イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

亀井静香、読売テレビを一喝

2009-10-03 23:50:28 | テレビ番組

 近年、テレビ放送に所謂トーク番組が激増している。

有名芸人を数名ほど配置し、ちょい売れのガキタレントを若干、あとは無名ないしは新人のこれまたガキタレを10名ぐらい出演させている。

内容はトークとはほど遠い駄洒落やナンセンスな会話をテンポだけは速く”ウケやノリ”だけの意味のない言葉をやりとりするものだ。

出演者たちはオーバーなリアクションで互いに笑い転げたり拍手を仕合ったりで全くの無芸で会話は決まって断片的。単なる”ウケやノリ”だけがだらだらと続くというお粗末番組である。

TV局にしてみれば視聴率もそこそこでありドラマなどに比べたら至って安上がりな番組になるわけだから損はない。

今朝、読売TVで「ウエークアップぷらす」なる報道番組を観た。

亀井静香金融担当大臣が生出演していた。司会者(辛坊治郎)他に岩田公雄(読売新聞特別解説委員)森本敏(拓大教授)岩井奉信(日大教授)高橋進(日本総研副理事長)がいた。

番組は郵政見直しとモラトリアム法案(仮称)をコメンテーターが亀井静香に質問すると言う形で斬る進行になっていた。辛坊治郎のテンポの速い進行と”ウケやノリ”を恰も重視したコメンテーターの軽薄な発言に亀井は『私の断片的な発言を捉えて、批判するのは変だ。きちんと実情を踏まえた発言をしてくれ』とクレームを付けた。

極めつけは岩井奉信の『亀井さんは小党の存在感を引きださんが為に郵政見直しを発言している…云々。』だった。

亀井は空かさず『私は国民新党の利益のために発言しているのではない!読売TVから出演してくれと言うので参加したが、こんな番組内容で残念だ。』と一喝。

事前に断片的なVTRを流して全体の報道を遮断する。あとは司会者とコメンテーターとの”ウケとノリ”だけの掛け合い漫才。亀井が怒るのも当然である。

「ウエークアップぷらす」は時事報道番組と思っていたが、所詮はガキタレ集団の軽薄なお笑いトーク番組と同等品だ。

それにしても論説委員だの大学教授だの一流コンサル役員だのがそろい踏みしての番組なるがゆえにお粗末を通り越して悪質である。