天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

2014-15 イタリア三都ガリレオ追っかけツアー その3:ミラノ散歩。ドゥオーモ、ガッレリア、スカラ座

2015-01-25 | 旅行記:2014-15 イタリア

その2:ミラノ中央駅界隈からの続き

ミラノ中央駅前から地下街に潜って、自販機で市内交通24時間乗り放題チケットを買ってそのままメトロ(地下鉄)3号線に乗り、4つ先の駅はその名もドゥオーモ駅



ここでメトロから降りて地上に登ると…


目の前に突然現れる、この壮麗な建築が名高いミラノ大聖堂“ドゥオーモ” です!

ミラノの街の象徴であるこのドゥオーモが建っているドゥオーモ広場の、そのど真ん中にメトロの駅の出入口があるので、メトロの駅から出てくるといきなりドゥオーモが見えるのです。

人でごった返すドゥオーモ広場を抜けると、「世界一有名なアーケード商店街」であるヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア、通称“ガッレリア” があります。



ガッレリアは長さ200メートルほどのさほど長くないアーケードが中央で十字型に交差した形をしています。
規模はあまり大きくないのですが、その鉄とガラスの高い屋根で覆われた建築の装飾の素晴らしさと、建ち並ぶ店舗の豪華さには圧倒されます。
十字路の部分は屋根が巨大なドーム天井となっていて、天井画で彩られた様子はまるで大聖堂のよう…



そして、ガッレリアを真っすぐ進んでいくと行き着くのがスカラ広場。
ここにあるのが…

イタリア・オペラの殿堂にして世界三大歌劇場の一つ、スカラ座です!

オペラ好きとしては、ここはイタリアに来たからにはぜひとも行ってみたい場所。もちろん、僕も行きますよスカラ座に!
実はちゃんと、日本を出る前にネット予約でスカラ座の今夜の公演のチケットを押さえておいたのです。ああ、楽しみ…!!
(ちなみに世界三大歌劇場のあと二つは、パリのオペラ座とウィーンの国立歌劇場だという説と、いやブエノスアイレスのコロン劇場が入るという説と、いやいやMETことニューヨークのメトロポリタン歌劇場だという説と、その他諸説入り乱れて混沌としている状態…おそらく永久に結論は出ないでしょうが(笑)


さて、今夜のスカラ座が楽しみで今から気もそぞろですが、まだ正午前。まずは腹ごしらえと行きましょう。
ガッレリアとスカラ広場の周辺は観光客も多いので、レストランもたくさん軒を連ねています。

こちらはガッレリアのアーケードに店を構えるカフェですが、よく見ると…

GUCCI直営のグッチカフェです(笑)
さすが「世界一ハイソなアーケード商店街」でもあるガッレリア、喫茶店も世界の一流ブランド直営とは!


…でも、メニューのお値段は案外リーズナブルですね。コーヒーは3.5ユーロから。
GUCCIのコーヒーだから、やっぱりグッチのカップ(そんなのあるんだろうか…)に入って出てくるのかなぁ?

グッチカフェも気になりますが、今日はスカラ広場近くのレストランを予約してあります。
出発の数日前に日本からメールで予約したんだけど、結局予約確認の返信メールは来なかったなぁ…ちょっと心配だけど、お腹が空いたのでとりあえず今からその店に行きましょう!

その4:スカラ広場でミラノ風・昼ごはんに続く

青池保子先生サイン会@京都国際マンガミュージアムに行って来ました!

2015-01-18 | 博物館・美術館に行く

現在、京都国際マンガミュージアムに於いて漫画家の青池保子先生の原画展
『漫画家生活50周年記念 青池保子華麗なる原画の世界
「エロイカ」から「ファルコ」まで』

が開催されています(2月1日(日)まで)

青池保子先生といえば、綺羅びやかな主人公たちがギャグを絡ませながらもハードボイルドな本格的スパイアクションを演じるという少女漫画の枠を超越した傑作シリーズ「エロイカより愛をこめて」や、綿密な時代考証と重厚なストーリーで中世スペインの史実をドラマチックに描き出す大河作品「アルカサル-王城-」、その他にも様々な作品を生み出してこられた日本漫画界の巨匠!
僕も学生時代から数十年来、青池先生の愛読者です。「エロイカより愛をこめて」で海外(特にヨーロッパ)に憧れて、気が付けばヨーロッパを一人であちこち旅して回るようになり、「アルカサル-王城-」の聖地巡礼までするようになってしまったのは天燈茶房blogの読者の皆様もよくご存知の事。(笑)

そんな青池先生の原画展は是非一度観に行かねばと思っていたのですが、何とこの程1月17日(土)に青池先生ご本人が原画展会場にお越しになりサイン会が開催されるとのこと。
これはまたとないチャンス!僕の人生をこんなにも豊かなものにして下さった憧れの青池保子先生に直接お会いできる機会を逃す訳にはいかない!!

ということで、17日に京都に行って来ました!!(笑)



青池先生のサイン会は事前申込不要 で先着100名に当日の午前10時より整理券を配布、とのことだったのですが、何しろこういうイベントに参加するのはこれが初めてなので、何時ころから行ったらいいのか分からない。
まぁ整理券配布の1時間前くらいから並べばいいかな、等と考えていたら、何と朝8時頃から「既に50人位並んでいる」という現地からのツイートが!
「しまった、出遅れたか!?」と大急ぎで前夜から宿泊していた京都府下の妹夫婦宅を大急ぎで飛び出し、バスと地下鉄を乗り継いで会場の京都国際マンガミュージアムに到着したのが午前8時50分。だがしかし既に長蛇の列が出来ていて、列を整理していたミュージアム職員の方から「残念ですが…既に100名を超えております」との言葉が。

ガ━━(;゜Д゜)━━ン!!
ああ、なんてこった…完全に出遅れた。こんなに早く定員に達するなんて…_| ̄|○ il||li


しかたなく長蛇の列の最後尾に並んで、せめて原画展の展示だけでも観て帰ろうと思っていると、その間にもサイン会参加希望者が続々集まり列が伸びる伸びる…
結局、午前9時過ぎの時点で定員の倍の200人以上が列を作り、歩道上からはみ出した列をミュージアム敷地内に誘導する事態に。

「青池先生の人気の程が伺える…悔しいけど、壮観だね!青池作品ファンはこんなに大勢いたんだ!!」

…そして、先ほどのミュージアム職員の方が列の後方の人数を再カウントしながら一言。
「お客様、サイン会に参加されますか?」

Σ(・ω・`) えっ!?…も、もちろん参加したいです、参加させて下さいッ!!

奇跡は起こった!漫画の神様は僕を見捨てなかった!!(笑)
あまりのサイン会参加希望者の多さに、急遽数十人分の追加枠が設定されたのです!
「やったー!!青池先生にお会いできるぞ!!」



…ということで、お会い出来ました。青池保子先生に!

かなり緊張しながら先生に「実は、今日は熊本から来ました」と言うとかなり驚かれたご様子でしたが、いやぁ~熊本から京都なんて近い近い、日頃から相模原やつくばや種子島や内之浦に弾丸ツアーで行ってますからね(※さすがにこれは直接はお話しませんでしたが)(笑)
それから、「エロイカより愛をこめて」シリーズの中でも特に僕の大好きな作品「ハレルヤ・エクスプレス」の収録された単行本の巻末にサインして頂けました。もう大感激!

感極まってちょっと泣きそうになりながら
「学生の頃に読んだハレルヤ・エクスプレスでヨーロッパの鉄道旅行に憧れまして…今では、働いてお金を貯めて、少佐や伯爵が活躍したヨーロッパに旅しています。あちこち行きました、少佐と伯爵を追いかけて…
だから先生、これからも少佐と伯爵を世界中あちこち飛び回らせて大活躍させてやって下さい!そしたら…僕もその後を追いかけます!!」

と一気に話してしまうと、青池先生もそれをとても嬉しそうに聞いて下さっていました。

最後に握手させて頂いたのですが、あれだけパワフルな作品を産み出した手とは思えないほど華奢で小さな手だったのでまたびっくり。あの小さな手で、あれだけの作品世界を描かれているのか…

「先生、どうか今後もお身体に気をつけられて下さい…」





青池先生にお会い出来た感激に浸りながら、原画展の展示を観てまわりました。
若い頃から何度も読み返してすっかりお馴染みの、爆笑したり手に汗握ったり感動したりしたあの名シーンの、正真正銘の現物が観られてまたしても大感激。
そして、その原画のあまりの緻密さと精巧さ、美しさにはただ驚き見惚れるばかり…

「青池先生があの小さな手で、心血注いで描き上げられたんだなぁ…今後はストーリーを追うばかりでなく、絵ももっと気合入れて見ないといけないな」


ちなみに京都国際マンガミュージアムの併設カフェでは、原画展開催に合わせてこんな特別メニューも登場していた模様。
いや~これは…少佐と伯爵のことをよく分かってるじゃないか!(笑)
…もっとも、残念ながら僕が展示を観終えてカフェに入ろうとした頃には既に売り切れていましたが(´・ω・`)

サイン会会場で出会った青池ファン(同志?w)の方々から見せてもらったお宝も。



これは何と、1982年に発売されたオリジナルのドラマレコード!
僕もウィキペディアでその存在は知っていましたが、本物のジャケットを見るのはこれが初めてです。

サイン会会場の行列で僕のすぐ後ろに並んでいた若い女性の方が持参されていたもので、何でもお母さんが大のエロイカファンで、その影響(英才教育…(笑))で自分も青池作品のファンになったんだとか。
今日は青池先生のサイン会に行くと言ったらお母さんが「これを持って行って、先生に見て頂いて!」と託されたのだとか。

結局、無事に青池先生に見て頂けたようで、よかったね!(^^)


…かくして青池ファン同士の交流も楽しめて、本当に素晴らしいサイン会でした。
でも、今回は数百人の人たちがサイン会に参加できずに終わってしまったので、同じファン仲間として本当に気の毒だし残念…
是非また今度、サイン会第二弾を開催して頂きたいですね!!
そして…

青池保子先生、本当にありがとうございました。
これからも僕は、先生の作品を、少佐と伯爵をずっと追いかけ続けます!!
“部蝶”こと天燈茶房亭主mitsuto1976

2014-15 イタリア三都ガリレオ追っかけツアー その2:ミラノ中央駅界隈

2015-01-11 | 旅行記:2014-15 イタリア

その1:出発、福岡発アムステルダム経由ミラノからの続き

2014年12月28日

ボンジョルノ! イタリアに来て最初の朝です、おはようございます。

朝8時に空港近くのHoliday Innをチェックアウトして、昨夜は到着が夜遅過ぎて使えなかったホテルの無料送迎バスで再びリナーテ空港へ。
そこでミラノ市内の中央駅前行きリムジンバスに乗り継いで、ミラノ市街へと向かいます。
…乗り継ぎで時間が掛かるし、こんなことならやっぱり昨夜リナーテ空港に着いたらすぐミラノ市内までタクシー移動して、市内のホテルに泊まるような行程にすればよかったなぁ。



リナーテ空港からのリムジンバスは、ミラノ中央駅の正面玄関脇にある空港バスターミナルに到着。
今日はここで、一足先に前日にミラノ入りしている筈の今回の旅の同行者Leonaさんと待ち合わせて合流することになっています。
待ち合わせの午前10時過ぎより小一時間ほど早くミラノ中央駅に着いてしまったので、ちょっと駅の中を見て歩いてみることにしましょうかね。


ミラノ中央駅は、典型的なヨーロッパのターミナル駅スタイル。
ずらり並んだ行き止まり式の頭端プラットホームを堂々たるドーム屋根の天蓋が覆う、風格のある佇まいの駅です。
朝のミラノ中央駅には、イタリア各地の地方都市からひっきりなしに到着するビジネス特急に混じってヨーロッパ各国から来た寝台車を連ねた混成編成の国際夜行列車も姿を見せ、多くの乗客が降り立つプラットホームも活気にあふれています。


プラットホームを正面コンコースとは反対方向に歩いて、端っこまで来てみました。
イタリア鉄道トレニタリアが誇る高速列車ユーロスター・イタリア“フレッチャロッサ”(赤い矢、の意味)が停車中です。ファッションの国イタリアの列車らしくおしゃれなデザインは国際的に著名なデザイナーであるピニンファリーナが手がけたもの。かっこいいフレッチャロッサを見ていると、思わずこのまま乗りたくなってしまいますね!


ミラノ中央駅の端っこから臨む駅構内。
構内の入り口に凱旋門のような建物がそびえていて、フレッチャロッサや国際夜行列車はこの凱旋門をくぐってミラノの終着駅に入ってくるようです。

広大なミラノ中央駅のプラットホームを散歩しているうちに、Leonaさんとの待ち合わせの時間になりました。
空港バスターミナルで無事にLeonaさんと合流し、一旦荷物を今夜泊まる中央駅裏のホテルに運んで預かってもらうことにします。


ホテルに向かう道すがら、クラシカルなトラム(路面電車)に遭遇。


ミラノの街にはメトロ(地下鉄)が走っている事は日本のガイドブックにも詳しい路線図付きで書かれていますが、なぜかトラムについてはほとんど紹介されていないのでどんな路線を走っているのかはよく分かりませんが、風情のあるトラムにも機会があったら乗ってみたいですねぇ。

昨夜のHoliday Innとは打って変わって、とても親切で愛想も良いおじさんがフロントにいるホテルに荷物を預かってもらい、身軽になったら、さあミラノの街に繰り出しましょう!

その3:ミラノ散歩。ドゥオーモ、ガッレリア、スカラ座に続く

2014-15 イタリア三都ガリレオ追っかけツアー その1:出発、福岡発アムステルダム経由ミラノ

2015-01-08 | 旅行記:2014-15 イタリア

 この冬の旅先は、イタリア。
ちょっとしたきっかけで、かの国が生んだ偉大なる天文学者ガリレオ・ガリレイの足跡を追う旅に出ることになったのです。

…とは言え、あまりマニアックな“聖地巡礼”とはならず、北部イタリアの三つの街~ミラノ、フィレンツェ、そしてピサ~を目的地に定めたら後はゆる~くガリレオに関する場所を巡る、かなりリラックスした旅となりました。
そう、世界一リラックスした人々の暮らす国イタリアらしく、ね(笑)

そんな緩やかなイタリアの旅に、暫しお付き合い下さいませ…


2014年12月27日

今回の旅では、久しぶりに福岡空港からの唯一のヨーロッパで直行便、KLMオランダ航空のアムステルダム行きKL870便を利用。


お昼前に福岡空港を出発、搭乗時刻も午前10時頃なので、熊本県南部の自宅からでも当日早朝の新幹線で出発すれば余裕で間に合います。
前泊の必要が無いので、本当に楽で助かります。


午前9時過ぎ、アムステルダム行きKL870便となる機材がオランダから到着。
僕の好きなジャンボジェットのボーイングB747-400ではなく中型機のボーイングB777-200ですが、福岡空港の短い滑走路からユーラシア大陸を横断できるだけの燃料を機体に満載して飛び立てる飛行機は、飛行性能が極めて高いこのB777だけなので致し方なし。


KLMオランダ航空の機材には個別の機体愛称が付けられているのですが、今回の機材はKLMアジア仕様の「マチュ・ピチュ」号でした。
確か、KLMの福岡就航を記念して名付けられたその名も「福岡」号も存在する筈なのですが、まだ福岡空港で「福岡」号に出会ったことは無いなぁ…

午前11時、KL870便「マチュ・ピチュ」号はほぼ満席の乗客を乗せて定刻より若干早めに福岡空港を出発。


この日は南向きに離陸後、福岡市の上空を旋回して玄界灘へと抜ける飛行コースを取ります。
…地元九州の風景をヨーロッパ系航空会社の飛行機の窓から眺めるのは格別な気分ですが、どういう訳かKLMの機材は窓ガラスが酷く汚れているものが多くて、せっかくの空からの眺めもこの有り様。


玄界灘から黄海を経て、KL870便は満州からモンゴルを突っ切り一路シベリアへと飛行していきます。
福岡離陸から数時間後、眼下にはゴビ砂漠へと続く荒涼とした中国奥地の絶景が広がっていました。

ここで、お待ちかねの一回目の機内食タイム。




チキンの洋食と魚の和食から選べるので、洋食を選んだところチキンソテーのトマトソースでした。
福岡空港発の国際線では、福岡の老舗ファミリーレストラン「ロイヤル」直営のケータリング会社が作る機内食が提供されるので味は保証付き。

機内食を食べたら、あとはひたすら広大なシベリアの原野の上空を一路ヨーロッパ目指し飛んでいきます。



シベリアを飛び越え、ウラル山脈を過ぎて北欧の上空に差し掛かった頃、二回目の機内食タイム。




二回目は一種類のみの提供で、有無を言わさず出てきたのは何と「カレーライス」(笑)
…まぁ、日本のカレーは今や立派な“日本食”と認知されているので、これが最後の日本の味の食べ納め!?


カレーを食べてしまうと、KL870便「マチュ・ピチュ」号は雨のアムステルダム・スキポール空港に無事着陸。
なんか、この時期にスキポール空港に降り立つと大抵雨が降ってるなぁ。



スキポール空港では約5時間半の待ち合わせで、イタリアはミラノ行きのヨーロッパ域内線に乗り継ぎ。
時間がかなりあるので、ちょっと空港の下の駅から電車に乗ってアムステルダム中央駅まで散歩に行くことも出来るけど、雨だし寒いし面倒だしなので結局そのまま空港内で読書したりして過ごします。


それにスキポール空港はターミナルビル内に無料の公共Wi-Fiも飛んでるし、ご丁寧にもネットするためのデスクと電源も用意されてるしね。氷雨の降る凍えるアムステルダム市内を濡れて震えながら散歩するより、空港でぬくぬく本読んだり、Twitterでもしてた方が快適(いや、実際風邪引く心配も無いし、何より乗り遅れの心配をしなくていいから…)


そうこうするうちに搭乗ゲートにやって来たミラノ行き便の機材は…
何と、レトロなKLMオランダ航空のリバイバルカラー機!最初は一瞬、どこの航空会社の機材か分かりませんでしたが(笑)
航空マニアではないので詳細は分かりませんが、どうやら「KLMの会社設立90週年を記念してのものである」…というような事がジェットエンジンのカウリングに表記されていました。




アムステルダム・スキポール空港を午後9時ちょうど発、イタリアはミラノ・リナーテ空港行きKL1635便ボーイングB737-800は真っ暗な夜のアルプス山脈を飛び越え、午後10時半に無事にリナーテ空港に着陸。
ミラノにはマルペンサとリナーテの2つの空港があるのですが、日本からの直行便も発着するマルペンサ空港が巨大な国際ハブ空港なのに対してリナーテ空港はイタリア国内線やヨーロッパ域内線が就航していて、規模が小さな地方空港といった佇まい。
KL1635便もターミナルビルに横付けしてボーディングブリッジがつながれたりはせず「沖止め」のバス移動となりました。
おかげで機体のリバイバルカラーをじっくり眺めて、それから初めて体験するイタリアという国の空気を先ずは直接味わうことが出来ましたけどね。

ターミナルビル前の公共タクシー乗り場からタクシーに乗り、やっと今夜の宿である空港近くのHoliday Innに到着。
空港近くの筈なのに、一方通行ばかりの道路事情と滑走路を迂回する関係かやたらと時間がかかり、タクシー代も30ユーロ以上も取られて
「ああ~こんなことなら最初から空港近くじゃなくミラノ市内中心部のホテルにしとけば良かった…」とぼやきつつチェックインしようとすると、これまた陽気なイタリア人のイメージからは程遠い極めて無愛想で不親切極まりないフロント係に冷たい対応をされ、色んな意味で疲れ果ててやっと自分の部屋に到着。


…フロント係のサービスは酷かったけれど、室内は世界共通のHoliday Innらしいしっかりしたクオリティ。
今夜はぐっすり眠れそうです。


そしてバスルームには残念ながらバスタブは無いけれど、ビデはしっかり完備されているのが流石のラテンヨーロッパクオリティ(笑)


熱いシャワーを浴びて、ユーラシア大陸横断と飛行機乗り継ぎの疲れと汚れを洗い流したら、今夜はゆっくり寝ましょう。
おやすみなさい、そして、お久しぶりだねヨーロッパ。明日からまた、暫くの間よろしくね…

その2:ミラノ中央駅界隈に続く

明けましておめでとうございます。イタリアに行ってきました!

2015-01-05 | 日記
明けましておめでとうございます。
読者の皆様には、長らくのご無沙汰でした。

天燈茶房亭主は昨年末から、イタリアに出かけていました。
宇宙仲間と共にガリレオ・ガリレイの足跡を辿り、ピサとフィレンツェ、そしてミラノと北イタリアの三都を巡る大変忙しくも充実した旅の日々のうちに新年を迎え、お陰様で今日無事に帰国したところです。



先ずは新年のご挨拶代わりに、フィレンツェのガリレオ博物館 Museo Galileo に鎮座まします美しい渾天儀(天球儀) のご紹介を。
この天球儀をはじめ他の素晴らしい陳列品や、旅の想い出話は追ってまた旅行記に書こうと思いますので、今回も気長にお付き合い下さいませ。



それでは、今年も天燈茶房TENDANCAFEをよろしくお願いします。
天燈茶房亭主mitsuto1976 拝