天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

今さらだけど…熊本空港に就航したLCCジェットスターに乗ってみました

2015-03-29 | 旅行

話題のLCC(格安航空会社)、ジェットスター・ジャパンが遂に僕の地元の熊本空港にも満を持して就航しました!
…って、就航したのは既に半年近く前の昨年(平成26年)の10月なんですけどね(笑)

熊本空港へは一挙に国内主要都市への3路線、東京(成田空港)・名古屋(セントレア)・大阪(関西空港)との各路線が開業しました。
そのうち乗る機会もあるだろうと思っていたんですが、これももう既に先々月の事になるんですが1月に京都まで青池保子先生のサイン会に出向いた(→青池保子先生サイン会@京都国際マンガミュージアムに行って来ました!帰りに関西空港から熊本空港までジェットスター・ジャパンに初搭乗してきましたよ!

関空では、LCC同士でライバル関係にあるピーチ・アビエーションが使用するLCC専用の第2ターミナルビルとは別の第1ターミナルビルに乗り入れているのがちょっと嬉しいかも(第2ターミナルビルは空港島の奥の方にありバスでアクセスするのに時間がかかる上に極限まで簡素で味気ない建物なのに対して、第1ターミナルビルは国内外の大手航空会社が使用するレンゾ・ピアノ氏デザインの豪華ビル!)
チェックインカウンターもちゃんと係員が常駐しているし、機材のエアバスA320機も機内での飲み物・スナックが全て有料でシートに枕カバーが無い以外は背もたれもリクライニングするしオンラインチェックインで事前座席指定も出来るので、まぁ感覚的には大手航空会社の国内近距離線に乗っているのと殆ど変わりません。
これで、チケット代がJRの山陽九州新幹線や大手航空各社の半額程度というのはやはり魅力的ですね。関空まで行く時間的余裕がある場合は、今後も利用を検討する価値があると思いました。



それでは、iPad miniで試しに撮影してみた、関空を離陸するGK675便の機窓タイムラプス動画でジェットスターの旅を体感してみて下さい!





関空の空港島を眼下に見ながら飛び立ったGK675便は一路西進して、小一時間で九州に上陸。
阿蘇山の頂上を飛び越えて熊本市の上空で旋回して、そのまま熊本空港にランディング!





LCCジェットスター・ジャパンの就航で、熊本から本州方面への移動手段の選択肢が増えたのは有り難い事です。
今後は新幹線や他の航空各社と比較検討して、もっと上手に旅が楽しめるようになりますね!
…とりあえず、今週の週末には熊本空港からまたジェットスターに乗って大阪市立科学館までプラネタリウムHAYABUSA2鑑賞オフ会に行くけどね(笑)

スペインに行ってきました

2014-05-04 | 旅行

今年のゴールデンウィークのスペイン旅行から、今日無事に帰国しました。

ただいま! ahorita llegue!

もちろん今回も、旅行記をじっくり書くつもりです。
でも、実は帰りのフライトでは機内で一睡もせずに立て続けに映画を見ていたので(何やってるんだ我ながら…)もう24時間以上も寝ていなくて疲れも限界。
今夜はとりあえず帰国のご挨拶と、そしてこの一枚の写真をお届けしておきます。
スペインを象徴する建築物の一つ、聖家族教会“サグラダファミリア”!!

それでは、時差ボケを叩き直すべく今夜はこれにて失礼!旅の想い出話を楽しみに、おやすみなさい…

2013-2014 スミソニアン博物館ツアー #25:旅の終わり~太平洋を飛び越えて、ただいま!

2014-03-12 | 旅行
NH001便機内からの眺め


#24:ワシントンD.C.最後の晩餐、さよならアメリカからの続き

ワシントンD.C.のダレス国際空港をお昼頃に飛び立ったANAの成田行きNH001便は、北米大陸を一路西進。
ジェット気流に逆らいながら北太平洋を目指します。




同行したみーや★さんが、NH001便からのワシントンD.C.から成田までの眺めを300倍速で撮影されてました。
延々と冬の雲が広がるその上を飛び続けている事が分かります。


機内では、先ずはウェルカムドリンクサービス。
ANAでは日本製のノンアルコールビールを積み込んでいるかと期待したのですが、残念ながら飲めば酔っ払うアルコール入りのビールしか無いとのこと。
仕方なく、CAさんに勧められたペリエをあおります。


続いて機内食。
やっぱり日本のエアラインの機内食は作りが丁寧です。


食後のデザートは、ちょっと豪勢にハーゲンダッツでした。

やがて機内は消灯。帰りの飛行機では、やはり疲れも出てテンションは下がり気味。
シートモニタの映画を見たり、居眠りしたり。穏やかな空の旅です。


ふと窓の日除けを上げてみると、大氷原が広がっています。
アラスカの氷の海を飛んでいるようです。

そんな厳しい大自然の上を飛びながら、僕はのんびりおやつタイム。



夜食のサンドイッチもしっかり貰って食べるぞ(笑)


そして、朝食の機内食もしっかり食べるぞ!
…でも、実際には現在、日本時間でお昼過ぎ頃。ダレス空港の積雪と強いジェット気流のせいでか、NH001便はやや遅れ気味のようです。





NH001便はアラスカからシベリアへ抜けてオホーツク海の上空を通り、北海道の紋別市付近で日本の上空に到達しました。



後は、成田空港を目指し南下しながら徐々に高度を下げていきます。このまま何事も無く成田に着陸…
かと思いきや、CAさんから「到着が遅れておりますので、成田空港から先の乗り継ぎの予定に支障が出る恐れがあります」との案内が。
僕は成田から羽田空港に移動して熊本行きの最終便に乗り継ぐのですが、この乗り継ぎも差し障り無くいくかどうか分からない状況とのこと。

とりあえず「成田についたら大急ぎで羽田空港行きリムジンバスに乗って下さい。大急ぎで!」と指示を受け、成田への着陸を待ちます。

「ああ、なんてこったい。旅の最後の最後に困った事になったぞ!」


…結局、NH001便は1時間以上遅れて午後4時半頃に成田空港に到着。

預けた荷物がなかなか出てこないのでターンテーブル前でやきもきしたりして、やっと出てきた愛用のリモアを引ったくるように掴むと、今回の旅に同行したメンバーに別れの挨拶もそこそこに羽田行きリムジンバス乗り場へ猛ダッシュ!

その後、今度はリムジンバスが渋滞に掴まったりして
「ああ、もうダメだ。熊本行き最終便には間に合わんな…今夜は東京で一泊か。さっき成田で別れたメンバーともう一度合流して、一緒に夕食にでも行くかな」 と半ば開き直ったりもしたのですが、どうにかギリギリ熊本行き最終便の搭乗手続きに間に合う午後6時45分頃に羽田空港の第2ターミナルに到着。
焦りながら保安検査場を通り抜けると、何と熊本行きNH649便は出発遅れでまだ機内への搭乗案内も始まっていなかったのでした。

「ああ…よかった。これで我が家に帰ってお風呂に入って、今夜は自分のベッドでぐっすり眠れるぞー!!
ただいま日本!あけましておめでとう!!


終わり良ければ全て良し。
世界最大最強の博物館群「スミソニアン博物館」を巡った今回の天燈茶房旅日記は、これにて大団円!
読者の皆様には長々とお付き合い下さいましてありがとうございました。
天燈茶房亭主mitsuto1976 拝

…あっ、でもまだ書ききれていない話題もいくつかありますので、引き続き番外編を書きます。もう少しだけお付き合い下さいませ(笑)

2013-2014 スミソニアン博物館ツアー 番外編その1:ワシントンD.C.の地下鉄に続く



…さて、かくして一つの旅は終わりましたが、終着駅は始発駅とも言います。
実は僕は、性懲りもなく次の旅の準備を既に始めているのです(笑)
次回の旅の目的地は、スペイン。初めて訪れる南欧の国です。
バルセロナで永遠の未完建造サグラダ・ファミリアを仰ぎ見、セビリアで“残酷王”ドン・ペドロの王城(アルカサル)に想いを馳せ、マドリードでプラド美術館のヒエロニムス・ボスの快楽の悪夢の続きに酔いしれるスペイン三都の旅で、またお会いしましょう。

天燈茶房TENDANCAFE 2014初夏 快楽の園アルカサル-スペイン三都物語
2014年4月26日出発予定

2013-2014 スミソニアン博物館ツアー #20:朝の散歩、アメリカ合衆国議会議事堂

2014-03-04 | 旅行
United States Capitol


#19:ワシントンD.C.のチャイナタウンで海鮮中華!からの続き

2014年1月2日

今朝は早起きして、ワシントンD.C.からほど近い港街ボルチモアまで日帰り旅行に行くメンバーを見送りに
ユニオン駅にやって来ました。


ユニオン駅はアメリカ各地方と首都ワシントンD.C.とを結ぶ鉄道網の中央駅です。
そして、そのユニオン駅の駅舎の堂々たる正面玄関ファサードを仰ぎ見ながら外に出て、公園通りを真っ直ぐ進んだ先には…


アメリカ合衆国議会議事堂が建っています!
市街地の東側に建つこの議事堂を中心にして、ワシントンD.C.の都市区画は整備されています。鉄道も議事堂を目指して市街地へと引き込まれているのですね。
ワシントンD.C.の街は、文字通りこの議事堂を中心にして計画的に成り立っているのです。


議事堂の建物の入り口は固く閉じられ、警備員が厳重にガードしていますが、建物自体には誰でも近付くことが出来ます。議事堂の周りで早朝のジョギングを楽しむ市民の姿もチラホラ。
僕もこの機会に、世界情勢にも影響力を及ぼすアメリカ合衆国の政治を動かす最前線にして中枢である議事堂に、大接近してみましょう!


正面大階段の下の、ここまで接近することが出来ました!これ以上近寄ると、銃を携帯していると思われる警備員が駆け寄ってきそうだったので、とりあえず今回はここまで(笑)


議事堂の建物の横を通り抜けて、ユニオン駅の反対側の正面に廻ってみるとこんな感じ。
ヨーロッパのどこかの宮殿のような豪華な建築です。
議事堂のこちら側は、ワシントン記念塔まで伸びる大通り公園ナショナル・モール の起点となっています。

せっかくなので、ナショナル・モールを歩いてホテルまで帰りましょう。


ホテル近くの、国立航空宇宙博物館本館が見えてきました。


そしてナショナル・モールを挟んで航空宇宙博物館と向かい合うこちらの建物は、国立美術館(ナショナル・ギャラリー)
世界的な名画・美術品が一堂に会する美の殿堂です!
実は今回のスミソニアン博物館ツアーで、僕がスペースシャトル「ディスカバリー」号の実機と共に、是非とも見たいと願っていたのがこの国立美術館の名画たち。
今日はこれから身支度を整えて、念願の国立美術館をじっくりと鑑賞したいと思います。

#21:国立美術館(ナショナル・ギャラリー)に続く

2013-2014 スミソニアン博物館ツアー #13:祝杯!…そして、ここはNASA本部?

2014-02-17 | 旅行
ワシントンD.C. NASAアメリカ航空宇宙局本部!?


#12:国立航空宇宙博物館別館 航空関連展示からの続き

スミソニアン博物館・国立航空宇宙博物館別館ウドヴァーヘイジー・センターを閉館時間まで丸一日堪能した後、ダレス国際空港行きの最終の連絡シャトルバスからホテル直通の空港シャトルバンへと乗り継いで、ワシントンD.C.の街に帰ってきました。

さぁ、今夜は皆んなで祝杯をあげましょう!
アメリカまでやって来た目的の一つ、スペースシャトル「ディスカバリー」号との対面を果たしたお祝いです!!



アメリカでビールといえば本場のバドワイザー!
…でも僕は「はやぶさ2」が地球に帰還する2020年まで断酒の誓いを立てているので
O'DOUL'Sというブランドのノンアルコールビールカンパ~イ!!

豪勢にホテルのレストランでのパーティです!大盤振る舞いの御馳走がテーブルに並びます。


アメリカといえばやっぱりフライドチキンでしょう!
カロリーの事はこの際考えず、マヨネーズソースをたっぷり付けていただきます。


フライドポテトは皿からあふれんばかりに山盛りにするのがアメリカの流儀!


ポテトチップスも厚切りで山盛りが基本!!


見た目はともかく、このボリュームが正しいアメリカです!(笑)


…だが、このデザートのケーキは手ごわかった。。。
甘いです。甘いです。甘いです。※大事なことなので3回言いました
砂糖をそのまま食べてるよりも甘かった、と言えばその恐ろしさを理解して頂けるだろうか…

食後、腹ごなしの散歩を兼ねて、翌朝の朝食の調達のために外出。

スマホの地図アプリで、テイクアウトの軽食の店を探しながら歩いていたみーやさんが
「この近所に、NASAの本部があるみたいなんだけど…」な、なんだってー!!


という訳で、夜中だけど見に行っちゃいました。ワシントンD.C.のNASAアメリカ航空宇宙局の本部です!!
「おお~!ホントにNASAのロゴがある!!」


当然だけど、建屋の中は真っ暗です。


NASA本部に併設のギフトショップもありました。残念ながら、こちらも営業はしていませんが。
それに、窓から見えるギフトショップの店内は棚が空っぽでガランとしていて、もう営業していないような感じでした。
閉店しちゃったのかな?

ともあれ、NASAの総本山を拝むことが出来たので、それなりに大感激!
この夜は、「きっとこの店には宇宙飛行士の毛利さんも来てピザを買ったりした筈だぜ!」 とか軽口を叩きながら、
NASA本部前のピザ屋さんで明日の朝食を買って帰ったのでした。

#14:国立航空宇宙博物館本館 宇宙関連展示に続く

2013-2014 スミソニアン博物館ツアー #04:到着、ワシントンD.C. 最初の夜

2014-01-19 | 旅行
ワシントンD.C. Holiday Inn近くのカフェテリア


#03:ユナイテッド航空UA804便で太平洋と北米大陸横断からの続き

ワシントンD.C.の表玄関であるダレス国際空港に到着したユナイテッド航空UA804便の飛行機を降りて、イミグレーションの長い行列に並んでアメリカへの入国審査を済ませ(心配していた電子渡航認証システム「ESTA(エスタ)」の申請にも問題はなかったようです)、成田空港でのチェックイン時に預けた手荷物も全員分をピックアップ。
どうにか無事に自由の身となりました。さあ、アメリカでの旅の日々の始まりです!



先ずは、1日遅れで明日到着して合流する予定のけいけい君との待ち合わせ場所を確認する為に到着ゲート付近を確認。待ち合わせに使えそうなStarbucksがあるのを見つけて、到着したらスタバに来るよう連絡しておきます。

次に、我々がこれからダレス国際空港からワシントンD.C.市街地へと向かうための公共の移動手段の確認。
Webの観光案内ページやガイドブックではWashington Flyerという空港リムジンバスがあると書かれているのですが、このWashington Flyerは直接ワシントンD.C.の市内中心部へと向かう訳ではなく郊外のWest Falls Church駅行きで、ここからさらにメトロ(地下鉄)に乗り換える必要があるとのこと。
しかし、ワシントンD.C.中心部へと乗り換えなしで直通する路線バス5A線というのもあるらしい。とりあえずこの5A線の乗り場を探してみることに。


空港のターミナルビル内にはWashington Flyerの乗り場案内はあるのですが、路線バスの乗り場については案内が見当たりません。
ターミナルビルを出たところにあるバスレーンと思しき場所を歩きまわって、ようやく路線バス5A線の乗り場標識を発見。

こんな簡素なバス停の標識が、申し訳程度にあるだけです。
路線番号と行き先も書かれてはいますが文字も小さくて、これは判り難い!



路線バスと言えどもハイウェイ経由で、ワシントンD.C.市内まで実質ノンストップで突っ走るようです。
メトロに乗り換えが必要なWashington Flyerよりもこちらの方が、ずっと空港リムジンバスらしい運行スタイルのような気がするんだけど…
しかし、運転本数は1時間に1本しかありません。
「運賃6ドル、お釣りなしで。またはSmarTrip(ICカード乗車券)で」 と落書きのような感じで案内が書き込まれているのも何だか哀愁を誘います。


路線バス5A線のバス停の隣には、今回の旅の最大の目的地の一つである、
実物のスペースシャトル「ディスカバリー号」が展示されているスミソニアン博物館の航空宇宙博物館別館(ウドヴァーヘイジー・センター)へと向かう連絡シャトルバスの乗り場案内がありました。
しかし、始発が午前11時台というのは遅すぎるような…
朝一番でスペースシャトルに会いに行きたいので、タクシーで行ったほうが良さそうですね。

ダレス国際空港で到着早々に色々と情報収集が出来ました。
路線バス5A線に乗って、ワシントンD.C.の街へと向かいましょう。
今夜から1週間暮らす宿はスミソニアン博物館が立ち並ぶモールのすぐ近く、
航空宇宙博物館本館が見える場所にあるHoliday Inn、日本でもお馴染みのホテルチェーンなので安心。
しかも路線バス5A線の終点L'Enfant Plazaからも数ブロック離れているだけで目と鼻の先という好立地。
スミソニアン博物館見学が目的の旅には、かなり便利な物件でした。

Holiday Innはフロントの人も日本人慣れしているようで、スムーズにチェックイン完了。
さて、今夜の食事はどうするか…
ホテル周辺はワシントンD.C.の官庁街のようで、大通りに沿ってオフィスビルが立ち並んでいますが夜は人通りが少なく、開いている店もまばら。
少し歩き回ってみましたが、特にめぼしいレストランも見当たらなかったので結局、ホテルの並びにあったカフェテリアに入って済ませることに。


飛び込んだのはこのお店。
「HALAL FOOD!」と看板が出ている通り、気のいいアラブのおっちゃんが家族経営しているイスラム系の店でした。

この店のピザが、美味しかった!



すっかり気に入ったので、この数日後もまた食べに行きましたよ。
アラブのおっちゃんは
「おう、また来たなヤバーニ!この前、あんたが何をオーダーしたか俺は憶えてるぞ、スペシャルミックス何ちゃらピザだろ!」
とか言ってたな(笑)


これがワシントンD.C.滞在中暮らす部屋。
今回はグループ旅行ですが、部屋は個別に取ったので夜は一人で気兼ねなくリラックスして過ごせます。
風呂上がりに全裸で室内をウロウロしても、そのまま裸で寝ても大丈夫です(笑)

明日からはいよいよ、世界最大の博物館群「スミソニアン博物館」巡りの日々が始まります。
長時間フライトの疲れと時差ボケを癒やすべく、熱い風呂にゆっくり浸かったら今夜はぐっすり眠ることにしましょう。
おやすみなさい…

#05:博物館巡り開始!ナショナル・モールと国立アメリカ歴史博物館に続く

2013-2014 スミソニアン博物館ツアー #03:ユナイテッド航空UA804便で太平洋と北米大陸横断

2014-01-18 | 旅行
ユナイテッド航空UA804便機内から見る昼下がりのワシントンD.C.近郊


#02:お洒落な空港特急と成田空港の飛行機たちからの続き


午後4時半頃、夕闇迫る冬の成田空港を飛び立ったワシントンD.C.行きユナイテッド航空UA804便のボーイングB777はすぐに太平洋上空に抜けて日本を離れ、一路北東へと進路を取ります。
これから千島列島・アリューシャン列島に沿うように北回りで太平洋を横断した後、今度はアラスカ辺りからカナダ上空を通り北米大陸を横断する長い長いフライトの始まりです。



機内では同行者の皆とは席が離れてしまったので、いつもの一人旅と同じような気分での気ままな空の旅です。


先ずは、ウェルカムドリンクとスナックのサービス。
アメリカといえばやっぱりドリンクは本場のCokeでしょ(笑)
スナックが塩味プレッツェルなのもアメリカのエアラインらしい…あれっ、以前乗ったKLMオランダ航空でもプレッツェルだったっけ?

ドリンクサービスがひと通り行き渡ったら、今度は機内食。
メニューのチョイスはチキンorビーフだったようですが、僕の座っていた席は配られるのが最後の頃だったせいでビーフしか残っていませんでした。
鶏肉料理のほうが好きなのに、残念!



これがUA804便の機内食(夕食)、ビーフ。
牛丼ですね。ちゃんと紅生姜も添えられています。
でっかいサラダも付いていたのが嬉しい。


食後のデザートとコーヒー。

ユナイテッド航空と言えば以前は機内で出されるコーヒーはすべてStarbucksブランドで、ちゃんとスタバのロゴ入りカップで出されるという念入りなサービスを行っていたので有名だったのを憶えていますが、コンチネンタル航空との経営統合の関係か現在はスタバではなくノンブランドのコーヒーになってしまいました。

食事を終えたら、後はもうやることがありません。
窓のブラインドを上げてみても、既に真っ暗になった空とこれも真っ暗な夜の太平洋が広がっているのみ。
パーソナルモニターで映画(カルト的な人気を呼んだ話題作「パシフィック・リム」や、日本未公開のドリームワークス製作CG長編アニメ「TURBO」もあって、結構充実したプログラムでした)を見ているうちに、年末期の仕事疲れもあってぐっすり…

周囲がざわついているので目を覚ますと、いつの間にか目の前のテーブルに夜食が置かれていました。
夜食サービスは寝ているとパスされてしまうことが多いのですが、CAさんか隣席の人が気を遣って置いといてくれたようです。



という訳で、寝ぼけ眼をこすりつつ有難く頂きます。
チーズサンドイッチと、日本ブランドのアイスクリームでした。

そう言えば、以前はユナイテッド航空の太平洋線の夜食サービスは「きつねらぁーめん」と書かれた謎のカップ麺が出ることで有名でしたが、スタバのコーヒー同様に謎のカップ麺も姿を消してしまいましたねぇ…ちょっと寂しい。


窓のブラインドを上げてみると、薄明るくなった空の下には一面の雲。
そろそろ日付変更線を越えて、アラスカをかすめてカナダの上空に入った頃でしょうか。


五大湖の上空で国境を越えてアメリカの領空に入ります。

目的地ワシントンD.C.もだいぶ近づいてきた頃、朝食の機内食が配られます。



朝食はパスタとオムレツから選べたのですが、これもオムレツしか残っていませんでした。
なんだか茶碗蒸しのような食感のオムレツと、フライドマッシュポテトとソーセージ。
いかにもなアメリカ的朝食。


朝食を食べ終わったら、もう後はワシントンD.C.へと向けて最終の着陸態勢に入ります。ずっとジェット気流に押されて飛んでいる関係で、予定よりだいぶ早く到着できたようですね。
朝陽が眩しい…と言いたいところですが、日本との時差がある上に日付変更線も通過しているので飛行機が今いる地点の現在時刻は成田空港を出発するより以前の2013年12月28日の午後2時半頃です。何となくタイムトラベル気分を味わえて面白いのですが、その分時差ボケも酷くなるのが困りもの。


成田空港からおよそ12時間。
ユナイテッド航空UA804便は無事にアメリカ合衆国ワシントンD.C.のダレス国際空港に到着しました。
太平洋と北米大陸の両方を横断する、長い長い空の旅でした。



#04:到着、ワシントンD.C. 最初の夜に続く

2013-2014 スミソニアン博物館ツアー #02:お洒落な空港特急と成田空港の飛行機たち

2014-01-17 | 旅行
成田空港第1ターミナル南ウイング35番ゲート


#01:富士山に見送られからの続き


羽田空港に着いたら今度は成田空港を目指し、地上移動を開始。
直行の連絡リムジンバスに乗れば楽なのですが、今日は東京モノレールに乗車。モノレールに乗る時は、どうしても運転席すぐ後ろのこの位置に座ってしまいます(笑)

モノレールで浜松町駅に着いたら、JRに乗り換えて上野駅へ。



上野駅ではJRの駅から少し歩いて、京成電鉄の京成上野駅へ。
ここで、今回の旅の同行者の一人、あつ志さんと合流。

直通リムジンバスを使わず、荷物を抱えてわざわざ何度も乗り換えて歩いて京成上野駅までやって来た理由は、そう、これに乗りたかったからです!


京成電鉄が誇る成田空港アクセス特急、スカイライナー
東京都心と成田空港をわずか40分程度で結ぶ高速列車です。

スカイライナーの車輌デザインは、ファッションデザイナーの山本寛斎氏が手掛けた斬新なもの。
ファッション業界の人がプロデュースした鉄道車輌というのは世界的にも珍しいのではないでしょうか。


座席は、ゆったりというよりは、削ぎ落とされたような非常にシャープなフォルム。
床もカーペットではなくリノリウム張りで、非常に機能的で清潔感があるデザインとなっています。
それにしても、床一面の市松模様はまるで服飾デザインのようです。ファッションデザイナー山本寛斎のこだわりを感じさせます。


乗車時間が短いのですが、フリースペース的な場所もちゃんと用意されています。
縦に3つ並んだ丸い小窓がまるで宇宙船のようで印象的です。

お昼12時台のスカイライナーで、成田空港へと移動開始。
東京の下町を出発して、車窓に印旛沼が見えてくる頃には成田スカイアクセス線を時速160キロで飛ばしていきます。


そして僕は成田空港に着く前に、日本で最後の甘いものタイム(笑)
アメリカに行ってしまえば、日本の繊細なお菓子の味とも暫く会えなくなりますからねぇ。

あっという間に到着した成田空港の第1ターミナルで、他の同行者の方々とも無事に合流。


アメリカ行きの便へのチェクインも完了。
今日は年末の出国ラッシュ日のためにゲートの混雑が予想されたので、早めに出国手続きも済ませてしまいます。

これで後はもう搭乗ゲートまで行って、飛行機に乗り込むだけです。
ちょっと時間に余裕が出来たので、第1ターミナル南ウイングに居並ぶ飛行機たちを見て歩くことにしました。


出国審査場を出てすぐのゲートに駐機していたのは、ユナイテッド航空のボーイングB777。


「おっ、これが僕たちが乗るワシントンD.C.行きのユナイテッド航空のUA804便かな?」と思って写真を撮っていたら、ぜんぜん違う行き先の便であることが判明(笑)
第1ターミナル南ウイングはスターアライアンス系航空連合とユナイテッド航空が専用で使っている区画のようで、アメリカ各地行きのユナイテッド機がゲート毎にずらりと並んでいます。


ボーイングB747-400、ジャンボジェットがいました!


でっかいジャンボは、やっぱりカッコいいなぁ…いい表情をしています。
機体が異様に巨大なのに決してグロテスクな印象にならず、フロントマスクがキリッと精悍でシャープな顔をしているんですよね。


別のゲートには、ユナイテッド航空がコンチネンタル航空と経営統合する以前の、旧塗装をまとったジャンボもいました。

僕は飛行機ファンという程ではないのですが、初めての海外一人旅で乗った国際線の飛行機がジャンボだったこともあってジャンボジェット、B747が大好きです。
日本の旅客航空会社では、大型で燃料もたくさん食うジャンボジェットを退役させて燃費の良い新型の中型機に切り替える動きが進んでいますが、海外の航空会社では今でもジャンボがバリバリの現役で大活躍を続けています。
これからも国際空港に行けば、世界各国から飛んできたジャンボジェット達の姿を見ることが出来そうでジャンボ好きには嬉しい限りです。

…ジャンボジェットに見とれているうちに、だいぶ日も傾いてきました。
そろそろワシントンD.C.行きUA804便の搭乗開始の時間です。


これが、今から乗り込むUA804便。残念ながらジャンボではなくB777です。


それでは、アメリカに出発!
行ってきま~す

#03:ユナイテッド航空UA804便で太平洋と北米大陸横断に続く

2013-2014 スミソニアン博物館ツアー #01:富士山に見送られ

2014-01-12 | 旅行
ANA機内から見える富士山


皆さん、改めて明けましておめでとうございます。
僕は2013年から2014年にかけての年末年始はアメリカに行っていました。
世界最大最強の博物館群「スミソニアン博物館」に入り浸ってきたのです。

スミソニアン博物館は宇宙科学好きな者にとってはまさに世界聖地の一つということで、以前から行ってみたかったのですが、実際には科学分野にとどまらずアメリカの、いや地球上全ての森羅万象を網羅した凄まじいまでの場所でした…

そんな恐るべき博物館集合体、スミソニアン博物館見学記を綴ってみたいと思いますので、今回もどうか気長にお付き合い下さいませ。

2013年12月28日

仕事納めの日に出発です。
先ずは、地元の熊本空港から東京へ。


熊本8:50発ANA642便、東京羽田行き。新型機ボーイングB787での運航です。

実は約1年前に今回の行程の航空券をANAの公式サイトでオンライン予約した際、ちょうどその頃B787がバッテリーからの発煙トラブルが多発して運航停止になっていたせいでこのANA642便も予定通り運航されるかが未定となっており、随分と心配したのを覚えています。
その後、ANAとボーイング社が頑張ってB787のバッテリーを改修したおかげで、最近ではB787はトラブル知らずで毎日何事も無く飛んでくれているのは嬉しい限り。


この日は全国的に雪模様で、熊本空港の空も一面雪雲に覆われていたのですが、
離陸して上空に出てしまえばこの通り、突き抜けるような濃い青空。


ANA642便は熊本上空で旋回後、九州を横断して瀬戸内海へと抜けるコースを取ります。
雪を冠った山並みが雲間に見えていきました。由布岳でしょうか。

関西付近までは雲が多かったのですが、紀伊半島を越えると晴れ渡ってきました。


左舷側には浜名湖がきれいに見えています。




そのまま浜松市の上空を通過。JR浜松駅前のアクトタワーもはっきり見えますね。




太平洋に注ぐ天竜川です。



そして静岡市上空に差し掛かった頃、見えてきましたよ、あの世界遺産が…!


2013年に遂に世界文化遺産登録された富士山が見えています!
こんなにはっきりと澄み切って見えるのは珍しいですね。




日本の象徴であると同時に世界人類の宝となったMount Fujiに旅立ちを見送られているようで、やっぱり嬉しいです。


午前10時過ぎ、ANA642便は無事に東京羽田空港に到着しました。


沖止めで駐機後、バスに乗り込む前に巨大なロールス・ロイス トレントのジェットエンジンを覗きこんでみました。
ぐるぐるぐる。。。

羽田空港でB787と別れた後は、アメリカ行きの飛行機が出る成田空港へと移動します。

#02:お洒落な空港特急と成田空港の飛行機たちに続く

電子渡航認証システム「ESTA(エスタ)」を申請しました ~2013-2014スミソニアンへの道~

2013-10-25 | 旅行

※画像はタイ/ラオス国境イミグレーション


年末年始のアメリカ遠征、ワシントンD.C.のスミソニアン博物館訪問がだんだんと近づいてきました。

…ところがこのタイミングでアメリカ議会での新年度予算案不成立とそれに伴う政府機関閉鎖で、何とスミソニアン博物館も巻き添えとなり閉鎖される騒ぎに。

このまま年末まで閉鎖が続いたらどうしようかと気を揉んでいたところ、ようやく与野党が歩み寄って債務の上限を来年2月まで引き上げる法案が可決し暫定予算が成立して、スミソニアン博物館を含む政府機関も順次業務を再開。
もっとも来年2月以降に問題が先送りされただけなので、その後アメリカがどうなるかは“神のみぞ知る”ですが、ともあれ何とか年末年始シーズンには影響なくスミソニアン博物館を見学出来る目処がつきました。
そろそろ、具体的なアメリカ渡航準備を始めなくてはなりません。

本来、日本国のパスポートを所持していればアメリカにはビザ無しでそのまま入国出来るのですが、2009年以降からアメリカ合衆国の入国制度が大幅に変更され、ビザ無し渡航者に対する電子渡航認証システム Electronic System for Travel Authorization:ESTA(エスタ)が導入されています。
これは要するに、ビザ無し渡航者の名簿をオンラインで作成して保安チェック等の基本となるデータベース化しようという意図で始められた事務手続きのようなのですが、このESTA(エスタ)がなかなか曲者で面倒くさい。
アメリカにビザ無しで入国しようとしている旅行者が自分自身で、事前にインターネットの公式ホームページ上でパスポート番号等のデータを入力して自己責任で申請手続きを行わなければならない上に、何と申請は有料でクレジットカード決済により14USドルが引き落とされるのです。

…旅行者に手続きを全部自力でやらせる癖に、この手数料の金額はいくらなんでもちょっと高すぎない!?
しかも一旦登録してしまえば申請内容の修正は効かず、再度手数料を払っての再登録が必要になるという情け容赦無さ。

さらに問題と思われるのが、アメリカへの旅行者のみならずアメリカ国内の空港で飛行機を乗り継いで第三国へと向かう旅行者に対してもESTA(エスタ)申請が求められているということ。
空港で乗り継ぐ際に出国ゲートを通らなければ、実質アメリカには入国していないんだから、見逃してくれても良さそうなもんですが…
実際、アメリカ経由で南米等に向かう旅行者がESTA(エスタ)申請をついうっかり忘れていて、乗り継ぎのために降りたアメリカの空港で問答無用で出発地に追い返されたりする事件も起きているようです。

9.11以降、テロに敏感になっているアメリカ政府の意図もまぁ理解出来なくもないのですが、ちょっと厳しすぎるし値段も高すぎる、旅行者泣かせのESTA(エスタ)。
でも、規則は規則。一人前の日本国民として国際社会のルールは厳守しなければいけません。
という訳で、さっそくESTA(エスタ)の申請にチャレンジしてみました。

ESTA(エスタ)の公式ホームページへは、日本政府広報やアメリカ大使館、それに各航空会社のサイト等からリンクが張られています。
案の定というか、ESTA(エスタ)を装った偽のホームページへと誘導するフィッシング詐欺も報告されているようなので、信用できる公的機関のサイトからのリンクを辿った方が安全でしょう。
ESTA(エスタ)の公式ホームページは日本語を含む各国言語に対応しているので、あまり不安を感じずに情報登録を行うことが出来ました。
でも、入力は全て自己責任。もしパスポート番号や名前スペルの入力ミスがあってもそのまま申請登録手続きが行われてしまうので、最悪の場合は旅行に出発する日に空港の航空会社カウンターでESTA(エスタ)の登録情報が間違っていることが発覚してチェックインを受け付けてもらえないという事も有り得ます。
もっとも、その場合でもその場でノーパソ等でESTA(エスタ)の公式ホームページにアクセスして申請登録をやり直してしまうという「最後の手段」も残されてはいますが…さすがにスリリングすぎる(苦笑)

慎重に登録内容を確認しながら、何とか20分ほどでESTA(エスタ)の申請完了。その場で認証が下り、クレジットカードでの支払い手続きを済ませて、無事に登録を終える事が出来ました。
これで「アメリカ国内の空港の入国審査イミグレーションまで進む権利」は得たことになります。
さて、僕は年末12月28日に無事にアメリカに入国できるのでしょうか?

それより正直、アメリカ議会の何らかの予算関連のトラブル再燃でスミソニアン博物館が再度閉鎖されてしまわないかが心配なんですが…

僕の旅がどうなるかも“神のみぞ知る”!?ホント、どうなりますことやら。

秋雨を飛び越えて帰ろう

2013-10-24 | 旅行

2013秋の筑波宇宙センター特別公開に行ってきましたからの続き

秋のJAXA筑波宇宙センター特別公開の翌日は、雨の日曜日。
お昼すぎに、羽田空港から飛行機に乗って熊本に帰ります。


羽田空港第2旅客ターミナルには、引退間近のANA国内線のジャンボジェット、ボーイングB747-400Dの姿が。
大きくてカッコいいジャンボジェットが日本の国内線から消えてしまうのは、やっぱり寂しいですね。
最後に熊本空港にももう一度飛んできてくれないかな…


これが熊本までの帰り途に乗る飛行機。帰りもソラシド エアのB737-800、機体番号も同じ806X。

秋雨の雲の上に出て、様々に変化する雲の様相を見ながらの空の旅です。









遥か遠くへと続く、雲の水平線。

どこまでも広がる雲の波間の向こうに、行ってみたくなりますね…


雲の下の熊本空港に降りて来ると、秋晴れの夕焼けでした。
地上の景色は見えなくても、一面の雲の上を行く飛行機の旅も、たまにはいいですね。


今回の旅のお土産。
一緒に筑波宇宙センターを見て回った、宇宙仲間@fe_lipoDさんの作品、宇宙機マグカップと宇宙機ペンです!
おなじみの可愛らしい宇宙機たちを見ながらお茶をするのも楽しそうですね。僕は、ペン立てに使おうと思います。

秋のお出かけ。SNAソラシド エアに乗って…

2013-10-21 | 旅行
 この週末は、土曜日の朝から熊本空港から飛行機に乗ってお出かけ。
久々にスカイネットアジア航空改めソラシド エアのB737に搭乗します。


 秋の雨空、しかも台風が接近しつつあるので離陸後は雨雲の中を通って大揺れでしたが、
雲の上に出てしまえば、一面の秋空。
ソラシド エアは最近、機材をどんどん新型機に取り替えているようで、この日に乗ったB737も最新バージョンのNext Generation/800と呼ばれるタイプ。
主翼の先端が大きく反り返っているので飛行機に詳しくなくても一目でそれと分かります。


そしてソラシド エアといえば、大手航空会社よりもちょっと手の込んだ機内サービスが嬉しいところ。
何故か空の上では飲みたくなるドリンクサービスのスープも、コンソメではなく九州特産トビウオだしのゆず風味スープ。

関東が近づいてくると、また雲の中に突入して大揺れ。何とか無事に雨雲を突っ切って、小雨の羽田空港に着陸。
でも、台風からの追い風に飛行機が後押しされたようで、20分ちかくも早着だったからまぁいいかな(笑)


羽田空港からはモノレールに乗って、都心を目指します。

東京駅前から高速バスに乗り継いで、これから向かうのは…JAXAの筑波宇宙センター!

2013秋の筑波宇宙センター特別公開に行ってきましたに続く

夏休みの想い出2013 その9・長野市、夏祭りの夜

2013-09-01 | 旅行

その8・“うすださん”の夏からの続き

“うすださん”でのお茶会を終えて、レンタカー相乗りで新幹線の佐久平駅に戻ってきました。
ここから長野新幹線「あさま」号で長野駅へ移動。今夜は長野で一泊します。


長野での宿泊先は、JR長野駅前にそびえ立つシティホテル。
JR系のホテルなので、チェックインの時に試しに
「あの~駅と列車がよく見える“トレインビュー”の部屋にして頂けませんかねぇ」
と頼んでみたところ、残念ながらシングルルームは全て駅と反対側でシティビューとのこと。
でも、フロントの人は気を遣ってくれたのか、一番駅舎側の部屋にしてくれましたよ。

さて今夜は、「うすださんオフinうすださん」のお茶会から同行してくれているTwitter宇宙クラスタのけいけい君も同じホテルに泊まっているので、誘い合って夜の長野の街に繰り出します!


先ずは、駅前の老舗っぽい立派な店構えのお蕎麦屋さんに入って腹ごしらえ。
「信州長野と言ったら、やっぱり蕎麦でしょ~」


続いて、夜の街をそぞろ歩き。その途中、気になったのがこのお店。
屋上ビアガーデン営業中!の幟が立っていますが、どう見ても町家風の瓦葺屋根で屋上があるようには見えないんですが…!?
「ひょっとしたら、サン◯゛ーバードの秘密基地ばりの特殊建築になってて、
お客が入ったら瓦屋根が分割して屋上がせり上がってくるんじゃないの!?」

いやまさか(笑)

ちょうどこの日は長野市内の目抜き通りを歩行者天国にして、お盆のお供え花を売る出店が並ぶ「お花市」 という夏祭りの夜市が開催中。
屋台を冷やかしながら、ぶらぶら歩きを楽しみました。



真夏の長野の夜を楽しんで、ホテルに戻ってゆっくり休みます。
おやすみなさい…

平成25年8月13日


長野市での一夜が明けました。今日も暑そうですね~

豪勢なシティホテルに泊まっていますが、ネット予約限定の格安プランを利用しているのでホテルの朝食は付いていません。
仕方がないので…

朝から甘い物をムシャムシャ。
昨日のうすださんオフでけいけい君が振る舞った「シベリア」(※映画「風立ちぬ」に登場した謎のお菓子)を分けてもらっていたのです。


飲み物は、これも東京在住の某宇宙クラスタさんから差し入れで頂いていた「福島の桃あかつき」のジュース。
皆さん、ごちそうさまでした(笑)

さて、お腹もくちくなったし、そろそろ行きますか。
今日は、「長野ならではの乗り鉄」を楽しみます。

その10・長野電鉄ロマンスカー特急「ゆけむり」号の車窓からに続く

2013初夏・北欧バルト海紀行 #032:KLM869便(アムステルダム→福岡)帰国、想い出の地を飛び越えて

2013-06-30 | 旅行

#031:オランダ・アムステルダム中央駅で高速列車タリスを眺めるからの続き

アムステルダム中央駅からスキポール駅に戻って来ました。

時間はちょうど正午。わずか4時間のアムステルダム散歩でした。

スキポール駅の真上の空港ターミナルビルに上って出国手続きを済ませたら、これから福岡直通の飛行機に乗って、いよいよ日本に帰ります。

帰りの飛行機はKLMオランダ航空869便、福岡空港行き。
スキポール空港の搭乗ゲートでFukuokaの行き先表示を見ると、やはり新鮮ですね。
ヨーロッパと九州が一つにつながる時代が来たことを実感します。




帰りに乗る機材も、行きと同じKLMオランダ航空のボーイングB777-200。
でも、機体にはオランダ王室の王冠をあしらったKLMオランダ航空のロゴの代わりにasiaと記載されています。
これはKLMオランダ航空が台湾に乗り入れ運行を始めた際に中国(中華人民共和国)政府から嫌がらせ目的の政治的圧力を受けたため、それをかわす目的で一見別会社のようなダミー塗装の機材を用意してしたたかに対応した時の名残り…らしいのですが、実際には台湾線専用の機材という訳でもなく日本へも運行しているようです。




このB777-200の機体愛称はMount Kilimanjaro号、もちろんアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ山のことですね。
それにしても、本来は台湾用に用意された機材なのに福岡行きで、しかも何故キリマンジャロ…
KLMオランダ航空、色々とアバウトすぎるような(笑)

ところで、「キリマンジャロ」号の後ろの遥か彼方の誘導路の先に、飛行機の機体のような妙なものが見えるのが気になるのですが…

望遠で見るとこの通り。この形状はどう見ても…ジャンボジェットのボーイングB747?
でも航空会社の塗装が施されていないし機体は汚れて錆だらけ、主翼はあるけれどエンジンが見当たらず窓もありません。
よく見ると機体後部の垂直尾翼が途中で切り取られたようになっていて、筒状の別部品が取り付けられているようにも見えます。
これは一体、何なんでしょうか?
この謎のジャンボジェット機の正体をご存じの方が居られましたら、是非コメント欄に書き込んで教えて下さい!

午後3時頃、KLMオランダ航空869便はスキポール空港を離陸。




眼下にオランダの北海沿岸の街を見ながら一路、ヨーロッパの空を日本へ向かって飛んでいきます。

離陸後、機体が巡航高度に達して水平飛行になると同時にウェルカムドリンクが配られます。


そしてすぐに一回目の機内食。



チキン料理を選んだら、サフラン風味のチキンライスでした。
デザートの、チョコレートがたっぷりかかったシュークリームがいかにもヨーロッパ風で美味しかった!

食事をしているうちに、気が付けばKLM869便はバルト海に出ていました。
そのまま、バルト三国へと進路を取ります。そしてエストニアの上空へ…
座席のモニタに、旅の間にすっかり馴染んだTallinn(タリン)やTartu(タルトゥ)、そしてHelsinki(ヘルシンキ)の都市名が表示されています。



飛行機は、エストニアの平原の上を飛んでいきます。タルトゥからタリンまで、旧ソ連製のエストニア鉄道の列車で走った区間の上空を突っ切って行くようです。
わずかな期間の滞在でしたが、想い出がたくさん残った北欧バルト海地方。エストニア、そして遥かな水平線の向こうのフィンランド。
旅の最後に空の上からもう一度、想い出の地を見ることが出来ました。



ロシアの上空に出たところで、機内が消灯されて就寝モードになりました。

飲み物が配られるワゴンに、見慣れない缶が載っていたのでもらってみたらミネラルウォーターのペリエでした。
日本で売っているものとは缶のデザインがずいぶん違います。



よく見ると、ギリシャ・スペイン・ポルトガル専用品というような記載が…
何故そんな商品がオランダ発日本行きの飛行機で配られるんだ?

ガス入りミネラルウォーターを飲んでお腹がふくれましたが、さらにガッツリ夜食も頂きます。
KLMオランダ航空ではCAにリクエストすると、エコノミークラスの乗客にもこっそり夜食のカップ麺をくれるらしい…という噂を以前から聞いていて、実際に就寝時間の機内にインスタントラーメンの匂いが漂っていたこともあったので気になっていたのですが、思い切ってギャレーに行って「あの~、カップ麺とかもらえます?」と聞いてみたらホントにくれました!
KLMオランダ航空エコノミークラスの裏メニュー(?)、日清のカップヌードルの欧州バージョン品です!



気圧の低い機内用の特別品という訳ではなく、地上のスーパーマーケット等で一般的に売られているのと同じもののようですが、ギャレーのコーヒーサーバーのポットから入れてもらったお湯でも普通に美味しく出来上がりました。
嗚呼、懐かしい日本の味!
でも、真っ暗な寝静まった機内にカップ麺をすする音と香ばしい匂いが漂うので、やはり少し気恥ずかしいです(笑)


夜食のカップヌードルを食べ終えると、今度はアイスクリームが配られました。


その後、トイレに行くついでにギャレーのおやつコーナーからスナック菓子ももらってきました。
…って、どれだけ食べるんだ我ながら!


結局、散々食べまくっているうちにKLM869便はシベリアを横断してモンゴルの上空に到達してしまいました。
このまま南下してゴビ砂漠上空を通り、南側から直接九州に向かうルートを飛ぶようですね。

そして機内が明るくなり乗客が起こされて、二回目の機内食。



豆とマッシュポテトとスクランブルドエッグの、定番の朝食メニューです。
さすがにあれだけ夜食とおやつを食べまくったので胃が重いのですが、これもしっかり完食。
日本に着いても、当分は何も食べなくても大丈夫です(笑)





2013年5月4日

朝8時、KLM869便は福岡空港に着陸。日本に、九州に帰って来ました!
出発した時と同じ、国際線ターミナルビルから一番遠い駐機スポットに沖止めしたB777-200「キリマンジャロ」号に地上から別れを告げます。

…旅が終わりました。
一昨年の年末以来、四回に渡り続けてきた「鉄道と宇宙、そして音楽と芸術」 をテーマにしたバルト海沿岸の国々の旅に、ひとまずこれで終止符を打ちます。
幸いなことに、たいしたトラブルもなく毎回無事に帰ってくることが出来ました。終わりよければ全てよし…

だがしかし。
最後の最後で、終わりよければ全てよくいかなかったのです。
福岡空港に着陸する直前、CAが唐突に
「たった今、スキポール空港から連絡が入りました。手荷物預かりシステムにトラブルが発生して、この飛行機に搭載する予定だった大型の荷物コンテナが1個、スキポール空港に置いたままになっていることが判明したそうです。相当多数のお客様のお荷物が、この飛行機に乗っていない可能性がありますので、手荷物受取所で荷物が出てこないお客様は係員にお知らせ下さい」
と、とんでもない事をアナウンス。
ええ~!?なんてこったい…

結局、僕のトランクも手荷物受取所のターンテーブルからいつまでたっても出て来ませんでした。
「ああ、何てことだ。旅の最後の最後でこんな冗談みたいな理由で、長年愛用してきた大事なリモアのトランクをロストバゲージするとは…

これはもう、次の旅では最後まで問題なく上手くいくように願って、また旅に出るしかないな!!

という訳で決意も新たに、僕はまた旅に出ます。
次の旅の目的地は、アメリカ合衆国!
首都ワシントンDCに君臨する世界一の博物館「スミソニアン博物館」で、さらに深く科学と芸術の空間にどっぷりと浸ってくるつもりです。

天燈茶房TENDANCAFE 2013-2014スミソニアン博物館ツアー
2013年12月28日出発予定



それでは皆さん、年末にまた旅先でお会いしましょう!
今回の旅で出会った人々、お世話になった全ての人々に感謝を込めて。天燈茶房亭主mitsuto1976 拝

追記:スキポール空港に取り残されていたリモアのトランクは、
関係者の皆さんが頑張って探してくれたおかげで帰国の3日後に無事に僕の手許に戻りました。
(→荷物も無事に帰ってきました 2013年05月07日

2013初夏・北欧バルト海紀行 #030:オランダ・アムステルダム街歩き 静かな運河と混沌の路地裏の散歩

2013-06-29 | 旅行

#029:さらばエストニア、また来る日までからの続き


スキポール空港からアムステルダムの街までは、空港のターミナルビルの直下にあるオランダ鉄道のスキポール駅から電車に乗って20分足らずで行くことが出来ます。
ただし、空港ターミナルビル内にある駅の窓口は慣れない外国人旅行者で大混雑しているし、チケット自販機も微妙に使い難いせいで人だかりが出来ており、チケットを購入するのに一苦労…
しかもスキポール駅からアムステルダム中央駅までは往復割引きっぷでも7.80ユーロもします。物価の安かったエストニアから来ると、余りの高額にちょっとしたカルチャーショック(苦笑)


大枚叩いてやって来た、ここがアムステルダム中央駅。
威風堂々としたネオゴシック様式の赤レンガ造りの駅舎は、東京駅の丸の内駅舎のモデルとも言われていました。
実際にはビクトリア様式の東京駅とは建築様式が全く異なるそうで、建築学上は縁が無いそうなのですが、それでもやはりどこか東京駅に似ているような気もします。


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アムステルダム中央駅の駅前広場からは、市内各方面へと向かうトラム(路面電車)が発着しています。
トラムに乗ってのんびりアムステルダム散歩を楽しみたいところですが、あいにく今日は時間がありません。中央駅の周辺を少しだけ、徒歩で見て回ることにしましょう。

駅前広場から伸びる大通りを道なりに進んでいくと、大きな建物に囲まれた広場に出ます。
ここがアムステルダム旧市街の中心、ダム広場です。


ダム広場で一際目を引くこの重厚な建物がオランダ王室の王宮です。こんな街のど真ん中に王宮があるんですねぇ。
しかも、つい3日前の4月30日にはこの王宮でウィレム・アレクサンダー新国王の即位式が行われたばかり。
日本からも皇太子ご夫妻が出席されたので話題になりましたね。

ダム広場の周辺には王宮の他にもアムステルダム新教会や老舗のデパート、そしてマダム・タッソーの蝋人形の館やレストラン等が並んでいます。
観光客も多く集まり、まさにアムステルダムの中心地といった賑やかさです。


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でも、喧騒のダム広場と大通りから一歩、路地裏に足を踏み入れると、そこには静かに流れる運河が…



アムステルダムの街の象徴でもある運河。
元々アムステル川に築かれた堰を中心に発展してきたという歴史を持つ水の都アムステルダムには、網の目のように運河が巡らされており、水辺の美しい都市景観を作り上げています。
世界遺産にも登録されているアムステルダムの運河の穏やかな流れを楽しみながら、暫し散策…




運河に係留された船や水面で遊ぶ水鳥たち。
まるでアムステルダムの街そのものが水辺公園のようです。





しかし、美しい運河のすぐ脇には混沌とした裏町が広がっています。




狭い路地の奥に彷徨い入る時は要注意!何故なら…

そこは飾り窓地区かも知れないからです!

王宮とダム広場のすぐ近く、静かな運河から通り一本隔てた場所には、先進国とされているオランダの首都の中心部であるにも関わらず無秩序に広がる売春地帯…


飾り窓などと言うときれいに聞こえますが、実際には、まぁ目を背けたくなるようなおぞましさが漂う場所です。
何しろ、通りに面して並ぶショーウィンドウの向こうから本物の、気迫漂う「売春婦」がガラス窓を叩いて、ぼんやりと歩いていた僕に向かって商売を持ちかけてくるのですから…
あの気持ちの悪さ、居たたまれなくなるような気分は、とても言い表せません。
しかもここは、アムステルダム旧教会の聖堂の真横なのです。

…真っ昼間に、観光客や子どもも普通に入って来られる場所で、しかも教会のすぐ隣で、売春が合法的に堂々と行われているというアムステルダムの現実。
僕には全く理解出来ません。オランダの人々は、これを本当に21世紀の当たり前の光景だと思っているのでしょうか?
聞いてみたい気がします。


日本では売春は禁止されていますが、ヨーロッパでは合法である場合が一般的です。
しかし、例えばドイツの港街ハンブルグにも歓楽街レーパーバーンがあり売春が行われている地帯がありますが、そこは事情を知らない観光客や一般市民、ましてや子どもや女性が間違っても入り込まないように明確に区切られ、入り口には見張りの警官まで立っています。
アムステルダムのように通り一本隔てて売春地帯などという街は、かなり異常だとしか思えないのですが…


オランダでは飾り窓の他にも街中に公然と大麻や一部の薬物を提供するいわゆる“コーヒーショップ”と呼ばれる店もあり、まあそういう国なんだと言ってしまえばそれまでですが、やはり僕はオランダのこういうところが根本的に理解出来ないのです…
アムステルダムの運河があれ程美しいだけに、その光と影の落差と混沌に考え込まざるを得ません。
考えても解答は出そうにないのですが…


少々考え疲れてうつむき加減で歩いていたら、こんな素敵な窓を見つけました。
こういう窓ばかりなら、もっと楽しい街になるでしょうね。僕も元気が出て来ました。

そろそろ中央駅に戻ろうかと思い、ダム広場の大通りへと向かう途中、
路地の向こうが一面、桃色に染まっているのに気が付きました。



路地の奥は幼稚園で、その庭に八重桜のような花が咲いていたのです。

…清濁併せ呑む、混沌としたアムステルダムの街にも春の花が咲く。
色々とあるこの街もまた、大きな空の下の広い世界の一部なり。


さあ、帰りましょうか。

#031:オランダ・アムステルダム中央駅で高速列車タリスを眺めるに続く