天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

段ボールの原寸大D51が熊本にやって来た!!

2017-02-26 | 鉄道

迫力満点の蒸気機関車、デゴイチことD51
このD51、何と段ボールで作られた模型なのです!


とはいえ、そのクオリティは半端ではありません。
全て原寸大で、しかも細部まで超精密に作り込まれた驚異の段ボールD51が現在、僕の地元・熊本のショッピングモールに展示されているので観に行って来ました!

段ボールD51が展示されているのは、熊本市郊外にあるイオンモール熊本の中にあるちょっとしたイベントスペース的な場所。



エスカレーターの隣り、物産フェアの売り場に囲まれてデゴイチが鎮座ましましています(笑)
場所が足りなかったのか、テンダー(炭水車)は連結されていませんね。

近くで見るとまさに圧巻です。
今にもドレンを噴き上げて走り出しそうなピストンロッドと動輪!



凄い重量感です!とても段ボールで出来ているとは思えません。


大きさや重量感もさることながら、精密さも凄い。
この連結器、実際に他の車両と連結することが出来そうです。


運転室もしっかり作り込まれています。
中に入ることは出来ませんが、下から見上げるとボイラの焚き口と各種の計器類やバルブが見えました。


細部へのこだわりが感じられるプレート類。
ナンバープレートの「D51 1162」は、国鉄のD51の形式最終製造号機とされる1161号機に次ぐものという意図が込められていると思われますね。


この段ボールD51を作られたのは、段ボール工芸家の島英雄さん
…なんと奇しくも、実物のD51の設計主任であった島秀雄氏とは一字違いのお名前の方です。

島英雄さんは現在は南島原市在住だそうで、この段ボールD51も南島原市に寄贈されているそうです。
上記の運転室側面のプレート類の中に「鉄道省 長崎南島原工場」のメーカーズプレートがあったのはそういう理由だったんですね(笑)


展示場所であるイオンモール熊本のヘッドマークを掲げ、今にも走り出しそうな段ボールD51。
展示期間は本日、平成29年2月26日まで!
熊本市近郊にお住いの方はまだ間に合います!是非、日曜日の午後に買い物がてらに超絶段ボール原寸大デゴイチに会いに行かれてみて下さい!!
これは見ないと損だよ、いやマジで!!

…ちなみに、島英雄さんはデゴイチに続いて、段ボール原寸大蒸気機関車の新作としてC62を製作されているそうです。
デゴイチよりさらに大きい、日本最大のSLシロクニも段ボールで蘇るのか!これも見てみたいですね!!
機会があれば、門司港の九州鉄道記念館で常設展示してくれないかなぁ、実機のC59 1と並べて是非!!

2016-17 年越しウィーン紀行 その4:ウィーンの大晦日と元旦

2017-02-05 | 旅行記:2016-17 ウィーン
Photo:ウィーン美術史博物館


その3:喫茶だけではない、お食事も…魅惑のカフェ巡りからの続き

ウィーンの大晦日。
街はホリデーシーズンの最後を飾る年越しイベントの準備で盛り上がるが、ここ美術史博物館ではいつもと変わらぬ時間が流れる。


地元の住人も観光客もはしゃぐ街の雑踏を離れて、ウィーンに来たらいつも観に来るブリューゲルやアルチンボルドの“ルドルフ2世コレクション”を眺めて静かなひと時を過ごす…
美術ファンのウィーン住人や観光客に大人気でいつも前に人だかりができているこれらの名作も、展示室のソファに腰掛けてじっくり待っていれば時々誰もいなくなり、大好きな絵を独り占めできる瞬間が結構あるのだ。


名画に没頭する贅沢な時間を過ごして、閉館時間になり外に出るともう日が沈んで真っ暗…
これからホテルに戻って、正装に着替えて今夜はオペラ「ドン・ジョヴァンニ」を観に行こう



ケルントナー通り界隈に行ってみると、華やかに飾り付けられた目抜き通りには多くの人々が繰り出して賑やか。
僕も国立歌劇場からリング大通りを渡り、ウィーン分離派(セセッション館)の金色のタマネギ…いや、キャベツだったか?の先にあるアン・デア・ウィーン劇場を目指す。
お洒落して綺羅びやかな街を歩く、大晦日の楽しい夜…





オペラがはねたら、もう真夜中近く。
このままシュテファンプラッツで派手に騒いで年越しを…といきたいところだが、生憎最近のヨーロッパでは大晦日の夜は物騒だ。
昨年の大晦日の夜に隣国ドイツのケルンをはじめとする多数の都市で、アフリカや中東からの難民を含む者たちによって引き起こされた女性への集団暴行事件はまだ記憶に新しい。
今夜は、おとなしくホテルに帰って静かに過ごすことにする。

という訳でプラーター公園のライトアップされた大観覧車を横目にまっすぐホテルに戻り、シャワーを浴びたりしているともう日付が変わる時間。






オーストリアでもTVで日本の「紅白歌合戦」的な大晦日の歌番組をやっていて、日付が変わる頃にはカウントダウンもある。

…TV画面に2017年の表示が出た瞬間、ホテルの窓の外では花火や爆竹を打ち鳴らす凄まじい爆音が響いてきた。皆で花火を打ち上げて夜明け頃まで大騒ぎして新年を祝うのがヨーロッパの年越しの流儀だ。今頃、シュテファンプラッツやプラーター公園では花火の燃え殻が降り注ぐ中で乾杯をし合って大変な騒ぎだろう。今年は暴行事件などが起きていなければいいが…

当分止みそうにない窓の外の爆音と歓声を聴きながら、ベッドに入った。
おやすみなさい…明けましておめでとう!ああ、日本ではもう8時間前に新年になっているんだっけ。

翌朝は、再び正装して今度はウィーン・コンツェルトハウスのニューイヤーコンサートに繰り出す
コンサートの前に、聖ペーター教会に立ち寄って初詣で。


僕は旅先で新年を迎えたら、寺院でも神社でもモスクでも教会でも拘り無く祈りの場に出向いて必ず初詣でをするようにしています。
今年は、平穏無事な穏やかな年でありますように…!

その5:鉄道版LCC ウェストバーンに乗ってみるに続く

2016-17 年越しウィーン紀行 その3:喫茶だけではない、お食事も…魅惑のカフェ巡り

2017-02-04 | 旅行記:2016-17 ウィーン
Photo:ウィーン国立歌劇場の裏手、老舗ホテル「ザッハー」の喫茶室にて


その2:音楽の都で劇場巡り、劇場カフェ巡りからの続き

音楽の都ウィーンは、個性的なカフェ文化の息づく街でもある。
ウィーン滞在の楽しみの一つが、そんなカフェをはしごして歩くこと!


という訳で、まずやって来たのがシュテファンプラッツと国立歌劇場とを結ぶ目抜き通りのケルントナー通りから一本横道に入ったところにある人気店「OBERLAA」
1階はケーキ店だが、階段を上がると2階が喫茶室になっている。観光客だらけのケルントナー通りの近くにありながら、喫茶室まで登ってくるのは地元客が多い隠れ家的な店…といったところ。
注文するのは、やっぱりウィーンらしく泡立てたクリームが載っているメランシェ、そう何故か日本では“ウインナーコーヒー”と呼ばれる濃くて甘いコーヒーだ。

でも、ウィーンのカフェの楽しみは飲み物だけではない。
絶品のケーキももちろん魅力的だが…


本格的な食事を提供している店が多いのもウィーンのカフェの面白いところ。
ウィーン料理と呼ばれるものは一通り揃っているが、ここはやっぱり定番中の定番ウィンナーシュニッツェルを頂きます。



「OBERLAA」を出たら、シュテファン大聖堂から聖ペーター教会へと続く小路を抜けたところにある、これまた地元客が多い人気店「Café Korb」へ。




昼下がりの時間帯はかなり混んでいて、日陰で寒い玄関先で随分待たされたので冷え切った身体に温かいメランシェが染み渡る…


そしてウィーンの定番ケーキ、ザッハートルテ!
ビターなダークチョコレートと甘酸っぱい杏、そしてさっぱりとした甘くないホイップクリームの絶妙の取り合わせに、ついさっきまで寒さでかじかんでいた顔も思わず緩む。
嗚呼、至福のひと時…(笑)



…でも、ザッハートルテといったらやっぱり本家本元、元祖のホテルザッハーだよね。


という訳で、翌日は朝からやって来ました、ウィーン国立歌劇場裏手にある名門老舗ホテル「ザッハー」の喫茶室。
…ホテルザッハーに来るのは数年ぶりだが、相変わらず老舗の超有名店であるにも関わらず観光客相手でも驕り高ぶったところがなく丁寧で上品な接客ぶりが健在なのは嬉しい限り。
こういうところが気に入ってるので、朝一番で並ばないと店内に入るのも一苦労でもやっぱり僕はウィーンで一番好きだな、ホテルザッハー。


ホテルザッハーのチョコレートアイスクリーム、この迫力を見よ!!
まさにスイーツの超弩級戦艦!!


テーブル狭しと並ぶ魅惑のデザート、パンケーキに夢見心地…
でも、ここまで来て肝心のザッハートルテはオーダーしていないという(笑)

実はこれには訳がある。
ホテルザッハーは、ウィーンの国立歌劇場裏手以外にもザルツブルクにも支店を構えているのだ。
…案外知られていないザルツブルクの、もう一つのホテルザッハーにまた後日行ってみようと思う。ザッハートルテはその時のお楽しみ…という訳。
(→その6:日帰りザルツブルグ散歩 モーツァルトとザッハートルテの街



ウィーン魅惑のカフェ巡り、締めは「Café Central」




ウィーンでも最古参のカフェの一つで、ペーター・アルテンベルクやアルトゥール・シュニッツラーといった世紀末ウィーンの文士文人が入り浸っていたことで知られるという所謂“文人カフェ”である。


そんなスノッブな文人カフェで頂くのは、甘いホットチョコレート…
グラスに添えられた小さな包みは砂糖かと思いきやミルクチョコレートだった。




そしてシュニッツェルとターフェルシュピッツ。


とどめは皇帝のパンケーキ、カイザーシュマーレン!
…さすがにこれは食べ切れず、お持ち帰りしてホテルで頂きました(笑)



…ウィーンの街中そこかしこに、綺羅星のようにある魅惑のカフェを巡る美味しいウィーン散歩。
夜のオペラやコンサートに備えて、味覚と知覚を刺激する禁断の散歩道、貴方もカロリーを気にせず彷徨い歩いてみては如何かな?
ただし、次の日からはダイエットに励まないとね!(笑)

その4:ウィーンの大晦日と元旦に続く

2016-17 年越しウィーン紀行 その2:音楽の都で劇場巡り、劇場カフェ巡り

2017-02-04 | 旅行記:2016-17 ウィーン
Photo:ウィーン国立歌劇場


その1:真冬のウィーン散歩からの続き

音楽の都・ウィーンの象徴の一つである国立歌劇場
今回の旅では、ウィーンに到着した翌日の夜に早速、国立歌劇場へ。オペラではなくバレエ「ライモンダ」を鑑賞した。





この国立歌劇場のすぐ裏手にあるのが、劇場関係者の利用が多いことで有名な老舗の高級ホテル「ザッハー」。
そして「ザッハー」といえば、もちろんザッハートルテ!
…今夜の終演直後は「ザッハー」の喫茶室は大変な混雑なので行かないけれどね。お楽しみのザッハートルテは、また後日に日を改めて…



ウィーン市内には現在、主に3つのオペラ劇場がある。
その中でも最も格式高く、最高峰にして最高級ブランドである国立歌劇場でバレエを楽しんだ翌日の大晦日の夜、今度は最も時代を先取りしたモダンな劇場でオペラを楽しむ。
ウィーンで最も長い歴史を持ちながらも、最も斬新で革新的な演出を行うことで知られるアン・デア・ウィーン劇場




“ウィーンで最も古く、そして新しいオペラ劇場”を自認するアン・デア・ウィーン劇場。
ベートーヴェンの数々の交響曲やヨハン・シュトラウス2世のオペレッタ「こうもり」が初演された劇場としても有名だが(「こうもり」の劇中、酔い潰されたファルケ博士が置き去りにされたという設定の市場は現在もアン・デア・ウィーン劇場の真向かいに実在している)、今夜の演目はモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」




アン・デア・ウィーン劇場の裏手にひっそりとある通用口。
これが現在も残された劇場建設当時からそのままになっている部分で、1801年にアン・デア・ウィーン劇場が落成した当時の様子を伝える貴重なものである。
モーツァルトの生涯最後のオペラ「魔笛」の台本を書き、自ら“鳥刺しパパゲーノ”役で出演したことで知られるアン・デア・ウィーン劇場の設立者エマヌエル・シカネーダーを記念して「パパゲーノ門」と呼ばれている。



アン・デア・ウィーン劇場には、エントランスホールの隣にカフェが併設されており、公演前後の時間帯でもそれ程混雑していないので腹ごしらえをするには便利。


ウィーン名物の泡立てクリームを載せた濃い目のコーヒー、日本では「ウィンナーコーヒー」と呼ばれるもの。
現地ではメランシェと呼ばれる。


いい加減シュニッツェルにも食傷気味だったのでステーキを頼むと、こんな感じのタルタルステーキに似た冷たい肉料理が出てきた。


こちらはシュニッツェルと並ぶウィーン名物のターフェルシュピッツ。お肉を細く刻んだ変わった盛り合わせ。

…アン・デア・ウィーン劇場の劇場カフェ、どうやら料理のアレンジに独特なこだわりがあるようだ。



そして迎えた2017年の新年。
ウィーンの正月元旦といえば、やっぱり何と言ってもウィーンフィルのニューイヤーコンサート!




…ということで、やって来ましたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地・楽友協会

間もなく午前11時からここ楽友協会の「黄金のホール」にて開催されるニューイヤーコンサートは日本も含めて世界各国に衛星生中継され、世界中の音楽ファンが楽しむ一大イベントであることは御存知の通り。
日本人の観客の姿も目立つ楽友協会では建屋の脇に大型アンテナを備えたTV中継車が何台も停まり、軌道上の放送衛星に向かってウィーンの新春の音楽イベントの熱気を伝える準備を整えている。

さて、僕も憧れの楽友協会「黄金のホール」へ…は残念ながら入れません!
ウィーンフィル公式サイトでのニューイヤーコンサートのチケット抽選申し込みは、クルーズトレイン「ななつ星」をも遥かに凌ぐ毎年数百倍とも言われる競争倍率の壁に阻まれてあえなく落選…
まぁ、「一般販売で手に入れば奇跡」と言われるようなウルトラ級のスーパープラチナチケットだから仕方がない…

だがしかし。
音楽の都ウィーンで開催されるニューイヤーコンサートは、なにもウィーンフィルのものだけではない。
実は楽友協会から数百メートルしか離れていない至近距離の斜向いにあるウィーン・コンツェルトハウスでも、全く同じ時間帯にニューイヤーコンサートが開催されている。


コンツェルトハウスの建物には、アカデミー劇場も入居している。


ウィーン・コンツェルトハウスでのニューイヤーコンサートもウィンナーワルツの定番曲と名曲の数々が演奏され、最後はアンコールの「ラデツキー行進曲」で観客一同が手拍子を叩いて大盛り上がりで締め括るというスタイルは楽友協会でのニューイヤーコンサートと全く同じ。
演奏レベルももちろんウィーンフィルに引けを取らない世界最高峰レベルなので大満足!

…ウィーンフィルのニューイヤーコンサートと違って、ウィーン・コンツェルトハウスでのニューイヤーコンサートはチケット入手も容易で、誰でも気軽に楽しむことが出来る。
ウィーンで元日を過ごすなら、このコンサートがお薦めだ。



そして音楽の都での劇場巡りの締めは、ウィーンの年末年始の定番中の定番!
気軽にカジュアルな気分で楽しめる大衆劇場フォルクスオーパでのオペレッタ「こうもり」だ。





…昨日の夜、この作品が生まれた場所にいて劇中で登場する場所を実際に見て歩いた訳だが、翌日にはその作品を改めて観ることが出来る。
この「街中が音楽の名作で虚実綯い交ぜになって埋もれている」感じこそ、音楽の都で過ごす醍醐味!




そして、喜劇「こうもり」で大笑いしてお腹が空いたら、フォルクスオーパ併設のホワイエのカフェで美味しいひと時。



音楽の都ウィーンの劇場巡り、そして意外と銘店揃いの劇場併設カフェ巡りはまさに音楽好きと美味しいもの好きの天国!
皆さんもこの次のウィーン滞在では、お腹をすかせて劇場巡りはいかが?

そして次回は、本格的にウィーンの老舗と有名店のカフェ巡りに繰り出します!
その3:喫茶だけではない、お食事も…魅惑のカフェ巡りに続く

ももちゃん、大ピンチ!そしてキナコちゃん

2017-02-03 | ねことか

お久しぶりの京都の妹夫婦宅で暮らすアメショーももちゃん、なんと大ピンチ!
脊髄梗塞を発症してしまいました。ある日突然、腰が抜けて歩けなくなってしまったとの事。これは一大事!


この脊髄梗塞という病気、普通は犬がかかるらしくて、
ももちゃんを診察した獣医さんも「いや~私も猫の症例を診たのはこれが2回目です。珍しいです」とのこと。
ちなみに3ヶ月位で治るそうです。良かった~!


…レントゲンを撮ったら、なんと2mmの大物の結石も見つかってしまい、まさに満身創痍のももちゃん。
幸い寝込んではおらず立ち上がることは出来るのですが、後ろ足の調子がおかしくて下半身がグラグラするようです。
今は辛抱して、春には元気になってね!!

一方、熊本の我が家には昨年暮れに新しい家族がやって来ました!


キナコちゃんです。
いつも僕が種子島や内之浦から打上げられるロケットの目視観測を行う近所の二級河川の河原で、散歩中のうちの母と伯母に保護されました。
うちに来た時は産まれて数週間といった感じの赤ちゃんネコだったのに、あっという間にオッサンみたいになってしまった…あ、ちなみに男の子です。


起きてる時は常に走り回っているので、写真を撮れるのは寝てる時だけ…


ベッドの上にシャツを放り出しておいたら、この始末。


(ΦωΦ)これからよろしくだニャ~