天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

ベオグラードの二コラ・テスラ博物館を見る

2006-12-31 | 実況

ベオグラード中央駅から空爆通りを越えて市内を数ブロック歩いて、辿り着いた二コラ・テスラ博物館は残念ながら改築工事中で、一部の区画しか公開されていなかったが、巨大なテスラコイルの作動実演と、手に持った蛍光灯を空中放電?で光らせてくれた。
展示は交流モーター関連のもの中心で、「世界システム」や「オートマトン」関連の展示は省略されていた。来年早々には改装工事を終えるとのことなので、いずれ再訪したい。

カレメグダン公園でサバ河とドナウ河の合流に落ちる夕陽を見た後、ブカレスト行きの国際列車でトランシルウ゛ァニアの都市ティミショアラに向かう。

東欧に行ってきます

2006-12-28 | 実況

今日は仕事納め。
明日から年末年始休暇、かねてから計画していた東欧バルカンとイスタンブールに行ってきます。
今夜は取りあえず新八代駅から特急「リレーつばめ」に乗って、今夜は博多で一泊。
地方からは成田空港に行くまでが大変なんですよ。

きくはちぞうの耳が開く

2006-12-27 | 宇宙
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「きく8号」に搭載されている大型展開アンテナ(LDR)のうち、延期しておりました送信アンテナの下部保持機構の解放及び鏡面展開を平成18年12月26日18時56分(日本時間、以下同様)から12月26日20時10分にかけて、沖縄局からのコマンドにより実施しました。その結果、衛星からのテレメトリデータ及び搭載カメラの画像により、同アンテナが正常に展開されたことを確認しました。(JAXAプレスリリースより・映像提供もJAXA)

「きくはちぞう」こと「きく8号」が宇宙で見事に大輪の花を咲かせた。
いや、あのアンテナはきくはちぞうの耳なので「耳が開いた」と言うべきか。
クリスマスの夜から始まった大型アンテナ展開では、送信側と受信側の2つのアンテナのうち送信側の展開に手間取り1日延期となっていた。
その送信側アンテナも無事に開くことが出来て、きくはちぞうはテニスコート2面分の巨大な姿となった。

「でっかいことは良いことだ」ではないが、これだけデカイものを宇宙に飛ばしているというのは中中気分がいいね。

ところで。。。
JAXAの「きく8号」特設サイトにきくはちぞう本人が書き込んでいるという想定のはちぞうブログがあるのだが、
10月25日の記事で種子島宇宙センターの大型ロケット発射場を視察して「僕もこの12月にここから宇宙に旅立つんだ☆楽しみだな~。」と言っていたきくはちぞうが、今日の記事で東京の記者会見場に居たのは解せないぞ。
きくはちぞうは今では「きく8号」になって宇宙に行ってるんじゃないの?
わからないぞぅ(´・ω・`)





台湾で大地震…高鐡開業はどうなる?

2006-12-27 | 時事
台湾の地震 死者2人に(西日本新聞) - goo ニュース

台湾南部で26日夜起きた地震で2人が死亡、42人が重軽傷を負ったとのこと。
犠牲となった方の冥福と、被災地の復興を祈りたい。

ちなみに今回震源となった台湾南部には台湾第二の大都市高雄があり、その近郊には台湾新幹線こと「台湾高速鐡路」の車両基地がある。
地震国日本で育まれ、地震に対する備えの堅固さを買われて台湾に導入される事になった新幹線の技術が早速試される事になった…とは言え、台湾新幹線は今月予定されていた開業式典も直前に延期され、一体いつになったら開業できるのか誰にも分からない状況が続いている。
来年こそ、台湾を疾走する700T車両の雄姿を見たいし乗りたいのだが。。。

来年こそ頑張れ、台湾高鐡!

佐賀発手作り「はやぶさ」君、宇宙研本部に無事到着

2006-12-26 | 宇宙
9月16日から11月26日まで佐賀県立宇宙科学館の2006年秋の特別企画展として「小惑星探査機『はやぶさ』の挑戦」が開催されていたが、その会場で展示されていた手作りの「はやぶさ君」が無事に相模原の宇宙研本部に到着したようだ。

「みんなで挑戦!はやぶさ作り」 みなさんの想いがJAXAへ・・・(佐賀県立宇宙科学館公式ページより)

企画展開催中に(僕も含めて)1000人以上の来館者の方々から贈られた「はやぶさ応援メッセージ」の書き込まれたプレートを全身にまとって、無事に相模原キャンパスに到着した「はやぶさ君」。
佐賀でも隣に展示されていた実物大の「はやぶさ」試作模型の隣というポジション(多分、研究棟本館の玄関ホールでしょう)に“着陸”しているとのこと。
本物の「はやぶさ」より一足先に目的地に到着できてよかったなあ…!
来年夏の相模原キャンパス一般公開で会えるかな?楽しみだ。

約束通り、みんなの想いの詰まった手作り「はやぶさ君」を相模原まで送り届けて下さった佐賀県立宇宙科学館スタッフの皆さん、ありがとうございます!



「はやぶさ2」もガンバレ!

月周回衛星「SELENE(セレーネ)」月に願いを!キャンペーンもお見逃しなく。
月に行きたい人はセレーネ画像をクリックして宇宙航空研究開発機構(JAXA)キャンペーンページへGo!

画像提供 宇宙航空研究開発機構(JAXA)

さようなら、特急「東海」

2006-12-26 | 鉄道
来年3月18日のJRダイヤ改正で、特急「東海」が廃止されることが決定した。

特急「東海」はその名の通り東海道本線を走り東京と静岡を結ぶ。
全区間を東海道新幹線と併走しているせいか非常に地味な存在で、利用客数は低迷していた。

JRのダイヤ改正情報が発表されて数日後のクリスマスイブの夕方、丁度所用で上京していた僕は横浜駅で「東海3号」を見送った。
夕暮れの横浜駅東海道本線ホームには僕以外に見送りの鉄道ファンの姿はなく、「東海3号」に乗り込む乗客もほんの数人だけという寂しさ。
いつもブルートレイン「はやぶさ」に乗って横浜を通る時は、「はやぶさ」の周囲だけ人影のないホームに「寂しいなあ…」と思うが、それ以上に侘しい特急「東海」の旅立ちを見送って、ジングルベルが流れイルミネーションの溢れるヨコハマの街へと向かった。

皆さん、メリークリスマス。。。良い新年を!




きくはちぞう、とうとう宇宙へ! きく8号/H-IIA11号機 打ち上げおよび衛星分離成功

2006-12-19 | 宇宙
平成18年12月18日15時32分、きくはちぞうこと「きく8号(ETS-VIII)」を搭載したH-IIAロケット11号機が種子島宇宙センターから打ち上げられ、約28分後に衛星を分離し打ち上げは見事に成功した。

特設サイト きく8号/H-IIA11号機打ち上げへ!(JAXA)

今回は「204型」と呼ばれる固体燃料ブースターを通常の倍の4本に増やした「史上最強のH-IIA」だったので、種子島から見る打ち上げの迫力は凄まじかったらしい。
そりゃそうだろうなあ。。。何しろ内之浦から飛んでいた「M-V」ロケットを4本束ねて巻きつけて飛んで行ったようなものだからなあ。。。

さて、今日は熊本県八代市も南の空に多少雲があるものの、この程度なら何とかここからでも「204型」の飛翔が拝めるはずだ。
JAXAのカウントダウンサイトを見て打ち上げの瞬間を待つ。
種子島からの中継映像でH-IIAが爆炎を噴き出したのと同時に外に出て、南の空を見上げると、おお!雲の切れ間を薄っすらとだが斜めに東の方角へと上昇する一直線の白い筋が見えた!
あれぞまさしく「きく8号」を載せたH-IIA204型!!

そうだ、写真を撮らなきゃ!という訳で急遽携帯の最大ズームモードで撮影を試みる。

…写らないな、やっぱりorz

同時刻、熊本市内のビル屋上でH-IIAを見ようとスタンバイしていた友人のKから「ダメだ、見えん」と連絡が入った。
結構雲が多いし、飛行経路が丁度雲の切れ間になっていたから運が良かったようだ。
結果、時間にして約30秒ほど肉眼でロケット雲が伸びていく様子を確認できたが、残念ながら固体燃料ブースターの切り離しを目視で確認出来る前にロケット雲の先端は霞の中に消えて後に残ったロケット雲も1分もしないうちに空に溶けてしまった。

「きく8号」は今日の早朝から合計4回、静止軌道に乗るためのロケット噴射を行い、軌道に入った後はいよいよクリスマスの夕方からテニスコート大の大型アンテナの展開を始める。
うまく開いて宇宙に巨大な花が咲くといいが。頑張れ、きくはちぞう!!




家族も、ねこも、みんなで月に行こう!

2006-12-17 | 宇宙
12月1日に始まったセレーネ「月に願いを!」キャンペーン
平成19年夏に種子島宇宙センターからH-IIAロケットで打ち上げられる月周回衛星「SELENE(セレーネ)」に応募者の名前とメッセージを刻んだシートを載せて月まで運んでくれるという素敵なキャンペーンなのだが、日本惑星協会のメルマガ等によると応募者数が伸び悩んでいるらしい。

勿体無い!こんな夢のあるキャンペーンに参加しないのは勿体無いですよ!しかも無料だしw

想像してみて欲しい。
将来、様々な人生の紆余曲折を経た後、ふと夜空を見上げるとそこにはぽっかりとお月様が浮かんでいる。
「ああ、あそこには今でもあの頃の僕の想いを乗せた宇宙船が飛んでいるんだな…」なんて感慨に耽るなんて、ちょっといいと思いませんか?
(ちょっと陳腐なイメージだけどね)

僕はいいと思うんですよ。

セレーネにはみんなで一緒に名前とメッセージを載せることも出来る。
家族や友人、恋人と一緒に名前とメッセージを載せるとより一層感慨も深まるんではないだろうか。
という訳で、僕の家族と友人たち、そして飼い主に死に目を見せなかったねこ、我が家の一員だったDr,とその他のねこ達の名前も一緒にセレーネに乗せてもらうことにした。

「みんなで一緒に、セレーネに乗ろう!一緒に月に行こう!」

みなさんも是非ご一緒に。



きくはちぞう、月曜日に宇宙へ きく8号/H-IIAロケット11号機打ち上げ延期

2006-12-17 | 宇宙
きくはちぞうは明日宇宙に飛び立ちます。

きく8号/H-IIAロケット11号機の打ち上げを12月16日に予定しておりましたが、射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲が観測され、打ち上げ時間帯まで回復の見込みがないため、打ち上げを12月18日15:32~15:44(日本時間標準時)に延期いたします。(JAXA)

月曜日か…今日打ち上げなら日曜日だからゆっくりネットの中継が見れるんだが。。。まあ、天気には勝てない。
明日はいい天気になるらしいから、熊本からもH-IIAロケット11号機の飛翔が見えるだろう。会社からこっそり見るか。

それから、前回「4本のブースターが切り離されて花びらのように広がって落ちて行く様子も見えるかも」と書いたが実際は4本のブースターは同時に切り離さずに2本ずつ時間差をつけて切り離すそうです(宇宙作家クラブ ニュース掲示板の記者会見レポートで知りました。この掲示板の情報量と速報性はホントに凄い)。

さて、昨夜は忘年会だった訳だが、きくはちぞうが打ち上がらなかったので気が抜けてしまい、早く帰るつもりだったのについつい飲み過ぎ。
だって、ワインを頼んだらグラスじゃなくフルボトルで持って来るんだもんな。。。
で、更に、僕以外は誰もワインを飲まないんだもんな。。。
で、結局、一人で全部飲んじゃったんだよな。。。

で、その結果1次会で完全に潰れちゃったんだよな。。。幹事なのに。。。
家に帰って来て気が付いたけど、2次会組に渡すはずの会費の残りもしっかり持ち帰ってるし。。。
あ~大失敗。明日出社するのが憂鬱だわ。
普段人前では話さない宇宙とかロケットの話も大声で喋り捲ってた気がするし。。。
自己嫌悪。しかし、酒では何度失敗しても懲りないんだよなぁ…ホント、断酒するしかないな。

以上、二日酔いの無念極まる愚痴でした。




きくはちぞう、宇宙へ 「きく8号(ETS-VIII)」/H-IIAロケット11号機明日打ち上げ

2006-12-15 | 宇宙
技術試験衛星「きく8号」が明日午後3時頃、種子島からH-IIAロケット11号機で打ち上げられる。

特設サイト きく8号/H-IIA11号機打ち上げへ!(JAXA)

きく8号の総重量はおよそ3トン。小惑星探査機「はやぶさ」が500キロだから実に6倍!
でかい。
宇宙空間で広げられる2つの大型展開アンテナが目を引くが、これは1枚で19m×17mもありテニスコートと同じ大きさ、しかも2面!!
でかい!!

この巨大機を打ち上げるH-IIAロケットも今回は固体燃料ブースターを通常の2本から4本に増強し、さらにロケット本体より一回り太いフェアリングで包み込んで打ち上げる。
明日はJAXAの特設サイトで打ち上げのライブ中継もあり楽しめそうだ、しかし…

僕は明日は出勤なんですよ、しかも夜は忘年会、更に幹事orz

僕のデスクは南側の窓に面してるので、せめて打ち上げ予定時刻にはこっそり種子島の方角の空を凝視してみよう。
晴れていれば宇宙へ飛び立つ「きくはちぞう」の雄姿が見えるはず。
さらに運が良ければ4本のブースターが切り離されて花びらのように広がって落ちて行く様子も見えるかもしれない。楽しみ。。。
明日天気になりますように!

明日の夜はサイエンスZERO(NHK教育テレビ,19:00~19:44)に先日亡くなられた宇宙科学研究本部の小杉健郎教授が「最後の仕事」として登場されるそうなのでこちらも気になる。録画しておかねば。

明日の夜は忘年会でも宇宙が気になって気もそぞろだろうし、さっさと切り上げて早く家に帰りましょう。2次会には出ないぞ。





球磨の森の中にエジソンの殿堂を観に行く 球泉洞森林館「エジソンミュージアム」

2006-12-12 | 日記
僕の自宅からクルマで小一時間ほど「球磨川」沿いの道を遡ると「球泉洞」という鍾乳洞がある。
九州で最大級の鍾乳洞だそうだ。
付近には観光川下り船の船着場もあり、観光スポットとして知られている。

で、そんな風光明媚な川沿いの森の中に何故か「エジソンの殿堂」があるのだ。
「球泉洞森林館エジソンミュージアム」
森林館の名の通り、地元熊本県球磨村の森林組合が運営する施設である。
元々は森林に関する資料をメインに展示していたらしいのだが、その後「日本エジソン財団」からエジソンに関する資料を借り受け展示するようになったそうだ。
「何故、熊本県の山の中にエジソンの殿堂が?」と以前から気になっていたのだが、何しろ山奥にあるので中々行き出せないままになっていた。
しかし、今年暮れに東欧旅行に出かけてベオグラードで「ニコラ・テスラ博物館」を訪ねる事になったので、それまでには何としても行っておかねば、と思い立ちとうとう行って来た。
遥かセルビアまでテスラの功績を訪ねて行く癖に、地元にあるテスラの永遠のライバル・エジソンの博物館を観ないままにしておく訳にはいかないもんね。


気持ちよく晴れた日曜日の朝、八代市で国道3号線から分岐する国道219号線を人吉方面に向かって、球磨川沿いの快適なドライブを楽しんで辿り着いた球泉洞森林館。
ドームの集合体の、モスクのような奇抜なデザインの建物が目を引く。


館内はこんな感じ。
国内でも第一級のエジソン関連のコレクションが並ぶ。質量共にかなり充実していて、見応えがある。

何かテスラに関連した展示はないかとじっくり観て回っていたら、森林組合の制服を着た男性が何か言いたそうに近づいて来られた。
「あの~よかったら説明しましょうか?」
せっかくなのでお願いする。
「では、蓄音機を実際に鳴らしてみましょうね」
何ですと!?展示品なのに聴かせて貰えるんですか?
「うちは実際に体験して頂けるのが特徴なんですよ。」
そう言うと森林組合の男性は慣れた手つきでハンドルを廻し、円筒形のレコード?に針を落とした。
館内に、少し軋んだ厚みのある音楽が鳴り響く。
これは…!蓄音機の音楽って初めて聴くけどいい音が出ますねえ。
「この蓄音機はスピーカーに仕掛けがあるんです。観音開きの戸がついていて音質とボリュームが調整できるんですよ。」
成程。
「この前、NASAの関係者の方が来られましたけどこの観音開きには感心されてました。宇宙船の設計にも似たようなものがあるそうです。」
NASA!?宇宙船の設計!?
「日本中からエジソンが好きな方が来られますよ。熱心な方はそれこそ半日位展示品にかじりついてね。」
そうでしょうねえ。。。何しろベオグラードまで行くような香具師もいるんですからw



蓄音機コーナーのあるフロアを降りると、白熱電球の並んだ魅惑的な部屋があった。
こういう無機質で硬質なオブジェ、好きだなあ。
展示方法が上手い。小部屋の壁の陳列棚にズラリと並べられた電球や真空管は現代アートの作品のようだ。



電球達に見入っていると、また先程の森林組合の職員さんから声を掛けられた。
「この博物館を通じて、人々に元気になって頂きたいんです。」とのこと。
エジソンの不屈のパワーを皆に感じてもらいたいってことなのかな。
ところで、何でこんな山奥(失礼!)にエジソン博物館なんですか?
「ええまあ、そこは、メンローパークも人里離れた場所でしたから。」
おお、いきなりエジソンの研究所の立地で切り返された!この人只者ではないかも。ひょっとしてエジソンに一家言ある学芸員さんですか?
「いえ、学芸員ではなくて森林組合の職員です。エジソンの事はちょっと調べただけです。」
いやいや、そんな事言いながらかなり勉強されているご様子。仕事熱心な人だな~
「特に、子供たちにはここの展示を見て元気に生きてもらいたいですね。」とのことでした。

結局、テスラに関する展示資料は見当たらなかったけれど、非常に充実した内容と職員さんの情熱で見せてくれる楽しめる博物館だった。
森の中にひっそり佇むエジソンの殿堂「球泉洞森林館エジソンミュージアム」、おススメです。







「ねこは飼い主に死に目を見せない」って本当だった

2006-12-09 | ねことか
土曜日の午後、隣町の実家に「古着」を取りに行った。
下宿に移る前に住んでいた実家に、学生時代に着ていた肌着類をそのまま置いていたので、年末の東欧バルカン・トルコ旅行にはこれを着て行って着替える時にそのまま捨てていこうと思った次第。
これなら一々洗濯をしなくても良いし、何より荷物が日に日に軽くなっていくのでいい。
学生時代に暮らした部屋の箪笥からくたびれた肌着を取り出して紙袋に詰める。結構な量があるのでこれだけで旅行中の下着類はまかなえそうだ。
日本を出国する予定日は12月29日、あと3週間。いよいよ旅立ちまで秒読み段階に入った。

帰り際に家族から聞いたのだが、15年間に渡り我が家の一員として暮らしていたねこの「Dr,」が4日前から帰って来ないらしい。
Dr,は僕が中学生の頃に貰われて来た雑種ねこ。
気性が荒くて好戦的、しょっちゅう近所のねことケンカをしていた。でも弱くていつも負けて逃げ帰って来ていた。
そんなDr,も最近は高齢のせいですっかり弱り、とうとう先月ケンカで腹を噛まれて大怪我をした。でも、しばらく家でおとなしくしていて腹の傷がふさがるとまたケンカの虫がうずくらしくて外に闘いに行き、また腹を噛まれて血だらけで帰って来る、という事を何度か繰り返したらしい。
先週からは腹の出血が止まらず、でも病院に連れて行こうとすると大暴れして逃げていくので困ったものだ、と思っていたら餌を食べにもトイレを使いにも帰って来なくなってしまったそうだ。
最後にDr,の姿を見た父の言葉によると「夕焼けの田んぼの中に凛々しく立っていた」らしい。
「感心してないでその場で捕まえて病院に連行しろよ、父!」と言いたくなったが、ふと思った「ねこは絶対に飼い主に死に目を見せないって言うもんな」。

きっとDr,は自分の寿命を知っていたんだろうな。
まあ、Dr,は負け戦続きとは言え大好きな戦いの日々を過ごして幸せだったのかも知れん。15年も生きたんだからねことしては充分長寿だし。

さようならDr,。天国ではもうケンカするなよ。

帰宅後、メールをチェックすると首相官邸とJAXAから「はやぶさ2」応援メールの返事というか着信確認メールが来ていた。
自動返信メールかも知れないが、ちゃんと届いて「中の人」に読んでもらえたと分かるので嬉しい。




総理大臣にメールを送る。いろいろ考えてみる。

2006-12-07 | 宇宙
一昨日の晩、安倍総理大臣と伊吹文部科学大臣に「はやぶさ2」の実現をお願いする文書をメール送信した。
一国の総理大臣と文部科学大臣に物申すのは生まれて初めて。
財務省やJAXAなどの組織宛ではなく各大臣の個人宛の文書なので、今までのように「拙いながらも文章を綴り…」という訳にもいかず、推敲に推敲を重ねて何度も読み返して確認してから、意を決して送信。
思いが伝わるといいが。

「はやぶさ2を実現させよう」勝手にキャンペーンサイトの「はやぶさまとめニュース」に、
「はやぶさ2を応援する事でJAXAの他のミッションを圧迫することにもなるから迷う」という意のカキコがあり、これには考えさせられた。
ふと、7月の相模原宇宙研一般公開で話をした「LUNAR-A」のペネトレータを作っている先生の事を思い出した。
あの先生は、我々が「はやぶさ2」を実現させたいと思うのと同じだけ「LUNAR-A」を打ち上げてペネトレータを月面に打ち込みたいと思っているに違いない。

…いろいろ考えたけれど、結論は出ない。
でも僕は「はやぶさ2」の見せてくれるであろう未知の世界が見てみたい。
だから、全力で「はやぶさ2」を応援したいと思う。
(もちろん、「はやぶさ2」と同じ位「LUNAR-A」のペネトレータが月面に打ち込まれる様子も見てみたいのだが…)
JAXAには「LUNAR-A」以外にも日の目を見る機会を待っている魅力的なミッションがある。
否、JAXAに限らず世の中には「実現出来たら素敵だけど、事情があって出来ないでいる」事が無数にあるという、当たり前だけどすっかり忘れていた事を思い出した。

世の中って、難しいね。。。



日刊工業新聞、朝日新聞、毎日新聞に「はやぶさ」「はやぶさ2」登場

2006-12-05 | 宇宙
「はやぶさ2を実現させよう」勝手にキャンペーンも始まり、ネット上では注目度が急上昇している感のある小惑星探査機「はやぶさ」と後継機「はやぶさ2」だが、先週末から新聞各紙で相次いで取り上げられたようだ。
12月1日には「日刊工業新聞」が1面トップ記事で「『はやぶさ2号』2010年11月打ち上げ」と報じた。
次いで12月3日には「朝日新聞」がカラー図付きで「不死身『はやぶさ』地球へ難関」「帰還準備本格化」と総合面で報じ、翌4日には「毎日新聞」が「小惑星探査:はやぶさ後継機 2010年に打ち上げへ」と予定航路の図面付きで報じている。
いずれも「はやぶさ」「はやぶさ2」に好意的な内容だった。それに、こうして見出しだけ見ているとまるで「はやぶさ2」の打ち上げは既に決定事項のような気もしてくる。

なんか、いい感じですねえ。
新聞で報じられればネット以上に幅広く世間の耳目を集める事が出来る。多くの人たちが「何か『はやぶさ2』って面白そう!」と思えば、予算獲得の強力な後押しになることは間違いない。

とはいえ、「はやぶさ2」が予定通り来年度予算約5億円を獲得出来るかはまだまだ微妙な情勢だ。
しかし、間違いなく「風は吹き始めた」!ネットで静かに吹き始めた「はやぶさ2」の背を押す風をもっともっと強いものにするためにも、一はやぶさファンが地道にエールを送り続けることが何より大切だろう。
そういう想いを込めて、拙いながらも文章を綴り、昨夜、宇宙航空研究開発機構(JAXA)広報部へ「はやぶさ2」応援メールを送信させて頂きました。

ちなみに「朝日新聞」「毎日新聞」はともかく「日刊工業新聞」は業界紙?なので一般の人は余り馴染みのない新聞だと思う。
しかし、ラッキーな事に僕の勤め先にはあるんですよね、「日刊工業新聞」が!
(という訳で、12月1日付けの新聞をスクラップして譲ってくれたmさんありがとうございます。一緒に来年度のJR九州列車カレンダーまで頂きまして、感謝感激雨霰です(・∀・)…以上私信)