【アベノミックス】
ピザでもお好み焼きでもなく、特異なソーメン流しに類する。
なけなしでありたけのソーメンに、お人好し大衆はにわかに色づくが、
箸一本だにつつくことができず、流れていくソーメンを見送りながら、
二度目のバカ面を思い知ることになる。
但し、特席のテーブルに大量に流入する仕掛けはちゃっかり併設されている。
構造現状維持の大盤振る舞い、「私はやっている」の手前味噌の果てに、、
有史以来のてんやわんや、すっからかんの大パニックが確実視される。
【アベノ国防軍】
戦う前から戦勝気分で、妄想に歯止めがかからない隊長が率いる軍隊。
異国の大元帥への片想いが嵩じ、「鉄砲玉」もやぶさかではない。
隊長は常人の理解の閾値をこえて神経質であり、
攻撃的言辞には、あたかも被曝したかのごとく逆上するという、
際立った行動特性のお方でもある（よく見れば子どもにもわかる）。
生育歴に由来すると思われるこうした感受性の過敏さが、
陣地防衛とエイリアン対策の一層の強化に資することがあり、
幻想の同盟関係に欠くべからざる人材として重宝される一面、もある。
しかし想定されるシナリオの一端は、次のようになる。
「この高揚感に、きみも加わえてあげよう」
「隊長、同盟軍のヘリが動きません」
「なに、イシハラさんに確認してみろ」
「すでに除隊されています」
「バカな。ペンタゴンにつなげ」
「音信不通です」
「ジョーダンだろ」
「完全に包囲されました」
「聞～てねえよ」
