天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

熊本県八代港にクルーズ客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」が入港しました

2015-06-30 | 鉄道
八代港を出航する「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」


平成27年6月29日、熊本県八代市の八代港にクルーズ客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」が初めて入港しました!



「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」は、カリブ海を拠点に超大型船を使ったクルーズ事業を展開しているアメリカのロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が運航するクルーズ客船。
今回は台湾の基隆港からお客さんを乗せてやって来ました。
八代港への入港は平日の月曜日、しかも日帰り寄港で朝来て夕方には出て行ってしまうという慌ただしいスケジュールでしたが、世界最大級の船として名高い「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」を地元で見ることが出来るチャンスを逃す訳にはいかない!
という訳で、仕事の昼休み時間にちょっと職場を抜けだして、港へ行ってみました(笑)




これが、八代港での「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」です!
全長311mで高さ63m、総トン数は13.7万トンで最大定員は実に3840名!!
まさに海に浮かぶ街です。
実際、朝からは八代市内で、「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」の乗客の送迎のために集まった観光バスが港につながる道路に連なり渋滞が起きていたとか。ひとつの街が海の向こうからやって来たようなものですからね…

短い昼休みに遠くからちょっと見ただけでは、当然満足できません。
仕事が終わったら再び大急ぎで港に駆けつけて、今度は「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」の出航を見送ることにします。



午後6時半頃、岸壁での見送りセレモニーが終わり、「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」はゆっくりと離岸します。












そのままぐるりと旋回して、舳先の方向を逆向きに変えます。
最近の大型クルーズ客船は横向きの方向制御スラスタを装備しているのが当たり前になっているので、タグボートの助けを借りずに自力で楽々と離岸・旋回をこなしてしまいますね…

電子音のような独特な音の汽笛で長音三声を吹き鳴らすと、一気に加速。
「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」が夕焼けの八代港を去っていきます。





何層も重なったデッキはほとんど高層ビルのリゾートホテルのようです。






台湾を目指し、不知火海の彼方に消えてゆく「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」。

さようなら~ また来てね~

…はい、実はすぐに、また来ます!(笑)
「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」は今年はあと2回、八代港に入港予定があり、次回は来週の月曜日(7月6日)にまたやって来るのです!

しかも、今年はロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が所有する大型クルーズ客船の八代港への入港ラッシュで、来月後半には「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」をさらに上回る総トン数16.7万トンの超弩級大型船「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」もやって来ます!!

…これは、また見に行くしか無いね!!

2015初夏 オランダ・チェコ紀行 7:夕暮れのプラハ散歩 プラハ城と聖ヴィート大聖堂

2015-06-28 | 旅行記:2015 オランダ・チェコ
PRAHA 2015


6:トラムに乗ってプラハ散歩 旧市街ではシティマラソン開催中からの続き

もう夕暮れ時。トラムを降りてカレル橋を歩いて渡り、迷路のような旧市街の城下町の丘を登っていく。







丘を登り切ると、そこがプラハ城だ。
昼間は観光客でごった返す場所だが、日暮れ時にはもう人も少ない。
モノトーンの静かな空間が広がっていた。

プラハ城の「本丸」には聖ヴィート大聖堂の大伽藍がそびえ建つ。





かつてここプラハ城に居を構え、国王としての政治の仕事よりも己の好奇心を優先させるかのようにプラハを芸術家と天文学者が集まる星の都に変えた神聖ローマ皇帝ルドルフ2世も、この聖ヴィート大聖堂に眠っている。

プラハを訪れる度に、この宇宙科学と芸術を愛した偉大でそしてどこか憎めない敬愛すべき人物の墓に参りたいと願っているのだが、どういう訳だかいつも聖ヴィート大聖堂に来ると日が暮れてしまっていて廟の中に入れず、果たせないでいる。
そして今日もまた、聖ヴィート大聖堂の玄関は固く閉ざされてしまっていた。

ルドルフ2世にはいつも大変申し訳無いのだが、これはきっと「また出直して来い。お前はもう一度、プラハへ来い!」 と王様から言われているのだろうと勝手に都合よく解釈しておくことにする。
…それに実際、今度の年末年始休暇にはワルシャワからウィーンまでオペラ観劇しながら鉄道での旅をしようと思っているので、その旅の道程の途中にあるプラハにも恐らくまた立ち寄ることになるだろう。



今回の旅は、これで無事に終わった。
明日にはプラハを後にして、日本への帰途に就く。
駆け足でオランダとチェコのプラネタリウムを巡る、短いながらも充実した旅だった。



8:空港にて ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ空港とスキポール空港に続く

2015初夏 オランダ・チェコ紀行 6:トラムに乗ってプラハ散歩 旧市街ではシティマラソン開催中

2015-06-28 | 旅行記:2015 オランダ・チェコ
Pražský orloj


5:星の街プラハ散歩 ヨハネス・ケプラー博物館からの続き



2015年5月3日

今日は朝からトラム(路面電車)に乗って、プラハの街を散歩。
プラハ市内の公共交通に一日中乗り放題の24時間チケットを買ったら、停留所で適当にやって来たトラムの電車に乗って出発!
あてもなくプラハの街をトラムでさまよい、気が向いたら適当な場所で降りて街並みを観て歩くのも楽しい。





ヴルタヴァ(モルダウ川)の橋を渡る。
トラムの車窓からは、プラハの街を貫くヴルタヴァの流れを頻繁に目にする事が出来る。




トラムの最後尾は運転台が無く展望車のようになっているので、街並みを眺めるのには最適。




プラハ市内には幾つものトラム路線があり、街中を絡みあうように錯綜しているので、時には他系統のトラムの電車が合流し追走してくる事もある。
鉄道好き・路面電車好きにはたまらない光景。




郊外に出ると、車窓には豊かな緑が広がる。
プラハは小さな街なので、賑やかな都心からほんの10分も走るとトラムの車窓はこのようなのどかな風景になる。

また、都心にも自然豊かな山林をそのまま生かした広大な公園が広がっているのもプラハの街の特徴の一つ。
プラハ城の城下はそのまま森林公園になっていて、観光客で賑わう旧市街のカレル橋からトラムに乗ってほんの数分も走ると、このような景色を楽しむことが出来るのだ。





この丘の上にはトラムからフニクラ(ケーブルカー)に乗り換えて登ることも出来るのだが、今日はこのいい天気に誘われピクニックに出かけるプラハ市民や観光客でフニクラは大混雑。
乗客が駅に入りきれないほどだったので、登山は諦めて再び街へ。

旧市街をトラムの軌道沿いに歩いていると、通りを遮断してシティマラソンを開催していた。
「ああ、昨日プラハ市内に着いた時にNádraží Holešovice駅前で地元の人から『あなたもマラソンに出るの?』と聞かれたのは、この事だったのか!」







みんな頑張れー!
…ああ、プラハの旧市街を走るなんて、なんだか楽しそうだな。
僕も思い切って走ればよかったかな?(笑)




マラソンランナーを見ていたら、何だかこちらまで気分がHEAT UPしてきたので、街角のスーパーマーケットで買ったチェコビールの缶でクールダウン。
…レモンミント風味のノンアルコールビールだけどね(笑)



マラソンが終わり、道路封鎖も解除されたので旧市街の広場へ。
プラハのシンボル・天文時計オルロイの前は今日も観光客が群がり大混雑。



7:夕暮れのプラハ散歩 プラハ城と聖ヴィート大聖堂に続く

クルーズトレイン「ななつ星in九州」が肥薩おれんじ鉄道で試運転、夜の熊本駅にやって来た!

2015-06-28 | 鉄道
熊本駅高架ホームに停車中の「ななつ星in九州」試運転列車


昨日(平成27年6月27日)は、夕方からお出かけ。
梅雨の盛りの雨の中、やってきたのは熊本市民会館。



お目当ては、オペラ「フィガロの結婚」の鑑賞です。
ハンガリー国立歌劇場の引っ越し公演で、熊本でこれだけ大規模な海外オペラの公演が開催されるのはずいぶん久しぶりのことだと思います。

ちなみにハンガリー国立歌劇場は、僕が初めてヨーロッパの歌劇場でオペレッタ「こうもり」を観た思い出深い場所。僕がオペラ鑑賞を好きになるきっかけを作ってくれた歌劇場です。
(→Muses Europa Eisenbahn 2012-2013中欧鉄道音楽紀行 7:OPERA NIGHT ハンガリー国立歌劇場

モーツァルトの「フィガロの結婚」は定番中の定番というべきオペラ作品で、内容もコメディ要素の多いお気楽な喜劇なのでリラックスして観ることが出来るのですが、さすがハンガリー国立歌劇場は熊本でもブダペストの風格漂う見事な舞台を見せてくれました。
名場面では台詞を日本語で歌ったり、セビリアクマモトに言い換えたりする楽しいサービスもあって、客席も大盛り上がり!
最後はスタンディングオベーションで、大満足のオペラ鑑賞となりました。

終演後は「フィガロの結婚」の余韻に浸りつつ、ちょっと急いで市電に乗って熊本駅へ。
実は幕間にTwitterで「ななつ星が肥薩おれんじ鉄道線で機関車+客車7輌のフル編成で乗り入れ試運転をしていて、そのまま熊本県を北上している」という目撃情報が飛び交っているのを掴んでいたのです!

JR九州が誇る大人気のクルーズトレイン「ななつ星in九州」ですが、来年度からはJR九州管内のみに限られていた現行の走行ルートを一新して、初めて第3セクターの肥薩おれんじ鉄道への乗り入れを開始することが決定したと報じられています。
既に機関車DF200-7000のみの単機での乗り入れ試運転は先週中に実施されていたのですが、週末にはいよいよ満を持して7輌編成の超豪華一等寝台車77系客車を率いて、雨の中を肥薩おれんじ鉄道線に乗り入れたようです!

…さて、午後10時頃に熊本駅に着いて、ネット上で「ななつ星」試運転の続報を検索するも、どうやら30分ほど前に肥薩おれんじ鉄道とJR九州の境界駅の八代駅には到着したらしいことが分かったのですが、その後の動向は情報無し。

「おそらく、今夜はもう遅いから一旦熊本駅手前の総合車両センターに『ななつ星』を取り込むだろうな。それなら、今夜はもう熊本駅には来ないだろう。よし!今から急いで川尻駅まで行って、通過する『ななつ星』を見送るぞ!!」
大急ぎで「ななつ星」迎撃作戦を立てて、ちょうど発車するところだった22:08発の八代行き普通列車に乗車、熊本駅の隣の川尻駅を目指します。

ところが…
何と、熊本駅を発車直後に向こうから特徴的な5つのヘッドライトを輝かせた列車が出現、そのまますれ違ってしまいました。

「えっ…?
しまったー!!今のが『ななつ星』だ!熊本総合車両所には入らず、そのまま熊本駅まで上って来やがった!!」


川尻駅で普通列車を降りて、ガッカリしながら改札の駅員さんに「今『ななつ星』の試運転列車とすれ違ったんだけど、あれって熊本駅に何時頃まで停車しているか分かりますか?」と聞いてみるも「『ななつ星』の情報はちょっと分からないですね~」とのこと。
でも、数分後に熊本行きの普通列車がやって来たので、とりあえず熊本駅に戻ってみることに。
「もう『ななつ星』は熊本駅を出て行っちゃったかもしれないけど、どうせダメで元々。とにかく、気が済むまで足掻いて追いかけてみるさ!」

だがしかし。熊本駅に舞い戻ってみると…



まだいたー!!「ななつ星in九州」だ!!


普通列車が到着した熊本駅の高架ホームの向かい側に、「ななつ星」が鎮座していました!
やった、追いついたぞ!!


光り輝く星のエンブレム。
車体も磨き上げられているので、鏡のように高架ホームの様子が映し出されています。

「ななつ星」に見入っていると、JR九州のスタッフの方から「わざわざ追いかけて来られたんですか?」と声をかけられます。
今日はこのまま博多まで帰って、明日以降はもう肥薩おれんじ鉄道線での試運転は行わないとのこと。
本当に、最後にギリギリ間に合った!!

やがて「ななつ星」は熊本駅を発車していきます。














さようなら~
来年になったら、また肥薩おれんじ鉄道で会おう!
そして、僕も「ななつ星」に乗ってやるぞ!実は既に、2015年度秋・冬出発分の予約申し込みもしているからね。


川尻駅の駐車場にクルマを駐めていたので再び戻って、さっきの駅員さんに「熊本駅で『ななつ星』に追い付きましたよ~」と挨拶。
数週間前に鹿児島県内での豪雨災害で「ななつ星」が大幅遅延して熊本県内を白昼に走行した時は、駅員さんも初めて昼間に川尻駅で通過する「ななつ星」を見たとのこと。
「来年、肥薩おれんじ鉄道を走るようになったら、一度は乗ってみたいですなぁ…」

しかし、帰宅するとこのメッセージカードが届いていたのだった。
ああ無情…


これで、この「落選のお知らせカード」が届くのは4枚目だよ…
でも諦めないぞ!
いつか必ず乗ってやるぞクルーズトレイン「ななつ星in九州」!!

…ちなみに、こちらが昼間の「ななつ星」の肥薩おれんじ鉄道線での乗り入れ試運転の様子。
先週行われた機関車DF200-700のみの単機での試運転の模様を撮影に行かれたいんがめさん(@ingame298)から、写真を提供して頂きました。いんがめさん、いつもありがとうございます。


(撮影:いんがめさん)
球磨川橋梁を渡る「ななつ星」。ここはきっと、運行開始後は超人気撮影場所になるんだろうなぁ…


(撮影:いんがめさん)
新八代駅から八代駅へ向かう「ななつ星」。


(撮影:いんがめさん)
これは試運転中ならではの光景。JR有佐駅で折り返し待ちのDF200-700。
田舎の駅に突如現れたピカピカのクルーズトレイン専用機関車が異彩を放ちます。

今朝のクルーズトレイン「ななつ星in九州」(平成27年6月21日早朝)&熊本空港の飛行機たち

2015-06-21 | 鉄道

明日は夏至
一年で最も早く夜が明けるこの時期にしか撮れない、早朝午前5時過ぎに熊本市近郊のJR豊肥本線を走るクルーズトレイン「ななつ星in九州」 、来週からは車輌の整備点検と来年度から予定されている肥薩おれんじ鉄道への乗り入れ運行に向けた準備作業のために3週間の長期運休に入るため、今朝はまさに絶好の条件での撮影のラストチャンス!

という訳で今朝は肥後大津駅から1キロほど阿蘇寄りの国道陸橋の歩道で夜明け前から待機していましたが、「ななつ星」通過の少し前には突然雲が濃くなり小雨がぱらつき始めたりするハプニングがあったものの列車がやって来る頃には何とか天気も持ち直し、曇天ながらも明るい夏至前日の朝の光の下を往く「ななつ星」の雄姿を無事に拝むことが出来ました。

梅雨どきの高い湿度を感じさせる濃い緑と水田、そして明るい曇り空の下での、今年最後の夏至の「ななつ星in九州」です!


撮影場所:豊肥本線 肥後大津駅付近

「ななつ星」撮影後は、せっかくなので肥後大津駅からちょっと足を伸ばして熊本空港へ。



僕も利用する機会の多い、朝一番の始発のソラシドエア東京羽田行き、SNA12便ボーイングB737-800。




ジェットエンジンカウルに付けられたイルカのキャラクターがかわいいボーイングB737-500は、大阪伊丹行きANA522便。




こちらは日本航空の東京羽田行きJAL622便ボーイングB767-300。




尾翼付近を超望遠で。
離陸時に「尻もち」をつくことを防止する器具(テールスキッド)が出ているのが見えますね。






B767-300、リフトオフ!いってらっしゃ~い




ANAの東京羽田行き642便、ボーイングB787-8。
787の愛称であるドリームライナーのロゴがかっこいい。…でも実際に787のことをドリームライナーって呼んでる人ってあんまり見かけないよね(笑)




という訳で(笑)、ドリームライナー、リフトオフ!!
雲の上は梅雨時でも関係なく突き抜けるような青空で、気持ちいいんだろうなぁ~
ああ、僕も飛行機に乗ってどこかに旅に出たくなったよ。はやく夏休みが来ないかなぁ。

2015初夏 オランダ・チェコ紀行 5:星の街プラハ散歩 ヨハネス・ケプラー博物館

2015-06-15 | 旅行記:2015 オランダ・チェコ
KEPLEROVO MUZEUM V PRAZE


4:プラネタリウム・プラハはカールツァイスと宇宙の博物館からの続き

プラネタリウム・プラハ(PLANETÁRIUM PRAHA)で全天周映像作品「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」(チェコ語ではHAJABUSA-příběh sondy, která se vrátila) を観た後、プラハの街に降り立った小惑星探査機「はやぶさ」の感動の余韻に浸りつつプラハ城下の旧市街、カレル橋界隈に繰り出した。

カレル橋のたもとにある宮殿Colloredo-Mansfeldský palácで毎夜開催されているロイヤル・チェコ・オーケストラのコンサートを鑑賞する。



ロイヤル・チェコ・オーケストラとは名前を聞いたことがあるような無いようなオーケストラだが、かなりラフでリラックスした気軽なコンサートで、聴衆も観光客が中心だった。
モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークに始まりスメタナの「わが祖国」のモルダウに終わる定番曲のオンパレードだったが、旺盛なサービス精神を感じる演奏には結構満足出来た。
ちなみに会場のColloredo-Mansfeldský palácは映画「アマデウス」のロケにも使われたそうだが…どのシーンだったかな?

そんなColloredo-Mansfeldský palácの入口がある観光客でごった返す小路に、神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の時代にこの街で研究活動を行った天文学者ヨハネス・ケプラーの名前と肖像を刻んだレリーフが掲げられている事は、この前の一昨年にプラハに来た時に気が付いていた


※2012年12月31日撮影

今日はロイヤル・チェコ・オーケストラのコンサート前に少し時間があったので、一昨年以来気になっていたこのケプラーのレリーフのある路地に入ってみた。



すると、路地のすぐ奥に小じんまりとした建物の入り口があるのを発見した。
窓ガラスにKEPLEROVO MUZEUMとある。どうやら、ヨハネス・ケプラーの博物館らしい。
一見すると小さな雑貨店のようにしか見えないが、ともあれドアを開けて入場料60チェコ・コルナを支払い入ってみる。





受付の女性が「展示はこの間口一間だけですよ」と言っていたが、本当に小さな部屋一つだけの博物館だった。
…いや、博物館というより展示室と言った方がいいかも。
展示もパネルが中心である。



この小さなプラハのヨハネス・ケプラー博物館、2009年の世界天文年に合わせてかつてケプラーが住んでいた部屋を改築してオープンしたとのこと。



プトレマイオスの天動説図と、コペルニクスの地動説、そしてケプラーの師ティコ・ブラーエの修正天動説のCG図解。実際に太陽系の軌道図が動くので理解しやすい。



パネル展示の最後にはNASAのケプラー宇宙望遠鏡の紹介も。
そういえば確かケプラーはヨーロッパ宇宙機関(ESA)の国際宇宙ステーション補給機ATVの2号機の愛称にもなっていたような。



星の街プラハの路地裏にひっそりとある、小さなヨハネス・ケプラー博物館。
観光客だらけのプラハ城下カレル橋界隈の散策に疲れたらちょっと立ち寄って、好奇心の塊のような偉大な王様のもとに集まった占星術師や錬金術師たちと共に働き毎夜この街角から星空を見上げていた“童話の天文学者”たちの活躍に思いを馳せてみるのも、また一興かと。


6:トラムに乗ってプラハ散歩 旧市街ではシティマラソン開催中に続く

今日のSL人吉(平成27年6月7日・人吉行き)

2015-06-07 | 鉄道

今日は天気予報では曇の筈でしたが、午前中の時点では結構陽射しがあったので急遽SL人吉の出迎え。
自宅最寄りの鹿児島本線の線路際からお手軽に… おっ、結構いい感じに撮れた(笑)


でも今日は風がこちら向きだったので、列車の通過後はこの通り。
見事に煙に巻かれました…


撮影場所:鹿児島本線 小川―有佐間

今朝のクルーズトレイン「ななつ星in九州」(平成27年6月7日・1泊2日コース2日目早朝)

2015-06-07 | 鉄道

夏至間近の今の時期しか撮影できない、
早朝の自然光の下で熊本市近郊の豊肥本線をゆくクルーズトレイン「ななつ星in九州」

今朝はJR肥後大津駅から少し阿蘇方面に歩いた辺りの陸橋の上から撮ってみました。
生活感漂う住宅地と田んぼの風景の中を超豪華クルーズトレインが走る、ちょっとシュールな光景です。

さて、今年はあと何回撮影できるか…


撮影場所:豊肥本線 肥後大津駅付近

今日のSL人吉(平成27年6月6日・熊本行き)

2015-06-06 | 鉄道

先週、新しく買ったオリンパスPEN Lite E-PL6の練習で撮りに行った、不知火干拓を貫く鹿児島本線の直線区間をゆくSL人吉
今日も撮りに行きました。
今度こそ、長い長い直線区間を見下ろす構図を活かすべく縦位置で(笑)、40-150mmズームレンズ+デジタルテレコンの超望遠で狙い撃ちにします!









今日は梅雨の晴れ間で快晴の陽射しの下、架線柱の下の真っすぐな線路を駆け抜けて行きました。

今回は初めて撮影にシャッターボタンを使わず、E-PL6の機能の一つである液晶モニタファインダーを直接指でタッチすることで瞬時にオートフォーカスでシャッターを切れるという「タッチAFシャッター」機能を使ってみましたが、液晶モニタをタッチするのに気を取られて手ブレを起こさないようにさえ気をつければ便利な機能ですね。
今後も色々と機能を試して撮りまくってみようと思います。
とりあえず、明日の朝はまた早起きして豊肥本線で「ななつ星」迎撃だな(笑)


撮影場所:鹿児島本線 小川―松橋間

2015初夏 オランダ・チェコ紀行 4:プラネタリウム・プラハはカールツァイスと宇宙の博物館

2015-06-05 | 旅行記:2015 オランダ・チェコ
PLANETÁRIUM PRAHA Carl Zeiss Jena Universal 23/2 (UPP 23/2)


3:HAYABUSA - příběh sondy, která se vrátilaからの続き

チェコ共和国の首都プラハ。
かつてハプスブルク帝国の王城が置かれ、当時世界最先端の宇宙科学に傾倒していた神聖ローマ皇帝ルドルフ2世によって召集されたティコ・ブラーエやヨハネス・ケプラーといった名だたる天文学者が観測を行った“星の古都”であり、旧市街には天文時計オルロイが数百年の時を超えて今なお、刻一刻と変わりゆく宇宙の姿を表わし続ける。
近年では2006年の夏にこの街で開催された国際天文学連合 (IAU) 総会で冥王星が太陽系の惑星としての地位から追放されたことが記憶に新しい。



中世から21世紀まで、その歴史は常に星と天文とともに在ったプラハ。
そんなプラハの街外れの公園の森の中に、プラネタリウム・プラハ(PLANETÁRIUM PRAHA)はある。





2015年4月より、プラネタリウム全天周映像作品「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」(チェコ語ではHAJABUSA-příběh sondy, která se vrátila)の上映も始まったプラネタリウム・プラハ。
遠く日本のフルデジタルCG全天周映像作品も上映する気鋭のプラネタリウムは同時に、非常に充実した展示内容を持つ宇宙科学とプラネタリウム投影機そのものの博物館の機能も持っていた。

「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」の鑑賞前に見学したプラネタリウム・プラハの博物館の展示を、ここで紹介したいと思う。



展示スペースが限られるので、宇宙科学関連はモニター画面を使用したパネル展示がメインとなるが、それでも宇宙科学の各ジャンルを網羅していて大変見応えがあるデータベースとなっている。





世界各国の太陽系惑星探査を紹介する展示では、しっかり日本の「はやぶさ」も取り上げられている。



人類初の有人宇宙飛行を果たしたガガーリン少佐の立派な胸像が飾られていた。



こちらは宇宙食各種。最近のフリーズドライ食品から、食欲をそそらない無機質な缶詰やチューブに入った初期のソ連製のものまで。
かつてここが共産圏チェコスロバキア共和国の首都だった頃の名残りか、ソビエト連邦の宇宙開発に関する資料が非常に充実している印象を受けた。



プラハのシンボルである、旧市街の天文時計オルロイを詳しく解説したコーナーも。



そして、展示フロアで一際存在感を放つのが“御本尊”ことプラネタリウム投影機本体。
恐らく引退した先代の投影機だと思うが、この独特のフォルムとシルエットは…
そう名機カールツァイス・イエナ!!



機体に輝く銘板に刻まれた製造番号は65番。



カールツァイス・イエナ投影機本体のみならず、制御装置や各種パーツ類も丁寧に並べられ展示されている。
これはプラネタリウムファン、カールツァイスファンには堪らない…!



モデル番号は23/2とあるが、これは日本国内で最古のカールツァイス・イエナとして知られる明石市立天文科学館の御本尊であるUniversal 23/3の姉妹機ということだろうか?
確かに、2つの恒星投影球を持つ投影機の独特で美しいシルエットが無骨に組み上げられた脚部の上に載っている独特のフォルムは明石のカールツァイスに酷似しており、恐らく同型式だと思われる。
(ちなみに明石のカールツァイスの製造番号は天文科学館の公式サイトによると38番らしいが…)

そしてカールツァイス投影機本体の全体図を見ると、この投影機は台枠の上に載っていて何と車輪があることが分かる。




実際に車輪を見ることも出来る。
…僕も、結構長いことプラネタリウム巡りをしていてカールツァイスもそれなりに見ていたつもりですが、御本尊にこんな隠された仕掛けがあるなんて知りませんでした。
(後日、明石市立天文科学館のプラネタリウムが大好きで足繁く通っている宇宙ファン仲間に教えてもらったのだが、明石の御本尊にも外からは見えないがちゃんと車輪があるとのこと。し、知らなかった!

…それにしても、隠された脚部に車輪を持つカールツァイス・イエナ、実は自走式だなんてますます格好いい機械じゃないか!!





プラネタリウム・プラハの展示フロアにはもう一つ別のカールツァイスもあった。





こちらは小型の投影機で、製造番号は72番。
小さなドーム天井のある専用の部屋に置かれていて、御本尊の展示用であると同時に投影能力も持っているように見える。
今でも実際に星空を投影することがあるのだろうか。



かくして、プラネタリウムの投影が始まるまでたっぷり楽しめるプラネタリウム・プラハ(PLANETÁRIUM PRAHA)。

もしあなたがプラハの街を訪れて、森の中のプラネタリウムに「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」を観に行くことがあれば、投影開始時刻まで充分に余裕を持って行かれることを強くお薦めする。
館内に並ぶ魅惑的な展示類に見入っているうちに、すぐに時間が経ってしまう筈だ。

お目当てのHAJABUSA-příběh sondy, která se vrátilaの投影を告げるどこかノスタルジックなチェコ語のアナウンスが聞こえたら、さぁ階段を上がってドーム天井のプラネタリウム投影室へと急ごう。
そこには現役機種のカールツァイス・イエナと素晴らしい画質の全天周映像が、遥々訪れた旅人のプラネタリウム鑑賞者を待っている…!




5:星の街プラハ散歩 ヨハネス・ケプラー博物館に続く

真っ正面から、SL人吉

2015-06-04 | 鉄道

昨日公開した夏至も近づく「ななつ星」に引き続き、新しい愛機オリンパスPEN Lite E-PL6の練習編です。
金曜日の早朝から肥後大津駅まで撮りに行った「ななつ星」に続いて、午後には熊本駅へと帰るSL人吉を不知火干拓の直線区間で真っ正面から狙い撃ち!



線路を跨ぐ県道の陸橋の歩道から、フェンス越しに強引に40-150mmズームレンズ+デジタルテレコン機能で超望遠で撮影。
ここまで望遠にすると、ファインダーに被ったフェンスの影は掻き消されて見えなくなるという力技(笑)



そして、ここまで撮った時点で初めて、「あっカメラを縦位置で構えれば良かったorz」と気が付くという…

という訳で、さっそく反省を活かして再挑戦。
今度は日曜日の朝に新八代駅で、これまた真っ正面から発車シーンを狙います。










おっと、最後の1コマはファインダーからはみ出した(笑)

週末にこれだけ撮りまくったので、少しづつですがE-PL6の取り回しにも慣れてきました。
今後、夏休みに予定しているヨーロッパ乗り鉄遠征での撮影に備えて、また撮影の練習をしに行きますかねぇ…

さて、今度の土日はどこで「ななつ星」とSL人吉を撮るかな…

夏至も近づく「ななつ星」

2015-06-03 | 鉄道

JR豊肥本線肥後大津駅を通過するクルーズトレイン「ななつ星in九州」


…いきなりピンぼけ気味の鉄道写真ですが、熊本市近郊の豊肥本線を走る「ななつ星」を自然光でよく見る事が出来るのは夜明けの早い夏至間近の今の時期だけ。
という訳で、たまたま「ななつ星」の3泊4日コースでの熊本県内走行日の先週金曜日に有給休暇消化で休みが取れたので、早朝から肥後大津駅まで出向いて撮影してきました。

それに、これまた突然ですが実はカメラを買い替えたので、新しいカメラの試し撮りもしてみたかったのです。

今まで使っていたSONYのα NEX-3Nが電源を入れた直後にシャッターを切ると「カメラエラー」表示を出してフリーズしてしまう症状を頻発するようになり、修理の見積もりを見てみると電源ユニットの故障なので最低でも2万円はかかるとのこと…
「そんなに修理代がかかるなら、もう1万円足して真っ更の新品を買った方が精神衛生上も宜しいよ!!」

という訳で、家電量販店で型落ち在庫処分品だったコイツを3万円台で引き取ってきました。
オリンパスのPEN Lite E-PL6


今までのα NEX-3Nと同じエントリークラスのミラーレス機ですが、やはりSONYとオリンパスでは製品の雰囲気がかなり違いますね。
PEN Lite E-PL6は小さくまとめた本体のケーシングにあれやこれやと機能をぎっちり詰め込んでる感じで、操作に慣れるにはとにかく撮りまくって手で感覚を掴んだほうが良さそうです。





かくして、今の時期限定の被写体である早朝の「ななつ星」に挑んだのですが…
“お立ち台”のロケーションがイマイチだったのと、如何せんまだ新カメラの操作に慣れていないせいで微妙な仕上がりに(苦笑)

ともあれ、撮影の腕を上げるには練習あるのみ!
夏至まであと3週間あるので、また今度の週末も「ななつ星」を撮りに行ってきます。


あちゃ~、いい雰囲気の後ろ姿が取れたのに、余計な障害物がバッチリ写り込んだ!トホホ…