本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

マラソン

2007-02-17 07:44:13 | Weblog
■本
15 3時間台で完走するマラソン/金 哲彦
16 マーケティング・リサーチの実際/近藤 光雄 小田 宜夫

15 ウオーキングを重視するなどマラソンをはじめるにあたっての敷居をすごく低くしているにも関わらず、レースマネジメントトレーニング、ボディケアなどかなり専門的で実践的な内容についても書かれてあるとてもよい本です。マラソンを始めるために必要な内容はほとんど書いてあります。特にトレーニングについてはさまざまなタイプをすごく詳しく書いてあり参考になりました。来月にフルマラソンに出る予定なので活用したいと思います。それにしても「東京マラソン」の影響でマラソンがすごいブームなんですね。へそ曲がりな僕としてはマラソンがあまりメジャーになると少し興ざめな気もします。

16 10が予想以上によい本だったので、姉妹書の本書も読みました。具体例にかなりのページが割かれていて調査についてのイメージが持てるので非常に参考になります。手順については少し理想的な姿に偏りすぎている傾向もあるように思えましたが、知識として知っておくべき内容が満載です。


■映画
9 幸せのちから/監督 ガブリエレ・ムッチーノ

 正直全く期待していなかったのですが、思ったよりいい映画でした。畳み掛けるように不幸が訪れ、クライマックスの成功までだれずに一気に見せてくれます。監督は本作が初のハリウッド作品らしいですが、今後ブレイクするかもしれません。でも、子供をそこまで底辺の生活に付き合わせるのは親のエゴだと言う気がして主人公に共感はもてませんでした。恐竜時代にタイムスリップしたという空想の世界を子供と共有し、トイレで夜を明かす苦痛を和らげようとするシーンは完全に「ライフ・イズ・ビューティフル」のパクリです。あちらは収容所という逃れようのない環境だから父親の苦悩がすごく理解できますが、本作は子供を母親に預ければいいだけなので、どうしても共感できません。子供の寝床を確保するために、女性にバズをゆずらないなど、お金がないときに「レディ・ファースト」など言ってられない切羽詰った感はよく出ていて、この種の映画によくありがちな貧乏だけど高潔といった偽善的な感じではなく、その点は好きです。アメリカ的資本主義の病的な姿を理解するのにも本作は役立つかもしれません。でも多くの人は自分が成功する側の人間だと錯覚して、日本も格差拡大に向かうのでしょうか?

コメント
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