マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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高田八坂神社大御幣

2007年10月29日 08時37分53秒 | 桜井市へ
大御幣は座敷に供え、前に小石をひとつ置きます。

小石二つを9月28日の早朝7時に吉野町の吉野川でオナンジ参りで拾ってくる。

大名持神社で参拝して戻るともうひとつの小石は八坂神社拝殿に供えておきます。

この日の夜半、宮講四人は当家宅に集まって座を設け宮講お仮屋神事が行われるという。

座の膳はすまし汁、平アゲ四種、焼き物、付多五種、付だし一品、モチに酒。

過去には昼膳と夜膳が振舞われていたが、今は簡略化し夜膳だけにされている。

(H19.10. 1 Kiss Digtal N撮影)

高田八坂神社お仮屋

2007年10月29日 08時36分48秒 | 桜井市へ
10月1日、桜井市高田の八坂神社の分霊を奉るお仮屋は宮講の当家宅の玄関先に建てられる。

同神社はメスリ山古墳の裾野に鎮座する。

寛政のころの宮講は16軒。

昭和30年代には12軒。

それが現在たったの4軒(4年回り)で行われている。

入講を望むが辞退する家ばかりでこのままでは滅亡しそうじゃと当家は肩を落とす。

モウソウ竹でお仮屋を設え建てていたが年老いた宮講衆はとてもじゃないけどでけんと5年前に木製のお仮屋を製作されたが屋根にヒノキの葉で覆うのは継承している。

お仮屋の前には四つの御膳(本社、三つの末社)を並べて小さなお椀が五つ乗せる。

洗い米、塩、豆にクリ、お頭付きメザシ(イワシやジャコの場合あり)と中央にお酒を供えます。

お仮屋の内部には当家が作られた小御幣を置き、毎夜灯明を点けて秋祭りまで毎日お参りする。

(H19.10. 1 Kiss Digtal N撮影)