天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

秋の高野山に参拝してきました

2015-11-30 | mogmog日記

秋真っ盛りの11月の三連休に、京都の妹夫婦と一緒に高野山詣でに行ってきました。
神社仏閣巡りと御朱印集めに凝っている妹に付き合ったような感じですが、実は僕も是非今、とある“神頼み”いや“佛頼み”をしたい事案があったのです。
でもまぁ、詳しいことは後で。先ずは秋の世界遺産・高野山を楽しみましょう!





高野山には大阪から南海電車で行くことが出来ますが、この小旅行の車中も楽しみの一つ。
JRの環状線から南海線に乗り継いだ新今宮駅から、約1時間で橋本駅に到着。ここは高野山への鉄道の登山道の入り口のような駅です。

橋本駅からは、高野山行きの特別列車に乗り換えます。


聖地・高野山へ行く特別列車「天空」です!



豪華な観光列車で大人気の「天空」、この日も車内は満席の大盛況ぶり。
橋本駅から終点の極楽橋駅までは約50分です。









わずか50分足らずの行程ですが、「天空」に乗っているとまさに登山鉄道を思わせる険しい道のりに驚かされます!




途中駅での列車行き違いも、線路が山肌にへばりつくように急カーブを描いているのでこの迫力!
車体同士がぶつからないかと心配になります。


無事に極楽橋駅に到着。
ここからは…




ケーブルカーに乗り換えです!
しかし、このケーブルカー、駅に停車中の時点で既にえらい急勾配状態だなぁ…
プラットホームの階段の傾斜が半端ない。




そしてそのまま、物凄い急勾配をグイグイ登っていきます。
…ケーブルカーの先頭車の席が取れなかった(というか、急坂を登って先頭まで行く気力がなかった)せいで、風景は後ろ向きですが(笑)


降りていくケーブルカーとすれ違います。もうすぐ山頂…




とうとう、高野山駅に到着しました!
駅からの眺めが既に絶景です。

高野山駅からは、バスで高野山巡りに出発です。



先ずは、弘法大師空海の御廟がある奥之院へ。

空海の御廟周辺は撮影禁止なのですが、御廟に向かう道すがら、杉の巨木が並ぶ中に戦国大名たちの無数の墓石が並ぶ様子はまさにこの世と仏の世界とを結ぶ空間。

…でも、なぜかこんなものが。


(;・∀・) シロアリの慰霊碑とな!?
しろあり やすらかにねむれ…って、業者が駆除したシロアリまで慰霊碑建てて供養してしまうところが日本人の凄いところかも!?(笑)

そしてさらに、こんなブッ飛びの慰霊碑も発見!!


Σ(´∀`;) こっこれは、NASAのサターンVロケット!?何なんだこの慰霊碑は~!?


高野山奥之院にそびえ立つ謎のサターンVロケットの正体は、新明和工業さんの慰霊碑でした。

ロケット慰霊碑に度肝を抜かれつつ奥之院を後に、高野山を周回しているバスに乗って今度は金剛峯寺へ。



…正確には、高野山一帯が全て金剛峯寺の境内という扱いになっているとのこと。

続いて、壇上伽藍へ。ここが高野山の中心だそうです。


高野山の総本堂、金堂
妹はここで念願の高野山の御朱印を戴いた模様。




そして根本大塔

高野山の見どころを一通り見てしまったところで、お楽しみの高野山ランチ!
もちろん、精進料理ですよ~



食後は、腹ごなしに高野山の町を歩いて大門へ。


この立派な門が、高野山全体の総合入り口にあたるそうです。

さぁ、一日かけて高野山を端から端まで見てしまいました。
そろそろ帰りましょう…




帰りは、ケーブルカーで極楽橋駅まで降りてから、大阪のなんばまで直通の特急こうや号です。


こうや号の車内は高野山仕様でこんなに豪華!
…うむ、これは、今日一日よく歩いたので、大阪までこうや号の車内で気持よく眠れそうだ(笑)

かくして、行きも帰りも大満足の秋の高野山詣ででした。

…そして僕が高野山で何を祈願したのかというと、間もなく相次いで正念場を迎える日本の宇宙探査機の無事を祈ってきたのです。
12月3日に地球スイングバイを行う小惑星探査機「はやぶさ2」と、12月7日に金星周回軌道への再投入を行う金星探査機「あかつき」
宇宙を往く我らが冒険者たちに、弘法大師の御加護があらんことを!!
天燈茶房亭主mitsuto1976 拝

内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開2015に行ってきました

2015-11-29 | 宇宙

平成27年11月15日、毎年秋の恒例行事であるJAXA内之浦宇宙空間観測所の施設特別公開が開催されました。
もちろん僕も行ってきました。今年は、近年稀に見る秋晴れのいい天気でした!

内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開2015





先ずはメイン会場のM台地にて、毎年お馴染みのMロケット発射装置の駆動実演。
現在、来年度に打上げられるイプシロンロケット2号機に対応した整備工事が行われているので、ロケットランチャの塗装も塗り替えられていてピカピカです。









イプシロン対応型Mロケット発射装置、展開完了!
いつ見ても胸躍る光景です。






特別公開でしか見られない、真下から見上げるロケットランチャ。


真っ青な空の下に、真っ赤なロケットランチャが映えます!
来年の夏頃には、ここからパワーアップした新しいイプシロンロケットが宇宙に翔び立つ筈です。

Mロケット発射装置とロケットランチャ横のM台地の物販コーナーで、気になるものを発見。
「宇宙おでん」とな!?



Σ(´∀`;)…どこが宇宙なのかよく分からんけど、普通に美味しそうなおでんでした(笑)

続いて、KSセンターの観測ロケット打上げドーム。




ドームの隣に設置された新型の観測ロケット発射装置も、上屋を外して展示中。
つい2ヶ月前の9月11日に観測ロケットS-520-30号機を打上げたばかりなので、土台部分がまだ噴射炎で焦げたままです。


観測ロケット発射装置の奥に見えているのは20mパラボラアンテナ、通称“小うっちーさん”




働き者の“小うっちーさん”は、施設特別公開中も衛星との通信運用中。
この時は磁気圏尾部観測衛星GEOTAIL(ジオテイル)と通信中でした。

“小うっちーさん”の建っている衛星ヶ丘展望台からは、内之浦宇宙空間観測所の施設が一望出来ます。
今日はよく晴れているので、眺めも格別です。




M台地のロケット整備塔とランチャもよく見えています。
こんなに海の近くまでせり出した山裾を切り開いて、ロケット発射場となる台地が作られているんですねぇ…


そしてこちらは34mパラボラアンテナ、通称“大うっちーさん”


真下から見上げると、やっぱりデカい!!

地上数百キロの低軌道を飛ぶ地球周回衛星から、「はやぶさ」や「あかつき」のような月よりも遠くを飛ぶ深宇宙探査機まで追尾・通信が可能な凄い実力を持つ“大うっちーさん”、
普段は34mの巨大なパラボラを悠然と空に向けていますが、時には低い軌道をあっという間に飛び去ってしまう低軌道衛星を猛烈な速さでパラボラを振りかざしてロックオンし、衛星が水平線に沈むまで逃すことなく追尾してしまう俊敏さも併せ持つ頼もしいアンテナです!
その速さから、宇宙ファンは彼のことを「内之浦のレーザービーム」「パラボラ界の音速の貴公子」とも呼ぶ!(らしい…(笑)

そんな“大うっちーさん”には、間もなく大仕事が待っています。
来る12月3日に地球スイングバイを行う小惑星探査機「はやぶさ2」の地球最接近までの追尾と誘導管制を、長野県臼田にある臼田宇宙空間観測所の東洋最大の64mパラボラアンテナ“うすださん”と協力して行うことになっているのです!

…実際、地球最接近時には太平洋上空わずか3千キロの近さをかすめ飛ぶ「はやぶさ2」をガッチリと捉えて追尾出来るのは“大うっちーさん”だけだろうと以前から睨んでいたのですが、衛星追跡センター前で説明を行っていた「JAXAの中の人」のお兄さんにこっそり聞いて確認してみたところ、やはり!
“うすださん”はパラボラが巨大すぎる事もあって、地球スイングバイ中に地球近傍にいる「はやぶさ2」を追尾するとパラボラ鏡面が歪んでしまい通信精度が落ちることや、そもそもそんなに速くパラボラを動かせない為にバックアップに回り、地球スイングバイ中の通信運用は“大うっちーさん”がメイン施設となって「はやぶさ2」を地球に誘導するとのこと!

これは責任重大だ!
がんばれ“大うっちーさん”!!

そして地上で通信運用を行う「JAXAの中の人」の皆さんも、僕たちの「はやぶさ2」を無事に龍宮城へと送り届けて下さるよう、どうかよろしくお願いします!!

…という訳で、今年の内之浦宇宙空間観測所の施設特別公開は終わりましたが、僕は1ヶ月も経たない12月3日に再び内之浦に向かうつもりです。
奇しくも、去年「はやぶさ2」が打上げられ、種子島から飛翔するH-IIAロケット26号機の機影を内之浦宇宙空間観測所の糸川英夫先生の像の前で見送ってからちょうど一年目の日。
(→旅立ち ~はやぶさ2、宇宙へ…内之浦にて ~ 2014年12月03日

同じ場所で、いよいよ深宇宙へと歩み出す「はやぶさ2」を、“大うっちーさん”のパラボラの動きから感じ取り、旅立ちのエールを贈ってきます。


2015年12月3日 太平洋上空約3100kmにて
間もなく、小惑星探査機「はやぶさ2」地球スイングバイ。

平成二十七年大相撲九州場所 初日を観戦してきました

2015-11-12 | 映画・演劇・コンサートを観る

九州に晩秋の季節を告げる大相撲十一月場所(九州場所)。
今年も、相撲ファン女子(スー女というらしい…)の妹が初日の正面桝(マス)席を押さえたので、一緒に観戦に行きました!

…とは言え、普通に観るのじゃTV中継と同じなので面白くない。
折角なので、TV中継では見られない取組までしっかり観てやろう!
そうだ!初日のいの一番、正真正銘最初の取組から、全部観てやるぞ!!



という訳で、昼頃から来るという妹より先に夜明け前に家を出て、熊本駅から始発の午前6時発の新幹線さくら号に乗って、朝一番でやって来ました福岡国際センター。
まだ早朝7時半…
でも、既に当日券を買うために並んでいる熱心な相撲ファンや気合を入れて朝イチでやって来た外国人観光客の団体もいます。
熱い!熱いぜ、さすが大相撲ファン…




初日の開場は朝八時半から。


既に、溜席と力士入り口は開いています。
初日は専用のマットが敷かれるんですねぇ…


ところが、一般席の入り口はドア位置とマットの位置がズレるトラブルが発生中(笑)
初日だし、仕方ないかぁ~

ともあれ、八時半になり寄せ太鼓が鳴り響く中、福岡国際センターの中へ!


まだだ~れもいない、これが開場直後の土俵。

そしてこれが、今年の大相撲九州場所の本当に最初の取組です!


拍子木が打ち鳴らされ、初日の取組開始の旨、口上が述べられる正真正銘の一番最初の取組となります。
東序ノ口二十二枚目の葉梨と東序ノ口二十三枚目の勇富士、押し倒しで葉梨の勝ち。


東序二段八枚目の誉錦は、なんと30年ぶりだというカナダ出身の力士!
行け~カナダから来た金髪のイケメンお相撲さん!!
…でも、残念ながら初日は西序二段七枚目の富士寿に引き落としで負け。
まぁ、明日があるさ!頑張れヘンダーソン!!

正直、午前中はかなり退屈するのではないかと思っていましたが、相撲は序ノ口、序二段、三段目が面白い!
頑張る若手力士や、諦めないベテラン力士の取組は見ていて飽きません。まさに、相撲は人間ドラマ!!

そうこうしているうちに昼になり、スー女(笑)の妹も桝席に到着。


そして気が付けば、今日も満員御礼が出ました!

午後になると、土俵では派手な行事が目白押し。

いよいよ関取が登場!
十両土俵入り!!









三役力士を引き連れた日本相撲協会理事長代理による協会御挨拶。




迫力があり過ぎます(笑)





続いて幕内土俵入り!!




僕が贔屓にしている西前頭筆頭・大砂嵐も登場!!
カッコイイ!!







そしていよいよ、横綱土俵入り!!
今場所は久々に三横綱が勢揃いしているので、見応え充分!!


「よいしょ~!」








横綱土俵入り後、中入りに立行司による翌日の取組披露が行われます。


イケメン審判。


見合って見合って…




がっぷり四つに組め!


そしていよいよ、大砂嵐関登場!
行け、金崇郎!インシャアッラー!!

…と、ここから先は応援するのに夢中で、写真を撮る余裕は有りませんでした(笑)

大相撲十一月場所(九州場所)は来週まで熱闘が続きます。
TVで観るのとはひと味もふた味も違う、土俵際からの観戦は最高ですよ!
皆さんもぜひ一度、現場でナマで大相撲観戦を!
はぁ~ドスコイドスコイ!!

今日のSL人吉(平成27年11月1日・人吉行き/熊本行き)

2015-11-01 | 鉄道

何だかお久しぶりのSL人吉、今日はせっかくの秋の日曜日だというのに朝からどんより曇り空。
人吉行きの下り列車を迎撃するも、なんとも冴えない感じ…
失敗した、夕方の上り列車でリベンジだ!


…で、夕方に迎え撃った結果がこちら。
曇り空から小雨に変わり、薄暗~い中で撮ったものだから見事にブレブレ(笑)
「あ~もう今日は全然ダメだ!大失敗!!」

まぁ、たまにはこんな事もあるさ…
と言いつつ、気が付けばSL人吉の今年のシーズンも残りあと1ヶ月。
この次は、きれいに晴れた日に秋空や夕焼けを背景にバッチリ撮りたいものですが、どうなることやら。

撮影地:鹿児島本線有佐駅付近