天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

2012 夏休みの想い出 その15 旅の終りは寝台特急

2012-09-27 | 旅行

その14からの続き

2012年8月18日


東海道本線と山陽本線を夜通し走り続けた寝台特急サンライズエクスプレスは、
途中の関西圏で貨物列車の事故の影響を受けて、数十分遅れで岡山駅に到着しました。

ここ岡山駅で、サンライズエクスプレスは編成を2つに分割。
瀬戸大橋を渡り四国の高松へと向かう「サンライズ瀬戸」と、
中国地方を縦断して山陰の出雲市へと向かう「サンライズ出雲」とに切り離されます。

編成の切り離し作業が終わると、先ず「サンライズ瀬戸」が発車。














続いて、プラットホームに取り残された「サンライズ出雲」も後を追うように発車していきます。




2つのサンライズエクスプレスの出発を見送ったところで、
僕の夏休みの旅も終わりが近づいたようです。
これから、山陽新幹線の「こだま」号に乗って、各駅停車でのんびりと九州へ帰ることにします。

2012年の夏の想い出絵日記も、これにて終着駅に到着となります。
長らくのお付き合いありがとうございました。

さぁ、次はどこに旅しようかな…

2012 夏休みの想い出 その14 ロケットエンジンと寝台特急

2012-09-27 | 旅行
その13からの続き

2012年8月17日

都内で定宿にしている蒲田のビジネスホテルに一泊して、
今日は朝から渋谷に向かい、
コスモプラネタリウム渋谷でEterenal Return -いのちを継ぐもの- を鑑賞。



これで2回目の鑑賞でしたが、前回の初見の時は気が付かなった画面上の細かな演出にも気が付いて、
つくづく素晴らしく手の込んだ、実に丁寧につくられている作品であることに驚かされました。
はやく九州でも上映が始まらないかなぁ…

午後、品川駅近くにある三菱重工のショールームへ。


ここにはH-IIAロケット、H-IIBロケットの第1段機体に搭載されている液体燃料ロケットエンジン、
LE-7Aが展示されています。


LE-7Aは免震装置で守られているので安心です。

品川から東京駅に向かい、今夜はこのまま寝台特急で出発。
九州に帰ります。


今や、東京駅を発着する唯一の寝台列車となった特急サンライズエクスプレス。
丸の内の赤レンガ駅舎は創建当時の威風堂々たるドーム屋根の姿に復元されましたが、
かつて夜の東京駅で綺羅星のように輝いていた、九州方面行きブルートレインたちの姿はもうありません。


今夜の宿となるのは、サンライズエクスプレスの前方に連結されている高松行き「サンライズ瀬戸」編成の
B寝台シングル個室。
22時ちょうどに、後方に出雲市行き「サンライズ出雲」編成を従えて東京駅を発車。


発車後いきなり個室のドアの鍵が壊れて開かなくなるというトラブルもありましたが、
部屋を換えてもらえて一件落着。

愛知県に入る頃まで車窓の東海道本線の夜景を見ていましたが、名古屋駅に到着する前には眠りに落ちました。

その15に続く

2012 夏休みの想い出 その13 宇宙研の食堂でカレーを食べる

2012-09-23 | 食べる
その12からの続き

成田空港から東京都心に戻って、さらに電車を乗り継いで相模原市までやって来ました。
横浜線淵野辺駅で降りて、炎天下を汗だくになりながら歩いてやって来たのはここ。


JAXA宇宙科学研究所相模原キャンパス




“夏の例大祭”こと特別公開が3週間ほど前に終わったばかりですが、
相模原キャンパスは今日も見学者で賑わっています。

さて今日は、相模原キャンパスまで見学に来た訳ではなく、
お昼ごはんを食べに来たのです。


宇宙科学研究所相模原キャンパスの食堂。
いわゆる「社員食堂」なのですが、見学者にも開放されていて食事をすることができます。


宇宙研名物?のカレー「魔王」、340円也。
カツカレーにすると100円高くなるようです。
ちなみに以前は、大盛りカレーに加えてさらに別容器でカレールーが付いてくる
通称「補助ブースター付きカレー」なるドカ盛りメニューがあって宇宙ファンに大人気だったのですが、
今では食堂の運営業者が変わってしまい、通常スタイルのカレーしか販売されていません。残念なり

食堂に入ろうとしたところでJAXAのイケメン天文学者、阪本成一先生と鉢合わせ。
「先生お疲れ様です。今日は熊本からカレー食べに来たんですよ」
「ちょwww 相変わらずバカだな~(笑)」


その14に続く

2012 夏休みの想い出 その12 朝の成田空港で飛行機を見る

2012-09-23 | 旅行

その11からの続き

2012年8月16日

諏訪湖祭湖上花火大会を見た後、夜通し中央フリーウェイを走り通して、
夜明け前にはここに到達していました。



成田国際空港。



滑走路を間近に見ることが出来る成田市さくらの山公園で、
夜明けの成田空港を発着する飛行機を見ることにしました。


今日最初の着陸機は、FedExの貨物機。
3発ジェットエンジンが特徴的な、これはMD11かDC10でしょうか。


誘導路を走るFedEx機。


今朝一番に離陸する旅客機は、話題のLCCジェットスターの関西空港行き。

ジャンボジェットがやって来ました!



威風堂々と着陸するB747-400、昨夜バンコクから飛び立ったタイ航空機です。


韓国のアシアナ航空機もやって来ました。

さくらの山公園の木立の向こうから、またもジャンボジェットが出現。



NCA日本貨物航空のジャンボ貨物機です。

またNCA機が降りてきました。ジャンボ貨物機が次々にやって来ます。



日本のジャンボジェットはJALやANAでは退役が進んでいますが、
貨物機はまだまだ健在のようです。

早朝の飛行機見物を楽しんだら、陽が高くなって暑くなる前に都心へ移動します。

その13に続く

2012 夏休みの想い出 その11 八千穂高原と諏訪湖の花火

2012-09-23 | 旅行
その10からの続き

うすださんに別れを告げて、
メルヘン街道 という愛称もあるらしい国道299号線で八千穂高原を走ります。



途中の麦草峠という場所にある駐車場にクルマを停めて、
林道を歩きます。



この辺りの原生林は苔で有名な「苔の森」なんだそうです。


森の木は、苔やきのこに覆われています。


林道の奥には山荘が。そして、その先には…




森の中の湖、白駒池 があります。
湖畔に霧が漂う白駒池は夏の盛りでもひんやりとしていて、神秘的な雰囲気でした。

白駒池を後にして、高原から諏訪市に降りてきました。
そして今夜はちょうど、諏訪湖祭湖上花火大会が開催されるのです。


日本最大級の花火大会である諏訪湖の花火、凄い迫力でした!

その12に続く

2012 夏休みの想い出 その10 再び“うすださん”

2012-09-23 | 旅行

その9からの続き

2012年8月15日

今日もやって来ました、“うすださん”こと64mパラボラアンテナが聳える臼田宇宙空間観測所。


うすださんの全容。
巨大過ぎるので、敷地外からしか撮影できません。




今日も曇り空だったのですが、時たま一瞬だけ、
うすださんの上に青空が覗くこともありました。




月より遠く深宇宙へと旅だった、すべての日本の宇宙機を見守り続けてきたうすださん。
今、うすださんのお皿の向こうの空の果てにも、遥か宇宙を旅する探査機が居るはずです。

←クリックすると、うすださんの周辺の風景のパノラマ写真が開きます。

その11に続く

2012 夏休みの想い出 その9 ウイスキー工場

2012-09-18 | 博物館・美術館に行く
その8からの続き

午後になったら、野辺山宇宙電波観測所を後にして、
またJR小海線の高原列車に乗り込みます。




野辺山駅を発車すると、車窓には45m電波望遠鏡の姿が。


高原列車は瀟洒な別荘の立ち並ぶ森の中を駆け抜けます。


線路が大きくカーブを描きながら八ヶ岳高原を降りて行くと、
終点の小淵沢駅に到着。



小淵沢駅からバスに乗って、やって来たのは…


山の中のウイスキー工場。
サントリーの白州蒸溜所を見学します。




樽に詰められたウイスキーの原酒が眠る貯蔵庫の中は、
ウイスキーの芳醇な香りが濃厚に漂っていて、息をするだけで心地よく酔ってしまいそう。
僕は断酒中なんだけど、かなり空気中に拡散したアルコールを吸い込んでしまったような気が…(笑)


年号の刻まれた樽は、一つ一つ人の手で管理されているとのこと。
貯蔵庫の管理人は全部の樽のことを記憶しているんだとか。ウイスキー工場で働く人は大変だなぁ…


貯蔵庫の中の原酒は、やがて「白州」ブランドのウイスキーとして出荷され酒屋さんに並ぶそうですが、
九州では「山崎」ブランドの方をよく見かけて「白州」はあまり見ないような…

ともあれ、2020年に「はやぶさ2」の出迎えを済ませたら、うちの近所の酒屋で「白州」を探してみますかね。
今ここに並んでる樽の中の原酒とも、その時に再会できるかも知れません。


帰り道、夕暮れの中に佇む「JR鉄道最高地点」の記念碑に寄り道。
この記念碑、実は「幸せの鐘」が吊られています。
という訳で…


鐘を鳴らしちゃいました(笑)
今日も一日楽しかったね。お疲れ様~

その10に続く

2012 夏休みの想い出 その8 パラボラめぐり

2012-09-16 | 旅行

その7からの続き

佐久市稲荷山公園からクルマで林道を登ること小一時間。
臼田宇宙空間観測所にやって来ました。






64mパラボラアンテナの“うすださん”がゆっくり動いて通信運用中。
何の衛星・探査機と通信してたんでしょうか。
ひょっとしたら「イカロス君」を探していたのかも知れません。

午後4時には臼田宇宙空間観測所は閉門するので、佐久平の駅前に戻って一泊。

2012年8月14日

今日も佐久平駅から小海線のハイブリッド高原列車に乗って出発。





JRで一番標高の高い、野辺山駅で下車。

野辺山駅までTwitter宇宙クラスタのメンバーたちが乗ったクルマに合流して、やって来たのは…


野辺山宇宙電波観測所。








“のべやまさん”は“うすださん”よりアンテナが小ぶりですが、
たくさん並んでいるのでパラボラ好きにはたまりません。




野辺山のシンボル、45m電波望遠鏡。




ズラッと84台並んだ太陽電波望遠鏡(直径80cm電波ヘリオグラフ)。


大きいアンテナと小さいアンテナ。


歴代のアンテナが大集合。


これは…これもアンテナ?
どう見ても「伏せた寸胴鍋」ですが。取っ手も付いてるし(笑)
観測中に夜食のカレーでも作ったんでしょうか。


パラボラ尽くしの夏の一日です。

その9に続く

2012 夏休みの想い出 その7 高原列車とロケットタワーとパラボラアンテナ

2012-09-11 | 旅行
その6からの続き

2012年8月13日


今日はJR長野駅から、第3セクターしなの鉄道に直通する赤い顔の電車で出発です。


小諸駅で乗り換えたJR小海線の高原列車は、最新鋭のハイブリッド車輌。

この駅で、ハイブリッド高原列車から下車。



臼田駅。
案内板にも書かれている通り、「東洋一のパラボラアンテナを誇る臼田宇宙空間観測所」
通称“うすださん”の最寄り駅です。
…もっとも、ここから“うすださん”までは国有林内を縫う林道をクルマで走って1時間ほどもかかりますが。



この駅で、昨夜からクルマで先行して信州入りして待っていてくれた、
Twitter宇宙クラスタのメンバーたちと合流。

一緒にクルマに乗って、やってきたのが臼田駅近くの山の上にある佐久市稲荷山公園。



臼田宇宙空間観測所に因んだものか、
ロケットのような形をした「コスモタワー」なるものが立っています。
高さ35mあるというこのタワー、小海線の列車内からも見えるので以前から気になっていたんですが、
ようやく来てみることが出来ました。


コスモタワーの付け根というか「尾翼」の中には、何とこれが納まっていました!
日本で最初の人工衛星「おおすみ」の模型です。しかも、かなり精密に作り込まれた本格的なもの。
添えられた銘板には「宇宙科学研究所」とありますので、公式に作られたものと思われますが詳細は不明。

コスモタワーの内部は展望台になっていますが、階段で登るのはかなり大変。
頂上からの眺めはこの通り。



西の方角、「将軍平」の峰の辺りにパラボラアンテナがあるそうですが…

あっ!




見えたー!“うすださん”だ!!

臼田宇宙空間観測所の64mパラボラアンテナ、麓からも見えるんですね。

その8に続く

2012 夏休みの想い出 その6 長野電鉄のロマンスカー

2012-09-08 | 鉄道

その5からの続き


湯田中駅から長野に戻ります。
帰りの列車は、元営団地下鉄日比谷線の通勤電車。


途中の駅で、元営団日比谷線の車輌同士がすれ違い。

信州中野駅で、長野駅行きの特急「ゆけむり」に乗り換えます。

特急「ゆけむり」は元小田急ロマンスカー「HiSE」です!
長野電鉄は各鉄道会社の車輌が集まった、動く鉄道博物館のような鉄道なんですね。


特急「ゆけむり」の車内も、行きに乗った「スノーモンキー」と同じく長野に来る前のロマンスカー時代とほとんど変わっていないようです。
指定席券がなかなか取れないので有名だった憧れのロマンスカーの展望席にも、早い者勝ちで座ることができます。


展望席には、小田急ロマンスカー「HiSE」としてデビューした時に鉄道友の会から贈られた
ブルーリボン賞受賞記念のメダルがそのまま残されていました。


展望席に座って、信州の景色をロマンスカーから眺めます。


道路と線路が一緒に渡る珍しい鉄橋「村山橋」で千曲川を越えると長野市に入ります。


長野市街地では地下鉄区間です。


特急「ゆけむり」が地下の長野駅に帰って来ました。

長野電鉄って、乗るのが楽しい面白い鉄道ですね!
それに、特急「ゆけむり」や「スノーモンキー」や営団地下鉄や東急田園都市線の車輌も
中古車であることを感じさせないくらいにとてもきれいに整備されていて、
列車を大切に使っていることが伝わってきます。


長野で大事にされて、幸せそうなロマンスカーでした。

その7に続く

2012 夏休みの想い出 その5 長野電鉄の成田エクスプレス

2012-09-08 | 鉄道
その4からの続き

森宮野原駅から飯山線を走り抜けて、長野駅に到着しました。
ここで一旦、JRの改札を出て駅前から地下に潜ります。


地下にある長野電鉄の長野駅です。
プラットホームには、なんとJR東日本の特急「成田エクスプレス」と東急田園都市線の電車が停まっています。
どちらも、中古車を譲渡されたものです。

今日はこれから「成田エクスプレス」に乗ってみます。



長野電鉄の「成田エクスプレス」、外観のデザインは成田空港アクセス特急だった頃とほとんど同じです。
現在は「スノーモンキー」の愛称を与えられて長野電鉄の特急として走っています。


車内もほとんど手付かずでJR東日本時代のままのようです。


かつてはグリーン個室だった部屋は「Spa猿~ん」と命名されています(笑)
そう、この列車の「スノーモンキー」の愛称は「雪景色の中で露天風呂に入るニホンザル」にちなんだものなんですね。


地下の長野駅を出発した特急「スノーモンキー」は、地上に出て市街地を抜けると信州の高原目指し走っていきます。


長野から40分あまりで、終点の湯田中駅に到着です。




湯田中駅はスキーで有名なリゾート地である志賀高原の入り口で、駅周辺も温泉街となっています。


温泉街の駅らしく、湯田中駅の裏には足湯と日帰り温泉もありました。


国際空港アクセス特急から高原リゾートと温泉郷行きの観光列車に転身を果たした特急「スノーモンキー」が、
長野に帰っていきます。



その6に続く

2012 夏休みの想い出 その4 急行「きたぐに」と新潟の鉄道の旅

2012-09-04 | 鉄道
その3からの続き


2012年8月12日


B寝台の下段ベッドの上で目が覚めると、急行「きたぐに」号は米どころ新潟平野を走行中。
二重の窓ガラスも露をうつ蒸し暑そうな朝。


早朝の終着駅、新潟駅に到着。




あと何回、「きたぐに」号は新潟駅に来ることが出来るのか…
おそらく来年の夏には、もう運転されないでしょう。




さようなら、「きたぐに」号。


新潟駅からは新幹線に乗り換え。
上越新幹線の東京行き「とき」号は丸い顔の200系。


長岡駅で上越線の普通電車に乗り換え。


越後川口駅で飯山線のディーゼルカーに乗り換えます。
沿線で開催中の芸術祭にあわせて、列車もラッピングが施されて芸術作品の一つになっていました。




新潟と長野を結ぶ飯山線で、夏のローカル線の旅です。


千曲川と名を変える信濃川に沿って…






トンネルを抜けても、まだ川に沿って走り続けます。


県境の山の駅、森宮野原駅に到着。
今日は蝉時雨ですが、冬は雪で埋まってしまう駅です。

その5に続く