積極的に「清水のこと」を発信して欲しいと思う。その時のためにも戦術系ブロガーの皆さんにも徹底的な批評を続けて欲しい。
それだけして、ゲーム中は勝利だけを祈り、全力で後押しするのだ。
いい歳したおっさんである大榎をマネージャーとして「成長」させるにはとんでもない労力が必要だが、若いプレーヤーはどんな奴だって可能性だけはある。大榎よりも若いプレーヤーをスタンドから「成長」させる方が手っ取り早い。そのための後押しである。

メインスタンドのシーズンシートのご近所さんも自らゲーフラを作り、選手入場時に掲げていた。本気で喜んでいること、本気で怒っていること、本気で願っていること、それをそれぞれのやり方で表現していこう。
清水エスパルスは生き残るためにもはや総力戦の状況になっているし、その覚悟をすべきだろうと思う。

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