天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

2016-17 年越しウィーン紀行 その10:2つの関空特急 「ラピート」と「はるか」

2017-03-26 | 旅行記:2016-17 ウィーン
Photo:南海電鉄が誇る関空アクセス特急「ラピート」 難波駅にて


その9:KLMオランダ航空の機内食 Part 2からの続き

大阪の中心部からは離れた場所にある関西空港。
そんな関空と大阪とを直結するのが、南海電鉄とJR西日本が運行する2つの関空特急である。

どちらも関西の鉄道会社を国際的に代表するフラッグシップトレインであり、気合の入れ方も半端ではない。
個性派の列車が競い合って関空への海上連絡橋を今日も行き交っている。

今回の旅では、行きと帰りでそんな2つの関空特急を乗り比べてみた。

先ずは、南海電鉄が運行する特急「ラピート」
…もはや説明不要、とにかくこの超個性的な車両デザインを見よ!(上写真参照)


車内のインテリアデザインも素晴らしい。
特に、1等車(グリーン車)に該当する「スーパーシート」は僅かな追加料金で上質なサービスを利用する事が出来るのでお薦めだ。


関西空港駅でも異彩を放つ「ラピート」の雄姿。どこか懐かしさすら漂わせ、子供の頃に夢見たロボット「鉄人28号」を彷彿とさせる。
“レトロ・フューチャー”と“スチームパンク”をテーマにしているようで、まるでジュール・ヴェルヌの冒険小説に登場する超科学な乗り物「ノーチラス号」のようでもある。

空の旅に出る前から夢の旅に連れて行ってくれる、まさに夢の世界の超特急。それが「ラピート」だ。
関空への往路に乗る列車にふさわしい。


そして帰路は、一転して日本の落ち着きと雅を体現するデザインが特色のJR西日本の特急「はるか」


…長旅の疲れとジェットラグに草臥れた身体と心を、優しく出迎えてくれる日本的なデザイン。
決して派手ではないが、「ラピート」とは対極にある優れたデザインであることは間違いない。


「はるか」に乗れば乗り継ぎの手間も無く、あっという間に新幹線への乗り換え駅である新大阪駅や古都の玄関口の京都駅まで連れて行ってくれる。
疲れた旅人を優しく送り届ける、日本の特急列車「はるか」で旅を締めくくるのは悪くない。

…かくして、無事に新大阪駅に到着したところで今回の旅行記はこれにて完結。
今回も最後までおつきあい下さった皆様、お疲れ様でした!
次回の旅は…ちょっと時間が空いて2017年の夏休み、久々にバルカン半島・東欧と旧ユーゴの国を巡るつもりです。


それでは、また旅先でお会いしましょう!
天燈茶房亭主mitsuto1976 拝

2016-17 年越しウィーン紀行 その9:KLMオランダ航空の機内食 Part 2

2017-03-26 | 旅行記:2016-17 ウィーン
Photo:アムステルダム・スキポール空港のKLMオランダ航空機


その8:KLMオランダ航空の機内食 Part 1からの続き



アムステルダムのスキポール空港はヨーロッパの一大ハブ空港として年々存在感を高め続けており、
乗り継ぎ利用の利便性を向上させると共に世界中からの乗客を惹き付けるべく、魅力を増すためのターミナルのリニューアル工事が続いている。


…そんな訳で、来る度にどこかしらで工事をしていて何かしらの新施設がオープンしているスキポール空港だが、
今回は何とアムステルダム科学博物館の分室がターミナルビル内に新規オープンしているのを発見した。
主に子供向けの展示に特化しているようだが、博物館のある空港ターミナルとは素晴らしい!できればプラネタリウムも欲しいぞ(笑)

…でも、スキポール空港名物だった国立美術館の空港分館は閉鎖されて工事中のまま。
スキポールでの乗り継ぎ待ち中に、ちょっとした美術鑑賞が出来るのが楽しみだったのに残念。

仕方がないので絵画の代わりに飛行機を鑑賞。


おっ、ジャンボジェットだ!

世界的に引退が進むジャンボジェット・ボーイングB747だが、KLMオランダ航空では今でも多数のB747-400が現役で活躍を続けている。
しかもここ数年でジャンボ機のリニューアル改良工事も進んでおり、どうやら当分はジャンボを使い続けるつもりらしい…

残念ながら成田と関空の日本路線からは撤退してしまったが、これからも世界中の空港でKLMの青いジャンボの姿を見ることが出来そうだ。


雨上がりの陽射しを浴びるKLMの青いジャンボジェット。
やっぱり格好いいね、ボーイングB747!


そして、これが僕が日本への帰り路に乗るスキポール空港発関空行きKLM867便のKLM機。
ジャンボジェットではないが、行きに機材トラブルで乗れなかった待望の最新鋭機ボーイングB787だ!
ああ、やっと念願の最新鋭機に乗れる!(笑)

そして、飛行機に乗ったらやっぱり楽しみなのが機内食!




アムステルダム発のKLM便では定評のある和食をチョイス。
KLM867便の和食メニューは炊き込みご飯とすき焼き…いや、肉じゃがにも見えるな?


そして関空到着前の朝食はオムレツ
ちょっとソースが濃厚過ぎたかな。

朝こそサッパリした和食を食べたいと思うのは、僕がもう若くないせいだろうか…

その10:2つの関空特急 「ラピート」と「はるか」に続く

2016-17 年越しウィーン紀行 その8:KLMオランダ航空の機内食 Part 1

2017-03-26 | 旅行記:2016-17 ウィーン
Photo:関西空港で出発準備中のアムステルダム行きKLM868便 ボーイングB777…鼻が白い(笑)


その7:旅の終りはカールツァイス・プラネタリウムからの続き



今回の旅では、以前オーバーブッキングの振替輸送協力で貰った航空券購入割引クーポン券を有効活用すべく関西空港からKLMオランダ航空利用。
関空からアムステルダム・スキポール空港まではKLMの最新鋭機ボーイングB787が就航しており、787の快適な乗り心地を楽しみにしていたのだが…
なんと使用予定機材にトラブルが発生してしまい急遽、ボーイングB777に機種変更に。

ああ、なんてこったい…


でも、777も最近では機内の設備を787にも見劣りしない新しいものにリニューアルしており、
さらに787よりも機体が一回り大きいので座席に余裕が生じて隣が空席のゆったり機内に(笑)
おかげで当初予定の787よりもかえって快適だったかも…

さて、飛行機に乗ってしまえば楽しみなのは機内食!


今回のKLM868便の1回目の食事はチキンのトマトソース
マッシュポテトが存在感放ってます(笑)


アムステルダム到着前の2回目の食事はドリア
…朝食(実際は夜食に近い時間帯だが)にはちょっとキツめかも。

とか言いながら、しっかり夜食も食べているんである(笑)
KLM名物の裏メニュー、ギャレーでこっそり頼むと出てくるカップヌードル!



普段はカップ麺はあんまり食べないんだけど、
周囲が寝静まって真っ暗になった飛行機の機内でこっそり啜ると、なぜか美味しいんだよね、これが!

…だがしかし。
機材変更でアムステルダム到着が遅れた上に濃霧で乗り継ぎのウィーン行き便まで大幅遅延したせいで、
ウィーン到着はこれまでのワースト記録の遅れとなり、日付が変わった後の未明の到着となったのであった。

【今回の教訓】旅では何があるか分からない。食べられる時にはとにかくしっかり食べておくべし!

その9:KLMオランダ航空の機内食 Part 2に続く

2016-17 年越しウィーン紀行 その7:旅の終りはカールツァイス・プラネタリウム

2017-03-26 | 旅行記:2016-17 ウィーン
Photo:プラーター遊園地の大観覧車の夜空に月と金星


その6:日帰りザルツブルグ散歩 モーツァルトとザッハートルテの街からの続き


旅の最後の日の夜、ホテル近くのプラーター遊園地へ…



ライトアップされた大観覧車の下にひっそりとそれはある。




夜の闇に浮かび上がる真っ赤に照らし出されたドーム屋根が特徴的なプラネタリウム・ウィーン




この施設の正式名称はツァイス プラネタリウムで、
言わずと知れたプラネタリウム投影機の世界的老舗カールツァイス社の社名を冠している。


という訳で、ドーム内に鎮座する投影機ご本尊ももちろんカールツァイス社製。
しかもカールツァイスの最上位機種UNIVERSARIUM IXである。

ドイツのプラネタリウム・ハンブルグや日本の名古屋市科学館のプラネタリウム「ブラザーアース」の投影機と同型の姉妹機で、世界最大を誇るドーム直径35mの「ブラザーアース」にも余裕で対応できる世界最強クラスの投影機だが、プラネタリウム・ウィーンのやや小ぶりなドームでは若干オーバースペック気味な印象も受けるのはご愛嬌(笑)

投影機の台座には、カールツァイス社製であることを証明する製造番号を刻んだプレートが埋め込まれている。



プラネタリウム・ウィーンのカールツァイスUNIVERSARIUM IXの製造番号はNo 557
名古屋の姉妹機の製造番号は何番だろうか。今度、名古屋に行った時に確認してみようと思う。





…プラネタリウム好き、というか投影機も好きな僕はこのUNIVERSARIUM IXを見ているだけで満足してしまいそうだが、圧倒的大出力をコンパクトなドームに濃密に映し出すプラネタリウム・ウィーンの星空も勿論圧倒的な美しさ。
旅の最後を飾る究極のウィーンの星空を堪能した。



プラネタリウム鑑賞後、外に出ると夜のプラーター遊園地の上には本物のウィーンの星空が…


…さようならウィーン。また来る日まで!
次に来るのは再来年の初夏頃かなぁ。またオペラのシーズン中に来ないとね。

その8:KLMオランダ航空の機内食 Part 1に続く

今日のD&S列車 特急「かわせみ やませみ」(平成29年3月18日)

2017-03-18 | 鉄道

今日はJR九州を代表するD&S列車(観光列車)、SL人吉の今年の運行開始初日…
なのですが、生憎朝から歯医者の定期検診の予約が入っていたので人吉行きのSL人吉初列車は撮れず。仕方がないので歯医者の行き帰りに特急「かわせみ やませみ」を撮影。


朝一番の人吉行き「かわせみ やませみ1号」。…先日の運行開始一番列車を撮った時と全く同じ場所とアングルで。
当然ながら変わり映えしませんねぇ、微妙に手ブレしてるし。(´・ω・`)ガックリ


続いて熊本行き「かわせみ やませみ2号」
…ぐぬぬ、曇ってきた。


そして本日2本目の人吉行き「かわせみ やませみ3号」
本格的に雲行きが怪しくなってきましたね、雨が降り出しそうだ。という訳で、本日はこれまで!

…って、結局SL人吉は撮れなかったなぁ。明日は所用があって撮りに行けないし、来週は晴れるかしら?

2016-17 年越しウィーン紀行 その6:日帰りザルツブルグ散歩 モーツァルトとザッハートルテの街

2017-03-18 | 旅行記:2016-17 ウィーン
Photo:ザルツブルグのホテル「ザッハー」のザッハートルテ


その5:鉄道版LCC ウェストバーンに乗ってみるからの続き

ウィーン西駅から格安鉄道会社ウェストバーンの2階建て電車で2時間半足らず。
オーストリア中西部の都市ザルツブルグはザルツァッハ川の畔に広がる風光明媚な風土にあり、世界遺産に登録されている歴史ある美しい街並みで知られる。
年中、世界中からの観光客が集まり賑わうザルツブルグの街歩きは、ウィーンから日帰りで気軽に楽しむことが出来る。



さて、ザルツブルグといえばクラシック音楽好きにとってはまさに聖地!
かの天才、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生まれた街なのだ。という訳で、先ずはモーツァルトの実家へと向かう。


…駅から歩いてザルツァッハ川を渡り、旧市街に入ったところにあるこの建物がモーツァルトの生家…って、よく見たら1階にコンビニのSPARがテナントで入居してるけどいいのか?

今では定番観光ルートとなっており、建屋の内部もありきたりな観光客向け博物館になっているが、この家で僕を高校生の頃から魅了しクラシック音楽への好奇心の扉を開かせた偉大なる音楽家が産まれて暮らしていたのかと思うと、やはり感慨無量。コンビニの上の階の部屋だけど、来てよかった…
音楽好きなら、ともかく立ち寄るべき場所である。



そしてザルツブルグといえば、ホーエンザルツブルク城
ほぼ完全な形で残されている中世の山城で、街のどこからでも見えるまさにザルツブルグのシンボルだ。








ホーエンザルツブルク城からは、ザルツブルグの街並みが一望できる。


しかし、広大なホーエンザルツブルク城を一通り見学してしまう頃には、既に冬の短い陽は傾いて…


そろそろ山を降りて、街に帰ろうか…

そして戻って来たザルツブルグ旧市街地。
ここでザルツァッハ川に架かる橋を渡ったところに、本日ザルツブルグで最後のお楽しみが…!


老舗ホテル「ザッハー」の喫茶室にて。
…とは言え、ここはウィーンの国立歌劇場裏ではありません!ザルツブルグのザルツァッハ川の畔です!(笑)

実は、ホテル「ザッハー」にはウィーン国立歌劇場の裏手にある本店以外に、ザルツブルグ市内にも支店があるのだ。
この事は日本人観光客にはあまり知られていない(気がする…少なくとも僕は現地に来るまで知りませんでした(笑))。






という訳で、ザルツブルグ街歩きの締めはホテル「ザッハー」ザルツブルグ支店の喫茶室でザッハートルテとチョコレートアイスクリーム!
ザルツブルグ支店でも、ホテル「ザッハー」の元祖ザッハートルテの味はウィーンの本店と寸分違わず素晴らしい美味しさ。
それに、朝から晩まで一日中観光客で大混雑のウィーン本店と違って、ザルツブルグ支店は観光客より地元の常連客に愛されている静かな店といった雰囲気で、居心地はこちらの方がずっと良い。
勿論、丁寧で上品な接客は本店と同じだし、観光客の大行列に並んで延々待つことも無いし、ザルツブルグのザッハーいいね!


ザッハートルテで甘い幸せに浸った後は、駅に戻ってウィーン西駅行きのウェストバーンに乗れば、もう後は勝手にウィーンまで連れて帰ってくれる。
暖かな夜の列車内で揺られていると、ついウトウト…


目が覚めると、もうウィーン市内の西駅に到着。大都市ウィーンはまだ宵の口の時間だ。

快適で楽しくて、そして美味しい日帰りザルツブルグ散歩でした。
ウィーン滞在中、大都市の喧騒に疲れたら西駅からウェストバーンにふらりと乗ってザルツブルグに行ってみるのも、また良いもの。

貴方も今度のウィーン旅行では、試しにザルツブルグに一日使ってみては如何かな?

その7:旅の終りはカールツァイス・プラネタリウムに続く

2016-17 年越しウィーン紀行 その5:鉄道版LCC ウェストバーンに乗ってみる

2017-03-18 | 旅行記:2016-17 ウィーン
Photo:ウィーン西駅に停車中のウェストバーンの列車


その4:ウィーンの大晦日と元旦からの続き

現在オーストリアの首都ウィーンを代表する駅は、数年前に完成して大々的に使用開始された近代的な巨大ターミナル・ウィーン中央駅…だが、ウィーン中央駅が開業するまで実質的に中央駅の役割を果たしていたのはウィーン西駅である。
以前はウィーンとオーストリア各地のみならずヨーロッパ各国の都市とを結ぶ国際列車がひっきりなしに発着し、華やかな雰囲気に包まれていたウィーン西駅も、現在はその役割をウィーン中央駅に譲ってローカルな近郊列車ばかりがやって来る地味な駅に…なってはいないのだ!

現在、ウィーン西駅は海外資本が運行する新しい鉄道会社ウェストバーン社の列車が使用するウィーンのもう一つのターミナル駅として、新たな役割を担っているのである。

ヨーロッパでは線路や設備インフラと列車の運行を切り離す鉄道経営の「上下分離方式」が進んでおり、さらに列車の運行は国際的に自由化される傾向にある。
その為、オーストリアの鉄道も国鉄に相当する連邦鉄道が管理する線路の上を民間の鉄道会社が運用する列車が走るスタイルでの列車運行が始まっている。
首都ウィーンと中西部の都市ザルツブルグを結んで走るウェストバーンの列車がそれである。
ウェストバーン社にはフランスの資本が入っているとのことで、列車のデザインも明るくお洒落、そして何より乗車価格が大変に安く設定されているのが最大の特徴。既存の連邦鉄道に勝負を挑むウェストバーンはチケット発券や予約システムにインターネットを活用して徹底した運行コストカットを図り、スマホを使って切符を買って気軽に乗れる便利さと低価格を実現している。そう、まさに“線路を走るLCC(格安航空会社)”のような存在だ。

ウェストバーンの列車は、ウィーン中央駅には乗り入れず全列車がウィーン西駅からの発着となっている。
恐らく、中央駅を使用すると「乗り入れ賃料」が高額になるのか、或いは新興のライバルに対する古参の連邦鉄道からの圧力や「大人の事情」か…?
ともあれ、現在ウィーン西駅はカラフルに塗装されたウェストバーンのザルツブルグ行き特急列車が毎時発着するカジュアルな駅として、装いも新たに賑わい続けているという訳なのだ。



そんなウィーン西駅から、早速ザルツブルグ行きのウェストバーンの列車に乗り込んでみよう。
ヨーロッパの鉄道に乗車する際には従来、必ず事前に乗車券を購入して手許に用意しておく必要があった。もし乗車券を持たずに乗車した場合は無賃乗車を企てたと見なされて高額のペナルティを課される事になるので、もし駅の窓口が混雑していたら泣く泣く列車を一本見送って行列に並ぶ事もあったのだが…ウェストバーンなら心配ご無用。乗車間際にその場でスマホでチケットを購入することも出来るし、車内で乗務員から直接購入することも出来る。もちろん、乗車後に車内での購入でもペナルティなどは一切無く正規の価格で購入出来る!

…これはある意味、ヨーロッパの鉄道の常識を覆すカルチャーショックだ。凄いぞウェストバーン!
ちなみにウィーン→ザルツブルグのチケット代金はエコノミークラスで片道26.5ユーロ。これは連邦鉄道の特急列車の2等車の半額程度という激安価格である。さらに早得や季節限定の激安価格が設定されることもあるらしい。恐るべしウェストバーン…





ウェストバーンの列車は全車2階建てダブルデッカーの電車で、ウィーン方の先頭車がプレミアムクラス車両になっている以外は全てエコノミークラスの自由席。
見晴らしの良い2階の座席に座ると実に快適で、無料Wi-Fiとスマホ用電源も使えて申し分無し!ザルツブルグまでの2時間半足らずの旅を気ままにのんびりと楽しむことが出来そうだ。
さすがフランス資本が入っているだけあって車内のインテリアデザインも気が利いている。また車内には簡単なカフェテリアもあり、サービスも充実しているが、これは少しでも収益を上げて安いチケット代金をカバーしようというLCC同様の経営努力だろう。





ウィーン西駅を発車したウェストバーンのザルツブルグ行き列車は、オーストリア連邦鉄道随一の主要幹線である西部本線を快調に飛ばして行く。
ダブルデッカー電車の最高速度は時速160キロ程で高速鉄道という程ではない速度だが、それでも日本のJR在来線の特急列車よりは速い。





車窓の風景から雪が消え、爽やかな牧草地帯を駆け抜けて行くともうすぐ終点のザルツブルグ。

ウィーンから快適な「格安特急列車」の旅だった。さぁ、ザルツブルグに着いたら、早速この美しい観光都市に繰り出そう!
…おっと、今日は日帰りなので帰りのウィーン行きのウェストバーンの発車時刻を確認するのだけは、忘れないようにしないとね(笑)

その6:日帰りザルツブルグ散歩 モーツァルトとザッハートルテの街に続く

今日のD&S列車 特急「かわせみ やませみ」(平成29年3月12日)

2017-03-12 | 鉄道

今日はよく晴れてポカポカと暖かく気持ちのいい日曜日。
午後に近所の田んぼまで、ピクニック気分で撮影に出かけました。
先週デビューしたばかりのJR九州の新D&S列車 特急「かわせみ やませみ」、車体が艷やかでとても美しい深い藍色と翡翠色に塗られているのですが…
「ななつ星」同様、艷やか過ぎて写真に撮り難い塗装ですな(笑)


小倉工場で冬期の大オーバーホールを終えたSL人吉も熊本に帰ってきているので、
いよいよ来週からはSLと「かわせみ やませみ」の共演が見られるようになります。
熊本に本格的な春が訪れるのも、もう間近です。

JR九州の新D&S列車 特急「かわせみ やませみ」デビュー!

2017-03-04 | 鉄道
Photo:D&S列車 特急「かわせみ やませみ」初運行列車「かわせみ やませみ1号」


本日 平成29年3月4日、JR九州のダイヤ改正に合わせて新しいD&S列車(観光列車)特急「かわせみ やませみ」が熊本―人吉間で運行を開始しました!!
その最初の運行列車、熊本発人吉行き「かわせみ やませみ1号」の記念すべきファーストランの雄姿をご覧下さい!


早朝7時半頃、朝日を浴びて颯爽と鹿児島本線を下る生まれたばかりの新D&S列車「かわせみ やませみ」。
真新しく塗装されたばかりの車体が陽光に輝きます。
ファーストランおめでとう!

…という訳で今日は、朝から晩まで一日中「かわせみ やませみ」を地元の沿線で追いかけようと思います(笑)
何しろ「かわせみ やませみ」は1日に3往復も運転されるので、数時間おきにやって来るのです。

だがしかし。ちょうど今日は愛車の12ヶ月点検の予約が入っていたのでこのあと午前11時過ぎまでは身動きが取れず。
始発便の1号の次に迎え撃てたのは、人吉から折り返し2号として一旦熊本に戻った後に再び人吉を目指す本日2本目の下り列車の3号から。



八代平野の田園地帯を駆け抜ける「かわせみ やませみ3号」。
それにしても今日は快晴のいい天気。
あいにく手許にiPad miniしか無かったのに、それなりによく写ります(笑)

続いて、自宅にミラーレス一眼を取りに戻ってから場所を移動して迎え撃つ「かわせみ やませみ4号」。







特急「かわせみ やませみ」の編成を組む2両の車両は人吉方が青い「翡翠(かわせみ)」、熊本方が緑の「山翡翠(やませみ)」と名付けられており、それぞれの車両の愛称の由来となった野鳥をイメージさせる車体色に塗り分けられているのが特徴です。
JR九州のエグゼクティブ・デザイナー水戸岡鋭治先生らしい、遊び心に富んだ「かわせみ やませみ」の美しい車体色の対比を楽しむことが出来ます。

さっきの熊本行き4号では後ろ側だった翡翠が、今度は先頭車となって4つのヘッドライトを輝かせながらやって来ました。
今日最後の人吉行き列車の「かわせみ やませみ5号」です。




「かわせみ やませみ5号」を見送って再び場所を移動すると、もう夕焼けの時刻。
ちょうどその時やって来たのは…



赤い車体を夕陽でさらに真っ赤に染めて走り去るのは、特急「かわせみ やませみ」の僚友である特急「しんぺい4号」
昨日までは普通(快速)列車でしたが、今日からは「かわせみ やませみ」に合わせて人吉―熊本間が特急列車に格上げされました。
普通列車がそのまま特急列車に格上げされるのは非常に珍しいケースで、大出世列車と言えますね。もっとも、今日から特急料金を課金されるので乗客には不評かも知れませんが…(笑)

続いてやって来たのが、特急「かわせみ やませみ」の本日最終便となる熊本行き「かわせみ やませみ6号」。

ありゃ、暗かったんでブレた…

…かくして、本日デビューしたD&S列車 特急「かわせみ やませみ」は、無事に初日の運用をこなして熊本―人吉間3往復を走り抜きました。
お疲れ様!
明日からも頑張って走れ、「かわせみ やませみ」!!


さて…僕はいつ、「かわせみ やませみ」に乗りに行こうかなぁ。
やっぱり「SL人吉」が走り始めてからがいいかな?
車内限定のスイーツもあるらしいし、ああ、乗るのが楽しみだ!

今日の「ななつ星in九州」と「いさぶろう1号」(平成29年ダイヤ改正前日編)

2017-03-03 | 鉄道

久しぶりに金曜日に有給休暇が取れたので、朝から鹿児島本線を上って来るクルーズトレイン「ななつ星in九州」を撮影してきました。
この構図だと、昔のブルートレインを彷彿とさせる姿に見えますね。色は青くないですが(笑)


後追いで一枚。
展望車の一枚ガラスへの周囲の風景の写り込みが凄くて車内が見えない、残念…

その後、有佐駅で時間調整の長時間停車を行う「ななつ星」を追い越して先回り。
撮影に再チャレンジ!





…今年はいよいよ、「ななつ星」の後を追うかのようにJR他社のクルーズトレインが続々デビュー予定。
5月にはJR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」が、6月にはJR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」がそれぞれデビューして、日本は本格的なクルーズトレイン競演時代を迎えます。
JR九州の「ななつ星in九州」はそれらの魁として、これからも日本の鉄道を象徴する世界最高峰の豪華列車として威風堂々と走り続けて欲しいですね!

そして…はやく豊肥本線の熊本地震被災不通区間が復旧して、阿蘇駅の「ななつ星」専用レストラン「火星」での朝食会が復活しないかなぁ。それまで僕の「ななつ星」乗車応募は暫しお預け状態なんだよなぁ…

おまけ写真


熊本駅から鹿児島本線を下り、人吉から吉松を目指すD&S列車「いさぶろう1号」
特急並の速達ダイヤで走る熊本―人吉間は快速列車扱いですが、3月4日のダイヤ改正からは熊本―人吉間が特急列車に格上げされます。
明日からはこの列車も「特急いさぶろう」です!
…どうやら、明日から熊本―人吉間で運行を開始する新しいD&S列車「かわせみ やませみ」が特急列車として走るのに併せた措置の模様。

そうそう、明日は新しい特急「かわせみ やませみ」の始発便、ファーストラン列車を見に行かなくちゃ!