天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

潜りねこ

2013-11-30 | ねことか


みっちり詰まってます。満タンで~す


(ΦωΦ)おっ、何か来たニャ。うにゃ~!




(ΦωΦ)喰らえ!ネコパンチにゃ!!


(ΦωΦ)…チッ、仕留め損なったにゃ。


(ΦωΦ)逃した獲物は大きかったにゃ。


(ΦωΦ)バトルしたら眠くなったにゃ。そろそろ寝るにゃ~!!

晩秋の京都御所に行ってきました…妹が。

2013-11-29 | mogmog日記

最早すっかりお馴染みの「行ってきました…妹が。」シリーズ(笑)
今回も、現地のレポートコメント等が皆無の写真が送りつけられてきたので一挙公開。
紅葉の京都御所の景観をお楽しみ下さい。
(ところで、今の時期に京都御所ということは、秋季一般公開にでも行ったのか妹よ?)







澄み切った秋空。






おまけ。御所の住人

惑星分光観測衛星「ひさき」(SPRINT-A)、覚醒める

2013-11-26 | 宇宙
惑星分光観測衛星「ひさき」(SPRINT-A)イメージ画像 提供:JAXA


イプシロンロケットが初めて宇宙に産み落とした子が、目を覚ましました。
開いたばかりの瞳で星空を見据えて、宇宙からさっそく好奇心いっぱいに惑星たちを見つめているようです。

惑星分光観測衛星「ひさき」(SPRINT-A)の初観測データの取得及び定常観測運用開始について
(JAXAプレスリリース 平成25年11月26日 宇宙航空研究開発機構)

あの日、灼熱の聖地・内之浦で、皆で誕生を見守った星の子が今、無事に宇宙で産声を上げました。
おめでとう「ひさき」!
そして…ありがとうイプシロンロケット試験機。


衛星の定常観測運用開始をもって、ロケットの使命は完璧に全うされました。
最初のイプシロンの、熱くて長い長い夏が、これでようやく終わったような気がします…

この次は、冬の旅です。
2015年度の冬期、次の星の子であるジオスペース探査衛星(ERG)を載せて、イプシロンは再び翔び立ちます。

“2年後の冬、凍てつく海風吹き付ける聖地で、君と再び会おう!その日を待ちわびている…”

熊本駅在来線ホームの立ち食いうどん屋さんで、そばを食べてみた

2013-11-23 | 食べる

今年の春先に突如復活していた、JR熊本駅在来線ホーム上にある立ち食いうどん屋さん。
(→関連記事:熊本駅在来線ホームに立ち食いうどん屋さん復活!2013年05月06日)

そのうち食べに行ってみようと思いつつ、なかなか熊本駅に行く用事がなくて果たせていなかったのですが、
先日、阿蘇駅までクルーズトレイン 「ななつ星 in 九州」を見に行った帰りにやっと食べることが出来ました!


お店の屋号は「吉祥うどん」なのですが、そばが食べたかったので「わかめそば」 をいただきました。
干しわかめを戻したものではなく、生のわかめを使っているのでとても口当たりが良くて美味しかった!
そばの麺は白っぽい細麺で、スープは透き通った関西風。
同じJR九州管内でも、鶏ダシ風味の効いた北九州近辺の駅立ち食い店とは違う系統です。

ちなみに、このお店ではうどんとそばでお値段が違い、各メニューともそばの方が一律50円高くなっています。
変わったところでは「にゅうめん」 などというメニューもありました。この次また試してみたいですね!

高尾に紅葉を見に行きました…妹夫婦が。

2013-11-21 | mogmog日記

京都の紅葉の名所、高尾(高雄)に紅葉見物に行ってきました…先々週、僕の妹夫婦が。

(´・ω・`)あ~あ、今年は結局、秋の京都に行けず仕舞いだったなぁ…

…という訳で、僕と一緒にせめて写真で京都の秋を堪能しましょう。
妹が歩きながらiPhoneのカメラで撮影した、紅葉お散歩写真集です。





雨が降る中、神護寺まで歩きます。





階段を10分ほど登ると…





さらに登ると…



やっと着いた!



すごい階段だ!



上から降りるときが怖い!



時期的にまだちょっと早めだったかも。。。


帰りに嵐山の廣川でうなぎを食べました。
ここはだいぶ前に一度、僕も行ったことがある店ですが、味は変わらず美味しかったとのこと。羨ましい(笑)

…その頃、妹夫婦宅では。


(ΦωΦ)ワタシは今回もお留守番させられたニャ。
…毎度の事とは言え、うなぎも食べさせて貰えないなんて、ひどいニャ~。。。


不機嫌な留守番ももちゃんでした。

平成25年大相撲九州場所を見てきました…妹が。

2013-11-20 | mogmog日記

現在、連日熱戦を繰り広げている大相撲九州場所(十一月場所)
九州の秋の風物詩ですが、先週土曜日(11月16日)に、この九州場所を
相撲ファンである僕の妹がわざわざ京都から福岡国際センターまで出かけて観戦してきたようです。
…その日は僕は出勤日で、一緒に見に行けなかったんだよなぁ(´・ω・`)

という訳で、妹が桝席からiPhoneのカメラで撮影してきた大相撲九州場所・七日目の様子を御覧下さい。
はぁ~どすこいどすこい!!


これは隆の山関?


いきなり、物言いなう。


土俵入り。ばんざーい


勢ぞろい。




遠藤、大砂嵐


白鵬土俵入り






日馬富士土俵入り





一方、土俵の周辺では…


久しぶり。審判の貴乃花

大相撲観戦のもう一つの楽しみ、物販コーナーを覗いてみると…


玉乃島の先には。。。


九州のスターがキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!


地元出身、琴奨菊関もキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!(笑)


賜杯 と、干し椎茸杯


男前力士の隠岐の海




角界のガガ様

いよいよ横綱の取組


日馬富士豪風
叩き込みで日馬富士の勝ち


結びは松鳳山白鵬


松鳳山コールがおきるが…
叩き込みで白鵬の勝ち
白鵬強い!!





来年の九州場所は、自分も見に行きたいっす!!ごっつぁんです!!
以上、妹の大相撲観戦日誌でした。
はぁ~どすこいどすこい!!

2013内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開

2013-11-17 | 宇宙

毎年恒例、「ロケットの聖地」 内之浦宇宙空間観測所の施設特別公開が今年の秋も開催されました。

内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開

今年は特に、7年ぶりの新型ロケット・イプシロンの打上げからまだ2ヶ月ほどしか経っていないので、イプシロンの打上げで噴射炎に晒されて焼き焦がされた発射場周辺の施設設備がそのままの状態で残っている非常に貴重なタイミングでの開催となります。
現地でイプシロン打上げを見守った宇宙ファンとしては、これは絶対に見逃せない!

という訳で、前日から泊りがけで内之浦に行ってきました
イプシロン誕生直後の2013年内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開レポートです!



2013年11月10日(日曜日)

どういう訳だか毎年、秋晴れとはいかず雨が降る事が多い内之浦の施設特別公開。今年も朝から小雨がぱらつく中での開催となりました。
今年は一般見学者は内之浦総合グラウンド駐車場に誘導され、そこからシャトルバスで宇宙空間観測所まで送ってもらいます。


シャトルバスの到着したM台地ロケット組立室は、既に大勢の見学者が詰めかけています。


地元・肝付町のゆるキャラ「いて丸」くんがお出迎え。

Mロケット組立室で目を引いたのがこれ。

ちょっと新幹線の先頭車を想わせる流麗なフォルム…
イプシロンロケットのフェアリングのプロトタイプモデル(試作試験品)です!
2つに分離した状態の、片割れが置かれていました。


フェアリングの中に潜り込んで見る事も出来ました。
かなり狭いです。こんな狭い空間に衛星「ひさき」は詰め込まれて、宇宙へと旅立ったんですねぇ。

少し雨脚が弱まったようなので、組立室からロケット発射装置のあるM台地へと出てみます。


M台地の一角には、産業廃棄物置き場のようになっている区画があったのですが、雨ざらしで打ち捨てられているガラクタのようなこれらはよく見るとMロケット発射装置がイプシロン打上げに対応するために改修された際に発生した先代のM-Vロケット打上げ用の機器類、すごいお宝の山です!
M-Vの第1段ロケットの根本を支えていたランチャのポッドもあります。
これ、鉄道の工場一般公開イベントの時のようにマニア向けの廃棄物オークションで放出したら、かなり人気が出るかも!?
…あ、でもどこかのアブナイ軍事国家の手に渡って兵器に開発転用される危険があるかもなぁ


こんなものもM台地に置かれています。イプシロンの第1段と第2段の継ぎ手部分のプロトタイプモデルのようです。


その横の芝生には、イプシロンロケットのフェアリングの片割れも放置中。
この横に、現在組立室で展示中のもう一方の片割れが並んで置かれていたみたいですね。それにしてもロケット関連の施設では、とんでもないシロモノを平気でそこらに置きっぱなしにしてるなぁ(笑)

Mロケット整備塔の手前には、イプシロンの第1段ロケットを運んできた台車と思われる物体がブルーシートをかけた状態で置かれていました。


ちなみにこれって…


6月に内之浦宇宙空間観測所まで搬入される途中の山道の国道で第1段ロケットを積んだまま立ち往生して、動けなくなってしまったんですよね。あの時は心配したなぁ。
(→イプシロンロケットの1段目、内之浦の国道上で立ち往生…

Mロケット整備塔の壁には、「M型ロケット発射装置」の銘板が。
イプシロンが打上げられるようになったので「E型ロケット発射装置」に改称されるのではないかと思っていたのですが、今でもM型ロケットの名称が残っていました。



新しい銘板も横に追加されています。
なるほど、M型ロケット発射装置改修(イプシロンロケット対応)という扱いになるんですね。
いかにも事務的な処理の結果という感じですが、そのおかげで名機Mロケットの名称が今も残っているのはちょっと嬉しい。


Mロケット発射装置の、ロケットランチャも間近で見ることが出来ます。これが、イプシロンの打上げで噴射炎に晒され焼き焦がされたランチャの基部です!
全体をざっと高圧水噴射で水洗いしただけの状態のようですが、高熱で焼かれたせいか表面の塗装が剥がれて、過去にM-Vロケットで打上げられた衛星たちの開発コードネームのペイントがうっすらと浮き出て読めるようになっていました。
驚くべきことに、実際には打上げられなかった月探査衛星「LUNAR-A」も読み取ることが出来ます。いつでも打上げられるように、ペイントまで完了していたんですねぇ…


ロケットランチャの海側には、噴射炎を受けるデフレクターが。
イプシロンからはデフレクターに新規で追加設置された煙道が見えています。

ここで、天候が回復したので整備塔の大扉を開いてランチャ旋回の実演が行われることに。
ランチャ旋回は内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開の一番の見どころイベントです。これは必見!






整備塔内に収納された、黒焦げのランチャ本体が姿を現しました!!

続いて、ランチャがゆっくりと旋回して外に出てきます!!




ランチャの下部に設置された、ロケット位置を嵩上げするための箱状の設備が頭上を通過していきます。
凄い迫力です!!






イプシロンの打上げから実に2ヶ月ぶりに、ロケットランチャが空の下にそびえ立ちました!
イプシロンが翔び立った時、そのままの姿です!!
それにしても、神々しいまでの黒焦げぶりです。
固体燃料ロケットの噴射炎のパワーの凄まじさを実感する、恐ろしくて痛々しくも実に頼もしい、力強いランチャの雄姿に見とれてしまいます。


ランチャの裏側から見るとこんな感じ。ランチャは見事に焼き焦げていますが、煙道部分は比較的きれいな状態のままであることが分かります。
噴射炎を海側に逃がす煙道の効果が存分に発揮されたことを物語っています。

M台地ロケット組立室クリーンルームでは、内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開のもう一つの必見イベント、
イプシロンロケットのプロジェクトマネージャー森田泰弘先生の講演会も開催されました。


イプシロンの翔び立ったその場所で行われた森田先生の講演会、とてもリラックスした雰囲気で楽しいお話をお聞きすることが出来ました。
森田先生も、大仕事を終えた後でロケットボーイの素顔のままに、イプシロン打上げまでの想い出を嬉しそうに語っておられましたよ。
僕としては特に、
「発射台に立ったイプシロンは、位置を地面から嵩上げするための私が“電話ボックス”と呼んでいる箱の上にいるのだが、その様子はまるで自分より大きかった先代のM-Vロケットに負けないように一生懸命がんばって背伸びをしているように見えました」
という言葉が印象的でした。森田先生、本当にロケットのことを慈しみ我が子のように愛してるんだなぁ…

質疑応答コーナーでは僕も質問させていただきました。

Q:イプシロンの第1段ロケットを搬入する途中、山道で輸送用トランスポーターが故障して立ち往生するという出来事がありましたが、今後のイプシロン2号機以降では第1段ロケットの搬入方法については何か改善策を考えておられますか?

A:(森田先生)あ、その件については輸送搬入担当の人がそこでマイク係をしておられますので直接聞かれて下さい。(ええっ!?(笑))

(マイク係をしておられたJAXAスタッフさん)はい、実はこの施設特別公開が終わったらすぐ、トランスポーターの対策を打ち合わせるためにイタリアに向かいます。次回は故障しないよう対策を取ります。
(筆者)それは、急勾配に対応した新しいトランスポーターを準備するということですか?
(JAXA)はい、そうです。新車を入れます。

おおっ!次回から新しい輸送用トランスポーターが使われるようですね!

Q:イプシロン初号機では機体に応援メッセージを刻むキャンペーンを行われましたが、森田先生はイプシロンの機体に刻み込まれたメッセージを直接ご覧になられましたか?

A:はい、もちろん見ています。整備塔の中でも直接読みましたし、全てのメッセージの内容をプリントアウトしたものを受け取っていますので目を通しています。

Q:実は私のメッセージもイプシロンに刻まれて一緒に乗っています。森田先生はどのようなメッセージが特に印象に残られましたか?

A:そうですね、やはり自分の夢がイプシロンと一緒に翔んでいくというメッセージは特に心に響いて、嬉しかったですね。

(筆者)あのキャンペーンは、自分の想いや心もイプシロンと一体となって翔んでいくようで、打上げを見ていてとても感動しました。お手数でしょうが、是非2号機以降でも同様のキャンペーンを続けて下さればと思います。ありがとうございました。

※この森田先生講演会の内容は、一緒に講演会を聴いた岩本塚さんが詳細なレポートを書かれていますのでそちらを是非ご参照ください(岩本さん、ありがとう!)。

内之浦宇宙空間観測所(USC)特別公開に行ってきた 2013.11.10(岩日誌 2013-11-13)

講演会の会場には、イプシロンゆかりの品々も展示されていました。


内之浦でのロケット打上げを支え続けた縁の下の力持ち、地元婦人会の皆さんから送られた千羽鶴。


子供たちからの応援メッセージと並んで、日本の固体燃料ロケット打上げの伝統である、お酒のラベルのパロディ作品が表紙を飾る性能計算書も!
今回は地元の焼酎「新燃」が元ネタだったようですね。
宇宙研魂は健在なり!!(笑)


秋田県の能代ロケット実験場で実際に使用された、イプシロン発射台の煙道の実験模型もありました。

ここでサプライズが!何と、そのイプシロン発射台の煙道に入れる見学ツアーが急遽実施されることに。


煙道の周辺は、超高温の固体燃料ロケット噴射炎がまともに叩き付けられたせいで海側の通路の舗装の強度が極端に落ちていて危険なため、人数を制限してのグループ見学ツアーとなりました。


ここからイプシロンのロケット噴射炎が吹き抜けたんですねぇ…


煙道の中から上を覗くと、ランチャの下に設置された「電話ボックス」が煙道と見事にきっちりと位置が合って、噴射炎を通す道が形成されていることが分かります。


ランチャが旋回して「電話ボックス」が離れると、煙道の上には内之浦の秋空とM型ロケット発射装置の姿が。
最新型のイプシロンも、これまで数多くの先輩ロケットが旅立ってきたのと同じランチャから宇宙へと翔び立つのですね…
そのことを実感させる、感動的な光景が煙道の上に切り取られた空の下に広がっていました。

日本のロケットの聖地、内之浦は、
世界最高性能の新型固体燃料ロケット・イプシロンをもって、新たな時代を迎えました。
そしてこの先、どんなにロケットが進化を続けても、その土台を支えるのは変わらぬロケットボーイたちの熱い想いと情熱、そしてそれを見守る地元の人たちの温かな心。
そのことを実感して、聖地・内之浦を後にします。

今年もありがとう、聖地・内之浦。
また来年、そして次の打上げの時に来ます!




ロケット聖地巡礼~えっがね祭りだ!内之浦美食天国~

2013-11-17 | 食べる

ロケット聖地巡礼~内之浦宇宙空間観測所かけ足散歩~からの続き

ロケットの聖地・内之浦は、実は美食の聖地でもあります。
太平洋に面した内之浦漁港から水揚げされる活きの良い魚介類は、とにかく素晴らしい美味さ!海の幸の味を求めて美食家たちが集まる町なのです。
その中でも特に名高いのが、鹿児島県内でもトップクラスの漁獲高を誇る伊勢海老!
ここでは土地言葉で“えっがね” と呼ばれる伊勢海老を、食べない手はないでしょう!
という訳で、今夜は内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開の前夜祭、えっがね祭りだ!

我々が泊まっているお宿は、内之浦でも食事にこだわっていることで有名な「ときわ荘」さん。
今夜は奮発して、えっがねフルコースです!


前菜。細やかに作られたオードブルが5種類も!
いちじくのココナッツミルクがけという珍しい一品も付きます。


魚は、ひらめの刺身。薬味や砕いたナッツが添えられ、これまた非常に手の込んだ作り。


車海老のあんかけ団子。優しい口当たりで、ほっこりするお味。


太刀魚の揚げ物。濃厚な白身が口の中でほろりととろけます。

そしていよいよ、メインディッシュの登場!


えっがねです。すごい迫力!!
お皿に乗ったえっがね様、まだヒゲを動かすほどの活きの良さ!!
えっがねの身と並んだ魚の刺し身も絶品でした。お見事なり、内之浦の海の幸!!


さらに肉料理で黒豚も登場。
力強い味なのにまったくくさみのない、こんなに食べやすい豚肉は初めていただきました。


そしてとどめは、えっがねの味噌汁!
汁の中から飛び出したヒゲが高くそびえ立っています。こんなに標高の高い味噌汁は初めてです(笑)
えっがねの殻から出た出汁の味と、殻から身をほじくり出す作業で皆暫し無言に。

いや~満腹満足!えっがねサイコー!!ごちそうさまでした。


すっかり幸せになってぐっすり眠って、翌朝。


おおっ、これぞ正しい日本の旅館の朝ごはん!


そして何とベーコンエッグまで出てきて、朝から和洋折衷何でもあり状態の食卓に(笑)
普段は少食の僕も、朝からおひつのご飯をおかわりしましたよ!

内之浦に美味いもの在り!本当に食べ物が美味しかった。ごちそうさまでした!

…さあ、腹ごしらえはバッチリです。
いよいよ“例大祭”に行きましょう。内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開に出発!!

2013内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開に続く

ロケット聖地巡礼~内之浦宇宙空間観測所かけ足散歩~

2013-11-17 | 宇宙

ロケット聖地巡礼~内之浦ぶらぶら歩き~からの続き

午後遅く、内之浦の町からクルマで山道を登って、山の上のロケット基地「内之浦宇宙空間観測所」までやって来ました。
受付門衛所の閉門時間まで小一時間程ですが、何とかかけ足でロケット基地内を見て回ることにします。

まずは観測ロケットが打上げられるKSセンターへ。


KSセンターに来てみると、ランチャドームの大扉が開き始めました。
一体何事かと思ったら、もうすぐ所長が見回りに来るので準備のために開けたとのこと。
「なーんだ、僕たちのために開けてくれたんじゃなかったのか」等と冗談を言っていたら、ちょっとだけドームの中を見せてもらえることに!これはラッキー!!


ドーム内には、観測ロケットの自走式ランチャが!


S-310型ロケットのランチャには、ロケット本体のダミーがセットされています。
銀色に赤帯の、日本の伝統的な固体燃料ロケット色、ウルトラマンと同じカラーリングのこの塗装はやっぱりカッコいい!

いきなり良い物が見られましたが、いかんせん時間がありません。
お礼を言ってから次の場所へ急いで移動。コントロールセンター横を通り昇交橋を渡って、第5光学観測室/10mパラボラアンテナへ。


日が傾きかけた空を見上げる10mパラボラアンテナ。
どことなく哀愁が漂います。

10mパラボラアンテナの建屋のまわりをぐるっと一周りしてから、衛星ヶ丘展望台へ。


さっきの10mパラボラアンテナが見えます。なんだか山の中の秘密基地の怪しいアンテナのように見えますねぇ…


こちらは衛星ヶ丘にある20mパラボラアンテナ、通称“小うっちーさん”


“小うっちーさん”は夕陽に向かって通信運用中。


谷間の向こうの尾根には衛星追跡センターと34mパラボラアンテナ、通称“大うっちーさん”が鎮座まします。
夕焼けの巨大パラボラの姿は何とも荘厳。まるで巨人ダイダラボッチのよう。

衛星ヶ丘展望台からはカッコいいパラボラがたくさん見られて楽しいのですが、先を急ぎましょう。
いったん内之浦宇宙空間観測所の敷地から外に出て、五運橋を渡り、M台地(ミューセンター)へ!


M台地にそびえるMロケット発射装置整備塔。
ここからイプシロンロケットが打上げられたのです。


M台地の片隅に掃き集められた、これは多分イプシロン打上げ時にロケットの噴射炎で吹き飛ばされた部品類!
焼け焦げた蛇腹ホース状のものはアンビリカルケーブルではないでしょうか?
一見、単なるゴミにしか見えないのですが、これはお宝の山だ~!!
しかも焼け焦げ部品の横にある筒状のものは、どう見てもランチャ旋回試験で使われたイプシロンのダミーウェイトだし(笑)


M台地に展示されているM-3SIIロケットのデフレクター。
ロケット発射時の噴射炎を受け止めるものですが、現在は発射地点の地面に据え付けられているデフレクターも以前はフレームで組まれてランチャに直接取り付けられていたんですね。
固体燃料ロケットの噴射炎をまともに叩き付けられたので表面のコンクリートがボロボロに溶け崩れて、メッシュ状の鉄筋がむき出しになっています。


こちらもM台地に展示されているM-3SIIロケットのランチャ旋回用台車。
見た目は鉄道車輌用の台車と同じ構造ですが、ランチャ旋回用ですので台車そのものが曲線を描いて湾曲した造りになっています。
ちゃんとレールも2本敷かれて、本当に「鉄道」になっていますね。軌間(ゲージ)はJRの1067mmよりだいぶ狭いようですが、何mmあるのか気になります。
そして、よく見ると車輪のフランジが両方とも同じ側に付いている…これは面白い!もし普通の鉄道でこんな構造の台車を走らせたら、あっという間に脱線しますよ(笑)

以上、かけ足で見て回った内之浦宇宙空間観測所とM台地ですが、明日の施設特別公開で細部までじっくり見ることが出来ます。
今日はこれで帰ることにしましょう。明日が楽しみですね…

でも宿に戻る前に、あと一か所だけ寄り道を。


夏にイプシロンロケット初号機の打上げを見送った宮原一般見学場


あの日と同じ光景が、静かに夕焼けの中に佇んでいます。
木立の向こうに見えるM台地から再び、2機目のイプシロンが翔び立つのは再来年の冬の予定。
その時は、またここに来て見送るぞ!!

さあ、日が暮れます。宿に帰りましょう。
今夜は内之浦ならではの御馳走が待っていますよ!

ロケット聖地巡礼~えっがね祭りだ!内之浦美食天国~に続く

ロケット聖地巡礼~内之浦ぶらぶら歩き~

2013-11-16 | 宇宙

“日本のロケットの聖地”と呼ばれる小さな町が、鹿児島の大隅半島南端にあります。
日本で最初の人工衛星「おおすみ」をはじめ、数々の科学衛星を宇宙に送り出してきたJAXA宇宙科学研究所のロケット打上げ基地を擁する海と山に囲まれた町、内之浦です。



現在は近隣の町と合併して「肝付町」の一部となっていますが、ロケット基地の名称は今も「内之浦宇宙空間観測所」のまま。
ロケットの聖地はロケット基地にその名を残し、そして常にロケットと共に在りました。今までも、これからも。

今年の夏、聖地・内之浦は新型ロケット「イプシロン」初号機の打上げに熱く沸きました。
日本中から注目された、その熱狂の記憶もまだ冷めやらぬ秋に、内之浦は再び全国から“聖地巡礼”に訪れる宇宙ファンで賑わう祭りの日を迎えます。
年に一度の、内之浦宇宙空間観測所の“例大祭”、施設特別公開が開催されるのです!
普段は近付くことの出来ないロケット基地内の各設備、イプシロンが翔び立ったロケットランチャーも間近で見ることが出来るというこのイベント、宇宙好きでロケット好きとしては絶対に見逃せません。
もちろん見に行きました。それも、気合いを入れて前日から泊りがけで!!

…という訳で、2013年の内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開が開催される前日、11月9日(土曜日)に現地入りしたのです。
今日は午後に、予約していた町内の宿で、同宿となるTwitter宇宙クラスタ仲間と合流することになっていましたが、少し気合いを入れすぎて昼には内之浦に着いてしまいました。まだ仲間も到着していないし、宿の部屋の準備も出来ていないとのことなので、暫し“聖地”をぶらぶらとそぞろ歩いてみることにしました。

内之浦の町にはほぼ毎年、施設特別公開の度に訪れていますが、町をゆっくり歩いてみるのはこれが初めてです。
“ロケットの聖地”の素顔はどんな町なのでしょうか…?


町の目抜き通りから、海沿いに向かって曲がった道。この先は内之浦漁港と、そして海が広がります。
潮の香りが漂ってくる路地です。


路地に面した酒屋兼雑貨屋さんの店先には、施設特別公開のポスターと手書きのシブい広告が。
焼酎イプシロン!


(ΦωΦ)路地で眠るねこ発見。
ねこがリラックスしきって眠れる町は、平和で良い町です。(笑)


山の方に向かう道を進んでいくと、こんなノスタルジックな風景が…


そして向こうの山の上には、巨大なパラボラアンテナが!
内之浦宇宙空間観測所の34mアンテナ、通称“大うっちーさん”の雄姿。山のむこうの水平線の方角を向いているので、おそらく金星探査機「あかつき」か何かの科学衛星と通信運用を行っている最中だと思われます。
のどかな日常風景の中に日本の宇宙科学の最先端がごく自然に同居する不思議な町、それが聖地・内之浦。


町を流れる小田川にかかる橋のたもとには火崎灯台の標識が。


河口の砂浜の向こうに続くのが津代半島で、その先端部の岬が火崎と呼ばれる地区です。火崎灯台もこの岬にあります。
火崎は太平洋に突き出た断崖絶壁に亜熱帯植物が生い茂り、たどり着くのも一苦労の場所だそうなのですが、その火崎こそ先日イプシロンロケット初号機で打上げられた惑星分光観測衛星(SPRINT-A)の愛称「ひさき(HISAKI)」の由来となった地名なのです。
火崎は内之浦で最初に朝日が当たる場所であり、イプシロンが切り開いた内之浦の新しい夜明けの象徴としてふさわしい場所。まさに「聖地の中の聖地」。
一度、火崎灯台から宇宙の「ひさき」と日本の宇宙科学の未来について思いを馳せてみたいものです。たどり着くのは本当に大変な険しいところだそうですが。。。



内之浦の町をぶらぶら歩いていると、同宿する仲間から「今着いたぞー」と携帯電話に連絡が。
宿で仲間と合流して、これから連れ立って昼食に行くことに。

内之浦の町で手軽な昼ごはんといえば、やっぱりここでしょう。
“宇宙に一番近いラーメン屋さん”「まつわき」で、にんにくたっぷり正統派の鹿児島ラーメンです!



サービスの大根の漬け物も健在ですね。
ここではラーメンライスにして、漬け物と豚骨スープでご飯を食べて締めるのが正しいスタイル…のような気がします。
ごちそうさまでした~

宿に戻って、部屋に通されて一休み。


部屋に用意されていたお茶請けは内之浦銘菓「ロケット最中」


ラベルはイプシロンロケットでしたが、最中の皮にはしっかり先々代の固体燃料ロケットM-3SIIの刻印が(笑)
M-3SIIロケットがデビューしてハレー彗星探査機「さきがけ」や「すいせい」を打上げた頃に売り出された歴史ある商品がイプシロンの打上げに合わせてリバイバルしたもののようで、皮を焼く型は以前のものをそのまま使っているのでしょうね。
ゆず風味の餡がたっぷりで、香ばしいM-3SIIの皮とよく合って、とても美味しい最中でした。

二間続きで広々とした宿の部屋で、お茶を飲んでダラダラしているのはとても心地良いのですが、せっかく聖地に来ているのだからと重い腰を上げてまた出かけます。
夕食前に、あの夏の日の熱い想い出の場所を見てくることにしましょう。

ロケット聖地巡礼~内之浦宇宙空間観測所かけ足散歩~に続く

阿蘇駅で朝食を。~クルーズトレイン 「ななつ星 in 九州」~

2013-11-15 | 鉄道
“Seven Stars in Kyushu” cruise train.


…ようやく、見ることが出来ました。
クルーズトレイン 「ななつ星 in 九州」を熊本県内で、明るい日中の時間帯に間近でじっくりと見ることが出来る唯一の場所。
それが、乗客が「ななつ星」の旅の最終日の朝食をとる会場となるレストラン“火星” があるJR豊肥本線の阿蘇駅。



乗客たちが爽やかな阿蘇高原の風景を満喫しながらゆっくりと朝食と朝の散歩を楽しめるように、「ななつ星」は阿蘇駅に早朝から数時間停車。この間、乗客以外の人たちも「ななつ星」の車体を線路越しに隣のプラットホーム上から見ることが出来ます。
僕も、「ななつ星」運行開始から1ヶ月目にしてようやく、心ゆくまで「ななつ星」の美しい車体を堪能する事が出来ました。

さぁ、皆さんも是非御覧下さい。これがクルーズトレイン 「ななつ星 in 九州」です!


朝7時少し前、熊本駅からの始発の普通列車が阿蘇駅に到着。
既に阿蘇駅には「ななつ星」がその編成を横たえています。




「これが『ななつ星』か!」
今までは闇夜の中で、煌々と輝く機関車のヘッドライトと、わずかにブラインドの開いた窓からこぼれる車内の灯りを見ることしか出来なかった「ななつ星」。
その車体が余りにも艶やかに磨き上げられているので、闇を全て映し込んでしまい車体の姿が全く見えなかったのです。
…でも、明るい場所で見てもやっぱり車体が周囲の風景を映し込んでしまって、何とも不思議な色合いになっていますね。


「ななつ星」の車体には、こんなにたくさんの装飾が施されていたんですね。
デザイナー・水戸岡鋭治先生の集大成とも言うべきエンブレムとロゴの洪水です。それでも、実に上品ですっきりとした印象に仕上がっているのはさすがとしか言いようがありません。


よく見ると、今までの水戸岡作品である列車たちのデザインと同じ流れをくむものであることが分かります。
星模様で描かれた号車番号は新幹線つばめ800系やリレーつばめ、黒字に金の縁取りのプレートは「九州横断特急」や「はやとの風」などの観光ディーゼル列車、ドア上の列車愛称表示も特急電車や普通電車でおなじみの意匠ですね。
そして何と、行き先表示はLEDや方向幕ではなく、昔懐かしい伝統的な「サボ」が使われています。
3泊4日で九州南部を中心に一周するルートだと「博多←鹿児島中央←博多」と表記するんですね!

「ななつ星」の七つの星たち、7輌編成の客車をじっくり見て歩きました。


編成の最後尾7号車は憧れの社交場、展望ラウンジカー。まるで「走る大きなザッハートルテ」!
豪華なんだけれど、どこか可愛らしい感じのする車体です。


そしてもう一方の編成端1号車は、これも憧れの最高級寝台車「デラックススイート」!
1輌にわずか2部屋のみという究極の豪華寝台車です。


そのうち車体の最後部に面した部屋からは、この巨大な一枚ガラスの展望窓の眺めを完全に独占できるというから素晴らしい、羨まし過ぎる!!
…もっとも、この区間ではこの車輌に機関車が連結されるので、展望窓からは機関車の巨大な顔が独占して見える事になりますが(笑)

その機関車がこちらです。


「ななつ星」の専用機関車、DF200-7000。
DF200は本来は北海道で重量級のコンテナ貨物列車を牽引して豪雪地帯の勾配区間を高速走行するために設計されたタフでパワフルな貨物用大型機関車ですが、この1輌だけは特別仕様。
「ななつ星」の客車同様の美しい装飾を施され、プリマドンナをエスコートするエレガントな紳士のような佇まいです。


DF200-7000は阿蘇駅では、食事中の乗客のいる場所に機関車の振動と騒音が伝わらないように客車から切り離されてエンジンも停止して、10メートルほど離れた位置に移動して留置しています。
優雅な貴婦人のような客車に対しての奥ゆかしさも兼ね備えた、なかなかの紳士っぷりです。


DF200-7000の顔にはクラシックカーのような金メッキの光り輝くフロントグリルとこれも金ピカの手すり類、そしてギョロ目のようなヘッドライトケーシングという強烈なデザインが施されています。
一瞬ギョッとしてしまうような、一度見たらもう決して忘れられないような…
実に「挑戦的」、いや「好戦的」!


とにかくとんでもない印象を見るものに与える、凄まじくアクの強いデザインですが、それでも見ているうちに段々とこの顔が精悍で、かつユーモラスで可愛らしくさえ感じられてくるのは本当に不思議です。
これぞ「水戸岡マジック」!!

阿蘇駅のプラットホームで「ななつ星」に見入っているうちに、朝食を終えた乗客たちが駅前に待機していたバスに乗り移っていきます。


これから暫し列車を離れて、阿蘇の黒川温泉郷を訪ねて大分県の豊後森駅に抜け、そこで再び「ななつ星」に乗り込めるオプションコースを選んだ乗客を乗せて、「ななつ星」の専用バスが列車より一足早く出発していきました。

あっ、「ななつ星バス」はナンバーも「7」だ!(笑)

「ななつ星バス」も行ってしまったので、僕もそろそろ帰ろうかな。

「ななつ星」もいいけど、普段着の鈍行ディーゼルカーも実直で気取らなくていいね!
どちらも九州の鉄道の旅を支える、素晴らしい列車たちですね。僕はどちらも同じくらい好きですよ。

…でも、必ず乗るぞ、「ななつ星」!!
来年早々に予約受付が始まる、ななつ星クルーズ第四期(平成26年7月~9月出発分)には、僕も申し込むつもりです。
大人気なので競争倍率は高そうですが、いつか絶対に乗ります。いつか、必ず…!!

熊本駅に戻ってくると、ちょうど三角行きの観光特急「A列車で行こう」が出発していくところでした。

この「A列車で行こう」は、「ななつ星」のラウンジカーの車内インテリアの製作試作を行ったとも言われている車輌。
「ななつ星」の乗車チケットが手に入るまでは、この「A列車」に乗って夢の旅を想い描くことにしましょうか…

(取材撮影日:平成25年11月15日)