本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

松本坊主

2009-06-22 05:45:37 | Weblog
本は目標の半分達成です。

■本
49 松本坊主/松本 人志
50 お払い箱のビジネスモデル/小屋 知幸

49 ダウンタウンの松本人志さんの自伝的内容。生まれてから1998年くらいまでの生い立ちが分かります。やはり成功する人は、他人とは違う考え方を持っていて、偶然(あとから振り返ると必然?)の出会いがあり、尋常ならざる努力と情熱を仕事に注いでいるということを改めて感じました。後の「大日本人」や「すべらない話」の展開もなんとなく理解できます。まさか結婚されるとは思わなかったですが。松本さんもおっしゃっているとおり、DVD化などで評価され続ける松本さんのお笑いのクオリティの高さはやはり凄いです。映画2作目はかなり不安ですが、たぶん観に行くと思います。

50 悪くはない本なのですが、2006年の本なので、マクドナルドの現在の快進撃など、どうしても現状と合わない点が出てくるのが残念です。ビジネスモデルのケーススタディの掘り下げもどちらかと言えば結果論で浅い気がしますし、結論も常に時代を流れを読みつつ「絶えざる革新」をすべし、とビッグワードなのが物足りません。どのように時代の流れを読んで、「絶えざる革新」をしてきたかを分析することが、本当に大事なことなのでしょうが、やはり難しいのでしょうね(それができれば自分で事業をしていると言う話なので当然ですが)。僕にとって本書が有益だったのが、一貫して「マーケティングシステム」と「オペレーションシステム」というフレームワークを使って各ケースを分析している点でした。特に斬新な切り口ではないのでしょうが、共通したフレームで論じてくれているので、すっと頭の中に入ってきました。


■CD
14 ハピネス!/曽我部恵一BAND
15 Good Feeling/Travis
16 3 Feet High and Rising/De La Soul

14 前作の延長線上のポジティブさ全開の作品。ちょっと一本調子過ぎるのと、僕のバイオリズムが低下気味なこともあって、同時期に買った、くるりの「魂のゆくえ」の方をついつい選択してしまい、聴きこむには至っていません。「東京ディズニーランド」って曲は子持ちの僕としては共感できるないようでした。どうってことはない内容なんですけどね。

15 いまやベテランとなったTravisのファーストアルバム。落ち着いた安定感が持ち味のバンドですが、デビュー作だけあって、若い激しさや熱さが感じられます。2作目でブレイクするバンドに特有の物足りなさと可能性を感じる作品になっています。Travisのベストの作品とは言い難いですが、ファンなら遡って聴く価値のある作品です。彼らが何を捨て去り、何を獲得したのかがよくわかります。

16 ラップがいろんな意味での「ヤッタ、ヤラレタ」だけがテーマとなる前の傑作です。学生時代にカセットテープ!でよく聴いていたのですが、ブックオフで見つけて衝動買いしました。ゆるく、前向きでカテゴリーフリーな感じが今聴いても新鮮です。アイデア満載で「こうきたか!」と思わず笑みがこぼれます。日本のヒップホップはこの作品に多大な影響を受けている気がします。親しみやすさと深みのバランスが絶妙な作品です。ラップ嫌いの方にもお勧め。
コメント
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