天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

街で買い物。ついでに乗り鉄、プラネタリウム

2008-10-30 | 博物館・美術館に行く
熊本電鉄の電車たち、勢揃い

今日は有給休暇消化でお休み。
せっかくなので、普段は滅多に出かけない熊本の街で買い物をして来ました。

クルマで行くと、駐車場に停めたり駐車料金払うのが面倒臭い。JRの普通列車で行くのも飽きた。という訳で、自宅最寄の県道のバス停から路線バスに乗って行くことにした。

いつもは自分のクルマで走る道も、路線バスに乗って通ると何故か新鮮。バスマニアの気持ちも分からんでもないなあ、結構楽しいバスのショートトリップ。
JR鹿児島本線に沿って、熊本市内を目指す。九州新幹線の車輌基地の工事も進んでるようだね。

さて今日は、茶道で使う袱紗の新しいのを見に来たのだが、ついでに扇子や菓子切りのサックなんかの小物も新調。クリスマス柄の懐紙なんていう面白いものもあったので、これは贈り物用に購入。何だかんだと結構買ってしまった。

ついでに近くの郵便局で、小遣い程度の金額を値下がりしているユーロに両替。当面使う予定はないけれど、安いうちに換えておこう。
とりあえず、1ユーロ160円の頃に比べたらバス代程度の差益はあったかな。


路面電車に乗って、上熊本駅へ。


上熊本駅から、塗り替えてピカピカになったばかりの熊本電鉄の青がえるに乗車。


熊本電鉄の藤崎宮前駅から歩いて、熊本市立熊本博物館へ。
平日の空いた博物館で、プラネタリウムを見る。「ふたたび、月へ」と題して、月周回衛星「かぐや」の成果とアポロ以前の米ソ月探査競争時代からの月探査の歴史を紹介するプログラムだった。

最後に繁華街の大型書店を覗く。最近は専らネットで本を買うので、本屋で立ち読みをするのは久し振りだ。明川哲也と魔夜峰央の新刊を探すが見当たらず(どちらも来月刊行だった)、タイトルに惹かれて「宇宙百景」(小学館)を購入。

こんなに「休日らしい休日」を過ごしたのは久し振り。
満足して帰宅したら、頭が熱っぽくなってきた。街中で風邪をもらってきたらしい。はやく寝よう。

秋色瀬戸内阿房列車 第一列車寝台特別急行「はやぶさ」

2008-10-27 | 鉄道
山陽本線、瀬戸内海の朝

内田百先生曰く、「用事が無ければどこへも行ってはいけないと云うわけはない。」
なんにも用事がないというわけでもないけれど、京都に行って妹とねこに会い、夜汽車に乗って帰って来た。
乗ったのは熊本行きの寝台特別急行「はやぶさ」である。

百先生への無礼を承知の切り張り贋作「阿房列車」、読者諸兄におかれましては何卒御容赦の程。
御笑覧下されば幸いかと。


京都駅入線




開放2段式B寝台

「…もう夜半を過ぎている。明日の朝が忙しいと云う事はないけれど、ほっておけば汽車が勝手に走って行くから構わない様なものだが、もうそろそろ寝た方がよかろうと思う。しかし中中寝ると云うきっかけが摑めない。寝たら起きたくないし、起きたら寝たくない。」
(「列車寝台の猿 不知火阿房列車」内田百)


夜明けの海






新下関の0系新幹線車輌


「…今日もお天気がいい。遠くの山の襞まで、はっきり見える秋晴れである。朝はあんなに寒かったが、時間がたつに従い、又汽車が段段先へ行くにつれて暑くなった。関門隧道を抜け、博多を過ぎて、筑紫平野を驀進する頃は、コンパアトの寒暖計が二十九度に昇った。」
(「長崎の鴉 長崎阿房列車」内田百)









「…家に帰って玄関で一服して、それから茶の間へ上がった。見渡せば三畳の部屋が三つ続いている。何となく鼻がつかえる様な気がする。八代や鹿児島よりは狭い。しかしコンパアトよりは大分広い。」
(「鹿児島阿房列車」内田百)

松浜軒茶会、阿房列車の御座敷にて

2008-10-26 | 鉄道
熊本県八代市、松浜軒 雨の庭園から白菊の間を望む

僕は勤め先の茶道サークルで茶の湯の真似事のようなことをやっているのですが、教えに来て頂いている先生のお誘いで今日は秋の茶会に行ってきました。
稽古が足りなさ過ぎるので御作法もまだまだ未熟なので、真似事みたいな感じだったんだけどね。

会場はここ、地元八代市にある国指定の名勝「松浜軒(しょうひんけん)」。
元禄元年、御当地の領主松井家の当主が母親の為に創建した大名庭園で、かつては白砂青松の不知火海の浜辺にあったことから「浜の茶屋」とも呼ばれている。
不知火海が干拓された現在では一体は八代市街地となり、マンションがすぐ隣りにあったりするんですが、それでも今尚豪奢な庭園がそのまま残り市街地の中に残された異空間になっています。


秋の雨に沈む見事な庭園。
初夏には「肥後花菖蒲」が咲き乱れるそう。




庭に張り出した御座敷「白菊の間」で、濃茶を戴きました。

濃茶の作法は全然知らないから、後ろに先生に付いていて頂いて一々やり方をカンニングさせてもらってしのいだ始末で、付け焼刃もいいところなんだけど、浮世離れした雅な空間で楽しかった!
濃茶は飛び切り上等な抹茶を文字通り「練り上げた」もので、濃厚そのもの。茶会の参列者の皆さん数人で回し飲みします。
その感覚は飲み物というより食べ物(まるで流動食?)に近かったけれど、美味しかった。

ところでこの松浜軒、実は先の大戦の終戦後暫らくの期間に旅館として営業していた時期があり、まあ元は大名屋敷なんだからとんでもない高級旅館だから当然だろうが、昭和天皇はじめやんごとなき方々が訪れているそうな。
そんな松浜軒に宿泊した名士達の中に、作家の内田百(うちだ・ひゃっけん)の名がある。
夏目漱石門下生である文豪百先生、実は(恐らく日本で最初の)鉄道オタクであり、終戦後間もない昭和20年代から日本全国を「乗り鉄」して回ってその行程を代表作である「阿房列車(あほうれっしゃ)」シリーズとして書き上げておられるのだが、何故か松浜軒が大のお気に入りで度々八代まで足を延ばしておられるのだ。
そう思って座敷からお庭を眺めると、「ああ、この池と松林を“鉄オタの神様”百先生も見られたんだろうな」と感慨ひとしお。

帰り際に、玄関脇の小さな資料館に収蔵された松井家の茶道具を眺めて、受付の女性に「あの~、内田百先生についての資料はありますか?」と訪ねると「最近、内田百さんについて訪ねて来られる方が多いんですよ」と松浜軒と内田百の関わりについて記載された頁のある小冊子を手渡された。東京や北海道から来る人もいる、とのこと。
「僕も、今日は茶の湯で来たんですが実は鉄道オタクでして。松浜軒と百先生の関係も『阿房列車』で知ったんですよ。きっと、百先生について訪ねて来る人たちにも鉄道オタクが多いと思いますよ(笑)。
ところで、百先生の泊まられた部屋はどこになるんでしょうか、今でも当時のままですか?」
「ええ、内田百さんがいつも泊まられたのは奥の『白菊の間』です。ちょうど今日のお茶会の会場になっていますね」

何ですとーーー!?

「僕は、まさに百先生の部屋でお茶を戴いたのか…!うわー、感激です!」
鉄道好き冥利に尽きるとは正にこの事!

…「大きな池が座敷の前庭にひろがり、折れて座敷の廻り廊下に沿い、向うの出島の裾を洗って、まだ続いた先が一番広い。広い所の池心へ伸びた八ツ橋があり、狭く括れた所に出島へ渡る一枚岩の石橋がかかっている。出島は小さいけれど大木が繁り合い、鬱蒼とした森林の景を呈する。池の水面に浮き草が浮かんで、向う岸の浅くなった所には睡蓮が咲いている。」(鹿児島阿房列車後章)
…「鳥栖で鹿児島本線の下リ三五列車「きりしま」に乗り換えて、八代に向かった。午後二時二十一分八代駅着、宿の女中頭御当地さんが出迎えた。(中略)お庭は蒼蒼として平澄、池を隔てた吹上に突兀と聳え立つ老松は、いつ来ても微かな松韻をかなでている。」(長崎の鴉 長崎阿房列車)

あいのり衛星の名付け親になってみようか

2008-10-24 | 宇宙
温室効果ガス観測技術衛星「いぶき(GOSAT)」 画像提供:JAXA

この冬、H-IIAロケット15号機で打ち上げられる「いぶき」。
パワフルなH-IIAの能力を余すことなく利用すべく、7つの小さな「あいのり衛星」をひきつれてにぎやかに旅立ちますが、
そのうちの一つで香川大学のテザーロボット衛星「STARS」の愛称を募集しています。

香川大学発の人工衛星 愛称募集!(JAXA産学官連携部)

親機と子機がひも(テザー)でつながった状態で、宇宙空間でひもの伸縮により子機の制御が出来るか実験を行うSTARS、
愛称も親子それぞれ別々に付けてもよし、親子まとめて衛星の総称としてもよし、或いは両方付けてもいいそうです。
ひもでつながった親子衛星というユニークな形態の衛星なので、楽しい名前を思いつきそうだね。
GOSATの名付け親になれなかった僕も、リベンジを期していい名前を考えてみます。
締め切りは11月25日。

ちなみに名付け親には特典として、抽選で「香川大学グッズ詰め合わせ」がプレゼントされるそうな。
香川大学グッズ…?
よく分からんが、欲しいぞ!

オリオン座流星群の夜

2008-10-21 | 宇宙
ハレー彗星から生まれるオリオン座流星群。
今年はハレー彗星の撒き散らした塵の流れと地球の距離が離れてしまうのでイマイチ条件が良くないとかで、まあそんなに期待できないとのことだったんだけど、夜空を見上げて来ました。

で、やっぱり流れ星は見えなかった。
残念。

僕の下宿の近くを流れる小川の橋の上から見たんだけど、星はよく見えたけれどもハレー彗星のかけらの流星は見えず仕舞い。
橋の上には、先客で夜釣りの人がいたんだけど、突然寝間着姿で現れて呆けたように夜空を見上げて溜息ついて帰っていった謎の男を不審に思ったろうなぁ。。。


帰り道、道すがらの赤提灯。
僕は外で飲むのが苦手なので、帰って寝酒をひっかけよう。

明日は、インドの月探査機チャンドラヤーンの打ち上げです。

新幹線の名付け親になってみようか

2008-10-20 | 鉄道
平成23年春から山陽新幹線と九州新幹線(新大阪~鹿児島中央間)で直通運転を開始する新幹線の列車名の募集が始まりました。

あと3年もしないうちに、新大阪まで直通する列車がうちの近所の高架橋を行き交うようになるのかー。
しかし、その頃この青い列車はもういない…

寝台特急「はやぶさ」(東京―熊本間で運転)


「はやぶさ」は来年春のダイヤ改正で廃止され、本州へ直通する夜行寝台列車は九州から消滅する。

だから僕は、3年後に「はやぶさ」が新幹線になって九州へと帰って来るようにと願いをこめて応募しました。
再来年、小惑星のかけらを抱いて地球へと帰って来る、同じ名前の宇宙船を出迎えるのには間にあわないけれど…

JR九州とJR西日本のホームページから応募できます、11月30日まで。
あなたも新しい新幹線に、自分だけの想いをこめた名前を付けてあげては如何でしょう。

秋の京都・オトナの修学旅行その5 京都タワーから見る夕焼け

2008-10-19 | 旅行
四条通から歩いて南下、JR京都駅に到着しました。
1日中歩き回って食べて遊んだオトナの修学旅行もいよいよお仕舞い。最後に、「あれに登って締めるかー!」

京都駅烏丸口前に聳える京都タワー。
列車で京都に来たり通ったりする度に否応無く目に入るこのタワー、以前一度登ったことがあるんだが、あれは確か大阪で「花博」を見た時だったから、平成2年!?
18年も前だ。

そこはかとなく「昭和のかほり」が漂う駅前ビルに入って、シュールなお土産物屋さんの奥にある窓口で入場券を買ってエレベーターに乗って、何故か途中でエレベーターを乗り換えて地上100メートルの展望室へ。

「おお~!ちょうど夕焼けが見える」
「景色が奇麗だねー。案外、楽しいかも」



無料の双眼鏡を覗いてみると、夕陽を浴びて金色に染まったN700系新幹線が眼下の京都駅を出発して行く様子が鉄道好きには感涙モノ。
500系「のぞみ」や「トワイライトエクスプレス」が京都駅を通る時間を見計らって見に来ると面白いかもね。



「今日はホントによく歩いたな。
あそこに小さく紅く見えるのがスタート地点の平安神宮の大鳥居だろ?
あそこで京都市美術館を観てから祇園を通って、四条大橋で鴨川を渡って、四条烏丸から南下して幻の六条通を探して、東本願寺の正門前を通ってここまで歩いたのか。
このまま、ももちゃんの留守番してるkamimog家まで歩いて帰ろうか?」
「歩きたいなら勝手にどーぞ。私は先に電車で帰るから」

それにしても今日は疲れた。今夜はゆっくりお風呂に入りたいから、入浴剤でも買って帰ろうか。
留守番ねこのももちゃんと仕事に行ってる旦那のkamiちゃんにも何かお土産を買って帰らないとね。
それと、自分用にも何かお土産を。何てったって今日は「オトナの修学旅行」なんだから、修学旅行といえば木刀とかペナントとか、意味不明なお土産を買わないとね!
で、京都タワー下のお土産屋さんで見つけ出したのがこれ。

大和魂Tシャツ!
日の丸も付いてるしカッコイイ!…って、こんなのマジで商品化されてたとは。。。
「…それ、本当に買うの?」
「もちろん!こんな面白いもの見逃す手はないぞ!」
「いいけどね、恥ずかしいから、日本国内では着ないでよね」
仕方がない、今度海外にバックパッカー旅行に行く時にでも着るか。

かくして秋の京都を満喫したオトナの修学旅行、これにて無事終了!
でも僕はこれからkamimog家でお風呂を戴いてから、そのまま今夜半に京都駅を発車する寝台特急「はやぶさ」に乗って熊本に帰るんだよね。

「はやぶさ」に乗って、数時間前に登ったばかりの灯りの消えた京都タワーを見ながら京都駅を出発すると、mogmogからメールが入った。
「今度は奈良にでも行こう。それから、家に着くまでが修学旅行!気をつけて帰って」
奈良か、いいねぇ今度は奈良でオトナの修学旅行しよう!


秋の京都・オトナの修学旅行 終

ご隠居もぐさん

2008-10-18 | ねことか
最近、実家の居間の一角を自分専用の昼寝スペースに決め込んだご隠居ねこのもぐさん。
タオルも敷いてもらって、いつも同じ場所で居睡り。




顔面に接近した携帯電話のカメラに気がついて飛び起きる。
「なんだなんだ!?」


こちらを凝視してから、やれやれとまた寝てしまうもぐじいさんでした。
そろそろ冬毛に生え変わり始めてるのかな、ちょっと毛並みがよくなってきたね。

秋の京都・オトナの修学旅行その4 古都ミステリー幻の六条通と屋根つき東本願寺

2008-10-18 | 旅行
巨大卵焼きの乗った鰻丼を堪能してから、腹ごなしに京都駅まで歩いて行くことにしました。

繁華街の四条通から四条烏丸の交差点を通り、室町通を京都駅目指し南下。
このまま歩けば、何キロくらいあるのか知らないが京都駅近くに着く筈。それにしても今日はよく歩くなー。

並んで歩くmogmogから「ミーちゃん、幻の六条通のことを天燈茶房に書けば?」と言われた。
「六条通?なにそれ」
「京都には一条、二条、三条って順番に通りがあるじゃない。でも何故か六条通だけは人に知られてなくて、六条通は無いと思ってる人もいるのよね。それで『幻の六条通』って呼ばれてるのよ」
ふーん、京都版の都市伝説か何かかな?まあ、せっかくだからネタ収集に行ってみるか。

今、四条通から南に向かってるから、どうしたって五条、六条と交差して「幻の六条通」に行き当たる筈。しかし…
「あれ?東本願寺の裏口に行き当たっちゃったぞ?六条通なんてあったか?」
「途中でいくつか通りを越えてきたけど、気が付かなかったね。」
まさか、本当に行けども辿り着けない幻の通りなのか、六条通は…?


烏丸通に出て北の方に戻ると、ようやく「六条通り」の標識が出ているのを発見。
「なーんだ、ちゃんとあるじゃないの六条通。」


これが「幻の六条通」です。
大通りの四条通や五条通に比べたら小さくて目立たない路地だから、いつの間にか忘れ去られて「幻の六条通」になっちゃったのかもね。



帰宅してからちょっとネットで調べてみたら、六条通は駅やバス停がある訳でもないし有名な寺社もなくて影が薄く、それに道幅がとても狭い上に距離も短くて、地図などでも六条通の名称記載を省略していたりする場合もあるので、いつの間にか忘れられて「幻の六条通」などと揶揄されるようになったのではないか、という事が解かった。
…しかし、それらとは別に気になることがあるのだ。
鴨川の六条河原。
古くから刑場として知られ、幾多の敗軍之将が斬首された場所だが、それ故に京都では「六条」は縁起が良くないとされ忌避されているというのだ。
通りの名前が縁起が悪い「六条」なので、敢えて目に触れないようにしてきたという事情もあるのではないだろうか。
まああくまで僕の想像ですけどね。それに、六条河原自体は六条通とは全然関係ない場所にあるみたいだし。


六条通から烏丸通を少し下ると、東本願寺。
本殿は改修中なのか、巨大な屋根が掛けられていてまるでロケットの整備組立棟かアリーナのような外観になっている。
さっき裏口に出てしまったけど、東本願寺の社宅(…いや、寺宅か?)のアパートまであった。袈裟を着た坊さん達が朝な夕なぞろぞろ出勤したり帰宅したりするんだろうか、壮観だろうな。。。
「凄いね。大企業の本社ビルみたいじゃない」
「う~む、宗教法人はお金持ってそうだしなぁ」などと不謹慎なことを口喋りながら我々非善男非善女は無事、平安神宮から京都駅まで踏破したのでした!

さて、そろそろ陽も傾いてきたし…最後に京都タワーに登ってみようかな

GOSAT、その名は「いぶき」

2008-10-18 | 宇宙
温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT) 「いぶき」 画像提供:JAXA

「いぶき」と最初に聞いて、東海道本線の列車に乗って米原付近を走行しているときに見える峻険な山影が浮かんだけど、それは「伊吹」。
これは地球の息吹を見つめる宇宙船です。
「いぶき」、なかなかいい名前じゃないか。

温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)の愛称募集結果について(JAXAプレスリリース)

それにしても…「あ~あ、今回も名付け親になれなかった!」
新しい衛星が産まれる度に愛称募集キャンペーンに応募したり、愛称を公募していなかった宇宙研の科学衛星にも的川先生の「YMコラム」宛てに勝手に愛称候補作を送らせてもらったりと地道に「命名工作活動」をしてきたけど、今尚命名の実績ゼロ…

僕はどうも毎回大上段に構えて、大仰で荘厳過ぎる名前を考える傾向があるから、そのせいかな?
そう思って今回は明るく爽やかな名前を考えたんだけどね…
「飛べなかったね、僕の温室効果ガス観測技術衛星『おおぞら』君…」
(※10/25補足:「おおぞら」の名前は1984年に内之浦から打ち上げられた宇宙研の中層大気観測衛星の愛称として既に使われていました。ごんざぶろうさんから教えて頂きました、ありがとうございます。)

まあ、「いぶき」はセンスも良くていい名前だと思うから、僕も納得しました。やっぱり、選ばれるべくして選ばれた愛称という感じですね。

選定愛称提案者は抽選で種子島宇宙センターでの「いぶき」の打上げにペアでご招待か。うう、羨ましい。。。
それにしても、もうすぐ打ち上げなんだよね、今年は種子島からの夏のロケットがなかったから、久し振りのH-IIAの打ち上げだ。
見に行きたいな、行かないとな、種子島に!

秋の京都・オトナの修学旅行その3 祇園と卵焼き鰻丼

2008-10-16 | 旅行
風情のある散歩道とレトロ商店街を歩いて、いよいよ祇園にやって来ました。

祇園!町家!舞妓はん!いいねぇいいねぇこれぞベタな京都観光って感じだねぇ!
だが、しかし…
「おいmogmog、こんな映画館とか飲み屋があるような歓楽街が祇園なのか?
町家は?それに舞妓はんはどこにいるんだ?」
「…あのねミーちゃん(僕は家族からこう呼ばれてるんですよ、もう32歳のオヤジなのに…)、祇園ってもともとこんなとこだよ。
それに、いくら祇園だからって舞妓さんが真っ昼間からうろうろしてる訳ないでしょーが!舞妓さんは夜になったら、そこの祇園ホテルの辺りに沢山出てくるよ」
ふーん、そういうもんなのか。


でも、祇園の繁華街を一歩裏道に入るとこんな感じ。しっかり町家が建ち並んでてくれます。
それに舞妓はんもその辺を歩き回ってるけど、mogmogによると「あの人たちは本物の舞妓じゃなくて、正体はただの観光客」なんだそうな。(京都在住の「猫と惑星系」のbbsawaさんからも情報提供戴きました。いつもありがとうございます)
「コスプレの一種か。そういう体験観光ツアーがあるんだな」
でも道往く観光客はコスプレ舞妓はんを見て大喜びで記念写真撮ってるけど…いいのかな?



家人へのお土産に京都らしく専門店でお香を買ったりしてから、祇園の四条通を南座の建物を見ながら進み、レトロな中華料理屋が向こう岸に見える鴨川を渡って、河原町へ。人が増えてごった返してきました。
高瀬川に沿った脇道に入って、「ここが鴎外の『高瀬舟』の舞台かぁ~」とか云いながらちょっと散策。
それにしても今日はよく歩く。平安神宮からここまで歩きっぱなしだ。何故こんなに歩くかというと、有酸素運動をしてお腹を空かせないといけない理由があるからです。

その理由がこれ。

「京極 かねよ」の鰻丼。これもmogmogのリクエスト。


ただの鰻丼ではありません、卵6個くらい使ってるんじゃないかという巨大卵焼きが乗っかった「きんし丼」。


卵焼きをめくると鰻が登場。

雑誌か何かでこれを見て「すごかったから一度食べてみたかったので、ミーちゃんが来て丁度いい機会だと思って」mogmogはここで昼食にしようと思ったらしいのだが、
「卵って栄養があるから、あれだけでかい卵焼きだと…多分2000キロカロリーくらいあるんじゃないか?」と恐れをなした彼女は、とにかく歩きまくってカロリーを消費してからこの店に来る計画を立てたらしい。
…って、妹よ、気合い入り過ぎ!

きんし丼、おいしいからスンナリお腹に入っちゃいました。
卵焼きをビールのアテにして一杯飲んでから、鰻も食べられるので満足。

さて、腹もくちくなったし…「腹ごなしに京都駅まで歩こうか?

ももこ受難

2008-10-15 | ねことか
ももちゃんの見据える視線の先にあるのは…


大好きなピンク色の棒。
とにかく、自分より小さくて動き回るものは大好きなももちゃん。


じっと狙いを定めて…


つかまえた!

得意満面のももちゃん、この後で調子に乗って忍び込んだ浴室でお湯を張ったバスタブに転がり落ちた。

ずぶ濡れのももこ、水音に気が付いたmogmogに救助されてドライヤーで乾かしてもらって思わぬ入浴になったけど、これがトラウマになってお風呂嫌いにならないといけど。
熊本の実家のもぐさんも若い頃に風呂桶に落ちて、それ以来風呂が怖くなったから洗ってやる度に恐怖でパニックを起こすんで大変なんだよなぁ~

秋の京都・オトナの修学旅行その2 白川散歩道とレトロ商店街

2008-10-15 | 旅行
平安神宮と京都市美術館を後に、東山界隈(と呼んでいいのか、土地勘がないのでよく分からないが)を散策。

途中、歩いたら気持ち良さそうな柳並木の川沿いの路を見つけたのでそちらへ行ってみる。

白川と云うらしいこの川沿いの路、何だかテレビドラマの「京都旅情サスペンス殺人事件」とかに出てきそうな風情でしょ?
主人公の刑事だか探偵だか記者だかが妙齢の和服美人と並んで「犯人は…う~む解からん」とか唸りながら歩くシーンのイメージね。

場所はこの辺です。


川に掛かった細くて転がり落ちそうな石橋を渡って横丁に入ると、昔ながらの商店街があった。

シャッター通りになってるけど、ロケーションは悪くないんだからレトロ商店街を売りにすれば観光客が遊びに来るかも知れないんだけどなぁ。。。

知恩院の山門の前を通って、これから祇園に向かいます
舞妓はんいるかな~?

秋の京都・オトナの修学旅行その1 京都市美術館と平安神宮大鳥居

2008-10-14 | 旅行
引退間近の0系新幹線「こだま」号に乗って、関西京都にやって来た。
京都ではいつものように妹夫婦kamimogファミリーの新婚ハウスに転がり込んで1泊。
翌日の日曜日はmogmogに案内してもらって京都観光。

ところで僕は遠い昔の高校生だった時に修学旅行で京都に来たことがありまして、「グループ行動」で同級生と一緒に京都市内を観て回った…ことがない。
当時から鉄オタだったので、グループリーダーに頼み込んでわざと「途中ではぐれた」ことにしてもらって、そのまま山陰本線の乗り鉄をしに行ったのだ。
だから、今回は案内役のmogmogにリクエストしましたよ、「僕は、京都で修学旅行をしたいぞ!」

という訳で、秋の京都で15年ぶりに修学旅行のやり直しをしてきました。

まずは「おけいはん」に乗って三条駅へ。
駅前の謎の巨大「土下座像」に大笑いしながら、東山ユースホステル方面へと歩く。
観光客だらけで、コンビニの駐車場が東南アジアの屋台街みたいなとんでもない状態になってる参道を歩いて行くと見えてきたのは…

平安神宮の大鳥居。
でかっ!靖国神社の大鳥居とどっちが大きいのかなー。
「いいねぇいいねぇ京都の定番観光スポットだねぇ。修学旅行生はあんまり来てないみたいだけど、学園祭か何かで大学生が大勢いるからまあいいか。」



でも、平安神宮にはお参りせずに、参道脇にあるこのレトロな建物へ入る。

京都市美術館。
ここで現在開催中の「芸術都市パリの100年展― ルノワール、セザンヌ、ユトリロの生きた街 1830-1930年」を鑑賞する。
これはmogmogのリクエストだったのだが、なかなか見応えがありそうなので僕も異存はない。
かなり混雑していたが、それでも充分堪能できた。また、レトロで重厚な美術館の建築も素晴らしい。
「雪の広場にいるサイの画がよかったね」
「うん、あれが一番凄かったな。観てるだけで寒くて風邪をひきそうな気分になった」
などと感想を言い合いながら、秋の京都・オトナの修学旅行は続く