本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

みんなの道徳解体新書

2017-01-01 06:30:00 | Weblog
あけましておめでとうございます。
昨年は本はぎりぎり100冊到達だったので、今年はもっとたくさん読みたいです。
CDはいい感じで購入枚数を抑制できました。サブスクリプションサービスの利用が増えた効果です。
映画はたくさん観ることができました。エンタメ系が多かったので今年は芸術作品も観たいです。


■本
1 みんなの道徳解体新書/パオロ・マッツァリーノ

 過去から現在に至るまでの道徳副読本の内容を面白おかしく紹介しつつ、2018年度から小学校で正式な教科として格上げされる「道徳」教育の矛盾や、それを推進する側のズルさが指摘されています。パオロ・マッツァリーノさんの著作に一貫する姿勢ですが、事実に基づかず感覚で過去や自分の理想像を美化する大人たちを、資料やデータをもとに一刀両断してくれるのでとても痛快です。自分の頭で考えることと、自分と異なる多様な他者を受け入れようと努力すること、の大切さを教えてくれる素晴らしい本です。


■CD
1 Armed Forces/Elvis Costello and the Attractions

 バンド名義のエルヴィス・コステロの3作目。この次の「Get Happy!!」あたりまでが、ポップでかつ勢いのある初期のエルヴィス・コステロ節が堪能できます。捨て曲なしの3分前後の短い楽曲がたたみかけるように続き、聴いていてとても心地よいです。演奏する側が楽しんでいることが伝わってくる素敵な作品です。


■映画
1 HERO/監督 鈴木 雅之

1 木村拓哉さん主演の人気ドラマの映画化2作目。ドラマをを観ていなくても、豪華俳優陣演じる各キャラクターの個性が際立っているので、わかりやすく楽しめます。ただ、そのキャラクターが強烈過ぎてかつ人数も多いので、その活用に力を注ぎ過ぎたのか、ストーリーの方がかなりチープです。検察官が事件を解決する謎解きのスリリングさは全く味わえませんでした。松たか子さん演じるヒロインとの関係が微妙なまま終わったのは、最近のドラマにしては奥ゆかしくて好感が持てました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする