天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

さよなら0系

2008-11-30 | 鉄道
今日をもって、日本の初代新幹線車輌「0系」は定期営業運転を終了しました。

僕もつい先程、最後の列車となった山陽新幹線「こだま659」号に小倉から博多まで乗車、0系新幹線の最後の旅を見届けました。
終着駅となった博多駅では大勢のギャラリーの出迎えと、そして驚きの“特別ゲスト”も登場し、0系の最後の晴れ舞台に華を添えました。
詳細は明日以降、ぼちぼちレポートを上げますので今しばらくお待ちを。


お疲れ様でした、そしてありがとう。みんなの夢の超特急、0系新幹線。


さよなら前夜

2008-11-29 | 実況
明日で営業運転を終了する初代新幹線0系を追いかけて、ついでに寝台特急「はやぶさ・富士」も追いかけて木枯らし吹きすさぶ北九州を彷徨中。
さて、今夜はどこで夜を明かすか…

新橋駅で汽車見

2008-11-27 | 鉄道
♪汽笛一声新橋を はや我汽車は離れたり
愛宕の山に入りのこる 月を旅路の友として

朝なので月は出ていないし、愛宕の山も見えないけれど、
新橋駅を通過する列車を見るのは楽しい。


東京駅へと向かうリゾート列車「リゾート踊り子」号。


さっきまで乗っていた寝台特急「はやぶさ・富士」号が回送列車となって通過していく。

さあ、そろそろ行こう。
「ゆりかもめ」に乗って、日本科学未来館へ!

ブルートレイン乗車中にコンビニで買い物

2008-11-27 | 鉄道
先々週にブルートレイン「はやぶさ」に乗って東京の日本科学未来館に行く途中、門司駅でやってみました。
駅に停車中の寝台特急から降りて駅ビルのコンビニで買い物をして、また寝台列車の車内に戻る。

門司駅に到着。寝台車を降りて、駅の外へ出る。


コンビニで買い物を済ませ、駅に戻ると何故か到着した隣のプラットホームに「はやぶさ」が!


西○京太郎か松○清張ばりの鉄道ダイヤトリックと思いきや、タネを明かすと単に「はやぶさ」が門司駅に30分近く長時間停車して、その間に後から来る「富士」と連結するってだけの話しなんだけどね。
ちなみに本来は寝台券は使用中に改札口を出ると使用放棄と見なされて無効になるのだが、食堂車も車内販売もない夜の上り「はやぶさ」では乗客が食べ物飲み物を入手する為の救済策として、改札通過が「顔パス」になります。

JAXA内之浦宇宙空間観測所 特別公開2008その4 観測ロケットS-520ランチャドーム

2008-11-27 | 宇宙
写真:ドーム内の観測ロケットS-520ランチャ

JAXA内之浦宇宙空間観測所 特別公開2008その3 ミューロケット発射装置駆動操作体験からの続き

日本初の人工衛星「おおすみ」が打ち上げられた場所であるKSセンターにやって来ました。
ここではお楽しみ抽選会が行われていて、残念賞の特製鉛筆を貰ったりしてから、観測ロケットの打ち上げられるランチャドームへ。


ドーム内でスタンバイしている観測ロケット用のS-520ランチャ。


本番の打ち上げ時には、ランチャの頭上にある天蓋扉が開きそのままドーム内から観測ロケットが打ち上げられる。
8月に僕が熊本県八代市の球磨川の河川敷で見た夏のロケットも、このランチャから飛び立ったんだねぇ…」


ドームのコンクリート床に残されていたロケット噴射痕。
小さいながらもミューロケットの第1段と同じ性能を持つ、観測ロケットの力強さの証し。

と、ここで本番の打ち上げ時同様にS-520ランチャの発射姿勢をとって天蓋扉を開くデモンストレーションがあった。

やっぱりカッコイイですねー!!


ロケットは子供たちに大人気。
ランチャの操作法を、担当者の方自ら親切に教えてくれました。


ランチャドーム向かいの組立室内にも、各種自走式ランチャがずらり勢揃い。

再びバスに乗って、コントロールセンターへ。
レトロな室内を見学してから、またバスに乗り内之浦宇宙空間観測所で一番高い台地に設置された20mパラボラアンテナを見に行く。



パラボラアンテナの直下から見る駆動実演は凄い迫力。
しかし「あ!あそこに鳩がとまってる」と同行の方が指差す。
実際、これだけ動くのに何故かパラボラアンテナは鳩のお気に入りだそうで、巣をかけられてフン害が酷いらしい。
「機械にフンが付着して故障の原因になるんで困ってるんですよ」
アンテナの管理の為に赴任してくるメーカーの社員さんの最初の仕事は、パラボラのお椀によじ登ってフン掃除をすることだとか。大変ですね…。

最後に入場口脇の宇宙科学資料館を見て、今年の内之浦宇宙空間観測所の特別公開見学は無事終了。
生憎の天候で寒かったけれど、楽しめました!

ここまで同行して下さった「ミニ宇宙教室」で知り合った方と「またいつか、どこかの宇宙イベントで会いましょう」と再会を約束して別れる。

この海の向こうの空に向かって、イプシロンロケットが飛び立つ日がはやく来ないかな…
そんなことを考えながら、大隅半島の端にあるロケット打上基地を後にした。

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JAXA内之浦宇宙空間観測所 特別公開2008その3 ミューロケット発射装置駆動操作体験

JAXA内之浦宇宙空間観測所 特別公開2008その3 ミューロケット発射装置駆動操作体験

2008-11-26 | 宇宙
写真:M組立棟から見るミューロケット発射装置

JAXA内之浦宇宙空間観測所 特別公開2008その2 特別講演「ミニ宇宙教室」からの続き

「ミニ宇宙教室」を受講している間にミューロケット整備塔の大扉が開き、ロケットランチャが引き出されていたので近くに行って見ます。


真下から見上げる整備塔の開口部。
ここに世界最高の性能を誇った珠玉の全段固体燃料ロケットM-Vの歴代各号機が収まり、整備され、打ち上げられていったのだ。


整備塔内から旋回して引き出されたロケットランチャ。
本番の打ち上げ時さながらに放水が行われています。


デフレクターにくっきりと残る、打ち上げ時の火焔による溶融痕。
どろどろに溶け崩れたコンクリートの表面が、爆裂する固体燃料ロケット噴射の凄まじさを物語る。


ロケットランチャの前では、モデルロケットの打ち上げ大会が開催されていました。

ここで、もう一度地下の発射管制塔(ブロックハウス)へと潜る。
今日の特別公開の目玉、ミューロケット発射装置(ランチャー)の駆動操作体験が出来るのだ!
ランチャー駆動操作体験は一応「小学生が対象」とのことだったが、ここで躊躇する訳にはいかない。思い切って頼んでみる。
「オトナですが、ランチャー動かしてみたいんです!駆動操作体験やらせて下さい!!」
結局、子供たちの体験が終わった後でならOKということになり、職員の方と「イプシロン早く打ち上げられるといいですねぇ」等と歓談しつつ暫し待つ。

子供たちが操作を終えて、発射装置管制担当の職員の方が「ハイ、今から大人の方がやります」と地上スタッフと連絡を取るのを聞きながら、ヘッドセットマイクを付けてコンソールに向かう。本番の打ち上げ時と同じ手順で、整備塔の大扉の戸締めをやらせて貰えました。
ヘッドセットマイクに「大扉閉鎖します、3・2・1・閉鎖!」と呼称しながらスイッチを押すと、モニタに映し出された大扉がゆっくりと閉まり始めた。これはロケット好きには堪えられません、思わず興奮します!
「おお~!僕がミューロケット発射装置の扉を閉めたんだ、感動!!」

感動の余韻に浸りながら地上に出て、「さっきあの大扉を閉めたんだなぁ」などと呟きつつ整備塔を眺める。
この「ミューロケット発射装置」もロボケットこと次期固体燃料ロケット「イプシロン」の登場により役割を終え、撤去される運命なのだろう。
鉛色の海を背景に聳え立つロケットランチャを見ながら暫し、感慨に耽った。

ここで再び先程の「ミニ宇宙教室」で知り合った方と合流し、構内巡回バスに乗って「KSセンター」へ向かいます。

JAXA内之浦宇宙空間観測所 特別公開2008その4 観測ロケットS-520ランチャドームに続く

JAXA内之浦宇宙空間観測所 特別公開2008その2 特別講演「ミニ宇宙教室」

2008-11-26 | 宇宙
写真:ミューセンターのM組立棟内部

JAXA内之浦宇宙空間観測所 特別公開2008その1 内之浦への道とM発射管制塔からの続き

ブロックハウスから地上に出て、M組立棟へ戻ってきました。
今からここの会議室で行われる特別講演「ミニ宇宙教室」を聴講することにする。

1コマ30分のミニ宇宙教室とは云え、何と「宇宙研のイケメン天文学者」こと対外協力室教授の阪本成一先生や、ロケットファン注目の「イプシロン」こと次期固体ロケット研究チームを率いる森田泰弘先生、それに種子島のロケット打ち上げ担当の小野哲也先生という豪華教授陣が次々に登場するのだから、これは見逃せない!


まず1時間目は、「2008年宇宙の旅―太陽系から宇宙へ―」と題した阪本先生の授業。
鹿児島空港へと向かう飛行機の機内で先生自ら撮られたと思しき空の写真や、能代多目的実験場でのM-Vロケット2号機の2段目モータの地上燃焼試験の動画、さらに国立天文台の宇宙旅行シミュレーションMitakaを使っての授業で、「宇宙とは何か、そして宇宙に行くということ」を楽しく学ぶことが出来ました。
それにしても、さすが「体育会系天文学者」を自任する阪本先生、まるで学校の部活動の頼もしい先輩のような語り口で熱く宇宙を語る授業に子供たちも大人もグングン引き込まれて、非常に密度の濃い授業になりました。
予定時間の30分だけでは到底物足りない、もっと阪本先生の話を聞いていたかったぞ。


続いて2時間目は、次期固体ロケット「イプシロン」のプロジェクトマネージャ森田泰弘先生による「次期固体ロケットのお話」。
世界最高の固体燃料ロケットだったM-Vロケットの後継機となる新しい固体ロケットについての、非常に丁寧な説明。
「コストを省けるところは思い切って省き、性能が求められるところには最高の技術を惜しみなく投入する」というコンセプトで結果として「非常にお得なロケット」となるということ、
そして「打ちやすいロケット」を目指して複雑で大人数での作業だった打ち上げまでのプロセスも大幅に簡素化すること、
更に「内之浦でイプシロンを打つための具体的な検討策」まで、次期固体ロケット「イプシロン」の現在見えてきている姿を紹介して下さいました。

ちなみにこれが「具体的な検討策」。内之浦に「イプシロン」の1段目となるH-IIAロケットの固体ロケットブースタSRB-Aを搬入しようとすると、「出水田旅館さん近くの電柱」が引っ掛かるらしくて、搬入時には電柱を移動してもらうつもりだそうです。
って、もうそこまで具体的に話しが進んでるとは…
「イプシロン」の初号機打ち上げは2012年を予定しているとのこと、もうあと数年でここ内之浦から再び衛星を乗せたロケットが旅立つんだなぁ、ワクワクしてきた!

しかし森田先生、本当にロケットを愛しておられるんだなぁ…
M-Vロケット6号機によるX線天文衛星「すざく」打ち上げ時のロケット搭載カメラによる動画や、内之浦のMセンターに屹立するイプシロンの想像図を見る森田先生の瞳の輝きは「ロケット少年の眼差し」そのものでした。
「イプシロン」は鉄腕アトムのように「自分で考えることのできるロボットのようなロケット」、だから「ロボケットと呼んで下さい」とのお言葉、沁みました。
先生はきっと「イプシロン」をアトムのような可愛くて逞しいロボットみたいに感じておられるんだろうなぁ…

授業が終わってから、後片付けをされている先生に挨拶。
そして、こんなことをお願いしてしまいました。持参したDVD「はやぶさの挑戦」のディスクへのサイン!

お二人ともとても気さくな方で、ミーハーなお願いにも快く応じて下さいました。
それにしても、宇宙研の対外協力室教授と次期固体ロケットのプロマネのサインが入った「はやぶさ」のDVD、何て豪華なんだー!家宝にします。

「ミニ宇宙教室」の聴講合間の休憩時間に、参加者の方から声を掛けられた。
「あの~、この前の一般公開にも来ておられなかったですか?」
「え?…いえ、昨年は内之浦には来ていないもので…多分、人違いだと思いますよ」
「そうですかー。今日はどちらから?」
「熊本県です」
話を交わすうちに、何とこの「天燈茶房 TENDANCAFE」のことをご存知とのことがわかってびっくり。
「熊本からH-IIAロケットの打ち上げが見えたとか書かれてたでしょ」
「そうですそうです、読者の方でしたか!読んで下さってありがとうございます!」
やっぱり嬉しいですね。それにしても、思わぬ出会いがあるものです。

→JAXA内之浦宇宙空間観測所 特別公開2008その3 ミューロケット発射装置駆動操作体験に続く

JAXA内之浦宇宙空間観測所 特別公開2008その1 内之浦への道とM発射管制塔

2008-11-24 | 宇宙
写真:鉛色の冬空を背に屹立するミューロケット発射装置(ランチャー)

九州の南端、大隈半島の内之浦にあるJAXAのロケット打ち上げ基地、内之浦宇宙空間観測所
昭和45年に日本初の人工衛星「おおすみ」を打ち上げて以来、数々の人工衛星や探査機を世界最高性能の固体燃料ロケットで打ち上げてきた内之浦宇宙空間観測所の年に一度の特別公開に行ってきました。

平成20年11月23日、勤労感謝の日。
熊本県八代市の我が家からは、内之浦までは高速道路と一般国道を突っ走っても4時間はかかるので、夜明け前に自宅を出発。
都城ICで高速を降り、大隈半島をひたすら南下して、午前8時前には内之浦に到着。一般公開は9時半からなので、宇宙空間観測所のある台地へと登る「登山道」にかけられた「金星橋」のたもとにクルマを停めて暫し休憩。

何故か金星とは関係のないハレー彗星探査機「さきがけ」のオブジェが。。。


ちなみに宇宙空間観測所に辿り着くまでには、こんな橋が連続してます。

生憎と雨がそぼ降り始めたが、そろそろ時間なので入場口へ移動。


M型ロケットの打ち上げを行うMセンター脇にクルマを置いて、先ずは公開されている地下の発射管制塔(ブロックハウス)へ。

こんな悲しいお知らせを見ながら、元来タバコは吸わないのでそのまま地下の管制室に入っていく。

実は、今日はここにおられるであろう「JAXAの中の方」にお会いするのが目的の一つだったのだ。
その方とは、ロケット打ち上げ管制担当のMさん。内之浦でのロケット打ち上げの度に落ち着いた渋い声で冷徹にカウントダウンを読み上げておられる「秒読みのプロ」である。一昨年の内之浦特別公開でここブロックハウスでMさんにお会いして、秒読みの時と同じ素敵な声で管制システムの説明をして頂いたのだ。
今日は、Mさんに会えたらあるお願いをするつもりなのだ。そのお願いとは、先週行った「日本科学未来館」のミュージアムショップでお土産に買った「カウントダウンCD」のジャケットにサインをして貰う事!
60分に渡って、ただひたすらロケット打ち上げの秒読みの肉声が吹き込まれたこのカウントダウンCDで、秒読みをしているのがまさにMさんなのです。

管制室に待機しておられた職員の方に「あの~、今日は秒読みをされてるMさんは来ておられますか?」と聞くと、
「Mさん?いいえ、今日はいませんよ。今日は能代にRVT(再使用ロケット実験)を打ちに行ってますよ」
ええ~!?そりゃ残念。
でもこればかりは仕方がない。アーティストのサイン入りカウントダウンCDは来年以降にお預けとなった。


ブロックハウスから地上に出て、M-Vロケット1号機の実物大模型を見ながらM組立棟へ移動。
M-V-1号機の後ろに見えるM整備塔は後で大扉が開いてランチャが出てくる筈。

JAXA内之浦宇宙空間観測所 特別公開2008その2 特別講演「ミニ宇宙教室」に続く

JAXA内之浦宇宙空間観測所 特別公開に行ってきました

2008-11-23 | 宇宙
今日は年に一度の、JAXA内之浦宇宙空間観測所の特別公開を見に行きました。
冷たい雨のそぼ降る生憎の空模様だったけど、写真のミューロケット発射装置(ランチャ)の「大扉を閉めさせてもらった」り、宇宙研の先生方にお会い出来たり、それから何と当「天燈茶房 TENDANCAFE」の読者の方にお会いしたりと、楽しめましたよ!

詳細レポートは追って書きますので、暫しお待ちを。
雨の中の峠越え4時間ドライブで自宅に帰って来たら、さすがに疲労困憊。
今夜はもう寝ます(明日は娑婆は休日なのに出勤。。。)

おやすみなさい

ブルートレインで行く東京博物館散歩「日本科学未来館」編

2008-11-20 | 博物館・美術館に行く
先週末から、有給休暇を取って寝台特急「はやぶさ」に乗ってきました。


11月の冷たい雨のそぼ降るJR熊本駅で発車を待つ東京行きブルートレイン「はやぶさ」。

既に、来年3月のダイヤ改正での廃止が既成事実となってしまっている為、週末の熊本駅には明らかに「はやぶさ」の名残乗車組と思われる乗客が午後4時の発車を待っている。
かくいう僕も「はやぶさには今しか乗れない、それなら今、乗れるだけ乗りまくるのみ!」という訳でこの余命幾許もない寝台特急のチケットを買ったのだ。
東京には何の用事もないけれど、今からこの列車で東京に行く。
熊本発の上り「はやぶさ」の終着駅は東京駅だから、理由はそれだけだ。

とは云え、明日の朝10時に東京駅に到着してから、午後6時の帰りの下り熊本行き「はやぶさ」に乗ってとんぼ返りするにしても待ち時間が8時間ばかりある。
その間、何をして時間を潰すか…
「せっかく東京に滞在するんだから、やっぱり何か面白いことをしたいな…そうだ!たしか臨海副都心に凄いプラネタリウムがある面白そうな博物館があった筈。日本科学未来館だったかな、そこに行こう!」
という訳で、後付で東京での行動予定も決まり、目的不明行先不詳列車の感もあった今回の「はやぶさ」の旅にも意義が出来た。
門司駅での「富士」号連結作業と機関車交換での30分大休止中に改札を出て、駅ビルのコンビニでサラダとビールの夕食を買い込み明日に備えて景気を付ける。
程好い揺れと旅の開放感からかビールがよく血管に回り、車窓に広島駅のプラットホームと帰宅客を眺めたのを微かに憶えているが、気が付くと列車は早朝の浜名湖畔を走行していた。


夕方の帰りの列車となるまで暫し品川の車庫で休息すべく、東京駅の10番乗り場から引き揚げていく「はやぶさ・富士」を見送る。

「ところで、臨海副都心ってどうやって行くんだっけ?『ゆりかもめ』に乗るんだったかな?それなら新橋駅だな。」

「ゆりかもめ」には初めて乗ったが、神戸のポートライナーとよく似た印象。途中でレインボーブリッジを渡ったりしてなかなか面白い。
臨海副都心にも初めて来たが、ポートアイランドによく似た所。
テレコムセンター駅で降りて、シムシティーで作ったようなひどく人為的な街路を歩いて行くと、こんなものを見つけた。

宇宙飛行士の毛利衛さんの「地球まほろば」の石碑。
上に乗っているのはスペースシャトルのオービター?可愛らしい。
ちなみに毛利さんは日本科学未来館の館長だそうです。

「地球まほろば」の石碑の奥が、目指す「日本科学未来館」。

シンボルの巨大LED地球儀「ジオ・コスモス」が見える。

入館して、先ずはチケットを買ってプラネタリウムを予約。
お目当てのスーパープラネタリウム「メガスター2 コスモス」が常設されている「ドームシアターガイア」は残念ながら新システム導入作業中で閉鎖されていたが、代わりに「ジオ・コスモス」の下に設えられたエアドームで移動式の「メガスター2 タイタン」を観ることが出来るとのこと。

予約した上映時間まで、館内の展示を見て回ったが、かなり充実している。
様々に姿を変える「ジオ・コスモス」を見ているだけでも楽しいし(火星や木星になったりすることもできるのだ)、各フロアの展示もとにかく「見せる工夫」を凝らしていて、美術品のように美しかったり現代アート作品のようにお洒落だったり。
特にインターネットの概念を「絡み合ったチューブの中を転がる2色のボール」で表現した装置は圧巻。
宇宙探査に関する展示も、しっかり「小惑星イトカワにタッチダウンする探査機はやぶさ」がいて満足。何気にその隣には「ペネトレータを月に振り下ろさんとするLUNAR-A」もいたりするんだこれが。
「はやぶさのサンプルケースの試作品」なんていう“お宝”も展示されてます、これは凄い!

予約時間になったのでエアドームに入り、念願のメガスター2を観る。
「おお、星が細かいっ!」
これが第一印象。
本当に「まるで砂粒を撒いたよう」な、とにかく「丁寧な星空」でした。
それにしても、エアドームに移動式の「代役」でさえこれだけの表現力を持つメガスター2、常設機が専用シアターに映し出す星空は一体どんなものなんだろう!?
来月には「ドームシアターガイア」での上映も再開されるので、これは是非ともまた来なくては!
それに、話に聞くとメガスター2の星空は「双眼鏡で覗くと星雲や星団も完璧に再現されている」そうじゃないか。この次は、双眼鏡持参で寝台特急「はやぶさ」に乗るぞ!

メガスター2の次に、今度は「VRシアター」で国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト「4D2U spacewalk」を観る。
3Dメガネを使用することで宇宙の大規模構造を立体的に体感できるもので、その映像表現の美しさにまた感動。
さらに嬉しいことに、上映後にはコントローラ操作体験サービスもある。もちろん、僕も体験させてもらいました。
オペレーターさんに「どんな星が見たいですか?」と聞かれて、
「あの~、太陽の周りをぐるっと一回りして、また地球に戻ってくるような…要するに、探査機はやぶさの軌道を飛んでみたいんですが」
「えーっと、それはちょっと難しいですね…でも、はやぶさ以外の探査機ならいくつか軌道データが入ってるのでシミュレーションできますよ」
ということで、ボイジャー2号の旅を再現してみることにしました。
プレステ2のコントローラで自分でボイジャー2号を動かせるので、とにかく面白い!コントローラをグリグリ回すと、ボイジャーの船上から自在に宇宙を眺め回すことも出来る。画面上に表示されたボイジャーの船体も、ハイゲインアンテナがしっかり地球の方角を向いていたりしてとにかく凝っている。
「ああ、やっぱり天王星や海王星は遠いですねぇ!ボイジャーの旅路が実感できますよ、本当に感動的です!これ、自分の家でもやりたいなぁ」
「ええ、これは国立天文台がインターネットで公開してるんで自宅でもできますよ。Mitakaというんですが」
Mitaka!名前は聞いたことがあるが、これがMitakaなのか~
「帰ったらMitakaをダウンロードしてみますよ、今日はありがとうございました。それから…今度Mitakaをバージョンアップする時ははやぶさの軌道データも入れてくれると嬉しいな」
「ええ、国立天文台のスタッフに会ったときに言っておきますよ(笑)」

かくして、大満足して日本科学未来館を後にしたのでした。

また「ゆりかもめ」に乗って新橋へ。

品川駅に寄り道して夕飯に立ち食いの「お好みそば」を食べて、寝台特急「はやぶさ」の待つ東京駅へ。



さて、今回日本科学未来館のミュージアムショップでお土産に買ったのはこれ。

探査機はやぶさが小惑星イトカワに到着する前の2005年2月に発行された日本科学未来館機関誌「MeSci Magazine(ミーサイマガジン)」のバックナンバー。
「ルーツを探る」と題して太陽系惑星探査の特集が組まれており、イトカワ目指し突き進んでいた頃のはやぶさのやる気満々な状況が見えてくる一冊。
殺風景な自室にささやかな潤いになるかと衝動買いした「丸サボちゃん栽培缶」と、それからカウントダウンCD。
60分間にわたってただひたすらロケット打ち上げ管制官の秒読みの声が吹き込まれたこのCD、これは「あることを期待して」来週のJAXA内之浦宇宙空間観測所の特別公開に持って行くことにします。

ジャーン!

2008-11-18 | 日記
ジャーン!
JR七尾線羽咋駅前にある「ジャーン!」の擬音石像。
能登に出張に行っていた知人からお土産にもらった写真です。

ちなみにウィキペディアによると羽咋市は『UFOの目撃情報が絶えず、「UFOに会えるまち」として有名である。また、UFOに関する最古の資料もある。』そうな。
うむむ…一度行ってみたいような…

ところで、急に職場の異動が決まってしまい、引継ぎやら研修やら何やらでいきなり忙しくなってしまいました。
それでもちゃっかり新しい職場に「ところで来年の7月22日前後にリフレッシュ休暇を取っていいですか?ええ、実は屋久島か種子島辺りまで皆既日食を見に行きたいもんで…」なんて根回しもしてたりしてwww

未来館レポートの方はボチボチ書きますんで暫しお待ちを。
ああそう言えば、今度の日曜日は内之浦にも行くんだった。公私共に多忙ナリ。。。

「はやぶさ」に乗ってMiraikanに行ってきました

2008-11-17 | 博物館・美術館に行く
土日月と3連休が取れたので、寝台特急「はやぶさ」のB寝台に格安で乗れて東京まで往復できるJR九州限定販売の「東京往復割引きっぷ」を買って「はやぶさ」に乗り込みました。

寝台車で一夜を過ごし、日曜日の朝10時に東京駅に着いてから向かったのがここ。
「Miraikan」こと日本科学未来館。
ここにある世界最高峰の性能を誇るスーパープラネタリウム「メガスター2」を、一度観てみたかったんだんだよね。

メガスター2以外にも見所満載だったMiraikan、おかげで帰りの熊本行き「はやぶさ」の発車する午後6時までの僅かな東京滞在時間はあっという間に過ぎてしまいましたよ。

詳細レポは追って書きますので、暫しお待ちを。
「…トシのせいか、夜汽車の2連泊は身体にひびくようになってきてしまったなぁ。。。」

寝台特急「はやぶさ」、夜を駆ける

2008-11-15 | 実況
現在、上り東京行き寝台特急「はやぶさ」に乗車中。
特に東京に用事は無いんだけど、何だかブルートレインに乗りたくなったもんで飛び乗りました。

門司で大分から来た「富士」と連結して、下関でヘラクレス機EF66を連結し一路山陽本線を走る。

明日は東京に着いたらどうしようかな…

秋月

2008-11-12 | 日記
11月も半ばになり、だいぶ日暮れが早くなってきました。
勤め帰りに夕空を見上げたら月が出ていたので、携帯電話のカメラで撮影。
夜景モードに調整したんだけど、シャープ製端末920SHに搭載の3.2メガピクセルカメラではこれが精一杯。

あそこに日本の「かぐや」とインドの「チャンドラヤーン」が一緒に飛んでいるかと思うと、肌寒い秋の日暮れ空も少し楽しくなるよ。