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2013-2014 スミソニアン博物館ツアー #21:国立美術館(ナショナル・ギャラリー)

2014-03-09 | 博物館・美術館に行く
National Gallery of Art


#20:朝の散歩、アメリカ合衆国議会議事堂からの続き


朝の散歩から戻ってから、あらためて国立美術館(ナショナル・ギャラリー)にやって来ました。
国立美術館は他のスミソニアン博物館群と共にワシントンD.C.のナショナル・モールに面して建っていますが、正式にはスミソニアン博物館の一員ではなくアメリカの国家が運営する国立美術館という位置づけとなっています。
それでも、スミソニアン博物館群と同様に入場無料で、誰もが人類共通の至宝である美術品を鑑賞する事が出来るという理念は同じです。素晴らしいことですね!

さて、そんな国立美術館ですが昨日の元日は休館日だったので、今日1月2日が今年2014年最初の開館日ということになります。
気合を入れて早朝からやって来たので開館と同時に一番先に館内に入れたので、これって事実上僕が2014年最初の国立美術館の見学者ってことかな?ミーハーな発想だけど(笑)


国立美術館の正面玄関を入ると、広いエントランスホールには屋内庭園と噴水がお出迎え。

そして、館内には膨大な室数の展示室と、その壁面に並ぶ名画の数々…



此処から先は、もう説明は不要でしょう。
誰もが一度は美術の教科書で見たことのある作品たちが、ずらり勢揃いで迎えてくれる美の迷宮。
国立美術館を彷徨い歩く至福のひと時を是非お楽しみ下さい…












…正直、これだけの作品を相手にすると、観ているだけで相当に疲れました。
まさに絵に魂を吸い取られる ようで、かなり体力を消費したのが自分でわかる程。

最後はとうとう疲労困憊してしまい、展示室のソファに身を沈めて半分眠るように絵を見ていた有り様。

そんな夢見心地で見た、ブリューゲルの悪夢の世界。ああ、気持ち悪くて気持ち良い…(笑)



そしてとどめは、ヒエロニムス・ボスが見せつける現し世の悪夢。死せる守銭奴とは、ボス先生もキツイねぇ(苦笑)
ああ、もっと悪夢の続きが見たいな…そうだ、この旅から帰ったら、今度はスペインに行こう!プラド美術館で、ボスの悪夢の続きを見よう、そうしよう…


夢うつつの絵画迷宮から、光の廊下を通って現実世界へと逃げ帰ります。



国立美術館には、地下通路でつながった東館もあり、こちらはモダンアートを取り扱っていますが、
残念ながら現在は改装工事中で、モビールの下がったエントランスホール以外は閉鎖中でした。

さあ、次の博物館へ行きましょう。
今日はスミソニアン博物館ツアーで最後の鑑賞日だから、どんどん行きますよ!

#22:国立アメリカ・インディアン博物館に続く


2 コメント

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Unknown (きみ)
2014-03-10 12:31:53
絵心は無いですが絵画巡りをしていると、近寄ったり遠ざかったり。どうしたらこの生地の質感を描けるんだと考えたり。解説見ながら時代背景を追ったり。絵が大き過ぎて驚いたり。気に入った絵に戻ったり。そんなしていると疲れます(@_@;)
光の廊下は九州国立博物館のレインボーロードを思い出させますねw
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絵画鑑賞には体力が必要 (天燈茶房亭主mitsuto1976)
2014-03-11 23:12:59
絵の表面の筆の跡を見て画家の息遣いを感じ取ろうとしたり、遠くから眺めて全体のバランスと調和を確かめてみたり…
ホントに絵を観ると動き回るので身体が丈夫でないとこなせません。
それに、絵をじっくりじっくり見入ってると、何だか精神が絵の向こう側に行っちゃうような感じになるんですよ。これはかなり気力も使います。

光の廊下は、確か東館のモダンアート作品の一つだったような…でもいかんせん東館が改装中だったんでよく分からん、ゴメン!(笑)
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