天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

電子渡航認証システム「ESTA(エスタ)」を申請しました ~2013-2014スミソニアンへの道~

2013-10-25 | 旅行

※画像はタイ/ラオス国境イミグレーション


年末年始のアメリカ遠征、ワシントンD.C.のスミソニアン博物館訪問がだんだんと近づいてきました。

…ところがこのタイミングでアメリカ議会での新年度予算案不成立とそれに伴う政府機関閉鎖で、何とスミソニアン博物館も巻き添えとなり閉鎖される騒ぎに。

このまま年末まで閉鎖が続いたらどうしようかと気を揉んでいたところ、ようやく与野党が歩み寄って債務の上限を来年2月まで引き上げる法案が可決し暫定予算が成立して、スミソニアン博物館を含む政府機関も順次業務を再開。
もっとも来年2月以降に問題が先送りされただけなので、その後アメリカがどうなるかは“神のみぞ知る”ですが、ともあれ何とか年末年始シーズンには影響なくスミソニアン博物館を見学出来る目処がつきました。
そろそろ、具体的なアメリカ渡航準備を始めなくてはなりません。

本来、日本国のパスポートを所持していればアメリカにはビザ無しでそのまま入国出来るのですが、2009年以降からアメリカ合衆国の入国制度が大幅に変更され、ビザ無し渡航者に対する電子渡航認証システム Electronic System for Travel Authorization:ESTA(エスタ)が導入されています。
これは要するに、ビザ無し渡航者の名簿をオンラインで作成して保安チェック等の基本となるデータベース化しようという意図で始められた事務手続きのようなのですが、このESTA(エスタ)がなかなか曲者で面倒くさい。
アメリカにビザ無しで入国しようとしている旅行者が自分自身で、事前にインターネットの公式ホームページ上でパスポート番号等のデータを入力して自己責任で申請手続きを行わなければならない上に、何と申請は有料でクレジットカード決済により14USドルが引き落とされるのです。

…旅行者に手続きを全部自力でやらせる癖に、この手数料の金額はいくらなんでもちょっと高すぎない!?
しかも一旦登録してしまえば申請内容の修正は効かず、再度手数料を払っての再登録が必要になるという情け容赦無さ。

さらに問題と思われるのが、アメリカへの旅行者のみならずアメリカ国内の空港で飛行機を乗り継いで第三国へと向かう旅行者に対してもESTA(エスタ)申請が求められているということ。
空港で乗り継ぐ際に出国ゲートを通らなければ、実質アメリカには入国していないんだから、見逃してくれても良さそうなもんですが…
実際、アメリカ経由で南米等に向かう旅行者がESTA(エスタ)申請をついうっかり忘れていて、乗り継ぎのために降りたアメリカの空港で問答無用で出発地に追い返されたりする事件も起きているようです。

9.11以降、テロに敏感になっているアメリカ政府の意図もまぁ理解出来なくもないのですが、ちょっと厳しすぎるし値段も高すぎる、旅行者泣かせのESTA(エスタ)。
でも、規則は規則。一人前の日本国民として国際社会のルールは厳守しなければいけません。
という訳で、さっそくESTA(エスタ)の申請にチャレンジしてみました。

ESTA(エスタ)の公式ホームページへは、日本政府広報やアメリカ大使館、それに各航空会社のサイト等からリンクが張られています。
案の定というか、ESTA(エスタ)を装った偽のホームページへと誘導するフィッシング詐欺も報告されているようなので、信用できる公的機関のサイトからのリンクを辿った方が安全でしょう。
ESTA(エスタ)の公式ホームページは日本語を含む各国言語に対応しているので、あまり不安を感じずに情報登録を行うことが出来ました。
でも、入力は全て自己責任。もしパスポート番号や名前スペルの入力ミスがあってもそのまま申請登録手続きが行われてしまうので、最悪の場合は旅行に出発する日に空港の航空会社カウンターでESTA(エスタ)の登録情報が間違っていることが発覚してチェックインを受け付けてもらえないという事も有り得ます。
もっとも、その場合でもその場でノーパソ等でESTA(エスタ)の公式ホームページにアクセスして申請登録をやり直してしまうという「最後の手段」も残されてはいますが…さすがにスリリングすぎる(苦笑)

慎重に登録内容を確認しながら、何とか20分ほどでESTA(エスタ)の申請完了。その場で認証が下り、クレジットカードでの支払い手続きを済ませて、無事に登録を終える事が出来ました。
これで「アメリカ国内の空港の入国審査イミグレーションまで進む権利」は得たことになります。
さて、僕は年末12月28日に無事にアメリカに入国できるのでしょうか?

それより正直、アメリカ議会の何らかの予算関連のトラブル再燃でスミソニアン博物館が再度閉鎖されてしまわないかが心配なんですが…

僕の旅がどうなるかも“神のみぞ知る”!?ホント、どうなりますことやら。


コメントを投稿