天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

夏休みの想い出2013 その8・“うすださん”の夏

2013-08-31 | 宇宙

その7・夜の高原列車は行くからの続き

平成25年8月12日

今日は朝からレンタカー乗り合いで、JR臼田駅の近くまでやって来ました。




田園地帯の小高い丘の上にそびえ立つ、ロケットのような建物。
稲荷山公園コスモタワーという展望台です。


コスモタワーのてっぺんまで登れば、晴れていればこれから行くところがよく見えるのですが…
あいにくのこの曇り空。
しかもタワーにはエレベーターは無いので、階段で登らないといけないし、この蒸し暑いのにそんなことしたら汗だくになる!

…なので、コスモタワー登頂は断念。
今から、ここへ行きますよ~




臼田の町から林道を登ること約1時間。
信州の山奥に忽然と現れる、東洋一の巨大パラボラ。
ご存知“うすださん”こと臼田宇宙空間観測所の64mパラボラアンテナです!



うすださんまで登って来ると、空も爽やかに晴れ渡りました。
今日はここまで来られなかった宇宙仲間から託された「はやぶさ」と一緒に、記念撮影。

うすださんは今日この時間は、金星探査機「あかつき」と通信運用しているようです。



時間が経つと、うすださんも「あかつき」を追いかけてパラボラの角度を変化させます。
こうして超高精度で探査機のアンテナとパラボラとの角度を合わせて、遥か彼方にいる宇宙の子たちの小さな声を聞いて話しかける、それがうすださんの仕事です。


この白くて大きなうすださんの見つめる先の空の向こうには、確かにあかつきくんがいるんですねぇ…


がんばれ、うすださん!




空の色と陽の光と共に、うすださんも刻一刻とその表情を変えていきます。
ずっと見ていても、見飽きることがありません。


うすださんからこぼれる陽の光。
“木洩れ日”ならぬ“うすだ洩れ日”がきれいです。


そして地上には、うすださんの傘の下に心地良い日影が落ちています。
今日はこれからこの場所で、Twitter宇宙クラスタ毎年恒例の夏の行事である「うすださんオフinうすださん」 が開かれるのです!
日本各地から集まった宇宙仲間と一緒にうすださんの下で、持ち寄ったお菓子や食べ物を並べて乾杯する楽しいパーティで、今年も夏の午後を思いっきり楽しみましたよ。
※あまり楽しかったので、うすださんオフの様子の写真を1枚も撮っていませんでした(笑)


午後3時。
そろそろ今日の運用が終わるうすださんのパラボラアンテナは、やがて地平線に沈む「あかつき」を追いかけてほとんど真横を向いています。


白いディッシュに副鏡の濃い影が落ちています。
パラボラアンテナの造形の美しさが際立つシーンです。

やがて、「あかつき」との会話を終えたうすださんは、パラボラを真上に向けるように動き始めます。



パラボラアンテナが完全に天頂を向いた安定姿勢に固定され、うすださんは眠りにつきます。
今日も一日お疲れ様!いつもありがとう“うすださん”

僕たちも、また来年の夏にここに集まることを確認し合って解散(一部メンバーは冬にもまた来るとか言ってましたがw)
楽しい夏のお茶会でした!

その9・長野市、夏祭りの夜に続く

今日のSL人吉(2013/08/29)

2013-08-29 | 鉄道

27日から今日まで「イプシロン打上げ休暇」を取っていたので、
夕方にいつもの不知火陸橋の下までSL人吉を撮りに行ってみたのですが…

なんだか内之浦遠征の疲れが出ちゃったみたいですね。
トリミングした訳でもないのに、こんな妙な写真が撮れちゃいました(苦笑)
例によって誤魔化しのモノクローム処理をしてみましたが…また今度、撮りに来ます(笑)

夏休みの想い出2013 その7・夜の高原列車は行く

2013-08-29 | 鉄道

その6・山梨県立科学館プラネタリウムで「MUSICA ~宇宙はなぜ美しい?」を観るからの続き

山梨県立科学館から山を降りて、甲府駅に戻ってきました。
ここで東京に戻る宇宙クラスタの仲間たちと別れて、僕は信州方面へと旅を続けます。


これから乗り込む中央本線の普通列車は、最近ではすっかり見かけなくなった濃紺とクリームのツートンカラー、
所謂「スカ色」の近郊電車。
宇宙仲間同士の別れの習わしである“万歳三唱” に見送られて、一人旅の鈍行列車は18:52に暮れなずむ甲府駅を発車。


甲府から40分ほど走って、終点の小淵沢駅に到着。すっかり暗くなった駅構内を、貨物列車が走り去ります。


小淵沢駅からは、小海線に乗り換え。
小淵沢19:47発の小諸まで直通する最終列車が待つ小海線のりばへ行くと、ホームの待合室で北陸方面から乗り鉄して来た「鉄道部員仲間」が待っていてくれました。
一緒に小海線の列車に乗り込み、夜の高原列車の旅へ。

小海線の沿線は爽やかな高原リゾートが広がり、また天文台等の宇宙関連施設もちらほらと見えて、とても楽しい車窓風景が展開するのですが、生憎と日が落ちてしまうと辺りは漆黒の闇で何も見えません。
頭上には満天の星空が広がっている筈なのですが、これもさすがに列車内からだと見えないねぇ…


せめて車内に貼り出された沿線マップを見て、高原列車気分を味わうことにしましょう。
明日はこの「宇宙空間観測所」の“東洋一のパラボラ”に会いに行きます。

その8・“うすださん”の夏に続く

夏休みの想い出2013 その6・山梨県立科学館プラネタリウムで「MUSICA ~宇宙はなぜ美しい?」を観る

2013-08-29 | 映画・演劇・コンサートを観る

その5・オール2階建観光列車「ホリデー快速ビューやまなし」号…の1階席からの続き



甲府駅からバスに乗って山道を登ると、山の上に博物館があります。
山梨県立科学館です。




ここには、世界最強のプラネタリウム投影機MEGASTARの山梨カスタム仕様である「メガスター-ⅡA Kaisei」を中心に構築された新プラネタリウムシステム“プレアデスシステム” を備えた、直径20mの素晴らしいドームがあります。
そして、そのドーム(スペースシアター)では現在、
上坂浩光監督の手がけたフルドームデジタルプラネタリウム映像作品最新作
「MUSICA ~宇宙はなぜ美しい?」
が上映公開されているのです。

「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」で小惑星探査機はやぶさの生涯とその目指したものを鮮やかに描き出し、
「Eternal Return-いのちを継ぐもの-」で生命と宇宙の織り成す壮大な旅路を我々に見せてくれた、
上坂浩光監督の最新作「MUSICA ~宇宙はなぜ美しい?」。
今年の4月にここ山梨県立科学館で初公開され上映が開始されていた「MUSICA ~宇宙はなぜ美しい?」を、やっと今日観ることが出来るのです。
その為に、僕は仲間たちと一緒に今日ここまでやって来たのです。

…そして観た、「MUSICA ~宇宙はなぜ美しい?」。
「ああ、本当に何て美しい作品なんだろう!」
宇宙を貫く法則である螺旋模様と、そこから生まれるリズム、音楽…
そのすべてが調和していることが生み出す自然の心地よさとその不思議さを、視覚と聴覚のみならず五感の全てをもって感じることが出来る作品でした。
これからまた、何度も観直したい。観る度にきっと新しい美しさを僕は見つける筈。そう思える作品でした。
「山梨まで来てよかった!」



→「MUSICA ~宇宙はなぜ美しい?」公式サイト

山梨県立科学館では、「MUSICA ~宇宙はなぜ美しい?」を観るだけではなく、天体観測室から実際に自然を見つめて、その美しさを感じることも出来ました。



昼間の空にも、実は星が輝いています。
青空に負けないようにしっかりと輝く三日月形の金星や、今を盛りにと言わんばかりに燃え上がる真夏の太陽を(勿論、安全なフィルター越しにですが)見せてもらうことが出来て大満足。

帰り際、科学館入り口へと続く大階段の脇に、こんな素敵なものも見つけました。




「MUSICA ~宇宙はなぜ美しい?」の作中で、重要な役割を演じるひまわりの花。
それにちなんで作られたひまわりのお花畑“MUSICA Garden” だそうです。
宇宙の法則に貫かれ、調和というメロディで僕の心をやさしく満たしてくれるようなひまわりの花に見送られて、山梨県立科学館を後にしました。

この次の夏、またMUSICAを観るためにここを訪れることがあったら、
あのひまわりの子どもたちが満開の花畑になって僕を出迎えてくれたら嬉しいな…


(つづく)

2013-08-27 イプシロンロケット試験機打上げレポート

2013-08-28 | 宇宙
宮原一般見学場:2013-08-27 正午頃


見に行ってきました、イプシロンロケット試験機打上げ!
これは現地・内之浦での打上げ日(平成25年8月27日)当日に僕が見た出来事を時系列にまとめた、その日の一部始終です。

2013-08-27
01:00 熊本県南部の自宅を出発、九州道・東九州道経由で鹿児島県大隅半島方面へ向かう

05:50 鹿児島県鹿屋市に到着

06:00 イプシロン打上げ見学に同行する友人と鹿屋市内で合流

06:40 イプシロンが打上げられる、鹿児島県肝属郡肝付町内之浦に到着



内之浦の町に近づくと、案内看板が多数。


ロケット発射場へと向かう途中、検問?が。


検問ではなく案内所で、マップと記念品のポストカードが配布された。


手持ち看板で誘導に当たる人の姿も。


途中、鹿屋と内之浦を結ぶ路線バスとすれ違う。
内之浦への唯一の公共交通機関だが運転本数も限られ、旅行者向けではないので、ロケット見学での利用は難易度が高いと思われる。


内之浦市街地を抜けて、JAXA内之浦宇宙空間観測所方面へ向かう。
宇宙空間観測所の先にある宮原一般見学場へは、27倍にもなった抽選に当たった者しか入ることが出来ない。


内之浦宇宙空間観測所のパラボラアンテナ“うっちーさん”が見えてきた。


内之浦には、昨年の豪雨災害の爪痕が今も残る。
宮原一般見学場へと向かう途中にも、土砂崩れで片側交互通行となった箇所が複数存在している。


立入禁止区域を通過。
ロケット打ち上げ時刻の数時間前から、ここは通行規制され封鎖される。


報道用の駐車場には、既にマスコミ各社の生中継機材車の姿が。

07:10 宮原一般見学場に到着




宮原一般見学場には既に人だかりが。
今朝は8時に見学場の駐車場を開く予定だったが、夜明け前から見学者が集まり始めたので急遽予定を繰り上げて、6時前には開場したらしい。


見学場に着いたら、早速見晴らしのいい場所へ…
すると、ネット仲間の宇宙ファン達が撮影機材を設置している地帯を発見。彼らに合流して、我々もここで打上げを待つことに。

08:30 宮原一般見学場で待機(打上げまであと5時間15分)


TV番組の取材を受ける宇宙ファン仲間(笑)
この日のイプシロン打上げはマスコミ各社からの注目もかなり高く、見学場内にはTV各局のレポーターが取材に駆けまわる姿が見られた。


僕は取材も受けず撮影機材も持ってきていないので、見学場を散歩。
地元のお土産売り場やコンビニの移動販売車まで設営されて、ちょっとしたお祭り騒ぎ。
長年、宇宙研のロケットを支え続けて下さった地元の方々に報いるために、僕もイプシロン刺繍入りポロシャツなどを購入。

イプシロン刺繍入りポロシャツはかなり丁寧に仕上げられたいい物だったので、お買い得だった。

09:15 宮原一般見学場で待機(打上げまであと4時間30分)


仲間が、限定販売の「イプシロンの里弁当」をゲットしてきた。9時からの当日分売り出し開始直後に売り切れたとのこと。


「イプシロンの里弁当」の中身は、地元の名産特産品の食材がぎっしり!
これは美味しそう。しまった、僕も買えばよかった。


たまたまその時、近くを通りかかったJAXA広報の阪本先生も、「イプシロンの里弁当」に興味津々のご様子。

…ちなみにこの日の宮原一般見学場は、阪本先生の他にも
「MUSICA ~宇宙はなぜ美しい?」や「Eterenal Return -いのちを継ぐもの-」「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」の上坂浩光監督をはじめ、
“宇宙のセレブレーション”な方々がそこかしこに歩き回っておられるという、夢のような豪華空間でもあったのだ。


10:45 イプシロン機体が整備等から出される(打上げまであと3時間)


ついに、イプシロンロケット試験機がその姿を現した!
この後、数十分かけてロケットランチャの角度が倒されて、打上げ準備態勢へと移行する。

12:00 M台地より観測用バルーン放球(打上げまであと1時間45分)




バルーン放球は何度も行われ、打上げ時刻が近づいて発射場M台地からの退避命令が出た後は新宮原レーダセンター付近からも放球された。
この日は上空がほぼ無風のようで、バルーンも風に流されること無く真っ直ぐに上昇していく。
天気も良く視界もクリアに澄み渡っており、まさに絶好の打上げ日和となった。

13:15 打上げGO/NOGO最終判断:GO判定(打上げまであと30分)

打上げ最終判断GOが出た!
いよいよ翔ぶぞ、イプシロン!!

13:43:50 70秒前より打上げカウントダウン肉声読み上げ開始(打上げまであと70秒)



13:44:41 打上げ19秒前に姿勢異常を検知したために自動停止

13:45 イプシロンロケット試験機打上げ中止


イプシロンロケット試験機による惑星分光観測衛星(SPRINT-A)の打上げ中止について
(平成25年8月27日 JAXAプレスリリース)




帰り支度を始める人々。


我々は、ただそこにあるイプシロンを見つめる。


そして、誰もいなくなった宮原一般見学場。

…イプシロンはこの日、翔ばなかった。本当に残念だった。
だが、ある意味でこれは勝利でもある。
イプシロンロケットを統べるシステムは、正確に作動して異常を検知し、そして自らの動きを止めた。
異常を見抜けずそのまま打ち上がってしまうという最悪の事態は、見事に回避されたのだから。
イプシロンは、正しくやるべきことをやったのだ!


現在、森田プロジェクトマネージャ率いるJAXAイプシロンスタッフたちは、その英知を結集し全力で今回の原因追求と対策にあたっている。
やがて、問題は解決され、新しい打上げ日が再設定されることだろう。

「今度こそ必ず、イプシロンは羽ばたく!必ず、日本に究極の固体燃料ロケットが再び帰ってくる…!!
…そして、その日、新しい約束の日に、僕も絶対、ここ内之浦に帰ってくる!」


そう心に誓い、僕は内之浦を後にした。


そう、今年のロケットの熱い夏は、まだ終わらない!
今度こそ翔べ!羽ばたけ!僕たちのイプシロンロケット!!


(打上げレポート:つづく)

夏休みの想い出2013 その5・オール2階建観光列車「ホリデー快速ビューやまなし」号…の1階席

2013-08-22 | 鉄道

その4・サンライズエクスプレスA寝台「シングルデラックス」の一夜からの続き

平成25年8月11日

早朝に寝台特急「サンライズ瀬戸」号で東京駅に到着してから、JRの通勤電車で新宿駅に移動。
今日はこれから、中央本線の列車に乗り込みます。


新宿駅のプラットホームにすべり込んできた、大柄な車体が大迫力の編成。
JR東日本のオール2階建て観光列車「ホリデー快速ビューやまなし」号です!
冬期以外の週末にだけ運転される、山梨県へと向かう楽しい観光列車で出発しましょう!!

さっそく車内へ…
だがしかし。

残念ながら、2階建てが売りの「ホリデー快速ビューやまなし」号なのに僕の指定席は1階なのです(笑)
やっぱり眺めのいい2階は大人気なのですね、乗車の1週間前に指定席券を買いに行ったところ、既に2階席は全て満席でした。


それにしても、1階席は位置が低い!
窓の底辺が、プラットホームの高さとほぼ同じです。座席に座っていると、列車の横を歩く人の足元が目線と同じ位置にあるので何とも不思議な感覚。
昨夜はサンライズエクスプレスの2階にあるA寝台個室「シングルデラックス」から駅を見下ろしていたのに、今日は見上げる事になろうとは…

でも、低い視線から見る走行中の車窓は何ともダイナミックで大迫力!
これはある意味、2階よりも面白いかも。




途中の停車駅から、首都圏在住のTwitter宇宙クラスタ仲間も列車に乗り込んできて合流。
皆でわいわい楽しく旅を楽しんでいるうちに、11:14に甲府に到着。
小淵沢まで向かう「ホリデー快速ビューやまなし」号を見送ったら、とあるプラネタリウム作品を見るために甲府市郊外の山の上にある山梨県立科学館へと向かいます。
今日は、このプラネタリウム作品を観るために、宇宙仲間たちと連れ立って甲府までやって来たのです!

その前に駅ビルの中のレストラン街で腹ごしらえ。山梨の名物と言えば、やっぱり「ほうとう」!
しかし、この暑いのに熱々に煮込まれたほうとうを食べるのはちょっとキツイよね…

と思ったら、ちゃんと「冷やしほうとう」もありました。「おざら」 と言うそうです。
でも見た目も味も「きしめん」そっくりなんですが…ゲフンゲフン
冷たくて喉越しの良いおざらをツルツルっと頂いたら、さあ山の上にプラネタリウムを観に行こう!!

その6・山梨県立科学館プラネタリウムで「MUSICA ~宇宙はなぜ美しい?」を観るに続く

夏休みの想い出2013 その4・サンライズエクスプレスA寝台「シングルデラックス」の一夜

2013-08-19 | 鉄道

その3・ことでんに乗って温泉に行こう。仏生山温泉へGO!からの続き

温泉に入ってさっぱりしたところで、今夜の宿となる夜行列車に乗り込みます。
今夜これから乗るのは…


高松駅21:26発、東京行き寝台特急「サンライズ瀬戸」“サンライズエクスプレス” です!

…実はつい先々週にも、岡山から東京までこの「サンライズ瀬戸」号に乗ったばかりなのですが、
今夜はこの列車の特等席である特別な部屋を予約してあります。


編成の中ほどに連結された11号車に乗り込みます。
サンライズエクスプレスの寝台車は車体の両側に個室が並び、中央に通路が通っているスタイルが基本なのですが、
この車輌だけは通路が車体の片側に寄った、ヨーロピアンスタイルのコンパートメント車になっています。
通路から階段を登って、2階にある部屋の扉を開けると…








天窓の下に幅の広いゆったりサイズのベッドと、洗面台とサイドデスク。
まるでシティホテルのシングルルームのようなこの部屋が、サンライズエクスプレスの編成に6部屋だけ用意された特等席、
A寝台1人用個室「シングルデラックス」です!
今夜はこの一泊13,350円なり(寝台料金)の豪華寝台で優雅に旅を楽しもうと思います。



「シングルデラックス」は寝台料金にアメニティセットとシャワー使用料も含まれているので、寝る前にはA寝台の乗客専用のシャワールームでさっぱりする事もできます。
(もっとも僕は、高松で温泉に入っているので既にさっぱりしていたんですけどね。朝シャンでも良かったかも…)
デスクの椅子に腰掛けて、いつまでも車窓の夜景を見ていたい気分でしたが、明日も色々とやることがあるので岡山駅を出てしばらく走ったところでベッドに横になりました。
ふかふかの羽毛布団をかぶって、天窓から星を見ているうちに夢の中へ…




目が覚めると、サンライズエクスプレスは静岡市付近を走行中。
せっかく“サンライズ”と名乗ってる列車に乗っているので、早起きして夜明けの車窓を楽しむことにします。
「シングルデラックス」は個室内に洗面台もあるので、早起きして顔を洗うのも便利!


由比ヶ浜を駆け抜け…


富士川鉄橋を渡ります。




根府川付近で相模湾に朝陽が昇ってきました。


車窓がすっかり明るくなると、横浜に到着。
終点の東京はもうすぐ。




7:08、「サンライズ瀬戸」号は東京駅に到着しました。
昔、九州からのブルートレインは朝9時から10時頃以降に東京駅に到着していたので、ちょっと早く着きすぎてしまったという気分です。
快適そのものだった「シングルデラックス」にも名残りがあるし、もうあと数時間は乗っていたかったなぁ…

ともあれ、終点に着いてしまったからには仕方がない。
品川の車輌基地に帰るサンライズエクスプレスを見送ったら、僕は新宿駅へ向かいます。

その5・オール2階建観光列車「ホリデー快速ビューやまなし」号…の1階席に続く

夏休みの想い出2013 その3・ことでんに乗って温泉に行こう。仏生山温泉へGO!

2013-08-18 | 日記

その2・500系こだまと快速マリンライナー、パノラマグリーン席で四国へ!からの続き

JR高松駅から、屋根付きの歩道を歩いて数分。
高松城(玉藻城)跡に隣接して、高松琴平電鉄(ことでん)の高松築港駅があります。


ことでんに乗って“こんぴらさん”の金刀比羅宮にお参りに行ってもいいのですが、
いや、今日は気温が38度位あるし、こんな日にこんぴらさんの石段なんか登ったら熱射病で倒れかねん…
こんな暑い日は、そうだ温泉行こう!


という訳で、高松築港駅の窓口で「あの~電車に乗って温泉に行きたいんですけど」と聞くと、
差し出されたのがこのうちわ
何とこれ、ことでんのきっぷなんです!しかも、温泉の入浴券としても使えるという優れもの。
このうちわがあれば、ことでんの仏生山駅近くにある仏生山温泉まで電車で行けて、おまけのタオルもついて千円なり。


うちわのきっぷに改札口で鋏を入れてもらって、琴平行きの黄色帯の電車に乗って温泉へ出発ー! ことこと

高松市内をことこと走り抜けて、約20分で仏生山駅に到着。





こんぴらさんへと走り去る電車を見送ってから、住宅地の中を歩いて温泉へと向かいます。


住宅地の中に忽然と現れる、このモダンなデザインの建物が仏生山温泉です。
ちょっと見ただけではギャラリーかカフェのようですが、中に入るとちゃんと大浴場とたくさんの小ぶりな露天風呂もあります。
真夏の暑い日の午后、ひんやりとした肌触りの炭酸泉の露天風呂に浸かって、青空を見上げる至福のひと時。

ああ、極楽極楽…



余りにも極楽過ぎてつい長風呂してしまい、湯上がり時にはもう外は真っ暗(笑)
仏生山温泉、いいお湯でした!




仏生山駅に戻る途中、駅前で見つけた看板。
戦前までは、ここからさらに温泉地へと向かう支線があったんですねぇ。ガソリンカーが走っていたので“ガソリン道”か…


さて、うちわにもう一回鋏を入れてもらって、ことでんに乗って高松築港へ帰りましょ。 ことこと


何だか幻想的な、夏の夜の電車の車内。


高松築港駅に着きました。
ああ、気持ちのいい温泉散歩だった!

これから、湯上がりのいい気分で、今夜の宿の夜行列車に乗り込みます。

その4・サンライズエクスプレスA寝台「シングルデラックス」の一夜に続く

夏休みの想い出2013 その2・500系こだまと快速マリンライナー、パノラマグリーン席で四国へ!

2013-08-18 | 鉄道

その1・瀬戸内マリンビューと呉線の旅からの続き

三原駅から乗り継ぐのは、山陽新幹線の岡山行き「こだま738」号。
各駅停車で区間運転の、ローカル新幹線ですが…


車輌は元・世界最速の超特急500系です。
かつては最高速度300キロの「のぞみ」号として東京―博多間を駆け抜けていましたが、
今では後輩のN700やN700Aにその座を譲り、編成も短くして山陽新幹線の「こだま」号として余生を送ります。
…でも、ハッキリ言ってN700系よりずっとカッコいいんですよね、500系(笑)


500系は車内も豪華。
指定席車は元・グリーン車の設備をそのまま使っているので、座席も座り心地最高です。
グリーン車の座席でゆったりくつろいでいるうちに、終点の岡山に到着。

岡山からは、瀬戸大橋を渡って四国へ行く列車に乗り継ぎます。


快速「マリンライナー37」号、高松行き。


マリンライナーの高松側の先頭車は2階建て車輌で、1階は普通車指定席で2階はグリーン席です。
今日は奮発して、グリーン席を予約してあります。でも、2階席ではありません…


僕が予約したグリーン席はここ、運転席のすぐ後ろのトップキャビン、「パノラマグリーン席」です!
マリンライナーの先頭車の最前列、4席分しか無いプラチナチケットの特等席で、瀬戸大橋の眺めを満喫しながら四国へ向かおうと思います。




14:12に岡山駅を発車した「マリンライナー37」号は、山陽本線を跨いで瀬戸大橋線を南下します。
本州と四国を結ぶ大動脈ですが、周囲は田園地帯だし単線区間が多いので何となくローカル線のムードが漂い、のどかな雰囲気です。

それでも、瀬戸大橋を渡り始めると迫力ある車窓が展開します。















いくつもの橋が連続して構成される瀬戸大橋、
パノラマグリーン席から見ていると橋の構造も次々に変わるのが分かるので、目が離せない面白さです。


海の上の巨大構造物の中を駆け抜けて、車窓左手に巨大なLNGタンカーが入った造船所のドックが見えてくると、もう四国に上陸しています。


四国に入るとすぐに松山方面へと直進する線路と分かれて左側へ分岐し、高松駅へと進路を取ります。


岡山へと向かうマリンライナーとも頻繁にすれ違います。

やがて住宅が建て込んできて、家の裏をくぐるようにカーブして走るともうすぐ高松駅です。







岡山から1時間足らず、15:05に終点の高松駅に到着しました。

すぐに折り返し岡山行きのマリンライナーとして本州に帰る列車と別れて、さぁ今からどうするか…
それにしても今日は暑い、四国は暑いなぁ!
こんな暑い日は…
そうだ、温泉に行って汗を洗い流しましょう!

その3・ことでんに乗って温泉に行こう。仏生山温泉へGO!に続く

夏休みの想い出2013 その1・瀬戸内マリンビューと呉線の旅

2013-08-17 | 鉄道

残暑お見舞い申し上げます


今年の夏は本当に、本当に暑いですね~!
暦の上ではもう秋らしいですが、「何の冗談だよ!!」 って気分です。
さてそんな暑い中、僕はこの1週間は夏休みで、ちょっと旅行に行ってきました。
ひたすら暑い中の休暇旅行の想い出話しに暫しお付き合いを。

平成25年8月10日

朝から新幹線に乗って、熊本を出発です。
新大阪行きの「みずほ600」号に乗車。



停車駅を最小限に絞って、新幹線らしい速さで走る「みずほ600」号。
熊本の次の次の次の停車駅はもう広島。ここで「みずほ」から下車。

広島から乗り継ぐのは…




瀬戸内海沿いを走る呉線の観光列車「瀬戸内マリンビュー1」号です!
10:06、広島駅を発車。


「瀬戸内マリンビュー」の指定席車の車内は、ゆったりソファーが並んでリゾート気分。

呉の観光協会の方による観光案内や、ワゴンサービスもあります。
おやつに広島レモンゼリーを買ってみました。



スライスしたレモンが入っていて、爽やかなお味です。


「瀬戸内マリンビュー」の車内は瀬戸内海を往く船をイメージしていて、羅針盤も据えられています。
この羅針盤は飾り物ではなく、船同様に揺れる走行中の列車内でちゃんと機能する優れ物です。


丸窓から瀬戸内海を見ながら走ると、本当に船に乗って海の上にいるような気分です。




…ちなみに「瀬戸内マリンビュー」は特別料金の不要な自由席も連結していますが、
こちらは完全に普通列車の雰囲気(笑)

途中の停車駅では、こんな熱い列車とすれ違いました。







地元プロ野球球団、広島カープの特別塗装列車です!
でも今日はみんな、この「広島カープ号」で市民球場に観戦に行くのではなく、
浮き輪を持って呉線沿線の海水浴場に行くみたいですね。



「瀬戸内マリンビュー1」号は広島から呉線を2時間あまり、のんびり走って12:27に終点の三原に到着。


走り去る「瀬戸内マリンビュー」を見送って、ここから再び新幹線に乗り換えます。

その2・500系こだまと快速マリンライナー、パノラマグリーン席で四国へ!に続く

イプシロンロケット試験機、打上げ延期…

2013-08-08 | 宇宙
イプシロンロケット打上げイメージ画像 提供:JAXA


先ずは、打上げ前に不具合箇所が洗い出せてよかった!

イプシロンロケット試験機による惑星分光観測衛星(SPRINT-A)の打上げ延期および
打上げ予定時間帯の変更について

(JAXAプレスリリース 平成25年8月8日 宇宙航空研究開発機構)

森田泰弘プロジェクトマネージャからのコメントも早速、出ています。
(森田先生、仕事早いッ!!)

イプシロンロケットによる惑星分光観測衛星の打ち上げ延期について
(イプシロンロケット/惑星分光観測衛星(SPIRNT-A)特設サイト)

何と言っても、ロケットはナマモノ。
やはり、組み立ててみて初めて分かる不具合というものは、必ずあります。
多くのロケットファン・宇宙ファンに愛され、誕生を心待ちにされている我らのイプシロンロケットです。
決して焦らず、じっくりと丁寧に慈しまれ育まれ、そして完璧な状態で思いっきり宇宙(そら)に羽ばたいて下さい!!
森田先生と関係者ご各位、“日本のロケットボーイ” の皆さん、
大変な暑さの中で本当にお疲れ様です。僕たちも身体を張って応援しております!!

打上げまでのドキドキは、何物にも代え難いロケットの醍醐味。
少しだけ長くなったドキドキの時間をじっくり味わって、リフトオフの瞬間を待つぞ!!
頑張れ、イプシロンロケット!翔べ、イプシロンロケット!!


新しい約束の日は、8月27日、13時45分。
灼熱の聖地・内之浦で、必ずまた会おう…!!

祝!愛車のVIVIOビストロが総走行距離20万キロ達成!!

2013-08-08 | 日記

私、天燈茶房亭主mitsuto1976の愛車、緑色のスバルVIVIOビストロが本日めでたく、
総走行距離20万キロを達成しました!!


勤務先から帰宅途中、ちょうど九州新幹線の高架橋の真下でカウンターが200000になりました。
その後、自宅に到着してから早速証拠写真というか記念写真を撮影。
既に日没後で車内が暗かったのでストロボが反射して分かり難いですが、200004キロになっています。

今から13年前、就職して2年目に購入して以来、ずっと僕の相棒のビストロ君。
一緒に遠く京都の妹夫婦の家や長野県佐久市の山の中にある“うすださん”(臼田宇宙空間観測所)、それから鹿児島県内之浦のロケット発射場や、船に乗って種子島宇宙センターにも行きましたっけ…

最近、エンジンの樹脂カバー部品が割れたり、パワステポンプのプーリーが折れ曲がったりと、寄る年波を感じさせるトラブルも起こしていますが、それでも修理をすれば復活してまだまだ元気なビストロ君。
先週も行きつけのスバルのディーラーでエンジンオイルとオイルフィルターを早めに交換してメンテナンスもバッチリ!
何しろ、今月末にはまた大隅半島の山を越えて内之浦まで、
イプシロンロケット初号機の打ち上げを一緒に見に行くんだからね!!

ねこ on ねこ

2013-08-06 | ねことか

でで~ん
ねこがねこの上に乗ってゴキゲン。


これ、実はねこ用爪とぎオモチャなんですが、
ももは当初は乗る用にしか使っていなかった模様。

でも最近、やっと本来の用途である爪とぎにも使い始めたとのこと。
だんだんボロボロに…



ちなみに、ももパパのかみちゃんは時々、これを昼寝用の枕に使っているそうですが…
でもこの調子だと、そのうちももに研がれ過ぎて、擦り切れて消えて無くなっちゃうかも?