天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

今日の特急「九州横断特急」(平成28年1月31日)

2016-01-31 | 鉄道
九州横断特急6号(2016/01/31 有佐―小川)


今日も昼頃から天候が回復して陽が射してきたので、地元の鹿児島本線で「九州横断特急」を撮ってきました。
いよいよ1月も今日で終わり、再来月のダイヤ改正での熊本以南区間の廃止まであと1ヶ月と25日…


九州横断特急3号(2016/01/31 有佐―小川)


ちなみに、今日撮影したこの辺りは先週末の大雪の際はこんな風景でした(笑)
(→大雪の鹿児島本線 一面の銀世界を走る九州の鉄道 2016年01月25日


九州横断特急8号(2016/01/31 有佐―小川)

2015-16年越し中欧紀行 3:ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場 オペラ「リゴレット」を観る

2016-01-25 | 旅行記:2015-16中欧

2:MEGASTARとCarl Zeiss、ワルシャワの2つのプラネタリウム巡りからの続き

ワルシャワの街の中心部、世界遺産・歴史地区にほど近い一画に鎮座まします巨大な建築、その名も大劇場(Teatr Wielki)
夜にはライトアップされ、一際威容を誇るこの劇場がポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場のオペラ公演の舞台である。




正面玄関からエントランスホールに入ると、巨大なクリスマスツリーがお出迎え。


歌劇場の象徴とも言える、エントランスホールから続く“天井に届く大階段”。
この階段を登って自分の席のあるバルコニーを探して歩くと、これからオペラの夢の世界に行くんだぞという気分が盛り上がってくる…


大階段の踊り場から見下ろすエントランスホール。


踊り場の高い天井とシャンデリア。

ワルシャワ大劇場は第二次大戦中に戦災を受け焼失後、戦後に再建されているので(このあたりの経緯は、ご近所にあるワルシャワ歴史地区と同じだ)、比較的新しい建物のせいか室内の装飾も非常にシンプルですっきりとしており、華美な豪華さよりも清潔感を感じさせるものになっている。





舞台周りと客席も近代的なインテリア。
オペラ座の象徴である大シャンデリアも無いのは少々寂しいが、非常に機能的で客席から舞台が観やすくて好ましい劇場という印象を受けた。
天井一面に施された丸い凹凸の模様が、どことなく月面を覆うクレーターを思わせるのも面白い。

そして始まった、ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場の今夜の演目はオペラの名作「リゴレット」
ちょうど最近、日本の衛星放送チャンネルで放映されたニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の大胆過ぎる「オーシャンズ11とラスベガスのギャングスター」風演出の「リゴレット」を観たばかりだったので、その強烈なMET版のイメージが焼き付いていたのだが、ワルシャワ室内歌劇場の「リゴレット」は正統派のルネサンス期イタリア、マントヴァが舞台。
本来の姿の、華麗で退廃的で悲惨極まりない「リゴレット」の恐ろしい悲劇を堪能した…







上演後、ワルシャワ中央駅近くのホテルに帰る途中、ライトアップされた真夜中の文化科学宮殿を見上げる。


思えばワルシャワも、マントヴァのように華やかな栄光の歴史を持つ一方で数奇な運命を辿ったドラマチックな街である。
いつか、このワルシャワの街を舞台にリメイクした「リゴレット」をあの大劇場でまた観てみたい…
ふと、そう考えながらホテルへと戻った。

明日は、ワルシャワに別れを告げて次の街に向かう。今回も束の間の滞在だった。さようならワルシャワ…

4:ワルシャワ発ブダペスト行き国際列車VARSOVIA号の旅に続く

大雪の鹿児島本線 一面の銀世界を走る九州の鉄道

2016-01-25 | 鉄道

平成28年1月24日、九州地方は未明から“十数年に一度の大寒波”の襲来を受けて記録的な降雪となりました!

僕の地元の熊本県南部地方でも積雪量は10cm程度となり、南国の九州熊本とは思えない一面の銀世界となりました。
一夜明けた今日25日の朝になっても気温は氷点下のままで積もった雪は融けず、路面が凍結しているので通勤にも危険が伴うということで勤務先も急遽、臨時休業が決定。

それでも、お昼近くなると天候も回復して快晴となり、陽射しに照らされて道路の雪も消えてクルマも安全に走れる状態に。
という訳で…
近所の鹿児島本線まで、滅多に見られない雪景色の中を走る九州の鉄道を見に行ってきました!

鹿児島本線は運休はしていないものの、やはり雪の影響でダイヤが大幅に混乱しており、いつ列車が来るのか全く見当がつかない状況。
とりあえず線路近くのあぜ道で列車を待ちます。




間もなくやって来たのは、お馴染みの815系の普通列車。
見慣れた赤い電車も、雪景色の中で見ると新鮮(笑)


銀世界を往くJR九州の815系、雪の白に赤と銀のカラーリングがなかなか似合うしカッコいいじゃないですか!


817系もやって来ました。
車体側面は無塗装の銀一色の817系、スタイリッシュだけど雪景色の中ではインパクトに欠けるかな?

間もなく熊本以南が廃止となり、この区間から姿を消す九州横断特急の最後の雪景色も見たかったのですが、今日は九州横断特急は終日運休とのことで残念…


でも、10輌のコンテナ車を連ねた長大編成の貨物列車がやって来たので大満足!
真っ赤なED76と、ずらり連なった臙脂色の貨物コンテナが雪景色に映えてきれいですね。

今日は昼から気温も上がるようなので、雪も明日までにはすっかり消えるでしょう。
束の間の、南国九州熊本県南部の一面の銀世界を堪能しました。

2015-16年越し中欧紀行 2:MEGASTARとCarl Zeiss、ワルシャワの2つのプラネタリウム巡り

2016-01-24 | 旅行記:2015-16中欧

1:熊本発東京ロンドン経由ワルシャワ行き空の旅からの続き

2015年12月27日

ワルシャワに到着後、一夜明けたらさっそくメトロ(地下鉄)に乗って出発。


ワルシャワのメトロ2号線は2015年の春に開業したばかりなので、まだ新しくてピカピカ。
駅も車輌もきれいで快適そのもの。

真新しいメトロに乗ってやって来たのは…


Copernicus Science Center(コペルニクス・サイエンス・センター)に併設されたプラネタリウム「THE HEAVENS OF COPERNICUS」

ポーランドが生んだ偉大なる科学者の名を冠した、ヨーロッパで最も先進的と評される最新の科学館のプラネタリウム「THE HEAVENS OF COPERNICUS」はワルシャワ市内を流れるヴィスワ川の畔にあり、メトロ2号線のCentrum Nauki Kopernik駅で降りてすぐの場所にある。



早速チケットを買い求めようとすると、窓口の女性から英語で「これから上映される午前10時の回は子供用プログラムだけどいいの?」と聞かれる。
正午からの上映回は一応「大人用」のようだったので、その回のチケットを購入。

思いがけず時間が空いてしまったので、プラネタリウムを出てヴィスワ川の河川敷を散歩していると…


川の対岸に建つ巨大な国立競技場のスタジアムと、その前に架かった鉄道橋を渡る列車がよく見えることに気がついた。これは絶景!
早速、行き交うポーランドの列車たちを撮り鉄する(笑)

…それによく考えたら、このヴィスワ川の鉄橋と国立競技場は前回ワルシャワに来た時にも車窓から目にしていた事を思い出した。
3年ぶりに目にする懐かしい風景なのだった。


ポーランドの電気機関車はヘッドライトが大きくて、愛嬌のある顔をしている。


鉄道橋の奥に架かった道路橋はトラム(路面電車)も渡って行く。

鉄橋を渡る列車を眺めて写真を撮っていると、もう正午近くなった。
プラネタリウムに戻ろう。





ワルシャワの「THE HEAVENS OF COPERNICUS」の傾斜型16mドーム内に据え付けられているのは…


世界最強のスーパープラネタリウムMEGASTAR-IIA!!
日本人プラネタリウムクリエイター大平貴之氏によって生み出された究極のプラネタリウム投影機である。
ここ「THE HEAVENS OF COPERNICUS」では更に太陽・月・5惑星投影機を備えた光学フルシステムを構築している。

MEGASTARの生み出す力強い最高の星空を、冬の曇天の下のワルシャワで暫し満喫…

MEGASTARを鑑賞後は、急いでメトロ2号線に乗ってワルシャワ中央駅近くに引き返す。
向かった先は…


文化科学宮殿の下にある科学技術博物館MUZEUM TECHNIKI



この博物館の宇宙科学関連の展示室には、小さなプラネタリウムのドームがある。




「プラネタリウム 追加料金3ズロチ」と素っ気なく書かれた小さなプレート。

…実は僕は、このワルシャワ科学技術博物館の小さなプラネタリウムを観る事をこの3年間ずっと願っていたのだ。
前回ここを訪れた時、すぐにウィーン行きの列車に乗らなければならず時間が無くて、ドームの前まで来てプラネタリウムを観ることを断念してワルシャワを後にしていたのである。

今日は遂に、3年越しの念願を叶える事が出来る。





小さなドームに入ると、あの時と同じ姿でこれまた小さなプラネタリウム投影機が迎えてくれた。
「ああ、とうとうまた会うことが出来た!久しぶりだね、カールツァイス!!」

そう、このプラネタリウム投影機は小さいけれど名機のCarl Zeiss。
カールツァイス・イエナZKP-1なのだ!


投影機のフレームに誇らしげに掲げられた銘板には機体番号286とある。


ドームの地平線に描かれた都市のスカイライン、通常はドーム内張り部に直接ペイントされた物が多いのだが、ここワルシャワ科学技術博物館のプラネタリウムでは何とビルの形状をペーパークラフト状に組み上げた物が使われている。
内部には豆電球が仕込まれており、まるでジオラマ模型のように上映中にビルの窓に明かりが灯るという非常に凝ったものだった。

そして始まったカールツァイス・イエナZKP-1の投影。
Carl Zeissらしい温かみのある星空が小さなドーム天井に広がり、無限の宇宙を映し出した…

上映後、コンソールブースから出てきた高齢な女性のプラネタリアンに簡単な英語で「あの…このプラネタリウム、カールツァイス・イエナ、とても素晴らしいですね!」と声をかけると、満面の笑みで「これ、もう60歳よ…ええ、本当にCarl Zeissはいいわよ!!」と応えてくれた。
「60歳…ベリーオールド、バット、ベリーグッド!!」

ワルシャワ科学技術博物館を出た後で気が付いたのだが、全く同じ会話を今年の夏にクロアチアのザグレブ技術博物館でもプラネタリアンの初老の男性と交わしていた事を思い出した。
ザグレブ技術博物館のCarl Zeissは確か50歳だったが、ワルシャワのCarl Zeissはそれよりさらに10歳分も古いのか…

世界最強のスーパープラネタリウムMEGASTARと、古くても世界最高の名機Carl Zeiss。
その両方に会うことが出来る、ワルシャワはなんて贅沢なプラネタリウムの街なんだろう…!


…そして、日が暮れると今度は本物の星空の下に、ワルシャワの街のもう一つの贅沢な物語が幕を上げる。
今夜はワルシャワ大劇場でポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場のオペラを観るのだ。

3:ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場 オペラ「リゴレット」を観るに続く

今日の特急「九州横断特急」(平成28年1月16日)

2016-01-16 | 鉄道
九州横断特急1号(2016/01/16 有佐付近)


今年3月26日のダイヤ改正で運行区間が短縮され、熊本駅と人吉駅の区間が廃止となるJR九州の特急「九州横断特急」
僕の地元である熊本県の鹿児島本線最南端、熊本駅―八代駅間を走る唯一の在来線特急でしたが、あと2ヶ月と少しでその姿を見る事は出来なくなります。

晴れた週末の一日、熊本県内の鹿児島本線最南端区間を往く「九州横断特急」の最後の雄姿を追ってみました。


九州横断特急6号(2016/01/16 新八代―千丁)



九州横断特急3号(2016/01/16 新八代―八代)


今後もダイヤ改正まで、機会がある度に「九州横断特急」の足跡を追って行こうと思います。
…今のうちに「名残り乗車」も済ませておいた方がいいですね。

冬の朝のハイパーサルーン

2016-01-16 | 鉄道

今週から急に冷え込んできた熊本県下ですが、今朝つい先程うちの近所のJR鹿児島本線有佐駅付近を散歩中に捉えたハイパーサルーン783系
薄っすら白く霜の降りた夜明けの線路を、普段はこの区間ではお目にかかれない特急電車が走り抜けて行きました。

「団体専用」の方向幕を出していましたが、こんな朝早くにどんな団体のお客が乗っていたんでしょうね。
ひょっとして、今日から実施される大学入試センター試験の受験生列車かな?
だとしたら、お疲れ様!!

2015-16年越し中欧紀行 1:熊本発東京ロンドン経由ワルシャワ行き空の旅

2016-01-10 | 旅行記:2015-16中欧

2015年12月26日

今回の年末年始休暇の年越しの旅は、地元の熊本空港からスタート。
航空会社の割引航空券ではなぜか熊本発だと福岡発よりかなり割高の価格設定になっている事が多いので、今まではたいてい新幹線で博多まで行って福岡空港から出発していたのだが、今回はマイレージ特典航空券なので熊本発も選択可能だったのだ。
何しろ無料だし好きな出発地を自由に選べるし、マイレージ特典航空券って本当に素晴らしい!…また頑張ってマイル貯めなきゃ(笑)

という訳で熊本空港を朝9時前に出発する東京羽田行きのANA、NH642便で出発する。


つい数カ月前までは最新型のボーイングB787で運行されていた筈のNH642便だが、機材の運用が変更されたらしくB777トリプルセブンでの運行だった。

羽田空港に到着したら、すぐに国内線の第2ターミナルから国際線ターミナルにバス移動。
出国手続きを済ませて…


次に乗り込む国際線、ANAのロンドン行きNH211便も、さっき熊本から乗ってきたものと同じB777トリプルセブン。
全く同じ外観のB777同士を乗り継いで、お昼前の11時半頃に日本から出発する。


ANA国際線はエコノミークラスのウェルカムドリンクでもノンアルコールビールが選べるのが嬉しい。

続いて、お楽しみの機内食。


↑写真をクリックすると機内食のトレイのふたが開きます

食事が終わって機内が暗くなって…


魅惑的なギャレーの明かり(笑)

早速、夜食のアイスクリームを貰ってきました。(∩´∀`)∩ワーイ、ハーゲンダッツだ(笑)

アイスを食べながら、機内上映映画の「スターウォーズ」をエピソード1から3までぶっ通しで観たり(実は初めてスターウォーズを観たんだけど、ああいう話だったんですね…ダースベイダーさん不憫すぎる…)してるうちにシベリアを飛び越えたらしく、2回めの機内食。


↑写真をクリックすると機内食のトレイのふたが開きます


現地時間の午後3時、ロンドンのヒースロー空港に到着。

ここで空の旅の最終区間となるヒースロー発ワルシャワ行きのLOTポーランド航空LO280便に乗り継ぐのだが、予約発券システムが不調で日本出発時にANAで一括してスルーチェックイン出来ずLOTポーランド航空分のボーディングパスが発券出来ていなかったので、何はさておき乗り継ぎカウンターに駆け込んでEチケットの確認画面を見せると何の問題もなくワルシャワまでのボーディングパスが出てきて一安心。
これで無事に今夜中に目的地に到着できる。

午後6時頃、既に日が暮れて真っ暗になったヒースロー空港をLOTポーランド航空LO280便で出発。
昔懐かしい、かつてスカイネットアジア航空で使用されていたものと同じボーイングB737クラシックの機材なので、つい羽田から熊本空港に帰っている途中のような錯覚を覚えるけれど、機内食やスナックを有料で売りに来たりするのが物珍しい。最近はヨーロッパの域内線では機内食は出ないか、或いはこのように有料販売が殆どになってしまったようで世知辛い…

とりあえず無料で配ってくれていたホットドリンクのコーヒーを飲み終わると、ワルシャワのフレデリック・ショパン空港に到着。
空港地下の鉄道駅から空港連絡列車に乗って、午後10時半にはワルシャワ中央駅近くのメルキュールホテルにチェックイン。


このホテルは3年前にも泊まっているので馴染みがあり、気心の知れた感じがしてリラックス出来る。
ワルシャワ中央駅前のショッピングモールの横にあるので便利で、気に入っていたのだ。

バスルームにもこの通り、ちゃんとバスタブがあるのも素晴らしい(笑)
何はともあれ先ずはバスタブにお湯を張って、ゆっくりお風呂に入って長時間フライトと乗り継ぎの疲れを癒やしてからベッドにもぐり込む。

おやすみなさい…
さぁ、明日からは楽しくも忙しい旅の日々が始まるぞ。




2:MEGASTARとCarl Zeiss、ワルシャワの2つのプラネタリウム巡りに続く

明けましておめでとうございます。旅に出ていました。

2016-01-06 | 旅行記:2015-16中欧
明けましておめでとうございます。


この年末年始も、旅に出ていました。
行く先は中欧のポーランド、ハンガリー、そしてオーストリア。
真冬のヨーロッパの楽しみ、夜毎繰り広げられる歌劇場でのオペラとバレエ、オペレッタ三昧の旅でした。

勿論、今回もこれから旅行記を書いていこうと思います。
今年も気長に、天燈茶房をお楽しみ下さい。

それでは、また後程お目にかかります。天燈茶房亭主mitsuto1976 拝