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2013-2014 スミソニアン博物館ツアー #14:国立航空宇宙博物館本館 宇宙関連展示

2014-02-23 | 博物館・美術館に行く
スミソニアン博物館 国立航空宇宙博物館本館


#13:祝杯!…そして、ここはNASA本部?からの続き

2013年12月31日

今日はスミソニアン博物館の国立航空宇宙博物館、その本館の方を見に行きます。
スミソニアン博物館群の中でも定番中の定番で、宇宙・航空の熱心なファンのみならず観光客にも大人気の国立航空宇宙博物館本館、実は僕たちが泊まっているホテルHoliday Innからその建物が見えるくらいの至近距離にあるのです!
ワシントンD.C.に到着して以来、ずっと気になっていた国立航空宇宙博物館本館にいよいよ乗り込みます!!




という訳で、開館時間の午前10時少し前に国立航空宇宙博物館本館のエントランスゲート前に到着。
大晦日の朝だというのに、開館待ちの入場者の列が出来ていました。やっぱり人気がありますね!

そして午前10時、開館と同時に中へ!スミソニアン博物館群の一員なので、入館料はもちろん無料です!!

…ところで実は、国立航空宇宙博物館本館の開館時刻であるアメリカ東部標準時(EST)の12月31日午前10時は、日本標準時(JST)ではちょうど日付が変わって1月1日の午前0時なのです。
つまり僕たちは、日本が新年2014(平成26)年を迎えたその瞬間に、国立航空宇宙博物館本館の見学を開始したということになるのです!ちょっと凄いかも(笑)

それでは、国立航空宇宙博物館本館の展示を見て行きましょう。
先ずは、宇宙に関する展示物から。これまた凄まじいボリュームの展示量なので、どんどん行きますよ!!

入館してすぐ、エントランスホールで来館者を出迎えてくれるのが、この偉大なる黒焦げ宇宙船!



アポロ11号の司令船の、その実物です!!
人類史上に燦然と輝く、最初の有人月着陸を果たして地球に無事帰還した宇宙船が、目の前にあります!!
周囲をアクリルのカバーで覆われた姿で、間近でじっくりとアポロ11号を見ることが出来るなんて本当に素晴らしい展示です。
ちなみに、この司令船が地球帰還時に海上に着水した際に使用されたフロート(浮き具)は、昨日見に行った国立航空宇宙博物館別館ウドヴァーヘイジー・センターに展示されていましたね

その奥には、もう一つのアポロ宇宙船と、そしてソユーズ宇宙船の姿が。



冷戦期の米ソの共同ミッションである、アポロとソユーズのドッキングテストフライトの模様を再現したモックアップです。
いかん、連結されたアポロとソユーズが大きすぎてなかなかフレームの中にきれいに全体像が収まりきれない(笑)

←という訳でアポロ・ソユーズの全体像はパノラマ写真でご覧下さい!(クリックすると大きい写真が開きます)

あっ、そう言えば…!


ちょうど1年前に訪れたワルシャワ科学技術博物館にも、アポロとソユーズのドッキングを描いた展示がありましたね!
(→Muses Europa Eisenbahn 2012-2013中欧鉄道音楽紀行 23:ASTRONAUTYKA 宇宙科学展示室

国立航空宇宙博物館本館には、アポロのドッキング相手であるソユーズの地球帰還再突入カプセルの実物もしっかり展示されています。
さすがスミソニアン、展示内容に抜かりはありません!

しかもこれは、最初に宇宙に行った日本人宇宙飛行士である秋山豊寛さんが乗ったソユーズTM-11のカプセルです。
日本にとっても貴重で歴史的な展示物ですね!


アポロの月着陸船もちゃんと展示されています。


エントランスホールの片隅には、“アメリカのロケットの父” ロバート・ゴダードが打上げた最初の液体燃料ロケットがアポロたちを見守るようにひっそりと佇んでいました。
栄光を得ることができなかった早すぎた天才、ゴダード先生の孤独で控えめな人柄を表すような姿が印象的です。

そして、そそり立つドイツのV2ロケットの姿が。



人類初の宇宙ロケットは戦争の殺戮兵器、ナチスドイツの最終報復兵器としての側面も持って生まれました。
これもまた、紛れも無い事実…


静かに屹立するミサイル達は、人類が宇宙を目指すということの意味と平和の尊さを静かに語りかけてくるようです。

国立航空宇宙博物館本館は、宇宙科学と探査に関する展示も充実したコーナーを持っています。





ゴダード先生の液体燃料ロケット、こちらは実際に打上げ実験に使われた本物のようです。


こちらは、アポロ13号の主席管制官ジーン・クランツが実際に着ていた、伝説の白いベスト の実物!!
うぉ~これがアポロ13を救った、奥さん手縫いの愛の白ベスト!!羨ましいぜジーン(笑)


ハッブル宇宙望遠鏡の主鏡のバックアップモデルもありました!
これは凄いお宝!そして、でかい!!


そして、銀河の旅人ボイジャーさん!!
うぉ~カッコいい!!


そしてそして、NASAのスターダスト探査機のエアロゲル方式星間物質サンプルキャッチャーを収めた地球帰還カプセル!!
うぉぉ~「はやぶさ」よりも前に彗星の塵を地球に持ち帰ったスターダストの地球帰還カプセル!!
そして、見学していた宇宙ファンらしきアメリカ人親子のパパがしきりに「HAYABUSA!HAYABUSA!!」と言ってたらしいぞ!!(笑)


国立航空宇宙博物館本館の宇宙関連展示、大規模ドームを備えた本格的なプラネタリウムもありました。
その名もアルバート・アインシュタインプラネタリウム です!

プラネタリウム鑑賞は別料金で、大人1人9ドルでチケットを買う必要がありますが、こういった別料金での収入が基本的に入館無料のスミソニアン博物館の運営を支えているので、応援の気持ちも込めてチケットを買ってプラネタリウムを観ることにしました。

アルバート・アインシュタイン プラネタリウムの“御本尊”、光学式投影機は、カールツァイス製の正統派・二球式。
これはカッコいい!

さて、国立航空宇宙博物館本館のプラネタリウムの投影内容は…
カールツァイスの御本尊は使用されず、デジタル全天周映像の「Journey to the Stars」という番組でした。
元々はニューヨークのアメリカ自然史博物館が日本の五藤光学研究所と制作したプラネタリウム番組のようで、ナレーションは何とウーピー・ゴールドバーグ!
アメリカのプラネタリウム番組は豪華だなぁ~


かくして、宇宙に関する展示が盛り沢山の国立航空宇宙博物館本館ですが、宇宙モノ以上に充実した飛行機の展示がこの後さらに控えています!
さあ次は「本館の飛行機たち」を見に行きますよー!!


でもその前に、腹ごしらえ。
国立航空宇宙博物館本館にも分館同様にマクドナルドのカフェテリアが併設されていますが、ハンバーガーだけでなく、こんな肉料理もガッツリ食べることが出来ますよ。

#15:国立航空宇宙博物館本館 航空関連展示に続く


2 コメント

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Unknown (きみ)
2014-03-03 12:37:48
ソユーズや秋山さん懐かしいですねぇ~ハッブル宇宙望遠鏡大きいんですね(◎o◎)そりゃそうだw
ここは予習をしておいて行かないと感動が減りそうなんで、今から勉強しないとw
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予習は必須! (天燈茶房亭主mitsuto1976)
2014-03-03 22:08:28
予め予習と、それから大体どんなものがあるかを公式サイトのカタログで調べてから行かないと、もうあまりの収蔵品の多さについていけなくなるよ!
あと、行く前の日は夜しっかり寝て朝からちゃんと食べて、体調を整えておくこと!
(実は僕はこの日は体調が優れなくて、途中で「展示品酔い」してしまい目眩がし始めて大変な思いをしましたw
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