本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

ネット未来地図

2007-12-09 06:42:01 | Weblog
■本

知らぬ間に目標は到達していましたね。
年100冊はちょっと厳しそうですが。

90 ネット未来地図/佐々木俊尚
91 モバゲータウンがすごい理由/石野 純也

90 副題の「ポスト・グーグル時代 20の論点」のとおり、コンパクトにgoogle出現後のネット周りの論点を整理してくれているので、非常に有益です。短時間で、この分野を勉強したい人には強くお勧めします。ネットでの行動履歴の捕捉から、携帯、GPSや電子マネーといった技術を用いて、リアル世界の行動の履歴まで蓄積されつつあり、まさにこの分野が「ポスト・グーグル時代」の主戦場であることがよくわかります。文系の僕は、技術だけでなくプライバシーや人の心理的な抵抗も考慮しないとこの種のビジネスはうまくいかないと思っていますが、意外と技術がそれらを超越して、当たり前のように、リアル世界でもレコメンド広告が提供されたりするのかもしれません。

91 90を読んでやはり時代の流れ上携帯のことも勉強しないと、ということで読んだ本です。携帯勝手サイトの勝ち組「モバゲー・タウン」をひたすら絶賛し続けていて、勝ち馬に乗っているような感じもする本ですが、統計資料や丁寧な取材に基づく内容で、参考になります。PCでのネットと携帯でアクセスするネットとは別ものとして考える必要があることがよくわかりました。ビジネスツールとしてのPCインターネット環境が廃れることはないとは思いますが、コミュニケーションや娯楽としてのツールとしては、携帯インターネットの方が主流(すでに中高生ではそう)になっていくのかもしれません。


■映画
40 ダーウィン・アワード/監督フィン・タイラー

 最も愚かな死に方をした人に授けられる「ダーウィン・アワード」を題材にした映画。その賞に注目した脚本がよくコンパクトにまとまっていて楽しめました。ジョセフ・ファインズもいい味出しているし、ウィノナ・ライダーはやはりきれいです。メタリカも格好いいし、いろんな小ネタ満載です。人間は所詮お馬鹿な存在だという監督の目線の低さとそれにもかかわらずある種の敬意が感じられるところがいいです。あと、一応サスペンス的要素もあるので、ただのコメディ映画とは違うオリジナリティもあります。いい意味でも悪い意味でも薄味な作品で、映画というよりもテレビの連続ドラマでもっといろんなエピソードを見たいと思いました。
コメント
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