Southern Railway 1401
←#04:到着、ワシントンD.C. 最初の夜からの続き
2013年12月29日
アメリカに着いて最初の朝を迎えました。
まだ時差ボケが抜けきっていないせいでちょっと気怠いですが、朝からしっかり食事をして気合を入れます。
しかしネットの格安プランでホテルの予約をしたので、朝食ビュッフェは付いていないのですよ…
という訳で同行者の方々とホテルのロビーで待ち合わせをして、向かったのはホテルの近所のマクドナルド。
「マックは世界中どこでも同じシステムで同じ味だから、助かるなぁ!(笑)」
でも、アメリカのマックではドリンクは好きなように注ぎ放題なんですよね。
という訳でアメリカン(?)に、Dr Pepperを氷なしで並々満杯を一気飲み!
朝食を食べてエンジンがかかってきたところで、皆で元気にワシントンD.C.の街に出発します。
でも、今日はあいにくの雨模様…
かくしてワシントンD.C.の初印象は、雨に霞むしっとりとした風景となりました。
ワシントンD.C.中心部、スミソニアン博物館群に取り囲まれるようにして広がる緑地帯公園“ナショナル・モール”の彼方に
そびえ立つワシントン記念塔。
高さ約170メートルのオベリスクの頂上は雨雲の中です。
ワシントン記念塔の反対側には、ナショナル・モールを挟んでオベリスクと向かい合うようにアメリカ合衆国議会議事堂が鎮座まします。
…そう言えば、暫く前にアメリカの与野党対立のせいで予算案が議会を通過出来ず、スミソニアン博物館も含む政府機関の一時閉鎖という事態にまで発展して大騒ぎになりましたっけ。
あの時は本当に、このままスミソニアン博物館が年末年始まで再開しなかったらどうしようかと思ってヒヤヒヤしましたよ、まったく!
ナショナル・モールに面して建つスミソニアン博物館群の建築の一つ、丸いドームが特徴的なのは国立自然史博物館です。
スミソニアンでも有名な博物館の一つですね。でも今日はまだ、ここは見に行きません…
今日は先ず最初に、ここに行きます。
“キャッスル” ことスミソニアン協会本部です。
このキャッスルが、スミソニアン博物館全体のインフォメーションセンターとなっており、スミソニアン博物館群についての大まかなイメージと情報をチェックすることが出来ます。
(ちなみに…スミソニアン博物館は基本的にすべての施設で入場料は完全に無料です!)
ウォーミングアップを済ませたら、さあいよいよスミソニアン博物館巡礼のスタートです。
最初に向かったのは国立アメリカ歴史博物館!!
…ちょうど入館時に雨脚が激しくなってきていたので、建築の外観写真はありませんが。
国立アメリカ歴史博物館は、文字通りアメリカ合衆国の歴史の全てを取り扱う総合的な展示が行われています。
とは言え、アメリカは独立以来僅か二百数十年の歴史しか持たない言わば“新興国”、その為に展示内容もありとあらゆる事象を集めまくって短い歴史に何とか厚みを持たせようとしている感があり、ある種の「何でもあり状態」となっています。
でも、その歴史のごった煮感が見ていて楽しいんですよね。ともあれ、何でもありの展示を順に見て行きましょう!
1階のエントランスホールを進んだ先には、アメリカ開拓史と交通の展示コーナーがあります。
西部劇でもお馴染みの幌馬車はアメリカ開拓のシンボルですね。
幌馬車に変わって登場するのが蒸気機関車。
アメリカの鉄道黎明期に活躍したイギリス製の「The John Bull」は1831年製。
アメリカの開拓史は、鉄道と共に在りました。
ここからはアメリカの鉄道の歴史コーナー。鉄道ファンにはたまりません!
カウキャッチャーとダイヤモンドスタック煙突を装備した、いかにもアメリカンなスタイルの蒸気機関車。これも西部劇でお馴染みです。
北海道に渡ったアメリカ製機関車「弁慶」「義経」の兄弟のようですね。
ワシントンD.C.の街では19世紀からストリートカーが走っていました。
今でもサンフランシスコには残っていますね!
そしてアメリカ鉄道の黄金期、巨大で美しい蒸気機関車が登場。
ワシントンD.C.を拠点にしていたSouthern Railwayの1401は、1926年製のパシフィック型機関車。
面構えはいかにもアメリカ機らしい無骨なものですがボディは美しい濃緑色をまとい、アメリカとイギリスの両方の特徴を備えたような独特の雰囲気が漂います。
ちょっと日本のC59に似ているかな?
鉄道以外にも、アメリカの歴史と共に走り抜けた交通に関する展示は続きます。
アメリカの交通のシンボルといえば、やっぱり自動車!
“アメ車”の名車がずらりと並ぶ中、存在感を示していたのが我らが日本車、ホンダのシビック初代モデル!!
ちゃんと左ハンドルの輸出仕様ですよ!
アメリカにとっては自国メーカーの憎きライバルの筈なんですが、それでもしっかり歴史の一部として大切に展示している姿勢には、やはりアメリカという国の懐の深さを感じます。
…1階の交通に関する展示を見ただけで既にお腹いっぱいといった気分ですが、国立アメリカ歴史博物館の展示はまだまだ盛り沢山!
さあ、次の展示コーナーへ!!
→#06:国立アメリカ歴史博物館 電気の魔術師たちに続く
そして、広い(´・_・`)阿蘇山入るかも(笑)
僕も実はアメリカの鉄道についてはそんなに詳しくないんだけど、分かりやすい説明が付いてるから大丈夫だった!
そして、広い、広いよー( ´Д`)
本当に不安になるくらい広かった…スミソニアン博物館、恐ろしか~!!
解説かぁ~それなら安心だね(^-^)